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アイヤッパへの道 vol.4

2017.07.14 (Fri)
第4話 アイヤッパ インドの神々

Ayyappa アイヤッパ




アイヤッパ Ayyappan または Ayyappa

Ayyanは敬意を表す言葉。Appanは父親。ケララやタミルナードの南インドを守る神の一人。守護神の頂点に君臨する鎮護の最高神です。
乳海攪拌の神話、アイヤッパは神々と悪魔の争い、呪いによって力を失った古い神、インドラやスーリヤを助けに来たシバ、ビシュヌ、ブラフマーの連合軍とアスラ達(阿修羅)の戦いの過程で生まれた英知の神です。ドルバサの怒りを買い呪いをかけられた神々の霊力を取り戻すため、不老不死の妙薬、アムリタ(甘露)を作り出そうと神々は曼荼羅山を回転させてミルクの海をかきまわします。乳海攪拌は月や太陽など世界の様々なものを生み出し、ついには、ビシュヌたちはアムリタを手にすることに成功しました。しかし、再びアムリタをめぐって神々と悪魔の争いが起き Amrita はアスラたち魔族の手におちてしまう。一計を案じたビシュヌは美しい娼婦、モヒーニ / Mohini に変身、悪魔たちを誘惑し、そのすきにアムリタを無事奪い返します。しかし、それを見ていたシバはその美しい娼婦に一目ぼれ、彼女がビシュヌの化身とは知らずに激しくアタック。その結果アイヤッパ神が生まれました。








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英知と勇気の神、アイヤッパはシバとビシュヌの子供。男神同士の子供であり、と同時にビシュヌのアバターの一つでもあります。南インドのみ、北インドでの信仰は見られません。マハーバーラタやバーガヴァタ・プラーナに現れる乳海攪拌の物語を読んでいただき、そこから感じられる通り、この神話では古くからの神々が実力を失い新しいヒンドゥの神が台頭してゆく。世代交代の過程が描かれています。現在、古い神のいくつかは人々から忘れ去られ、またある神は姿を変え、またある神は悪魔に身を落としてゆく。そんな中、ケララの一地方神であったアイヤッパがヒンドゥの神々と習合して生き残ってゆく過程が見て取れます。北から侵入してくるアーリア人の文化と飲み込まれてゆく古いインドの伝統が混然一体となってミルクの海に溶けてゆく。時に名を変え、時に姿を変えてあらゆる神々が再編成されてゆく。この辺がヒンドゥ教の面白いところ。キリスト教世界のように他者を否定し異文化を蹂躙し完膚なきまでに滅ぼしてしまう。黒か白かの一神教と違ってすべてをあるがままに容認し、分け隔てなく尊重し、なおかつ共存してゆく。平和で争いのない社会を築くための優れた選択が東洋の英知として目の当たりにできる物語です。








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日本の国産みの神話、伊邪那岐と伊邪那美が海(女陰)に天の沼矛(男根)を差し込み、かき混ぜ、抜き取った時に落ちたしずくが日本列島になったという神話に似ていますね。
とすれば日本は神々が作り出した甘露、日本のこのおおらかさはインドや東南アジアに共通するものかもしれません。







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今日はチェンナイのアイヤッパ神社にお参りに来ています。この旅行の一番の目的、サバリマラ巡礼はアイヤッパ神を信仰する人々が一所に集まる世界でもまれな大巡礼の旅。村の代表として巡礼に選ばれたこの若者たちは各地に点在するアイヤッパ神の別院で出発前の祝福を受け、皆に代わって神となり、巡礼の終わるまで菜食に徹し、睡眠は床でとり、たばこや酒はもちろんのこと様々な禁欲生活の中でアイヤッパの山を目指すことになります。






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お参りを終えて、その後、お友達のところを挨拶回り
インドに招待された日本人の大事なお仕事です。中にはとんでもなく偉い方もいらっしゃいます。









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この子は特には偉くないですが、ちょっと変なお顔してますね。
昔、インドではあまり見かけませんでしたが最近は犬をかわいがっているのをよく目にします。
インドで犬は『クッタ』。汚い下等な動物とみなされていました。インドで犬がペットとして受け入れられ始めたことは動物が好きな私にとってもうれしいこと。ゴムまりのように女の子の後について走り回っていました。
ちなみに、ご飯を食べた後「あー食ったクッタ」というとインド人が笑います。









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インドの占い『アガスティアの葉 / Nadi astrology』のナディ・リーダー、インドでも20人いない導師の一人です。とてもすごい先生なのですが全く屈託のない笑顔のかわいいチャーミングな人。アガスティアに関しては別稿で書きたいと思いますが本当に読める人は世界にもほんのわずかしかいないということだけ今は記しておきます。






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インドで年の瀬、今日はお休みなのでしょうか。
この辺の海は波が高いです。泳いでいる人は見たことがありません。波と戯れる平和な風景。
半月後、この静かな海岸はある事件がきっかけに大群衆で埋め尽くされることになります。
少彦名も大活躍、こうご期待!









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海岸沿いに開かれた露天市
南の人は魚をよく食べます。
確か十年以上前にこの海岸には訪れた記憶があります。
その頃は砂浜の上に建てられたゴミや流木で作った掘立小屋に裸同然で漁師たち家族が暮らしていました。
今では政府からの援助で一区画にアパートをあてがわれ、それなりの生活水準で暮らしていけるようになったといいます。








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日本で見る魚も、見ない魚も、サメなんかも食べるんですね。
安くしとくよ、兄さん買ってきなさいよ。






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「写真撮るならお金置いていきなさいよ。私、こう見えても高いんだからね!」

こちらも負けてはいられません

「漁師の村の女性は何でこんなにも綺麗なんですか?笑った顔がまたチャーミング!やっぱり毎日魚を食べてるからそんなにきれいなんですよね。」

あーらやだよこの人ったら!
彼女は照れてそれでも嬉しそうに隣の売り子たちと笑っています。
どーやらこの勝負、私の勝ちのようですね。






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チェンナイの空気が悪いのか、のどが痛くて体がだるいです。
第一話でもちょっと触れましたが到着早々、埃と排気ガスでのどをやられたみたいです。あらら、明日はハッピーニューイヤー、ホテルで年越しのパーティーがあるのに。私は風邪をひくと高熱に悩まされる体質。特にのどは少彦名のウイークポイントです。実際、この旅の間一か月、いや、帰ってからも半月以上、咳が止まらず時に高熱に侵される毎日でした。
どうぞ、海外に出掛ける際は日本製のマスクをお忘れなく。







Chennai Driving to Nivedhanam






インドの車窓から
クラクションなりっぱなし、車線無視の無法地帯。割り込み、逆走何でもあり、牛がいないだけまだましです。







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