桜露

2015.04.20 (Mon)
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連日の雨
高遠の桜は満開の花びらを雨に濡らしていました





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朝方は久しぶりに晴れ間が覗いてたのですが着いた頃にはまた雨が降り出します






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タカトオコヒガンは高遠城に自生する固有の品種。
ソメイヨシノよりも小ぶりで桃色の花をつける。
本来なら名前の通り彼岸頃に咲く桜
信州は一ヶ月遅れの春の訪れ







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激しく降ったと思えば急に晴れ間が覗いたり
あいにくの天気にもかかわらず天下の桜を一目見ようと詰め掛けた観光客の一喜一憂が余計に桜の色を赤く染めるようです。








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高遠の城には代々由縁のある家柄だとか。
その昔、城に通う五里の道のりを他人の土地を踏まずに通った云々・・・






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それもこれも少彦名がこちらに越してきてから聞いた話
きょうは御城主への二度目のご挨拶です。






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雨にぬれた桜をわざわざ見に来たのは初めてかもしれない。
やせ我慢でもなんでもなく、濡れた肌色の桜は晴天に輝く花びらに決して引けをとるものではない
むしろ余計に色鮮やかでまるで別の花のようにしっとりと振舞っています







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城内の桜は1500本、天下一というのもまったくうなずけます






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花の咲く頃
沢山の人々が花の周りを通り過ぎる
毎年必ず目にしているはずなのにいつもはじめてみるような
しっかりと目に焼き付けているつもりなのにまったく何も見ていないような。







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花びらに滴る雨の露

小泉八雲の「乳母桜」の一節を思い出す




『その桜の花は、桃色に白く、まるで大人の女性の胸の乳でうるおった乳首のようでございました。そして、人はそれを乳母桜、つまり、赤子に乳を与え守る乳母の桜の木と呼んだのでした』



乳母は自分の育てた子を、子は、育ての母親を。
母と子の互いを思う悲しくせつない物語







さて、城址を離れた直後、あたりは黒い雲に覆われ山頂では雷の鳴り響く激しい嵐となりました
峠を走るうち雨はみぞれに変わり霧に包まれた道は数メートル先も見えません
迷宮に迷い込んだ少彦名がたどり着いたのは・・・

次回は古代の謎に包まれた古いお社、「守屋神社」のお話です
謎の守屋神社








Kate Bush - Babooshka



桜狂い咲きということで今夜はケイトブッシュで三曲
彼女の錯乱した美しさは桜が咲き乱れ散っていく目くるめく感覚に似ているようです。



彼女は夫を試してみたかった。
彼女は何をすべきかよく分かっていた
偽名を使って、彼を欺いてみよう。
彼女にはそんないけない行いはできなかったのに。




彼女は夫の愛を試す為、他人に成りすまし香水の香る熱烈な手紙を送り、密会の場所で夫がどんな様子で現れるのか心を震わせて待ち構えるのです。そのとき、すでに彼女は彼女ではありません。雨にぬれた桜のように、彼女は以前の彼女ではありません・・・・





Kate Bush - Army Dreamers


Kate Bush - Get Out Of My House










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