めどとり

2016.02.27 (Sat)
P1014765.jpg


上野の山から御柱のめどでこを伐採するのは昔からの習わし
朝八時から村のコダマ様にはっぴを羽織って集まった




P1014763.jpg


蚕玉と書いてコダマと読む。この辺りは昔から養蚕が盛んな場所でその歴史は平安以前にさかのぼるという
私の家の二階にも昔蚕を飼っていたお蚕部屋がある。




P1014773.jpg


日本はシルクロードの東の端の国
かつて日本は桑の生い茂る絹の国として知られていた
伝説の大木から日が昇り出る扶桑の国、そういえば扶桑という名の巨大戦艦が昔あったっけ

そんなことを考えていたら諏訪湖の衆が三々五々大挙して山を登ってきた





P1014787.jpg


目星をつけていた木を斧持ち衆が品定めをする
斧方(よきかた)とはその名の通り斧に関する行事に携わる方々、木落の追い掛け綱を切るのは斧方の見せ場、お祭りの実行委員会ともいえる中心で活躍する氏子たちだ




P1014806.jpg

四本のめどでこを上野の山からとる
上社の御柱には前後二本ずつ四本のめどでこが立つ
しかし切り出されるのは四本ばかりではないそうだ
山出し用に切り出す長いメドデコ、里曳きのための短いもの、長いままだと電柱なんかに引っかかってしまう。それと折れてしまった場合の予備のメドデコ。ちなみに御柱が樅の大木なのに対してメドデコは固い楢の木だそうだ




P1014808.jpg



取るといえば先日の月曜日、22日の深夜、泥棒に入られた。
村全体で100本近く、草刈り機からチェーンソーからごっそり盗まれた
幸い、私の家はひとつ通りから奥まっていたので被害はなかったが両隣は大事にしていた農機具を持ってかれてしまった




P1014830.jpg


それでもみんな笑っていた
お前んとこもやられたかと笑っていた
わざわざ遠くからこんな山奥に来てお年寄りの大事なものを盗んでゆく
この村は幸せな村だ。そんなに困っているのなら、幸せの一つや二つ分けてあげたのに
それをこそこそと闇夜に紛れて盗んでゆく
卑怯な人たちだ
彼らはきっととても不幸な人間たちなんだろう
そして、心入れ替えなければいつまでも救われることはない
幸せとは無縁の悲しい人たち






P1014832.jpg



切り出した楢の木の皮をむいてゆく
信州の男は働き者だ
なので仕事に割って入ることができない
おかげでこうやって写真を撮っていられる




P1014843.jpg


今日も無事、一人のけが人もなく作業が終わった
大して作業の足しになったわけでもないが『枯れ木も山の賑わい』私も少しばかりのにぎやかしいにはなったでしょうか
これを読んでくださる皆さんの何人かでも御柱祭に来てもらえればお諏訪さんのお役にたてたのかなと

そして、これを読むかもしれない草刈り機を盗んでいった盗人の皆さん
お祭り当日は心を入れ替え美しい心でぜひ諏訪の御柱に遊びにおいでなして




スポンサーサイト

歌詞和訳第二弾 Luce - Polka

2016.02.20 (Sat)


去年の記事、Xmas で紹介したリュースちゃん。決して美人じゃないしスタイルもいまいちだけどそんなどこにでもいそうな女の子だからこそ画面いっぱいに微笑む彼女の笑顔がとっても切なく思えてしまうのです。
等身大の女の子が切々と歌い上げる珠玉のマッド・ソング
歌詞和訳第二弾!今夜はリュースちゃんの「POLKA」で雨降る週末の夜を強いお酒と共にしみじみ噛みしめてみてはいかがでしょうか









ポルカ / リュース




私、ポルカを踊りたいの
あなたの腕の中で踊りたいの
今すぐにでも踊りたいの
あらゆるスッテップを踊りたいの

流れるように踊りたいの
踊り方が分からなくたって
私はポルカを踊りたいの
そうよ、私はクレイジー
私はポルカを踊りたいのよ

たとえテンポが間違っていても
私は舞踏会に参加したいの
あなたと一緒にいれるのなら
私、どんなことをしてもポルカを踊るわ

私の足が木靴のように重いのは知っているわ
それでも帽子をかぶっておかしくなる
私が立ち上がれなくなったときは
あなたの首に腕を巻きつけて踊らせて

私の名前がエントリーになくたって
この舞台に私は飛び込むの
私はポルカを踊りたいのよ
さあ行くわよ!アン、ドゥ、トワ

そうよ・・・いいえ、ちがうわ、リオン、あなたではなかったのね
私の乳房を求めてるのはだれ?
ええ、そうよ!・・・・・やっぱり違ったの?
ジロー、あなたではないのね
私のパンティーを欲しがっていたのは

にぎやかなラ・バンバなんか嫌
私は魅惑のポルカを踊りたいの
難しくはないでしょ?
あなたなら簡単、私にすべてを教えてくれる

私はポルカを踊りたいの
腰をこうやって動かして
一糸まとわぬ姿で
何もつけないまま踊るのよ

私はあなたのステファニーじゃない
それでもあなたの人生に飛び込みたいの
あなたと踊り続けたい
こんな言葉、何百回も言わせないで

そうよ・・・いいえ違う
ジャン・ピエール、あなたではなかったのね
私を背中から求める人は
そうよ、いいえ、あなたではないのに
ピエールの親友さん
だれが私のパンティーを欲しがっているの?

私、ポルカを踊りたいの
あなたの腕の中で踊りたいの
今すぐにでも踊りたいの
あらゆるスッテップを踊りたいの

私の顔は好みではないのね
フン、私は一人だって踊れるわ
ウォッカを相手に
私のベットの中で一人で踊るの


                訳 少彦名







Polka / Luce


Je veux danser la polka
J'la veux danser tes bras
J'la veux danser tout d'suite
J'la veux danser toute cuite

Je veux danser la polka
Même si je sais pas le pas
J'la veux danser c'est fou
J'la veux danser tout t'saoul

Même si j'suis pas la cadence
Je veux entrer dans la danse
J'pourrais danser n'importe quoi
Tant que c'est avec toi

Je sais j'ai mes gros sabots
Oui mais je porte le chapeau
Et si je tiens pas d'bout
J'la danserai à ton cou

Même si j'suis pas sur la liste
Je veux entrer sur la piste
Je veux danser la polka
Un deux trois on y va

Oui mais non
Pas avec Riton
Qu'en veut qu'à mes nichons
Oui mais non
Pas avec Gilou
Qu'en veut qu'à mes dessous

J'veux pas bailar la bamba
Je veux danser la polka
C'est pourtant pas compliqué
Tu pourrais bien m'l'accorder

J'la veux danser t'as vu
Je veux bouger mon cul
J'la veux danser toute nue
J'la veux danser toute crue

Même si j'suis pas Stéphanie
Je veux entrer dans ta vie
J'la veux danser avec toi
J'vais pas te l'dire cent fois

Oui mais non
Pas avec Jean-Pierre
Qu'en veut qu'à mon derrière
Oui mais non
Pas avec son pote
Qu'en veut qu'à ma culotte

Je veux danser la polka
J'la veux danser tes bras
J'la veux danser tout d'suite
J'la veux danser toute cuite

Mais si t'aimes pas ma gueule
Ben j'la danserai toute seule
J'irai danser la vodka
J'la danserai dans mes draps








おまけ





デビューアルバムのプロモーション・ビデオ。なにやら旦那にいろいろと愚痴をこぼしているようですがフランス語ちょこっとの私には何を言っているのかさっぱりわかりません。歌もうまいしセンスもいい、おまけに芸達者。日本に遊びに来ないかな
どなたか翻訳お願いいたします
Luce - Polka    歌詞和訳



関連記事
歌詞和訳第一弾 Cleopatra Stratan - Zunea-zunea 






175_g_472.jpg
Luce / Chaud (輸入盤CD)【I2015/3/3発売】

上社御柱抽籤式

2016.02.15 (Mon)
P1014048ss.jpg




諏訪大社、上社本宮で御柱抽籤式が行われた


農閑期の冬の間、某大手食品会社の工場で重労働に励む毎日、ちょうどお昼の食堂のテレビで抽籤式の様子を生中継で眺めていた

上社には八本の御柱が建つ
本宮と前宮に4本ずつ
祭に参加する氏子たちのだれもがそのうちの一本、一番太い本宮の一の柱、「本一」を曳くことを熱望する

あの年の「本一」はある地区が大金をはたいて買った、この年の抽籤にはある裏取引があった・・・・
毎回のようにいろいろとあらぬ噂がたつのだそうだ
本くじを引く前にくじを引く順番を決めるくじ引き
大の大人が神官を取り囲んで森の神殿に何千と集まり厳かに恭しくくじを引いてゆく

はたから見ればたいそう滑稽な様子だろう
次々と引かれてゆくくじの結果に集まった群衆のどよめく声が大社の森を揺らす
その光景を食堂に集まった工員達が固唾を呑んで見入っている
和やかながらピンと張りつめた空気に
ふるさとの祭に参加する人々の喜びに
祭りの間、人々は神様の前で馬鹿になる

くじ順は7番目、残り二本のくじ棒を残して私たちの抽籤総代が見事「本一」を引き当てた
抽籤会の会場で、工場の食堂で、
ひときわ大きな歓声とどよめきが、わっと湧き上がる
今年の御柱祭で私たち豊田・四賀地区の氏子が名誉ある 「本宮一之御柱」 を曳くことになった

今宵は諏訪の酒場という酒場で木遣り歌が響き渡っていることだろう
ことに、豊田、四賀にある飲み屋は大騒ぎになっていることだろう
仕事帰りの車の中
酒も飲んでいないのになぜか胸がドキドキする

初めての御柱まであと一か月
私も神様の前で大いに馬鹿になる







御柱 全日程

■山出し
 上社:2016年4月2日(土曜日)・3日(日曜日)・4日(月曜日)
 下社:2016年4月8日(金曜日)・9日(土曜日)・10日(日曜日)

■里曳き
 上社:2016年5月3日(火曜日)・4日(水曜日)・5日(木曜日)
 下社:2016年5月14日(土曜日)・15日(日曜日)・16日(月曜日)

■宝殿遷座祭
 上社:2016年6月15日(水曜日)
 下社:2016年5月13日(金曜日)





氷瀑群 横谷渓谷 

2016.02.06 (Sat)
P2054584as.jpg



雪の山に入るのは危ないこと
東京生まれの私にはそんな考えがずっと心の奥に沈んでいて自然と冬になると外出する機会が減ってくる
ボーイスカウトがシニアに上がるときに雪中キャンプというイニシエーションみたいなイベントがあって、先輩の話を聞けば少年の恐怖心は募るばかり
結局シニアスカウトにはあがらないでやめちゃったけど、あの時の恐怖心がいまだに心に残っていることに改めて気が付いた




P2054561.jpg



夜のうちから準備をして横谷渓谷に出かける
今朝の気温は零下10度、3年も住めば体が慣れてマイナス15℃ぐらいにならないと寒いなーって感じなくなった
カメラを持って、お弁当を買って、飲み物はなににしよう、ガソリンが100円切ったのはとってもありがたい

軽トラを走らせビーナスラインを行く。
信州の片田舎にビーナスとか?ビーナスライン、メルヘン街道、お偉いがたの爺様の頭の中はどうなってるんだろうと思う。時代のはやりに乗ったつもりでやっちゃった勘違いはあとあととても恥ずかしい結果を招く。1968年公募でつけられた通称ということだが、昭和48年、調べてみればグループサウンズ全盛期の年。びーなす、めるへん、なるほど。意味のない似たような名前を付けてそのうえこの土地には全く関係のない横文字。
いったいこの道はどこに通じているの?わかりにくくてしょうがない。


ほら、言った端から、また間違えちゃった



蓼科に行くのはメルヘン街道、ビーナスラインじゃありません。
少彦名は記憶力が悪いの。蓼科道とか霧ヶ峰街道とかどこを走っているのかもっとわかりやすい、風情のある名前に変えてもらえないだろうか
ま、急ぐ道でもないから迷ってもそれはそれで旅のだいご味なんですけど






P2054596.jpg



足元が滑らないように履きなれた長靴。
おっかなびっくり転ばないように。
整備された遊歩道とはいえ一度足を滑らせればどこまで落ちていくかわかりません






P2054602a.jpg



雪山用の靴を買おうかな
ワークマンで安く売ってたけどあんなのでもいいのだろうか?
それとも靴底に金物の歯が付いた本格的なものじゃないとだめなのかな?





P2054640.jpg


横谷渓谷遊歩道
気合を入れてきた割にはよく整備された歩きやすい散歩道
これで安心、本日の遭難はなくなりました

でも、そこは雪山、来るときはしっかりした服装で来てくださいね
夏に歩いた時も女性が道に迷って捜索隊が出てましたから

そうそう、やって来て気が付いたのですが、この道去年の夏に歩いたことあるんです





過去記事 御射鹿池






P2054674.jpg


今日は暖かで全面結氷というほどでもないようですがそれでも素晴らしい景色です
子供の頃はつらら一本でも見つければとてもはしゃいでいたけれど、ここに下がるのは何千本の巨大な氷柱
ダイヤモンドはそれ自体の塊を見ているのか?それとも反射の放つまばゆい光を見ているのか?
連なり並び立つ氷柱の光景は視線を拒むほどの見事さです





P2054690.jpg



下町のアパートが火事で焼けて、その年の冬は大雪が降った
共同トイレ、共同台所、昔でいえば長屋ですね。
一階がろうそく工場、向かいの風呂桶屋が燃えてろうそくの倉庫に引火、それはそれは見事に燃えること
当時珍しい木造三階建の屋敷が巨大な炎に包まれて、お稲荷さんの小道が火のトンネルになる。その間を腰を抜かした母親の手を引っ張って必死に逃げた。母親に抱かれた弟はその日何時間も一言も発しなかった



あの冬のつららはとってもきれいだった






P2054731.jpg



何千本の氷の針が岩肌に下がり、切り立つ巌を真っ白な雪がやさしく包む。柔らかな雪の間を割って墨を流したような滝の水がとうとうと流れてゆく。





P2054703.jpg


雪の上に座ってじっとしている
動けない。動きたくない。






P2054747.jpg



コンビニで買ったハンバーグ弁当を御射鹿池のほとりで食べた
ご飯が凍ったように冷たい
もう少し、冬と仲良くなりたいなと思った











アルバム『Porcupine』
Echo And The Bunnymen - The Cutter





イアン・マッカロク / Ian Stephen McCullochを中心に結成された80年代イギリスのバンド。パンク・ムーブメントから派生したこの時代の一連の動きをパンク・ロックが破壊してきた音楽を再構築するという意味で「ポスト・パンク」と呼ぶ。バンド名のエコーは結成当時使用していたリズムマシーンのメーカー名。
結成は1978年、当時はU2の兄貴分的存在でしたがイアンの毒舌とマスコミに対する辛らつな発言からか一般受けはいまいち、U2のほうがはるかにメジャーになりました。
1987年、イアンの脱退によりバンドは一時解散、1997年に再結成、現在も活動を続けているようです
今日の紹介は三作目のアルバム『ポーキュパイン (やまあらし)』(1983)のジャケット写真からの連想。当時、毎日のように聞いたヘビーローテーションな一枚です。ちなみにイアン・マッカロックはU2のボノが大嫌いみたい。音楽性も似てるし時代も一緒で何かと比べられるしね。
少彦名はエコバニのほうが断然好き。U2は『New Year's Day』の一曲だけかな






Echo and the Bunnymen - The Back of love






アルバム『Heaven Up Here』
Echo and the Bunnymen - Heaven Up Here





Echo & The Bunnymen - Show Of Strength






















back-to-top