眠れぬ夜

2017.05.27 (Sat)
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すごい雨の音で起きてしまった。
時計を見たらまだ夜中の一時、明日もこの雨じゃ畑には入れないな。ぬかるんだ畑に入ると土が締まって固くなる。

「雨が降っても風が吹いても百姓はびくびくするより能がねえ」

『七人の侍』の老人の台詞
一人で起きているのが悔しいので、この時間に遊びに来てくれた人にちょっとした嫌がらせ

人を不安にさせる暗ーい曲でお楽しみください。








Lady & Bird - La Ballade of Lady and Bird






La Ballade of Lady and Bird

[Bird] Lady?
[Lady] Yes, bird?
[Bird] It's cold
[Lady] I know
[Lady] Bird...I cannot see a thing
[Bird] It's all in your mind
[Lady] I'm worried
[Bird] No one will come to see us
[Lady] Maybe they come but we just don't see them What do you see?
[Bird] I see what's outside
[Lady] And what exactly is outside?
[Bird] It's grown-ups
[Lady] Well maybe if we scream they can hear us
[Bird] Yeah, maybe we should try to scream
[Lady] Ok, Bird
[Lady] & [Bird] Heeeelp, Heeeelp!! Can you hear us now? Hello! Help! Hello, it's me...hey, can you see? Can you see me? I'm here... Nana, come and take us! Hello? Are you there? Hello?
[Lady] I don't think they can hear us
[Bird] I can hear you, lady
[Bird] Do you want to come with me, lady?
[Lady] Will you be nice to me Bird?
[Lady] You're always nice to me because you're my friend
[Bird] I try, but sometimes I make mistakes
[Lady] Nana says we all make mistakes
[Bird] Maybe we should scream more
[Lady] Yes bird, let's scream more
[Lady] & [Bird] Help! Help us! Come on! Help! Hello? Help! Hello? We're lost!
[Lady] I don't think they can see us
[Bird] Nobody likes us
[Lady] But they all seem so big
[Bird] Maybe we should just jump
[Lady] What if we fall from the bridge and then nobody can catch us?
[Bird] I don't know... let's just see what happens
[Lady] Okay
[Bird] Come with me
[Lady] Shall we do it together?
[Bird] Yeah
[Lady] & [Bird] 1, 2, 3...AAAH!!
[Bird] Lady?
[Lady] Yes, bird?
[Bird] It's cold
[Lady] I know
[Lady] Bird...I cannot see a thing
[Bird] It's all in your mind



シンガーソングライターのケレン・アン/Keren Annとアイルランドのバンド、バン・ギャング/Bang Gangのリードボーカル、バルディ・ヨハンソン/Barði Jóhannsonのユニット。Lady & Bird [2006]とLa Ballade of Lady Bird [2009]の二枚のアルバムをリリースしています。
アコースティックで端々しい小品をちりばめた陰鬱な輝きを放つ作品、徹底した暗さは半ばシャレで作っているようにも思えますがシンプルで軽めな楽曲の割には通しで聞くとどっと疲れる、人の生気を吸い取ってしまう危険な作品集です。
それぞれの活動も一聴に値するもので、特にケレン・アンさんの歌声は私の好み。この暗さの演出はどちらかというとヨハンソンの趣味でしょうか。
さて、この二人、『SUICIDE IS PAINLESS』なんかも当然のようにカバーしています。過去記事、「ノーベル文学賞」(そちらには和訳も掲載しています)で、以前紹介した曲ですが、ハーモニーが美しい分、元曲よりもシャレにならないことになってます。オリジナルは悲しみなんか笑い飛ばしちまえ見たいな乗りがどこかにあって、気持ちの余裕があってこそ成立するブラックジョークのようなものだと思うのですが、こちらのほうは動画をアップした人がいたずらでつけたピーナッツブックのアニメーションも相まって聞いた人にとっては“やっちまったなー”的な限りなくほろ苦い味付けになっております。




Lady & Bird: SUICIDE IS PAINLESS









ついでですが、こちらも眠れぬ夜に夢で見そうな震える映像、これも過去記事「女子スキージャンプ」で紹介していました。
なかなかに乙な後味でございます。



Young Dreams - Young Dreams







雪村いずみさんの曲で恐ろしいほどに暗い、救いようのない気持ちになる一曲があるのですが、夜中にひきつけでも起こされると困るので今夜はこの辺で。
皆さんのリクエストがあればいつかまた紹介いたしましょう。

それでは、皆様、よい夢を。アディオス、チャオ♪










Lady & Bird









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ゴールデンウイーク

2017.05.24 (Wed)
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去年カレーリーフ久美子さんから届いたクリスマスプレゼントの包み箱、私が魚好きということで裏表たくさんの魚の切手が貼ってありましたw
額に入れて飾っておこうかな




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ゴールデンウイークの間、何人も遊びに来てくれました。
その中の一人、もうおなじみのアジェイ君でございます。
ブログやめよっかなー、百姓やめよっかなーって思ってた時だったのでずっとカメラはしまいっぱなし。「ブログで結構人気だよ、君」ってでまかせ言ったら写真撮ってアップしろってんでブログ再開しましたって感じかな。
ま、吹っ切れたってことで。





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カレーリーフ久美子さんの作った「ギー」を片手にご満悦のアジェイ氏、これは素晴らしい、本物の味だよ!とシリバラジの店長大絶賛でした。





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相変わらずカメラ目線のアジェイ、たまたまツーリングに来ていたちょい悪おじさんのサイドカーと。
そうそう、彼は原付免許すら持ってません。なので今回は運転手の和子さんと一緒に。このかづ子というのがなかなかの天然で笑えるキャラクター。
そういえば彼女の写真一枚もとってないな。





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水芭蕉
こういうのが普通に咲いてるんですよね




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ザゼンソウも少し残ってました





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カタクリがいっぱい咲いてました
去年は気が付かなかったな。






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湿原の湧水を集めた小川、上野川
本当に小さな流れなのにいっちょ前に一級河川なのです。

前日は伊那の街と蓑輪町の花街道に行ってきました。カメラは前述のとおりもっていきませんでしたから惜しいことに写真はございません。花街道、桃の花が素晴らしかったですよ。来年、もし機会が会ったら行ってみてください。
伊那市もなかなかのレトロな街で三人で盛り上がりました。過去記事、「モード」で街の様子は紹介してますのでもしよかったらのぞいてみてください。






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諏訪湖に降りてきました。
温泉につかる前にしばし散策、警察の高速艇リンドウ号。
湖上の麻薬取引でも取り締まるのでしょうか








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なんてことない一日でしたけど心休まる忘れられない一日
そうそう、アジェイ氏は明日また東京からやってくるんですね。木曜日から近くの教習所で合宿免許、いよいよの免許取得に向けて息巻いております。





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インド旅行の記事
書き出すのはいつになるかしら

薫さんから頂いた箱一杯の大きなミカン、最後の一個は海を渡った遥かインドの地で、ミカンのような大きな夕陽を見ながらしみじみといただきました。

美味しかったなぁ










The Monochrome Set - Jet Set Junta




夕日というとなぜかこの曲を思い出すんだよね。なんか三流ウエスタンのテーマソングみたい。
モノクロームセットは大好きなギターバンド、でも今日は疲れちゃったから解説はまた今度。好きな分だけちゃんと書きたいからね。
だけど、なんで西部劇といえば夕日なんだろう?




Eligible Bachelors








春蝉忘備録 2017/5/19

2017.05.19 (Fri)
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復帰のお祝いでしょうか、今朝、ハルゼミが鳴きました。

春蝉は松林で鳴く小さなセミ、
2014年が5月25日、15年が17日、去年が12日、そして今年は今日、19日に鳴きました。
私の記憶ではハルゼミが鳴きだす日はいつも季節はずれに暑い日、そういえば、去年のカマキリお母さんの降雪予報も当たっていたようです。冬の終わりに何度か降った雪は日が照ればあっという間に消えてしまいました。 
→ 『冬は雪が少ないよ』



さて、苦手な方はご注意を、ちょっと閲覧注意です
林を抜けるとこんな子に出くわしました。危なく軽トラで踏んづけるところでした




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青大将でしょうか
2メートルはあろうかという堂々とした体躯を道路の真ん中にでんと横たわらせて、それはまさに大蛇、寝床から起きだしたばかりなのでしょうか、私が近づいてもうんともすんとも言いません

 ちょっと不思議なんですけどね、森の中の一つ下の斜面からガサガサと何人かの藪を横切る音や何やら話し声に似た不思議な気配がしてまして、その山道を降りて一つ折れたところにこの子がいたんですね。あの時、峠で感じた胸騒ぎみたいなものはいったい何だったんでしょうか。





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農協へ峠を降りていろいろと買い物、レジの女性は眼鏡をかけたぶっきらぼうな新人さん、季節を外れた長ネギの苗が半額になっていたのでレジまでもっていくと、
「もし植える気があるのならもっと持って行ってください。」
相変わらずのぶっきらぼうでもう一束の無料サービス
気が付けば併せて200本のネギの苗の束を抱えて、さてどうするか?
ぶっきらぼうな彼女の親切には、いいネギに仕立てて答えなければいけません。








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さて、明日はお田植えです





The Cure - The Caterpillar




1978年結成のとっても息の長いバンド、まだやってるのかな?イギリスじゃカリスマ的なニュー・ウェーブの大御所。熱狂的なファンがいるみたいだけど僕にはどこがいいのかさっぱりわからない。ヘタウマを地でいくマンネリを超越したぶれない姿勢はある意味とっても偉大かも。

でも、この曲は大好き、
起き出してきた森の仲間たちと奇妙な春のダンスです。





ザ・トップ<デラックス・エディション>









トラクター

2016.06.09 (Thu)
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真っ赤なトラクターを買った



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長年使っていない田圃を耕してみた






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咲き誇った野の花をどんどこふん潰していたら一匹の野ネズミが飛び出してきた


捕まえて連れて帰った






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ガネーシャと名付けた
ガネーシャは象の頭をした学問の神様
ネズミの背中に乗っている








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手に乗せても逃げなかった
ご飯は猫の餌をあげた

大きくなったのでイタズラできない場所、山の中の使っていない畑に放した








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元気ですか?






Felt - Sunlight Bathed The Golden Glow




フェルト
チェリーレッドレーベルを代表する80年代のネオアコースティックバンド。バンド名『Felt』は同じくイギリスのバンド、Televisionの『Venus』の歌詞からとったそうな。演奏も曲調も取り立ててこれといって語るところはないが、なんとなくの『あんな気分』にはさせてくれる。当時のこの手のバンドをヘタウマ・ギターバンドとひとくくりにしている私だが実はこの手のものが一番好きかもしれない。歌詞の暗さに特徴があると聞いてはいるが歌詞カードも評論家のライナーノーツも一回も読んだことのない少彦名であった。







Felt- Mexican Bandits



Felt - The Stagnant Pool











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美の崩壊 [ フェルト ]

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毛氈(もうせん) [ フェルト ]

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彩霞(さいか) [ フェルト ]




諏訪湖姫たくあん

2016.03.06 (Sun)
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上野大根『諏訪湖姫』
今年も無事美味しく漬かりました




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例年にない暖かさでしっかり出来上がるかどうか心配していましたが大きな障害もなく美味しく仕上がりました
例年通りの予約完売、まったくありがたいことです


当ブログでも県外の方へのご注文を計画していたのですがあっという間に売り切れ
また来年です
農家というのはなにを考えるのもまた来年、気が長いです




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たくあんも勿論おいしいのですが叔母様方が醤油で漬けた和っ子漬は諏訪の隠れた名物、絶品です。




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ザゼンソウ祭でも上野大根お漬物、販売します
残りわずかですのでお客様にはお早目のお出掛けを




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たくあん漬けが漬けあがれば春ももうぐ
村のゆるきゃら『諏訪湖姫』のほっぺもうっすら桜色です




ザゼンソウ祭り
平成28年3月26日(土)、3月27日(日)

ザゼンソウの里公園
行き方:有賀峠頂上、辰野側へ下ってすぐ左手の専用駐車場に止めて徒歩5分




春蝉忘備録 2015/5/14

2015.05.17 (Sun)
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5月14日
春蝉が鳴いた。
山林の整理をしているときにチェーンソーの音に混じって一匹だけ鳴いていた。
去年、春蝉が鳴き出したのは5月25日、10日も早い夏の訪れ


この日、一人の偉大なアーティストが亡くなった。
B.B.キング、89歳。最後までステージにこだわった文字通りの巨人。
日ごろ、おかしな唄を歌って、変わった曲を紹介している私も、実を言えばブルースの申し子。
彼のプレイに合わせてよくセッションした。




BB King - Why I Sing The Blues




春蝉忘備録は毎年出来る限り続けて行きたいと思います。出来る限り。

最後の桜

2015.05.01 (Fri)
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ここへ来て三年目
ブログをはじめたのも新らしい生活を始めたのも
昨日見た風景が今朝になればまたはじめて見るようで
私たちにとって春は年の始まり
すべてのものを新しい色で塗り替えて、また「今年」が始まる





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運んでいた塩ビの土管を川に落っことしたり、土手に乗り上げた軽トラをみんなで引き上げたり、一時間かけてこんがらがった水糸を解いてみたり

春が来ればこの村でもいろいろなことが起きる
今まで雪の下で眠っていた蛙と同じ
暖かくなれば思いもよらないことが日々入れ替わりで沢山起きる








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私の山の最後の桜
こちらが忘れていても山の空気を吸い込んで満開の花を咲かせている






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桜が毎年咲くように今年もいろんなことが起きるだろう
そのたびに笑ったり泣いたり怒ったり悲しんだり
その額に汗していろんな思いをするのだろう






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嫌なことも勿論あるし泣くことだってあるのはわかっている
寂しければ誰かを見つけて話しかければいいし疲れたら独りになれば良い





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稲も大きくなった
今年は村で自ら育苗
明日から田んぼの準備、もうすぐ田植えが始まる






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よし、今日はニンニクの草かきをしよう
機械が入れるようにわざわざ広く植えたけれど、どうせ時間なら腐るほどある
自分の手で引っこ抜いてゆこう



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やっと芽がでたたらのめ
谷あいの畑にはルバーブの種を蒔いた
はじめてやる作物。この辺でも作っているのは自分ひとり
ジャムにしたりするのだそうだが、さてどーするか?
出来上がってから考えよう
きっとうまくいくから







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今日はよくがんばった
ご褒美に今夜は独り晩餐
ニンニク畑で雑草と一緒に引っこ抜いた山ウドと刺身のカルパッチョ、道々抜いてきたねんぶる(ノビル)と少々とうが立ってしまったかんずこ(ノカンゾウ)の和え物。そして常世酒造の特性発泡どぶろく

どぶろくってこういう大きい茶碗でがぶがぶ飲むと黒澤映画のお侍みたいでカッコいいでしょ







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たとえ泣いても笑っても、思いもよらない苦しいことや悲しいことが起こったとしても
最後は笑っている
この場所はそういうところ
どんなに泣いたとしても最後には微笑んでいる
僕の仕事はそういうものなの










話のおしまい


作詞作曲・演奏・うた / 少彦名

ブログのカテゴリはこの曲から取りました
普段の生活を書いたものが「話のおしまい」
もし明日この世界が終わるとしたらどんな曲を歌うだろうか、
そう思って書いた曲です

もしそんな日が来たとしても私は微笑んでいたい
そう思って書いた曲です

(あなたの素敵な動画、募集してます)






『話のおしまい』

綺麗なものだけを信じていよう
好きな曲だけを回し続けよう
浮かんでは消えてく小さな記憶
好きな言葉で埋め尽くしてみよう

時計だけが静かに時を刻み
夜の闇に耳を澄ましてみよう
どんな映画で今夜は涙しよう

時が流れ 風に吹かれ 夢を思う
小さな世界
何も出来ず、何も見えず 君を想う
I LOVE YOU.   SAY AGAIN.


今までの事を整理してみよう
あと何人の人とめぐり合おう
難しい言葉は使わないでおこう
興味のない本は捨ててしまおう

満ち足りた時間に体をゆだね
目をつむっていったい何を待つの?
物語の終わりを感じてみよう

遠く 広く 空の下で
鈍く光る 小さな世界

空を越えて街を抜けて 遠くはなれ
君の元へ

音も立てず すべて消える
僕を照らす 確かな光

声をからし 歌うたう
残る言葉

I LOVE YOU.   SAY AGAIN.




桜露

2015.04.20 (Mon)
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連日の雨
高遠の桜は満開の花びらを雨に濡らしていました





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朝方は久しぶりに晴れ間が覗いてたのですが着いた頃にはまた雨が降り出します






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タカトオコヒガンは高遠城に自生する固有の品種。
ソメイヨシノよりも小ぶりで桃色の花をつける。
本来なら名前の通り彼岸頃に咲く桜
信州は一ヶ月遅れの春の訪れ







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激しく降ったと思えば急に晴れ間が覗いたり
あいにくの天気にもかかわらず天下の桜を一目見ようと詰め掛けた観光客の一喜一憂が余計に桜の色を赤く染めるようです。








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高遠の城には代々由縁のある家柄だとか。
その昔、城に通う五里の道のりを他人の土地を踏まずに通った云々・・・






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それもこれも少彦名がこちらに越してきてから聞いた話
きょうは御城主への二度目のご挨拶です。






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雨にぬれた桜をわざわざ見に来たのは初めてかもしれない。
やせ我慢でもなんでもなく、濡れた肌色の桜は晴天に輝く花びらに決して引けをとるものではない
むしろ余計に色鮮やかでまるで別の花のようにしっとりと振舞っています







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城内の桜は1500本、天下一というのもまったくうなずけます






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花の咲く頃
沢山の人々が花の周りを通り過ぎる
毎年必ず目にしているはずなのにいつもはじめてみるような
しっかりと目に焼き付けているつもりなのにまったく何も見ていないような。







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花びらに滴る雨の露

小泉八雲の「乳母桜」の一節を思い出す




『その桜の花は、桃色に白く、まるで大人の女性の胸の乳でうるおった乳首のようでございました。そして、人はそれを乳母桜、つまり、赤子に乳を与え守る乳母の桜の木と呼んだのでした』



乳母は自分の育てた子を、子は、育ての母親を。
母と子の互いを思う悲しくせつない物語







さて、城址を離れた直後、あたりは黒い雲に覆われ山頂では雷の鳴り響く激しい嵐となりました
峠を走るうち雨はみぞれに変わり霧に包まれた道は数メートル先も見えません
迷宮に迷い込んだ少彦名がたどり着いたのは・・・

次回は古代の謎に包まれた古いお社、「守屋神社」のお話です
謎の守屋神社








Kate Bush - Babooshka



桜狂い咲きということで今夜はケイトブッシュで三曲
彼女の錯乱した美しさは桜が咲き乱れ散っていく目くるめく感覚に似ているようです。



彼女は夫を試してみたかった。
彼女は何をすべきかよく分かっていた
偽名を使って、彼を欺いてみよう。
彼女にはそんないけない行いはできなかったのに。




彼女は夫の愛を試す為、他人に成りすまし香水の香る熱烈な手紙を送り、密会の場所で夫がどんな様子で現れるのか心を震わせて待ち構えるのです。そのとき、すでに彼女は彼女ではありません。雨にぬれた桜のように、彼女は以前の彼女ではありません・・・・





Kate Bush - Army Dreamers


Kate Bush - Get Out Of My House










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かみゆき

2015.04.09 (Thu)
朝、窓を明けたら雪だった



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昨夜、珍しくトイレに起きた。
何気なく外を覗くとしんしんと雪が降っていた。
夜、静まり返った中、雪はしんしんと音を立てて降る。
冷たく冷え切った廊下の下のほうから、しんしんと音を立てて降る





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この冬最後の雪になるのかな。
道すがら写真でもとっておこう







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この季節に降る雪をこの辺では『上雪』と呼ぶそうだ。
上雪は決して積もって残ることはない。
重く湿った季節はずれの雪、上雪の後ろで春はその出番を今か今かと待っている。









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もう少ししたらノーマルタイヤに履き替えないと。
田舎暮らしも意外とお金がかかる。






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窓を開けて走っていてもそんなに寒いとは思わない。
鉛色のくらい空も、触ればきっとやわらかい。









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そういえば来年は御柱だな。
信州に越して初めてのお祭り。

来年のことを話すと鬼が笑うんだよな。









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Phew - P - Adic -





前回に引き続きPhew の、アルバム『Phew 』から『P - Adic』です。
ぜんぜん今回のブログの内容とは一切関係ありませんし、ましてや読んで下さる皆さんに喜んでいただこうなどという姑息なたくらみも毛頭ございません。
さて、このPhew なるお方、80年代に活躍された地下の女王でございまして、 1979年にアーント・サリーでデビューされ現在も活躍中の女性ミュージシャンでございます。先にご紹介した名曲、『終曲』はバックアレンジをかの坂本龍一が担当しておりましたし。さらにさらに、今回聞いていただいた『P - Adic』を収録したアルバム、『Phew 』に参加されているのはあのドイツ・ポストパンクの大御所、ホルガーシューカイ(Holger Czukay)をはじめとするドイツロック界の重鎮、その面々がその才能を惜しげもなく披露し、完全無欠のジャーマンサウンドで彼女を守り立てているのでございます。いうなれば、和製パンク・ニューウエーブの海外ブランド逆輸入、世界で大ヒットした坂本九の『スキヤキ』に続く日本音楽史に燦然と輝く金字塔なのでございます。その歌声はあの きゃりーぱみゅぱみゅと肩を並べるほどにへったくそでひどい歌声にもかかわらず、彼女を乗せた神輿をかつぐ三人、コニー・プランク (Konrad 'Conny' Plank)ホルガー・シューカイ(Holger Czukay )そして私の崇拝してやまない天才ドラマー、ヤキ・リーベツァイト(Jaki Liebezeit)の面々が彼女の無秩序に吐き出す意味のない言葉の隙間をその深刻さなどまったくあざ笑うかのごとく縦横無尽に飛び回り、絡み合い、そして天高く飛翔していくのです。
(ホルガー・シューカイ以下『Neue Deutche Welle(ノイエ・ドイチェ・ヴェレ)』の紹介をこちら「音・風・水 いよいよ野良が始まる」でも書いてますので興味のある方は覗いてみて。


1981年といえばいまからすでに30年も前、しかし、この頃の和製ロックカルチャーは世界に肩を並べ世界を引っ張ってゆくだけの力があったように思う。そんな遺産を少しずつ切り売りして今、この日本に残っているものといえば、
ラーメン屋に響く鳥を絞めたような気味の悪いファルセットや「アッタカーイ」とか呆けてるハゲたコメディアンとか・・・・・



この10万も20万もするシャープの大きなスクリーンはいったい何を映すためのものなんだろう?










さて、思いつきで色々かいては見ましたが
みんなついてきているカイ?

さあ、楽しい春はもうすぐそこに!!












2015.04.05 (Sun)
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ザゼンソウ


今年の春は絵本のページをめくったように
突然やってきました






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この間まで何もかもが凍りついて、
マイナス10度は当たり前、水を使うにもホースをお湯に漬けることから始まって



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ワサビ


それでも、慣れというのは怖いもので
消えてゆく雪に、一抹の寂しさを感じている



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ここに来るまで春を心から喜んだことはなかった

自分だけがおいて行かれたような

季節が華やげば華やぐほどに









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毎年やってくる美しい季節









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鹿よけ風車


この手から零れ落ちないように









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オオイヌノフグリ




始まるのか

自ら始めるのか 
 






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話のおしまい
空白に色が満ちてゆく









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タンポポじゃないよ
一面の福寿草






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命短し
恋せよ乙女

はなの命は短く美しい









phew-終曲







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