アイヤッパへの道 vol.1

2017.06.28 (Wed)
第一話 アライバルビザ
ーこれからインドに入国される方への覚書ー


P1018616.jpg



2016年12月28日、インドに行くことになった。
正式に決まったのが二週間前、パスポートは期限切れで慌てて役所に飛び込んだ。当然ビザなど取る暇もなく、切り札のビザなし入国に頼るしかない。三年前にアライバルビザでインドに入国した経験があるので今回も現地での入国手続きになりそうだ。
担当したインド人の旅行代理店によると当時の到着時ビザ申請は一度停止されたそうだ。2016年の3月に復活しているので大丈夫ですよ、安心していってきてください。ということだった。
インドとの付き合い、いつものことだが慌ただしい。






P1018594.jpg



羽田についてまづはチェックイン、これがみその付きはじめだったのかも。今話題のオーバーブッキング。航空会社の度重なるトラブルがテレビで報道される以前の事なので流行の最先端というところでしょうが、次発の便に強制変更、空港で余計に待つ羽目になった。でもよくよく考えてみると香港で6時間のトランジットがあるので乗り換えが少しタイトにはなりますが渡航には特に問題は無し。多分、そんな事情でキャンセルのお鉢が私に回ってきたのだと思います。その上、半額の7万円が払い戻しとして手元に戻ってきたわけでかえってラッキーだったのかも。ただ戻ってきたドル札は友人が出してくれたお金だから返さなくてはいけないけれど。






P1018597.jpg




美しい富士山も、美味しい日本食もしばしのお別れ。
おかげで、空港内をゆっくり堪能することとなりました。
まずは持ち金をドルに変えないといけないです。リュックサック片手に両替所に向かいます。私は旅行するときはボストンバックなどは絶対使いません。キャリーバックなどは問題外。貧乏旅行者、バックパッカーたる誇り、両手が使えないではせっかくの旅行の醍醐味が半減してしまいます。
ポケットの封筒を出して窓口に渡します。係員が封筒から取り出したお札の束、めったに目にかかることのない大金、しかしそれは他人から渡されたインドに持ってゆくもの、自分のお金ではありません。

「60万円でいいですね」

隣の窓口の男性がびっくりしてこちらを見ている。ん、どこかで見覚えのある顔立ち。
なんと、そこにいたのはあの有名な『勇者ヨシヒコ』 サングラスをかけた俳優の山田孝之さんではありませんか。これからお正月をハワイでということなのでしょうか、何となくトロピカルな香りがいたします。背がすごく高いわけでもとびぬけておしゃれということでもないですが、やはりテレビで見る通りその立ち居振る舞いは自然で尚且つかっこいい。
なんて声かけようかなぁ、握手してもらおうかなぁ、なんて考えていたら換金されたドルの札束がどんと返ってきました。目の前の大金、ドル札が入った封筒に舞い上がった私はそのお金を片手に彼のわきをそそくさと素通り、サインも握手も、すっかり飛んで忘れてしまいました。






121027-0046390859.jpg

かっこいいのが悔しいので写真はこちらで







ところで、インドのアライバルビザには、空港で2000ルピーか相当額の外貨が手数料として必要。この素晴らしい制度、これはその後入国時にわかったことですが、世界広しといえども私たち日本人のみが受けられる恩恵なのだそうです。思い立ったが吉日、成田に寄ったついでにインドでも行ってみるか、てなことも可能なわけですね。
ビザを持たずにバックひとつでインド旅行、どれだけインドという国が日本を信頼しているのか、どれだけインド人が日本人を愛していてくれているのか。この信頼を勝ち取った先達 先輩の皆さんに感謝するほかありません。本当にありがとうございます。


ちなみにですが両親のどちらかがパキスタン出身だとアライバルビザ対象外だそうです。芸能人つながりでいうとローラは事前にビザを取得しなければ入国できないことになります。

Embassy of india 日本人向け到着時ビザプログラム









P1018598.jpg



香港です。
どこかで見たようなお店です。中国人は何かと反日言いますけど結構ツンデレかもしれません。




P1018600.jpg



日本の品質がグローバルスタンダードになりつつあります。まねっこも時によってはいいことかもしれません。




P1018601.jpg



香港空港に到着、もう時間がありません。とにかく急いで乗り継ぎカウンターを目指します。手に入れたインド行きのチケットを引っ掴んでいざ搭乗口へ、しかしこれが広いのなんの、その上、乗継便の到着口が目まぐるしく変わります。チケットカウンタの女性が言っていた場所に行けば掲示板に他の便の番号、さればと思い航空チケットに記載されている搭乗ロビーに走って行けばその先は人っ子一人いないガラッンとしたフロアー、どこに変更かと職員に聞けば聞いた先が何もない行き止まりだったり、結局、汗びっしょり掻いて分かったのは搭乗の便はかなり遅れていて到着時間も到着口も未定とのこと。慌てて右往左往していた自分が全く恥ずかしいです。気を取り直し、それではと今度は現地で出迎えるはずの友人に到着が遅れることを何とか知らせる段取りを。さては電話は何処に、そしてここでも少彦名は大慌て。公衆電話は至る所にあるくせに肝心のプリペードカードを売っている場所がわからない。早くすべて済ませて安心したいのにここでも優に30分以上、あたふたとした時間につまらないやり取りを強いられ全くもって疲れ果ててしまいました。旅慣れているはずの私ですがやはり初めての国は用心が必要です。飛行機の遅れはさらに二時間、結局ここでもいろんな意味で空港を堪能することになってしまいました。




P1018602.jpg

日本の飲食店もちらほら。
調べてみたら熊本の味千ラーメンの創業者って台湾の人だったんですね。また食べたいな。




チェンナイへの飛行機の中、今回見たのは
『イーグル・ジャンプ / Eddie the Eagle 』
というイギリス映画。
イギリス史上初のスキージャンプ・オリンピック代表選手、マイケル・エドワーズ / Michael Edwards の実話。一介の左官職人が憧れのオリンピックに出場するために孤軍奮闘する青春物語です。小さいころからオリンピックにあこがれていた彼が選んだのはイギリスでは知名度、人気ともにゼロ、これならだれでも出場できるとスキージャンプの世界に飛び込みます。運動音痴で見栄えも悪いちょっと変わった青年、エドワーズは、周囲のみんなに馬鹿にされながら、体面を重んじるオリンピック委員会に妨害されても、何度も何度も失敗しジャンプ台から転げ落ち大けがをしても、わしのように空に羽ばたくことを夢に見ながら、諦めることなくまっすぐに飛んでゆく。遥かインド洋の大空で、独り、映画を見ながら涙してしまいました。夢は叶えるためにある。いい映画ですよ!とても元気が出ます。




Michael Edwards
Fly Eddie Fly / Mun nimeni on Eetu




マイケル・エドワーズ選手が歌います
カルガリーオリンピックにちなんでフィンランド語バージョン

(マッチ・ニッカネン/Matti Ensio Nykänenが団体個人で4つの金をとっています)





さて、出発から丸一日、やっとのことでチェンナイ空港に着きました。深夜のチェンナイ国際空港、羽田や香港の空港と違って何となくがらんとしています。
いよいよ、アライバルビザの発給。もうすでに予定より二時間遅れ、待たせている友人を気遣う気持ちもあってイミグレーションには急ぎ脚。他の外国人ツーリストのあとについてアライバルビザと思しき窓口へ。皆さん、おんなじビザなし渡航なんですよね。

「あれ、君、証明書持ってないの?」

何それ、そんなもの持っていやしません。周りの乗客が一斉に私を振り返ります。皆さん、他の乗客、空港職員でさえも顔は微笑みをたたえながら一応に怪訝な顔。そこへ私の友人から連絡を受けた空港職員が数名、お世話になってますと私のところにあいさつに来ました。ああ、これで助かった。今の状況を話すと「さ、さ、こちらへ」ということで『おお、これがVIP対応ってやつか』とちょっと誇らしい少彦名。さて、これで一件落着と思ていたところあっちにうろうろ、こっちにうろうろ、空港内をぞろぞろとしばし彷徨うことに。色々とたらいまわしにされた挙句、結局空港事務室へ連れていかれることになりました。部屋には何かしら問題があったのか、入国できないでいる若い旅人が別々に二人、白人の一人は女性、一人はひげを蓄えた男性が先客として椅子に座って不安そうにしています。迎えに来ているインドの友人はタミルナードではちょっとした有力者、ま、何とかなるさとたかをくくってはいますがこうなってくると内心ちょっと不安です。そうこうしていると初老の白いクルタを着た職員が部屋に入って来て自分の目の前で『はい、パスポート』『ここにサインして』『日本はいい国だねぇ』いろいろと事務手続きを始めました。結局その時わかったのですが、ビザなしアライバルビザの入国は日本人のみが受けられる特権だということ、そのうえに、ほとんどの空港職員に周知徹底されておらず、こういったケース自体が初めてだったのか日本人に対するアライバルビザの取り扱いを多くの職員は全く知らなかったようなのです。私の一件以降、チェンナイ国際空港でもアライバルビザの存在がある程度知られることとなったようですから同じような不手際はないとは思いますけれど、皆さんもビザなしで入国される際はどうか気を付けてください。
さて、かれこれ一時間、すったもんだでやっとのことで手続きが終わり手数料の支払いへ、あれ、ドルでもいいんじゃないの?ルピーで払ってということで空港の両替所へ。まだ入国審査が済んでいないのにイミグレーションの外へ連れていかれ両替します。こんな深夜に両替所わざわざ開けてくれたのかな?日本人でよかたなぁと思いつつ両替してもらうと今度はビザ登録用のコンピューターがダウン。深夜ということもあって担当のシステムエンジニアを長時間待つことになりました。
結局空港を出て友人たちに会えたのが予定を大幅に過ぎた午前四時、申し訳なさそうに握手を交わす友達、深夜でなかったら空港のお偉いに電話して対応できたんだけどねって謝っています。彼の他に取り巻きや映画でお世話になったスタッフ達ともここで再開、ただの農家の日本人に総勢20人のお出迎えです。本当にお疲れさまでした。



P1018632.jpg
一緒に日本で映画を撮った助監督のヘムラージ氏撮影
本邦初公開の少彦名でございます。




チェンナイ郊外、招待してくれた友人が所有する三ツ星ホテル。ここがしばらく私たちの根城になります。

「あ、そうだ、キャンセル便で航空チケットの払い戻しがあったよ」

これからの旅行で必要だからそれは持っていてください。
いよいよ南インドの旅が始まります。








PARVATI KHAN - Jimmy Jimmy Aaja
“Disco Dancer”Move song






♪『来て!来て!ジミー!!』
インドは君の来るのを待っている!!








Bar Bollywood【中古】




スポンサーサイト

美術館

2017.06.20 (Tue)
P1012438.jpg


前回の流れで、このまま『インド紀行』の記事に突入しようかと思ってたのですが彗星絵具箱さんのブログでシュールレアリズムの話があったので「そういえばシュールな写真、最近撮ったな」と思い出して予定変更して書いてみようかなと。
薄荷グリーンさんは私の好きな写真家さんで、写真も好きなのですが書き添えられたその文章もまた読んで楽しい。流れるように書き連ねられた言葉は私の探り探り、時によどみながら書いているそれなど足下にも及ばず、まるで流暢という様子をそのまま書き起こしたようで、あんな文章書けたらいいなといつも感心してしまう。今でこそ達者なおしゃべりの部類に入る私ですが、聞くところによると幼いときは多少の吃音があったとのこと。そういえば子供のころは絞り出すようにしゃべっていたような記憶がうっすらと残っています。
ところで、そのシュールな写真なんですが、確かに写したはずなのにどこをどう探しても見当たりません。



P1012414.jpg



で、どんな写真かというと、山梨の長坂にある『アフリカン アート ミュージアム』というところで撮った写真なんですけど、その建物の入り口に大きな3メートルはあろうかという鳥の巨大な木像がどんと控えてございまして、その真っ黒なシルエットがシュルレアリズムの画家、マックス・エルンストの描く『怪鳥ロプロプ』を連想させる素晴らしいものだったんですね。写真自体がシュールってわけではなかったんですが、皆さんに見てもらおうと思って写したあるはずの写真がどうあっても見つからない。
これってある意味、シュールな展開なのでしょうけれど。





P1012413.jpg



みたびの登場
仕方ないですね、写真撮れってうるさいものだから、貴重な二枚を使ってしまった。
この美術館、写真二枚までなら自由に撮影できるんです。

入場料は700円、こじんまりしててたまたま通りすがりに見つけて。時間つぶしにはいいかな程度で入ったんですけど、これがなかなかどうして、舞踏や儀式に使った木製のマスクを中心にアフリカの西海岸の美術品を展示してあるのですがその造形のユニークで自由なこと、その辺の西洋美術館など軽く凌駕する迫力です。私はアフリカの芸術に触れるのは全くの初めて。きっとアフリカの芸術を初めて目にした先人の芸術家達も、ピカソだったりエルンストだったり、当時のシュールレアリストだったり、彼らがその造形に魅了され大きな影響を受けた理由を身をもって理解することができました。
エルンストさん? きっとあなたは、アフリカの怪鳥の像、見たことあるんじゃないですか?かれの作った彫刻はここにあるものにまるでそっくりです。




P1012454.jpg



で、なんで山梨の北杜市でアジェイと一緒かというと彼はついこの前まで長坂の『長坂自動車教習所』で免許合宿してたんですね。本当は諏訪の教習所が近くてよかったのですが「外国人は受け付けてません」なんてケチなことを言うからこちらで見つけて入学させたわけ。仮免の学科も英語の問題用紙を用意してくれたから何とか卒業できました。でも、その間二回も落ちたもんだからそのたびに教えろだの助けてだの泣きが入って、行ってみれば温泉つれてけ、観光がしたい、肝心の試験どーすんだよって怒ってもどこ吹く風、ま、何とかなったので良しとしますがね。



P1012470.jpg




男根と女陰石。これ、長野の富士見町、信州だとこういうオブジェ?がよくあるです。古からの信仰の対象、芸術作品ですね。
実は私は芸大受験を目指してました。長く油絵を描いていたのですがデッサンで利き手を伸ばしてカンバスに臨むでしょう?長時間右手を挙げていると反対の左肩が痛くなるんです。結果、腱鞘炎みたいになって手が上がらなくなって、そんなんで気力も続かず断念してしまいました。
学生当時、美術館は行きまくりましたね。大きな展覧会は欠かさずに。休みの日は毎週銀座の画廊巡り。刺激的だったな。シュルレアリズムの画家が来れば必ず見に行きました。ダダイズム、シュルレアリズム、ぞくぞくしましたね。自分にとっては芸術に目覚める登竜門みたいなものだったです。





P1012459.jpg



縄文式の竪穴住居
諏訪郡富士見町の『井戸尻遺跡 遺跡公園』にあります。敷地内には井戸尻考古館富士見町歴史民俗資料館があって通券で大人300円、この手の資料館って入ってみると大概がっかりする内容だったりするのですが、こちらの二館は今まで訪れた小規模資料館の中では断トツ、あまりの楽しさに写真を撮るのを忘れてしまいました。敷地内には縄文時代の作物を栽培してる畑なんかあったりして秋には収穫祭で雑穀がゆもふるまわれるそうです。近くに寄ったら是非一度行ってみてください。






P1012465.jpg



ところでシュルレアリズムとは作品を作り上げるうえでの制作手法ですから、それぞれの作品を横に並べて眺めてみれば同時代を共有する共通の雰囲気というものはそこに多少感じることはできますけど、個々の絵画、彫刻、映像、音楽はバラエティーに富んだ多彩なものです。意識の開放、無意識の探求という意味ではその多彩さはある意味、シュルレアリズムの芸術史における成功、必然だったのでしょう。
ただ、彼らの作品をどん欲にむさぼりくらいついていた当時から感じていたことなのですが、美術館に並べられた目の前にある作品からは多少の古臭さというものを感じていたのも事実。ダリやキリコやマグリットの絵を見るたびに感じていた一種の黴臭さ、過ぎ去ってしまった祭りのおしまい、ノスタルジックな過去の芸術、コンセプトが先行した全てのものが抱えるある種の宿命なのでしょうか。夢を解説する為の作られた夢、無意識を理解しようとする意識、狂気を模倣する理性、時間を語るのに私たちは時間の中でのみしか語り得ない、そんなアンビバレンツが彼らが手法を探求すればするほど逆に浮き彫りになってしまう。






P1012474.jpg


実験映画の上映会にもよく顔を出しました。ルイス・ブニュエルの映画を見てシュルレアリズムを表現するには映像が一番かななどと思ったりしました。
シュルレアリズムの作家からちょっと時代が下がって、ムーブメントの本流からは少し外れますが、フランシス・ベーコンが好きです。シュルレアリズムとは全く関係はないですが作家の内田百閒が好きです。
夢とうつつのはざまで語られる百閒の語り口は何らかのヒントを私に教えてくれているようです。

上の写真は有名な水煙渦巻文深鉢、教科書なんかにも載ってましたね。切手の絵柄で有名です。全く自由な造形、こんなところで見れると思ってもいませんでした。





P1012477.jpg




井戸尻考古館、本日の目玉
日本で初めて絵画というものをあしらった土器、日本初のイラスト、デザインですね。ガラスの反射で見ずらいですが下の部分に分娩する女性の姿が描かれています。






P1012419.jpg



再び北杜市は長坂町に戻って、アフリカンアートミュージアムのすぐ近く、こちらは清治芸術村、清春白樺美術館にあるラ・リューシュ / La Ruche と呼ばれる変わった建物です。
オリジナルはパリのモンパルナスにあるアトリエ兼住居、若き日のモジリアニ、シャガールが住んでいました。La Rucheは「ハチの巣」という意味、エッフェル塔を設計したギュスターブ・エッフェルの建築だそうです。老朽化が進み取り壊しが決定してるところを買い取ってこの場所に移築しようとしたところ、そんなことならばとフランス政府が保存に動いたとのこと。結果、移築を断念して全く同じものをこの敷地に再現したのがこの建物。
まるでブリューゲルのバベルの塔のよう。キリコの絵にもこんな赤い塔が出てきましたっけ。






P1012421.jpg



とても不思議な場所です
広い敷地に美術品を収蔵する建物が点在しています。
美術に全く興味のない人でもきっと楽しめる癒しの空間






P1012428.jpg




シュルレアリストの残してくれたもの、それは創作に対する自由な発想、芸術の原点。
考えてみれば現代の生活というものも、日々とてもシュールな時間なのかもしれません。

 「解剖台の上での、ミシンと雨傘との偶発的な出会い」

今まで出会ったことのないものが普通に出会う時代、そんな時代を毎日のように体験しているのが私たちの現代なのかもしれません。






P1012437.jpg





久しぶりの美術館
薄暗い教会に掲げられた大好きなルオーの銅版画、敷地に点在する不思議なオブジェ、静かな館内に展示された難解な現代絵画。
芸術に没頭していたあの頃を思い出します。芸術とは何なのか?創作とは何なのか?日々問いかけて街をさまよっていたあの日。そして今日は、
解らないものはわからないなりに、理解できないものは理解できない通りに、自分というプリズムをあるようにして、理解できないこと自体をそのままに楽しんでいる。
こんな贅沢な時間の感じ方は久しぶりかもしれない。






P1012436.jpg





閉館15分前にもかかわらず対応していただいた館長さん
閉館時間を優にオーバーしての滞在、その上案内までしていただいて本当にありがとうございました。
そして、清治芸術村を教えてくださった峠のギャラリー ぶらりのオーナー様、楽しい時間を過ごすことができました。ありがとうございました!





P1012412.jpg







Robert Wyatt - Amber And The Amberines



Robert Wyatt - At Last I Am Free



Robert wyatt - memories of you





今夜も前の記事に引き続きロバート・ワイアットで










空母 ヴィクラマーディティヤ

2017.06.17 (Sat)
アメリカ海軍のイージス艦、フィッツジェラルドとフィリピン船籍のコンテナ船との衝突事故がありました。
最新鋭の巨大軍艦が傾きながらタグボートに引かれ航行してる。その姿はとてもショッキングです。




jnl1706170001-f1.jpg


艦橋横の右舷にかなりの損傷があります。
『戦争で戦う軍艦なのになぜ?』って思う方もたくさんいると思います。
現代の軍艦は艦対艦の砲撃戦は想定していません。なので、第二次大戦当時の軍艦と比べるとその装甲は紙のように薄いのです。
人的被害も出ているようです。遠い国から日本にやってきた7人の若者たち、無事であればいいのですが。


P1011503.jpg
INS Vikramaditya


ムンバイの小さな島、古代の遺跡が眠る紺碧の小島に向かうボートの上で出会った巨大な船。
インド海軍、唯一の航空母艦、
『ヴィクラマーディティヤ / विक्रमादित्य』です。 
本来なら軍事機密なので軍艦の撮影は不可、実際、レンズを向けると船上の人々から待ったをかける非難の声が。すきを見て撮った貴重な二枚の写真です。
艦名はシバ神が降臨したとされる紀元前1世紀ごろの伝説の皇子の名前。

 


img_0.jpg
重航空巡洋艦 バクー / Baku



彼女は三回も名前が変わった船
もともとはロシア海軍の変わり種、重航空巡洋艦『バクー / Баку』です。ソ連ではよくあることなのですが、1990年、艦名を『アドミラール・ゴルシュコーフ / Адмирал Горшков』と改名(ソビエト崩壊に伴いバクーを首都とするアゼルバイジャンがソ連邦から独立)、その後1995年にインドに売却され航空母艦に生まれ変わるべく大改装を受け今日の姿に至るわけです。




P1011504.jpg
巡洋艦と並んで停泊するヴィクラマーディティヤ









その日、ムンバイの海はとても穏やかでした





P1011505a.jpg










Robert Wyatt - Shipbuilding



曲:クライブ・ランガー/Clive Langer
詞:エルビス・コステロ/ Elvis Costello

It's just a rumour that was spread around town
A telegram or a picture postcard
Within weeks they'll be re-opening the shipyards
And notifying the next of kin
Once again

It's all we're skilled in
We will be shipbuilding



 「彼らは造船所で船を作り、彼らの息子はその船に乗って戦場に行く」


フォークランド紛争でイギリス海軍、アルゼンチン海軍双方が最新鋭軍艦を含む多数の大型艦と多くの人員を失っている。



ロバート・ワイアット
イギリスのシンガー・ソング・ライター。ソフト・マシーンの元ドラーマー、ボーカル。
友人の誕生日パーティーで泥酔して4階の窓から落下、半身不随となりドラマーの道を断たれる。その後シンガーとして復帰。それ以降、風貌も作風もガラッと変わりました。

僕のライブラリには欠かせない定番、彼の歌声は夜の静かな雨音のように疲れた体と心にしみこんでゆきます。





ゴールデンウイーク

2017.05.24 (Wed)
P1012197.jpg


去年カレーリーフ久美子さんから届いたクリスマスプレゼントの包み箱、私が魚好きということで裏表たくさんの魚の切手が貼ってありましたw
額に入れて飾っておこうかな




P1012069.jpg


ゴールデンウイークの間、何人も遊びに来てくれました。
その中の一人、もうおなじみのアジェイ君でございます。
ブログやめよっかなー、百姓やめよっかなーって思ってた時だったのでずっとカメラはしまいっぱなし。「ブログで結構人気だよ、君」ってでまかせ言ったら写真撮ってアップしろってんでブログ再開しましたって感じかな。
ま、吹っ切れたってことで。





P1012057.jpg


カレーリーフ久美子さんの作った「ギー」を片手にご満悦のアジェイ氏、これは素晴らしい、本物の味だよ!とシリバラジの店長大絶賛でした。





P1012076.jpg



相変わらずカメラ目線のアジェイ、たまたまツーリングに来ていたちょい悪おじさんのサイドカーと。
そうそう、彼は原付免許すら持ってません。なので今回は運転手の和子さんと一緒に。このかづ子というのがなかなかの天然で笑えるキャラクター。
そういえば彼女の写真一枚もとってないな。





P1012089.jpg


水芭蕉
こういうのが普通に咲いてるんですよね




P1012103.jpg


ザゼンソウも少し残ってました





P1012094.jpg


カタクリがいっぱい咲いてました
去年は気が付かなかったな。






P1012104.jpg


湿原の湧水を集めた小川、上野川
本当に小さな流れなのにいっちょ前に一級河川なのです。

前日は伊那の街と蓑輪町の花街道に行ってきました。カメラは前述のとおりもっていきませんでしたから惜しいことに写真はございません。花街道、桃の花が素晴らしかったですよ。来年、もし機会が会ったら行ってみてください。
伊那市もなかなかのレトロな街で三人で盛り上がりました。過去記事、「モード」で街の様子は紹介してますのでもしよかったらのぞいてみてください。






P1012112.jpg


諏訪湖に降りてきました。
温泉につかる前にしばし散策、警察の高速艇リンドウ号。
湖上の麻薬取引でも取り締まるのでしょうか








P1012115.jpg


なんてことない一日でしたけど心休まる忘れられない一日
そうそう、アジェイ氏は明日また東京からやってくるんですね。木曜日から近くの教習所で合宿免許、いよいよの免許取得に向けて息巻いております。





P1018892.jpg


インド旅行の記事
書き出すのはいつになるかしら

薫さんから頂いた箱一杯の大きなミカン、最後の一個は海を渡った遥かインドの地で、ミカンのような大きな夕陽を見ながらしみじみといただきました。

美味しかったなぁ










The Monochrome Set - Jet Set Junta




夕日というとなぜかこの曲を思い出すんだよね。なんか三流ウエスタンのテーマソングみたい。
モノクロームセットは大好きなギターバンド、でも今日は疲れちゃったから解説はまた今度。好きな分だけちゃんと書きたいからね。
だけど、なんで西部劇といえば夕日なんだろう?




Eligible Bachelors








独り言

2017.05.18 (Thu)
 ちょっとお休みしてました。
お休みが長いと不登校とおんなじであいさつするのにかなりの勇気がいります。
「薫さんちのビーフシチュー」さん、「ベジタリアンインド料理教室 マクロビオティック 大阪 」さん
ごめんなさい。上野大根、お料理大会、せっかく申し込んでいただいて、そのあとほったらかしですみません。
今夜はかなり酔っぱらって書いてます。そうでないと書き込みができないものですから。

 さて、独り言です。
インド旅行は素晴らしいものでした。インド人でさえめったにいけないところをまわってきました。

焼酎をもう一口

 帰ってきて、しばらく東京でいろいろと用事を済ませて丸々二か月、終の棲家に舞い戻って、再び全くの独りになって、冬の枯野を眺めてみれば、突然自分というものが全くの意味のないものに見えてしまって、そんなことにはお構いなく、私の感情をわざと無視するように、無感情に、愛想なく、正確に時を刻む時計の秒針のように少しずつ自分の身を切り刻んでゆく。何をどう説明していいものやら、空虚の真空に吸い込まれて堕ちてゆく自分をもう、どうにもできない。
 他人の目に触れる書き込みですから、面白おかしく書いてみますけれど、夜が来るたびに(本当につらいのは夜が白々と明ける頃なのですが)自分の死を考えたときに全く悲しい感情が沸いてこないというのはかなりの重症のようです。原因のわからない感情の起伏ほど手におえないモノはありません。あんなに楽しかった1か月前の日々がまるでスクリーンで見た古い映画のようです。

 物心ついた最初の映像は、鼻血を出して泣いて帰るじぶんの姿。
私の初めての友達は近所でも有名な札付きのいじめっ子。
毎日殴られては鼻血を出して泣いて帰ってきます。
おかげで、ちょっとしたことで今でも鼻血が水道のように流れます。
高校の時だったかな、たまたま、そのいじめっ子に再会することがあって、「お前は俺の本当の友達だ!」なんて告白されたことがあります。あっそ、と思いましたが「そうだね」って優しく言っておきました。伝え聞いていたのは、その後も彼は手の付けられない乱暴の限りを尽くし、同級生からは嫌われ、生徒からの告発で学内で大問題となり、その結果、彼は追われるように転校を余儀なくされ、転校先でもうまくいかずついには中学を中退したのだと。
そんなけた外れの暴れ者と一緒に過ごした幼少期はさぞや地獄だったことでしょう。もしかしたら、その時死んでいてもおかしくなかったのかもしれない。しかしまあ、義務教育なのに中退って、すごいこと。
「俺の心の許せるのはお前しかいないいんだ、仲良くしてくれよな!」
別れ際に悲しそうに声をかけられる。いやいや、もう遅いんだって。気がつけば俺だって、誰も信じられない、今じゃ挨拶すらできない透明人間のような自閉症・・・

 あ、これ、治しましたよ。大学はいるときに。
「大学は執行猶予だ」
親戚のお兄さんが大学だけは入れと、それで3か月猛勉強して入りましたさ、友達100人作ろうと思ってね。そしたら入学式当日、すっごい美人に逆ナンされまたw

 話がそれた
何しろ自分でも自分が整理できないので、「鬱」といえばそれまでですが、孤独というものは切り替えポイントのないプラレールのようで毎日同じところをグルグルまわっている。そんな自分の姿を客観的に眺めているのはある意味恐怖です。

 それで、みんな来てくれました。電話に出ない自分を心配してインド人やら日本人やら、友達や肉親が。
桜の咲く様子がとても恐ろしく、春の日差しが日に日に輝きを増すのが心の底から疎ましい毎日が、みんなの愛情ですっかり消え去ればいいでしょう。

 百姓をやめようと思っていました。ずっと書き込みできなかった原因の一つです。このブログも、百姓をやるにあたり書き始めたもの。つぎに書くときはやるかきっぱりやめてしまうかはっきりしてからと思っていました。そんなこと、傍で見ていればたいしたことではないのにだいたいが深刻に考えてしまう、自分の悪い癖のようです。
それが、今では、何もかもが輝いて見えます。なんであんなに落ち込んでいたのか?死ぬことも意識したのに、ここ、1か月は畑に出るのが待ち遠しく、日が昇ってから落ちるまで喜々として土にまみれている。楽しいとか充実とか、そんなことはもうよくわからないけれど、本当に、じぶんで自分がわからないのですけれど。

 ちょっと遅いキノコの種を打って、トウモロコシを日にちを置いて少しずつ蒔いて、余っている地べたに好き勝手にいろいろと植えてます。3日がかりで蒔いたジャガイモが次々に芽を吹きます。
ここの春はとても遅いです。種をまく私の背中に谷を渡る春の風が山の桜をはらはらと運んできます。



   百姓の 背に散る姿なき桜
             
             少彦名




 薫さん、久美子さん、ぽっけに猫さん、応援してくれている皆さん、ちょっとお休みしてごめんなさい。書きたいことが山ほどありますからまた明日です。




お前の言うことはあまりにもばかげていて笑い死にそうだ!ということで・・・

Killing Joke - The Hum



Killing Joke - Chop-Chop



当アルバム「Revelations /神よりの啓示」のプロデューサーはコニー・プランク ( Konrad 'Conny' Plank)
このアルバムの成功は彼の力によるところが大きいです。




Revelations








クリスマス・プレゼント

2016.12.24 (Sat)
P1018578.jpg


二人のサンタさんが届けてくれた上野大根のクッキーと甘いミカンを食べながら久しぶりにゆっくりしています



P1018574.jpg


霜解けでぬかるんだダイコン畑で一人、マルチシートと格闘していた時、『お届け物ですよ』の電話が
玄関開けてあるから中に入れといて、と、またのんきないつもの対応。
さて誰からだろうと戻ってみれば箱一杯のミカンと手作り食品の詰まった大きな箱が届いておりました。


薫さんカレーリーフ・久美子さんからの贈り物が同時に届いておりました。
ほんとうにありがとう!!



上野大根お料理コンテストにご参加いただいたお二人、いろいろとお世話になっているうえにこんなものまでいただいてしまって本当になんて言ったらいいものか。あのお馬のスポンジはとてもじゃないけど皿洗いなんかにはもったいなくて使えません。




P4058812.jpg



28日にインドに行くことが決まりました。前々から話はあったのですがすったもんだでずれにずれて、その上ここにきて出発の一週間前に急きょ決まった次第。仕事もかねてなので日程が決まらない中、準備しなくちゃいけないのとこちらはこちらで畑の片づけとか冬じまいだとかなんとか、時間だけが過ぎてゆくよくわからない一か月を過ごしていたところ、東京と長野を行ったり来たりで日程が決まればそれなりにまたやることが増えてしまってブログも気が付けば一か月お休み。
今回は旅費も旅先の生活費も全てがあちらもち、VIP待遇の中で年も押し迫った忙しいこの師走にあわただしくチェンナイまで行ってまいります。



今夜は薫さんからもらった大きなミカンを六つ、ちょっとほろ苦い久美子さんの姫大根クッキーと一緒に。箱一杯のミカンは持て余しちゃうんじゃないかと思ったけどこのペースだとあっという間になくなっちゃう。カレーリーフ久美子さんの手作りギーと、前から気になってた手作りシュトレンも楽しみです!



☆上野大根最終募集
二回目となった今回の上野大根お料理コンテストは薫さんのビーフシチューさんとカレーリーフ久美子さんのお二人に参加いただきました。去年、七名の参加があったのと比べるとちょっと寂しいけれどそれもこれも私の至らないことが原因です。
ということで大根最終便、クリスマスの25日をコンテスト参加希望最終締め切りとさせていただきました。あと三名分くらいは上野大根残ってます。
ご興味のある方は農家のお米は何でおいしいの?の☆ 諏訪湖姫大根お料理コンテストの応募 ☆をお読みください。
されど戯言、本気で遊びを楽しめる方、おかしなことが好きな方、真剣にあの辛いばっかりの上野大根をやっつけてやろうと思っている方、待ってます!



Hindi Zahra - Beautiful tango


インディ・ザラ
ポルトガル出身のシンガーソングライター、モロッコのベルベル人の末裔だそうだ。実のところヒンディ・ザラなのかインディ・ザラと呼ぶのかはわからない。ただ、13歳の時にパリに移住しているのでインディさんでいいのだろう。フランスでは文字の頭の『H』は発音しない。だから、ハンバーガーは『アンバーガ』なのだ。マックでハンバーガーくださいといっても「Quoi?」と首を傾げられる。
ベルベル人といえばイベリア半島を一時領土としていたイスラム帝国の子孫、その影響を強く受けたスペインやポルトガル、とくにポルトガルのファドなんかはヨーロッパにあってひときわエキゾチックな輝きを放つ。どこか土のにおいがする彼女の歌声が風の音を紡ぎしづかに心にしみこんでくる。毎年のことだがこの季節になるとこういった曲が無性に聞きたくなる。それでいて落ち着くのかというとそういうものでもない。彼女の紡ぐ静かな歌声を耳にすれば妙に胸騒ぎがする。一年のすべてが終わり作物も雑草も冬の寒風の中消えさって、あたり一面茶色い枯野が冷たい風の中で静まり返っている。静かに優しく、それでいて心の奥に秘めた情熱を吐き出し絞り出す彼女の声が眠りにつこうとする私の心をかきむしる。


Hindi Zahra - To The Forces


Hindi Zahra - Silence











少彦名のきのこ図鑑4 コウタケ

2016.11.10 (Thu)
P1018328.jpg


香茸
読んで字のごとくとってもいいにおいがします。
前に紹介したハナイグチと同じ山に輪になってたくさん生えていました。


P1018332.jpg
2016.10.12 赤松、カラマツ混交林


まるで松ぼっくりを踏んづけて平べったくしたような感じ
イガイガしていてとてもおいしそうには見えませんがこれがとびっきりの美味なわけです


P1018325.jpg


裏っかえすとこんな感じ
小さな突起がいっぱい生えてて指でさわさわするといい感じです



P1018318.jpg


中には傘の上のガサガサしたササクレがあまりないものもありました。
ものの本にはチョコレートのようなにおいと書いてあります。私は、醤油のような香ばしいにおいだなと感じました。どちらにしてもとても食欲をそそる香りがします。
そうそう、似たキノコに『けろうじ』というものがありまして、ひとめとても良く似ていますが傘の表面に「ササクレ」がないので容易に区別がつきます。毒はないようですがとっても苦いそうです。



P1018336.jpg



その日のうちに早速食べてみました。
油でよく炒めて醤油をちょちょちょイット
ちょっと苦みがあって、この独特の苦みが日本酒にとってもあって相性はばっちりです。
東北ではマツタケなんかよりも重宝されとっても高値で取引されるそうです。負け惜しみじゃないけど、私もマツタケなんかより段違いに美味しいと思いました。
残念ながらここ、信州では近年食べる人がめっきり減って3分の一以下の値段になってしまったそうです。諏訪近辺もだんだんと酒飲みが少なくなってきたのでしょうか。
たくさんとれたのに仕方ないので全部自分で食べることにします。



P1018459.jpg



どんなキノコもそうなのですが火をしっかりと通しておかないと中毒することがあります。
写真は干した香茸と松茸雑炊ならぬ『香茸雑炊』
干すとさらに香りが強くなって部屋中秋の香りでいっぱい

ごちそうさまでした。




少彦名のきのこ図鑑3 ハナイグチ

2016.10.28 (Fri)
P1018381.jpg


漢字で書くと花猪口
信州ではジコボウと呼んで親しまれています



P1018389.jpg


この辺では一番食べられているキノコ
裏っかえすとこんな感じ
ひだがスポンジのようになっているキノコを総じてイグチと呼びます



P1018392.jpg
ドクベニタケ 10月15日 カラマツ、赤松混交林

近くにはこんなキノコも生えています


P1018394.jpg
ドクベニタケ 10月15日 カラマツ、赤松混交林

ドクベニタケ
このきのこが生えているところには必ずと言ってハナイグチが生えてます
もちろんこのドクベニタケは有毒のキノコ、色があれなんでまず食べる人はいないと思いますが

カラマツ林で見つけたらご用心







P1018397.jpg
ハナイグチ 10月15日 カラマツ、赤松混交林
P1018398.jpg
ハナイグチ 10月15日 カラマツ、赤松混交林

ジコボウと呼ばれるキノコにはほかに『ヌメリイグチ』や『チチアワタケ』も含まれるそうです
でもこの辺りでじこぼうとはもっぱらハナイグチのみ。もちろんヌメリイグチもチチアワタケも食べられます。しかし近年ではこの二つのキノコを毒キノコとして紹介している書物もちらほらと、青森ではチチアワタケのことを「はらくだし」と呼ぶそうです。あやしいものは無理して食べなくてもいいですね。でも、去年は鍋にして食べましたけど。
見分け方としては柄が白いか紅いか。ハナイグチは写真のようにオレンジ色、見間違えるようなキノコが少ないのが『ジコボウ』と呼ばれ古くから親しまれている所以かもしれません。



P1018428.jpg


インド家族の南信紀行

2016.08.04 (Thu)
P1017540 (2)


ここのところ充実した記事を連載し続けている少彦名
実は実生活も盛りだくさんのてんこ盛りだったのだ
先月、インドの家族が10人して遊びに来ていました
農作業をほっぽり出して運転手兼ツアーコンダクタなのです




P1017565.jpg


天竜川ライン下り
船はインド人でほぼ貸し切り状態
思いのほか盛り上がりました



P1017576.jpg

船の中はこんな感じ
楽しそうでしょ♪


天竜ライン下りと天竜船下りの二社がありますよ
急流をアクティブに下るなら船下りがおすすめ
帰りは出発地点まで戻る送迎バスも出てます




P1017608.jpg


午後は木曽の妻籠宿に行きました




P1017616.jpg




古い巨大寺院が至る所にあるインド人家族にはどう映ったのか
帰ろうといわないところを見るとそれなりに楽しんでいるみたいです





P1017686.jpg


古民家にサリー
よく見ると微妙にジャポニズムな柄ではないんですか




P1017612.jpg



去年は奈良井宿で映画撮ったりしましたけどそこよりもさらにひなびた風情のある宿場町
SAAHASAM in 木曾 2015.6.26




P1017673.jpg



隅々にも村の人の気持ちが行き届いてます
しばし、彼らのことも忘れて一人そぞろ歩き




P1017697.jpg


まだまだ色気より食い気のようであります





P1017613.jpg



Saahasam - Official Trailer





Angry Bird Penne - Official Video Song | Saahasam




去年撮った映画のトレーラー。曲はそれなりにヒットしたみたい
今年は映画撮ってる暇あるかしら



キャバクラ

2016.07.13 (Wed)
P4075620.jpg




信州に引っ越す直前
浦安である女の子にあったのね
たまたま帰り道が一緒だったから話しながら帰ったの

「どこまで帰るの?」

「これから仕事なの」

「どんな仕事なの?」

「駅前のキャバクラ」


まずいこと聞いちゃったな・・・・





しかたなく同伴だよ、ま、東京最後の思い出ということで




P4075599.jpg



どこの帰りだったかというとモルモン教の無料英会話教室
え?信者かって?
いいえ。
引っ越しとかの直前で普段は暇だったので興味本位
行ってみるかって



P4065584.jpg




ある日、ぜひとも聞いてもらいたいお話があるって電話かかってきて
外人宣教師、三人に囲まれてモルモン教のあれやこれや聞かされたよ
古代アメリカにいた伝説のキリスト教預言者の話とかヘブライ語で書かれた金の板が土の中から出てきたとか。

要は勧誘ね
モルモンのお偉方のアルバムも見せられてね
で、それ見終わって気づいたこと言ったのさ

「黒人の宣教師の方はいないんですね」

モルモン教って、アメリカ大陸に白人がたどり着く前からその土地はキリスト教徒の、いわゆる『アメリカ人』に約束された神の土地だったってことを正当化するための宗教なの

でも、彼ら一人一人はいいやつだったよ、
『ディープパープル』なんてバンドは知らない、聞いたこともないって言ってたけど。



P4065594.jpg


で、そこで一緒になったキャバ嬢について行って浦安のネオン街へ。
東京最後の夜ってことだね
ソファーに腰かけて、お酒何にする?フリードリンクでいいよ。私ももらっていい?カラオケ謳おうよ。ね♪

いやに、カラオケ勧めるなぁ

「今月、カラオケ大会やってるの、点数が一番の人が優勝ね、賞金も出るのよ♪」

あ、最初に言っておくけどこれって賭博じゃないからね
賞金は全額お店が負担するものだから
それから、浦安って千葉だったね。




P4075642.jpg



で、歌ったわさ
俺歌上手いよ、それでもいいの?
で、ワンコーラス歌い終わって間奏の時に振り返ったら彼女両手で頭抱えてる
あれだけ勧めていたのにどうしたの?勘がいい人はもうわかったよね

要は彼女が今夜までのトップ、暫定チャンピオンだったってわけ。

で、俺の点数、なんてんだったかって?
そりゃもうダントツの“98点”だわさ。





P4075656.jpg


結局、優勝者はこの私
僕を誘ったばかりに彼女は賞金を逃しちゃった

で、その時歌ったのが『上を向いて歩こう』




永六輔さんが亡くなりました。
理屈っぽい人でなんか煙たい人だなと思ってたけど、
いろいろ考えたらきっと日本のジョン・ライドンみたいな人だった。





上を向いて歩こう



ザ、ピーナッツのお一人もいってしまったね
一緒に連れてっちゃったのかな
日本で最高の女性歌手、女性デュオと言ったらザ、ピーナッツで決まり。この件についての異論は一切受け付けません。


ザ・ピーナッツ 恋のフーガ


恋のバカンス