インド家族の南信紀行

2016.08.04 (Thu)
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ここのところ充実した記事を連載し続けている少彦名
実は実生活も盛りだくさんのてんこ盛りだったのだ
先月、インドの家族が10人して遊びに来ていました
農作業をほっぽり出して運転手兼ツアーコンダクタなのです




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天竜川ライン下り
船はインド人でほぼ貸し切り状態
思いのほか盛り上がりました



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船の中はこんな感じ
楽しそうでしょ♪


天竜ライン下りと天竜船下りの二社がありますよ
急流をアクティブに下るなら船下りがおすすめ
帰りは出発地点まで戻る送迎バスも出てます




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午後は木曽の妻籠宿に行きました




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古い巨大寺院が至る所にあるインド人家族にはどう映ったのか
帰ろうといわないところを見るとそれなりに楽しんでいるみたいです





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古民家にサリー
よく見ると微妙にジャポニズムな柄ではないんですか




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去年は奈良井宿で映画撮ったりしましたけどそこよりもさらにひなびた風情のある宿場町
SAAHASAM in 木曾 2015.6.26




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隅々にも村の人の気持ちが行き届いてます
しばし、彼らのことも忘れて一人そぞろ歩き




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まだまだ色気より食い気のようであります





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Saahasam - Official Trailer





Angry Bird Penne - Official Video Song | Saahasam




去年撮った映画のトレーラー。曲はそれなりにヒットしたみたい
今年は映画撮ってる暇あるかしら



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おうまがどき

2016.07.08 (Fri)
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今日は機械がうまく動かなかったりで思うようにはかどりませんから日差しは限りなく強烈でへこたれた私は仕事も途中で切り上げて。




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カメラ片手に何をとるあてもなく
特に期待もしないでほっつき歩くのは久しぶりです

村の大根で使う道具が入った大きなコンテナ
カメラ持って出るといつもと違って見えるから面白い






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毎日思うのだけれど、なんで私はこんな山奥で暮らしているんだろうと
ふと、部屋でテレビを見ていると車の音が聞こえてきたりしたら
あ、暴走族かな
なんて、マンションの5階にいる記憶が普通によみがえって








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子供の時から自然の中で暮らすのが夢だったけれど
こうやって山の中に居を構えてみると
自分が生きてるのか死んでいるのか
其れすらわからないほどふわふわしたようで

とにかく、風とか、日差しとか、肌触りとか
あふれかえる情報を処理できない赤子のようです









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黄昏時
一日の中で一番好きな時間

缶けりをしながら、隠れるほうも、探すほうも、だんだんと不安になってくる時間
野球をしながら投げるボールが見えなくなってくる時間
遊びに夢中になって、なぜかむやみに盛り上がる時間
誰が「もう、帰ろうよ」と言い出すのかとドキドキする時間








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民族学者の柳田国男は黄昏時を「誰そ彼とき」と読んだ。日が暮れてあたりが朦朧と溶け出してゆく中、暗闇をあちらからやってくるすれ違う君は
「だれそかれ・・・・」









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たそがれどき
日没まじかのこの時間を昔の人は「逢魔が時」と呼んだ










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その昔、身の回りには当たり前のように得体のしれないもの、魑魅魍魎、妖怪変化が普通に闊歩していた
今、こうして最新式のデジタルカメラを携え、佇んでいる私の周りにも
茂みの暗がりに身を潜めてこちらをじっとうかがっている彼らの息遣いが夕闇とともに忍び寄ってくる











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「こんばんわ」
隣村の牧場主が声をかけてきた
見ればずいぶんな泥だらけ。まるで肥溜めに落ちたよう
牛が逃げ出して追いかけている最中だとか
あと二頭。宵闇と追いかけっこ










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おうまがどき
この時間が一日のうちで一番好きだ
遊びの終わりに一日で一番盛り上がる時間
その日の仕事からやっと解放される時間
走り疲れた足を休め、しばし空を見上げる時間










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誰かが最初に
「もう、帰ろうか」
と、言い出す時間








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もう少しもう少し
もうすこしすれば
会えるかもしれないよ、会えるかもしれないよ。








Cheryl Grice-Watterson - Misty








ひぐらし ためしなき

2016.07.01 (Fri)
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ひぐらしが鳴き始めました

夏が始まります







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田圃の水をのぞいてみるとたくさんの小さな生き物たちが右往左往泳いでいます
ミジンコ、カゲロウ、みずすまし、ドジョウ、ゲンゴロウ、オタマジャクシに水カマキリ
農薬は極力使わないのでみんな元気に泳ぎ回っています







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青田も順調なようです
10年近く使っていなかった場所なので稗がすごいかなと思っていたのですが水の調整がうまくいっているのか今のところ炎天下の草かきで苦労することはなさそうです。何せ今までの四倍、三反歩以上の田んぼを一人で管理するのですから雑草は文字通り私にとって『命取り』になる可能性があります

膝まで泥に埋まって這いずり回る
夏場の稗取りは其れほどに辛いもの
今年こそはあらゆる生命が氾濫するこの夏を全身で受け止めてこの体に焼き付けてやろうと思うのですが
気づけば、冷たい畳の上で死んだようになっています






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田圃でボーとしていて気付いたのですが、片方の田んぼ、水が赤いんですね。まるでバスクリンのお湯みたい。長い間、やっていなかったせいで枯れた草が幾重にも堆積してたい肥になった色がにじみだしているのかと
アクアリストが聞いたらよだれを垂らして喜ぶ光景
あのアマゾン川のブラックウォーターのようです

この田んぼ、きっとおいしいお米がとれるはずです




ということで、今夜は、常世の国、少彦名農園のご紹介





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まずは、モロッコインゲン
こちらに引っ越した当初、村の衆が口々に『モロッコ』を連呼するのを聞いて恐れおののいておりました
信州で『モロッコ』といえばインゲンのこと、大振りで食べごたえのある優良品種、私の主力商品です
ただ、なりだすとすごい勢いで豆ができてくるので毎日炎天下の重労働、体の休まる暇がありません









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スイカ、自分用ですね
お客さんが来た時に出せるものがないと困りますから





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かぼちゃ
肌の白くて、なんて品種だったかな
ここのかぼちゃは周辺でも特に評判がいいです。右にならえで皆さんとおんなじのやってます

一つウン百円だから、えーと全部で何十個・・・ガンバロ






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自家用
ピーマンだとかキュウリだとかゴーヤだとか
独り暮らしだから一、二本づつあれば十分






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これはナスね
白いのも作ったよ
やっぱり一本ずつ
ナスの木ってなんだか不思議な色をしてて好きです






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大豆
青い時に採ればエダマメですね
村の長老から今年は味噌を作れとの指令を受けまして百本ほど作ってみました
さてさてどうなることやら






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こちらは枝豆用、茶豆と黒豆の二種類。
計、二百本近くになるんだけど全部一人で食べるの?
出来てから考えます






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トウモロコシ、大好きなんですよ
でも、手が回らなくてちょっと出来が遅いかな、平地のほうだともう花が咲いてますもんね
今はいいけど実が付きだしたら獣除けやカラスよけ作らなきゃならないし・・・自分で書いていてだんだん恐ろしくなってきました
因みにポップコーン用もあります






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空芯菜
エスニックの定番ね
初めて作るんだけど売れるのかな?
きっと毎晩、油いためのアジアン料理






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ベトナム産の唐辛子
一時は芽が出なくてひやひやしました
唐辛子の種はかなりの高温でないと芽が出ません
来年は苗起こしにちょっと手間をかけたいです
すごく辛いけど深みがあってエスニックのレストランではとても評判がよかった本格派
日本で作ってるの、たぶん私だけですよ






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三本柱の一つ
この土地にあっているのか、他ではまねできないとっても甘いミニトマト
出荷している小学校では取り合いで喧嘩になるそうです
糖度10、でもただ甘いだけじゃない、しっかりしたトマトの味が凝縮した逸品
東京の某百貨店にも出荷してます







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そばの花
上野の特産品、上野大根諏訪湖姫の緑肥にします
いいもの作ろうと思うといろいろ手間がかかりますがその辺がまた楽しみでもあります







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荏胡麻の苗
去年出来た種を再度蒔いてみました
手が空いたらこれを一つ一つ定植していかないといけないのですが
どこかで荏胡麻味噌って瓶詰めで売ってたな
こっそりパクってみるか






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最後はジャガイモ
この青い花はピルカという品種です
東京のインドレストラン『シリバラジ』のカレーになります






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こちらの白い花は『とうや』
味が濃いので主にサモサになります
ジャガイモのメッカ、北海道の農家の人が、ここのジャガイモはもしかしたら北海道よりおいしいかも、と言って帰ったとか
上野は標高の高い寒冷地、収穫時期はあっという間の限られた期間ですが採れた野菜は地元の人が食べてもうまいと褒める一級品
規模は小さくても寒暖差と有機農法が生んだ自慢の野菜たちです






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さてと、今日もおしまい
明日も暑くなりそうです







影をうつ 鍬のねはやしひぐらしの 

いつともなしや ためしなきかな
 

                  少彦名








梅雨

2016.06.22 (Wed)
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梅雨の季節がやってきました
東京にいたときは梅雨はうっとうしい季節
ここに引っ越してから楽しい季節になりました






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雨が降れば畑の作物が目に見えてぐんぐん育っていきます
雑草だってぐんぐん育っていきます
野菜と、雑草と、私と、よーいどんで競争です






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雨が降ればお休みする理由もできます
もちろん雨の日も濡れながら仕事をするときもあります
でも、濡れた土を踏みつけると固く締まってしまいます
ですから雨の日は畑には入りません
もちろん、雨に濡れても山の中では気持のいいものです






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田圃の水だけ見に行って
あとは雨を眺めながらぼーっとしてます






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稲もすくすくと伸びています
今年は去年の4倍、何年も使っていない新しい田んぼでお米を作ります
今度、『なんで農家のお米はおいしいの?』を書いてみます
聞いてびっくり、なるほどなーですよ





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明日からしばらくは雨
雨降りはゆっくりできると言ってもほんのつかの間
夏が来るまでにたまっていることを全部かたずけないと
この一週間が勝負です







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Sketch For Summer で水連池を見る









Bobby Womack
I left my heart in San Francisco





ボビー・ウーマック / 想い出のサンフランシスコ
もし、梅雨の曇り空にうつうつしている人はこの曲を聴いて元気出してね
今気が付いたんだけど、黒人のファンキーな曲って紹介するの初めてかな。これでも結構、この手のアーティストは大好きで、大音量で聞きながらよく一人で踊ってます。
ソウル&ファンク好きの人って往々にしてその道の通だったりして、情報豊富なしっかりしたレビューを書く方が多いでしょ。なのであえて僕が紹介することもないかなって避けてたのかもしれません。
でも、なんか落ち込んで何もしたくない日にファンキーな曲をターンテーブルに乗せれば・・・
それは何よりの薬だね。





オリジナルも載せてみます
全然違う曲だからびっくりだよ


Tony Bennett
I left My Heart in San Francisco



















トマトの苗を無料でゲットする方法

2016.06.15 (Wed)
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まずは農家さんとお友達になります






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やおら、トマトの脇芽取りのお手伝いを申し出ます







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これが脇芽
茎と葉っぱの間やトマトの根元からどんどん出てきます
油断しているとあっという間に大きくなってしまいます








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ほんの三十分やっただけでこんなに取れました
下の列は去年落ちたトマトの実から発芽した新芽
農家さんに頼んでお持ち帰りしましょう







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持って帰ってきた芽や苗はすぐに土に挿してみましょう
水につけて少し水揚げさせてもいいかもしれません
最初は驚くほどしんなりとしてしまうでしょう
でも、たいがい大丈夫
トマトは案外とっても丈夫な植物です
何本かは水槽の外掛濾過機に差し込んで発根させてみました






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すぐに根っこが出てきます





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挿し芽をしてから一週間
もうここまで来れば安心です
あとは実が付くまでたっぷり水を与えて大きな木にしてあげましょう
もちろんどんどん出てくる脇芽は欠いてしまいます
最初の収穫ができる頃から水は控えめに
木の頂上がしんなりお辞儀してきたらたっぷり水やり
水を控えたトマトはどんどん甘くなりますよ



脇芽で採れたトマトは若干味が落ちるという人もいます
それはそれ、物は試しに収穫してみて糖度検査してみようと思います







Les Négresses Vertes - Voilà l'été






Les Négresses Vertes  / レ・ネグレス・ベルト

Voilà l'été! Voilà l'été!・・・ほれ!夏だ!!そら!夏だ!!

今夜は梅雨をすっ飛ばしてちょっと早い夏をご紹介いたしましょう
一時期、フランスでラジオをつければ MANO NEGRA か,この Les Négresses Vertes の曲ばかりがかかっていた時がありました。人種のるつぼ、パリのロックシーンはそれだけ切り取ってもまさにワールドオブミュージック。ブルースあり、ユーロあり、パンク、ラテン、ジプシー、アフリカン、果てはコーランまで、世界のありとあらゆる音楽がこの国に集結している感があります。
 1987年結成、『Voilà l'été』は1989年のヒット曲です。残念ながらその四年後、バンドとしてもこれからというときの1993年、ボーカルのHelnoがコカインの過剰摂取で亡くなってしまいました。
 もうすぐトマトが真っ赤に実るあの暑い夏の日々がやってきます。心の準備はいかがですか?彼らの熱い地中海の息吹をビシビシ感じながら、準備運動もかねて、軽快なリズムに激しく腰を動かしてみましょう。
ところで、フランスで Voilà l'été が町中に流れていたあの暑い夏、東京の街にはどんな曲が流れていたかというと
・・・・・『おどるポンポコリン』だって。



バンド、Mano Negra の記事はこちら
大根を干す



Les Négresses Vertes - Zobi La Mouche



Les Négresses Vertes - IL









砂採り

2015.09.21 (Mon)
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短い夏もあっという間に終わって虫の声を届ける風が涼しさを増してゆく
三回目の夏、今年は目いっぱい過ごしただろうか?
物事の終わりはいつもほろ苦い




今夜はある雨の日の少彦名のすごし方を書いてみます
毎年感じる憂鬱な気分。
冬に備えて自分への句読点





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七月八日
水槽に使う白い砂を湖にとりに行きました





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小雨が降る気持ちのいい夏の日
車一台やっと通れる山道を誰にも会うことなく





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仕事してないときは森にいるか、水槽いじってるか、パソコンやってるか、お酒飲んでるか






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昔から一人遊びは得意だったから誰もいなくても特に苦にならない






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でも、たまにはきれいだね、おいしいね、などと時間を共有したいときもある



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水の流れる写真を上手に撮って見たいものだ
今夜の写真は普段着の脱力系




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今は亡きスバルサンバーの勇士
東京まで高速で飛ばしたのが悪かった






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出先でラジエター損傷、オーバーヒートで敢え無くオシャカ
短い間だったけどご苦労様でした。ありがとう






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廃村の朽ちた丸木橋
農具を担いで人がわたったのはもう昔のこと

夏ももう終わり、この道もやがて雪に閉ざされてしまう







The Beatles - Because





小学生のころはよくクラッシックを聞いていた。子供向けの全集みたいなやつ
音楽家になりたいなとぼんやり考えていた
でも、この曲を始めて聞いたとき、世界がひっくり返った

小学4年生、音楽が本当にすばらしいと、
世界は自分の知らないことで満たされていると気がついた瞬間だった




地球が丸いから
僕は心を奪われる
だって 地球が丸いから

風が強いから
僕の心は乱れてしまう
だって 風が強いから

愛は古く 愛は新しい
愛はすべて 愛は君

空が青いから
僕は泣きたくなる
だって 空が青いから













少彦名のきのこ図鑑1 花びら茸

2015.09.15 (Tue)
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2015.7.8 撮影  Sparassis crispa


水槽の砂を取りに湖に行った帰り廃村の赤松林で見つけました

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直径60センチ
走る軽トラの窓からでもはっきり見える巨大なきのこ
赤松の根元に生えていました

色は見てのとおり黄色の濃い個体。通常はもっと白いものが多いようです
似た毒キノコがまずないので素人でも判別できます。とは言うものの、自信がない方は絶対口にしてはいけませんよ


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さて、かえってすぐにおいちゃんに見せに行きましたら
変なもの採ってきたな、ということでさもいやな顔をされました。うむ、ほめてもらおうと思っていたのに

花びら茸、このきのこは高血圧に効くなどといわれております
私がこの身を挺して食毒の有無を証明いたしますので、おいちゃん、次は一緒に食べましょうね


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抗癌作用・血糖値降下作用・免疫賦活作用・抗高血圧作用
なんだか花びら茸って夢の万能薬のようですね
少彦名はおいしければそれで良いんですけど♪



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このきのこ、高級食材として珍重されるようです。香りは控えめと物の本には書いていますが採ってきたのは香水のような強い香りがします。宿主の種類で若干食味も違うんですかね。しかしこの香りどこかでかいだことがあるなと、それも頻繁に、などと、毎日口にするたびに思い出してみましたが口にして三日目、ついにその正体がわかりました。なめこ、そう、なめこの香りです
なんだ、なめこなら特に変わった匂いじゃないじゃない?と思われそうですが、それがそれが、あのなめこ独特のぬめりのないところでこの香りを感じると一瞬初めてかぐような強い違和感を感じるんですね。
人間の感覚、食味、臭覚、視覚、結構いい加減なものです。だから面白いんですけどね。

ミニトマトとせろり、きゅうりの酢の物、ミニトマト、サニーレタス、花びら茸のサラダ、花びら茸と旬の野菜のシーフードパスタ。すべて自家製、採りたて新鮮です。
半分だけ持ち帰って、そして一週間、夏の山をさまよいながら出会った大きなきのこはずいぶんと私の生活を楽しませてくれました。
きのこ図鑑第一号、花びら茸、一巻の終わりでした。






Vitas - 7th Element


本来ならきのこ図鑑、花びら茸の巻きはこれにて、というところですがこの唯一無二のきのこを一週間食べ続けながらなぜか思い浮かべたのがこの曲、そしてこの人。
花びら茸にはもしや幻覚症状を引き起こす何かがあるのでしょうか?


Vitas
ヴィタス( Витас; Vitas)、本名:ビタリー・ブラダソビッチ・グラチェフ(Виталий Владасович Грачев)
歌手で作曲家、俳優にファッションデザイナー。新生ロシアの誇るマルチプレーヤー。この才能にこの美貌、それはまるで星の王子様を地で行く今世紀大注目の最終兵器でございます
その楽曲はテクノからロック、バラード、オペラまで、それはまるでソビエト連邦社会主義体制の圧政下で人知れず朽ちていった無数の才能が亡霊のように一気にマグマとなって噴出したようでございます。



訂正 
よくよく調べてみたらウクライナの人でした








SAAHASAM  finish shooting   2015.6.28/29/30

2015.07.28 (Tue)
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アマンダさん
よく笑う人だったな。いつもニコニコしてた。
どうせ女優さんだからつんけんした気取った女の子で、別に会話することもなく、ただただ日程をこなすだけと思っていた
気さくな彼女はエキストラの人とも普通に会話して、おかげで現場はとても和やか





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撮影隊はその後日本のインド村、西葛西に拠点を移して28日は大船、29日は小田原、全行程5日間の撮影を無事終えることが出来た。

余談だけど小田原で新幹線の事故があったのがその翌日。
そういえばクランクアップのその夜、監督とその家族が、横浜まで新幹線に乗るだけのために往復してきたんだよな





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助監督のヘムラージ
今回、日本ロケに奔走した立役者
色々と板ばさみで大変だったね
次回は監督としてお会いしましょう。お疲れ様でした






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またまたヒロインに逃げられてしぶい顔のヒーロー・プラシャーント
実は、紹介したいのは彼ではなくてその後ろにいる色男
山田 喜靖君
彼とであったのは下諏訪の『マスヤ』というゲストハウス
撮影の日程変更でそれまでお願いしていたダンサーすべてがキャンセルになりわらをもつかむ思いで飛び込んだそのゲストハウスにたまたま居合わせたのが彼、事情を話すとその夜のうちに快く出演を承諾していただいた
私にとっては救いの神。もし、あの時、彼に出会っていなかったら心も折れて完全にバンザイしていたかもしれない。何せほんの撮影一週間前だったからね。
実は彼、マウンテンバイク競技の日本代表選手。一流のアスリートはダンスをやらせても超一流、立派なものでした。







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エキストラでは唯一、三日間お付き合いいただいた美少女。実はまだ中学生です
監督が痛く気に入って次回は彼女をヒロインにと随分盛り上がっておりました




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諏訪のスタジオビーチハウス-ダンススクールの皆さんも本当にありがとうございました
皆さんのキャリアには全くにプラスにはならなかったでしょうけど楽しんでもらえたのかな?
いい思い出になれば何よりなんですが、私、まだまだ色々たくらんでおります。そのうち悪夢の再来もあろうかと・・・その際はよろしくお願いします。

そして、原村は内藤ペンションの皆様、急なお願いにもかかわらず、色々お世話になりました
ところで、トイレ掃除大変だったでしょう?いったいなんでインド人て便器めがけてオシッコできないんでしょうかね?
何度言ってもびしょ濡れですもんね。


Beach House
内藤ペンション




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そして、今回のスポンサー、親友のミスター・クルンジ
とはいってもずっと喧嘩してて実は彼に会うのは二年ぶり
もっと太ってるかと思ったがちょっと安心。
二年ぶりでも違和感なく、きっと死ぬまでこんななんだろうな


東京中目黒
南インド料理シリバラジ
インドにお越しの際は
Hilarity Inn


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大事なお着物を貸していただいた皆様、ありがとうございました。東京での二日間、衣装として大事に使わせていただきました
その衣装を羽織ってご満悦の二人
あ、これは、その気がついたらもう着てしまっていたんですよね



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ノーメークのヒロイン
飾り気のない本当にいい娘でした
昨夜のしゃぶしゃぶは美味しかったかな?
また会う日まで Cross our fingers!





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さて、みんなも帰ったし、僕もそろそろ帰るかな
彼らはもう一泊とまって行けって言ってくれたけど、そうもいかないから
それに深夜のほうが道もすいてるし、そのまま彼らと一緒にいたらきっとどこかに飲みに行ったりしてしまいそうで
日が沈む前にさよならを言って、わざわざ近くの公園のわき道に車を止め、しばし仮眠
家に着く頃には夜は明けているな

今夜はどんな曲を聴きながら
夜の高速をかけようか?
忘れ物はない、なくしたものはなにひとつない・・・・







Roxy Music - Avalon


パーティーは終わった
けだるさと共に
私は、あなたが
どこからともなくやってくるのを眺め
その饒舌な身のこなしは
言葉でもなく意味すらなく、私の心を動かす・・・・





SAAHASAM in 諏訪 2015.6.27

2015.07.20 (Mon)
さあて、今日は長野最終日
いよいよ諏訪市中での撮影です




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またまた5時からということで連日の変更お願い
混乱もピークに達していますが、なれとは恐ろしいものでもう動じることもありません
淡々とこなしていく自分がいます


朝、起き抜けにヒロインとばったり。疲れも極限に達している私は彼女のおはように全く反応できずガン無視、顔洗ったあと早速謝りましたさ。



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諏訪湖での集合写真、ここに写っている半分の方が今日飛び入りで来ていただいた一般参加の方々
どうです、その姿は素人さんとは思えない堂々としたもの



今日は土曜ということもあって、新聞で呼びかけていたエキストラの方々もたくさん参加していただいてスタッフも特に監督さんがとっても喜んでくれていました。ダンサーの親御さんを捕まえて着物の着付けを手伝っていただいたり、付き添いできた若者に普通に現場アシスタントしてもらったり、現場を回すのも堂に入ったもの。いやいやその前に皆さんに感謝しないといけません。皆さん一人ひとりの協力がなかったらとてもじゃないけど今回の撮影は成功するものではありませんでした。


予報ではばっちり雨だったのに、かえって日差しもさして来て
誰の行いがよかったのか、諏訪の神様、本当にありがとう
しかしながら、それでもてんてこ舞いの少彦名、諏訪湖での写真はこれっきり、まだまだいっぱいいいシーンがあったんですけどね








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高島城をバックに
今日もお美しい




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こちらは高島城砦内の護国神社で
忙しいといいながら彼女の写真は撮ってるんだよな




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音楽担当と
Beauty and the Beast  
そういったら、彼、声あげて喜んでたな




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もう、彼女の写真だけでいいかな

最初は私の事をむすっとしたやな奴だと思っていたんでしょうが、このころにはあちらから色々話しかけてきてくれて、楽しく時間を過ごせました

でも、彼女との英会話、半分もわからないんですけどね




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撮影はというと

アマンダ(Amanda)に袖にされ続けるプラシャーント様(Prashanth/பிரசாந்த்)
ロケはあと二日
バックの曲も空で歌えるようになりました






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女性ダンスマスターと
最初はどうなるかと思っていたけれど、今じゃ和気藹々のこの表情

皆さん楽しんでもらえたでしょうか?






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楽しそうで何よりです





撮影終了で一人ひとりに、お別れとありがとう
さすがにうるっと来ましたね





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湖上にて一点を見つめるアマンダ嬢
というか俺のこと見てるのかな?

うん、そういうことにしておきましょう







Sajanaji Vaari Vaari - Honeymoon Travels



2007年上映のボリウッド映画『Honeymoon Travels』挿入歌
6組の新婚カップルが繰り広げる軽快なラブコメディ
曲も疾走感があって、無事、長野の撮影を終えた私の気持を端的に表すなら
成し遂げた高揚感を一曲で表そうとするならこんな感じ

疲れを吹き飛ばす私の大好きな一曲






それでは、皆さんありがとう
மிக்க நன்றி. ミッカ ナンドゥリ!!








SAAHASAM in 木曾 2015.6.26

2015.07.16 (Thu)
監督の気まぐれでまた予定が変わった。
明朝は5時に出発すると言い出したのだ。


当然バス会社も突然の変更に融通が利くはずもなく。数年前に起きたバス事故がきっかけで運転手の拘束時間や行程、料金設定などが厳しく定められるようになった。早朝からの予定変更が法律上出来ないのだ。ならば、バスをキャンセルしてしまおう。アジェイはそんなことまで言い出した。初日からトラブル続きでその後の対応もどう贔屓目に見ても褒められたものではない。しかしそれは少しばかり乱暴だ。私の地元、諏訪でロケをして長野の業者を使って地元のスタッフにお願いをして・・・・すべてのトラブルが自分の胸に突き刺さってくる。そうか、ダンサーさんの足も確保しなければいけない。奈良井宿はいささか遠いので私の方でお迎えに上がると約束していたんだ。車が足りない、鶴の一声で現場は大混乱、当の本人はどこ吹く風、当然といえば当然、彼にとって大切なことは作品を創り上げることだから。
仕方ない、40人乗りの大型バスをダンサーさん6人に割り振ることにしよう。それならバス会社も文句はあるまい。朝6時に出発して午後4時前にダンサーさんを送り届ける。もともとダンサーとの約束は4時までに教室に帰れること。彼らはインストラクター。レッスンの合間を縫って協力してくれているのだ。


当日、4時には起床、シャワーを浴びてインド式の朝食をほうばる。
前日の夜から各方面に日程変更の連絡をする。しかし唯一、バスの運転手のみ連絡がつかない。営業にはあれだけ念押しをしたんだ。一抹の不安が頭をよぎる。
7時前、奈良井宿に到着。移動中も、ダンサーの方から矢継ぎ早の一報、バスが来ないという。またやられた。営業に電話、出ない。運転手も相変わらず応答なし。ダンサーが集まらなければ撮影が始まらない。打つ手なし。ためしにペンションに電話をしてみる。『さっきから外でバス待ってますよ・・・・』バスの運転手に変わってもらってダンススタジオに向かってもらうよう指示、この運転手、どうも飲み込みが悪い。最後には語気を荒げて命じる。『つべこべ言わず早くダンススタジオへむかへ!!』
その後やっと営業が電話に出る。その間かれこれ二時間。こちらも無理なお願いをしている。先ほどインドクルーの前で発狂寸前の姿をさらけ出している。しかし彼もいったんは今日の変更事項を引き受けた当人だ。ここは冷静に、湧き起こる怒りを抑えつつ問いただす。なぜ、こんなことになったのか?なぜ電話に出ないのか?
そのとき、予測していた最悪の返答が電話口から返ってきた。
『ちゃんと“引継ぎ”したんですけど・・・・・』



『バカヤロー!!!!』

少彦名の怒号が木曾の山間に木霊した。






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その間、勝手に人様の家の庭から小道具の花を摘んじゃったり、他人の軒先で充電しちゃったり、色々と頭を下げて回る事柄が順調に増えていくわけで・・・・


ここで写真を撮れってかい?ソースカツ丼





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予報どうり雨がぱらついてきました




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それでも今日の皆さんはどこかちがう
昨日よりも日印スタッフの意思疎通もうまく行っているようで、いい感じです




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観光で訪れた方々もちょっと見学
騒がしいと思ったのか、珍しいものが見れたと喜んで帰られたのか



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これってどんなシーンになるのでしょう

奈良井宿は本当に綺麗なところです
当初、写真を送ったときは『ネパールみたい』なんていう感想が返って、確かにね、なんて思ったものですが、ふたを開けたらそれはそれは喜ぶこと

実は、ネパール発言はアシスタントデレクター発信だったそう


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みんなの気持が少しずつ近寄ってゆく



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休憩中のアマンダ(Amanda)
ダウンジャケットなんか着て、そんなに寒いかしら





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雨の振る中、熱演するプラシャーント
(Prashanth/பிரசாந்த்)
インドの貴公子に雨を降りかけるとちょっと危険な香りがします




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お昼は長泉寺で休ませていただきました
それも立派なご本尊が祭られている本堂の中で


総勢40人のスタッフが金色の天蓋の下でカレーを食べています。カレーの嫌いなアマンダには向かいの 御食事処から和食の出前、少彦名、これで少しはポイント稼げたかな。
食事が終わるころには外は土砂降りのすごい雨、そのまま二時間も本堂で休ませていただきました。
こんなにまでしていただいて本当にありがとうございました。
長泉寺のご住職はもちろんのこと、ご配慮いただいた木曾フィルムコミッションの巣山様はじめサポートしていただいた皆様、奈良井宿の方々、本当にありがとうございました。


そうそう、雨の降る軒下には朝、怒鳴り散らした営業マンが上司を連れて終日立ち尽くしています
電話一本で済む事を他人に任せてしまったこと、長野では看板だろうが私の知ったことではない、黙っていても仕事が来ると思ったら大間違いだ、東京の会社をけって地元を使った自分の気持がわかっているのかい?
まだ若い彼には最後、握手をして別れた。

私はこの仕事を周りの人々を巻き込んで、巻き込まれた人から何か生まれる事を期待して企画したつもりだ
彼がどう感じたかは彼の問題。ただ、いい営業になって欲しいとは本当に思っている



ちなみにこのプロジェクト、全くの無報酬
ビジネスを前提にしたものではないのです






Theeya Velai Seiyyanum Kumaru



二年前に富山ロケで参加したタミル映画の一曲


主演はタミルナードきっての演技派俳優、シッダールタ
( Siddharth / சித்தார்த்) と N. Santhanam / சந்தானம்
ヒロインにハンシカ・モトワニ
(Hansika Motwani / ஹன்சிகா மோட்வானி)
なかなかのヒット作品になったようです

このときも大変だったな。ちょうど長野に引越しする最中で、東京→富山→長野(引越し)→富山を二週間のうちに繰り返したんだよな。ブログ始めたのもちょうどこのころ




Work like Fire Kumaru/がんばれクマール
撮影快調!!
インド映画と合掌造り
4月15日 富山アルペンルート
富山のご当地アイドル登場
午後もダンス三昧