少彦名のきのこ図鑑9 シャグマアミガサタケ

2020.05.06 (Wed)
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4月29日
マツまじりの竹林の土手で発見。







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赭熊網笠茸、赤熊網笠茸、Gyromitra esculenta

シャグマは赤い熊と書いて赭熊、なんともおどろおどろしい形をしています。この異様な姿を見て食べようと考える人は少ないと思いますが、下手をすると死ぬこともある猛毒のキノコ。
しかしながら学名の『esculenta』は食べることもできますよという意味だそうで、実際にフィンランドやスウェーデンでは毒抜きして普通に食べているそうです。ただ、毒抜き最中の湯気を吸っても中毒するということでなかなかの強毒を持つ恐ろしい菌には間違いありません。







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もちろん私も食べようなんてこれっぽっちも思いません。
シイタケやらヒラタケやら、山に入ればもっとおいしいキノコがそれこそ山とありますから。






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4月上旬
今年の仕事始めはビニールハウスの再建から。
育苗した苗は今か今かと植栽の時を待っています。










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上野大根の加工場で使われなくなった大型の漬け桶を貯水タンクに転用。水やりばかりではつまらないので古代蓮で有名な『大賀蓮』を沈めます。

いらなくなったたくあんの漬け桶
もう3年もすれば村名産の上野大根も、作る人がいなくなって消えていく。このまま新たな後継者がいない限り消え去っていく運命です。







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冬に雪で倒れたねむの木の大木。
調べてみたらヒラタケの原木になるということで片付け傍ら家の裏の軒下に運び込みました。今年の秋はシイタケにナメコにヒラタケも加わってお鍋の中はより一層にぎやかになりそうです。
ちなみに、この畑にはあの青汁の『ケール』を植えました。派遣の時に友達になったブラジルの友人が食料品店を営んでいるのでそちらで売ってもらいます。









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Au Revoir Simone - Shadows







Au Revoir Simone
前回に引き続きブログ最初期に紹介したバンドを引っ張り出してきました。オゥ・ヴォワー・シモンヌ (オウ・ルヴォワール・シモーヌ)。フランス語で
オゥ・ヴォワーはさよならって意味。英語圏の人は『るぼわーる』って呼んでるのかな?
旅行中の電車の中で偶然知り合った女の子がそのままバンドを組んじゃった、ニューヨーク発信、三人ともキーボードの不思議でなんだか幸せな音楽グループ。女の子にとっては気持ちのいい音なんじゃないかな。男性の中に隠れている乙女心さえもくすぐる、可憐でノスタルジックな三人組です。





Au Revoir Simone - Another Likely Story




Au Revoir Simone - Sad Song




Au Revoir Simone-The Lucky One




















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リセット 再び

2019.10.18 (Fri)
ひどく散らかった部屋でジムノペティ―を聞く


自分の周りを円を描いて発泡酒の空き缶がならんでいる。


さて、長い間休んでいたブログを再開するか?
それともこの散らかった部屋を片付けるか?



それが問題だ。







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The Flying Lizards - Money





ビートルズの演奏で有名なロックンロールの名曲。
ガレージで録音したキッチュな宅録が予想に反し見事大ヒットした驚異の超低予算カバーバージョン。
フライング・リザーズはこのシングル一枚で文字通りビッグマネーを手に入れましたとさ。





スリランカ同時多発テロ

2019.04.21 (Sun)
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スリランカで爆弾テロが発生しました。
スリランカはインドのタミルナードとは深い因縁のある国。タミルの友人が多い私にとっては決して他人事ではない事件です。
取り急ぎざっと、簡単に書いてみます。




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スリランカは10年前までタミル人とシンハラ人の民族紛争による内戦が続いていた国。一説によると犠牲者の数は10万人とも20万人ともいわれています。

今回のテロで私が一番危惧するところ。
再び民族紛争に発展すること。タミル人の何らかの団体が今回の事件に関与していないことを祈っています。

そこで、私なりに今回の事件の実行犯を推理してみます。





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タミル・タイガー。
可能性は低いと思われます。
タミル・イーラム解放のトラ。スリランカ内戦時、スリランカ政府と敵対したテロリスト集団。私見ですが、タミル・タイガーはスリランカ政府のタミル人に対する民族浄化、弾圧に対抗するためのタミル人自警団と私個人は考えています。日本、欧米諸国がタミル・イーラム解放のトラをテロ集団と認定しタミル人に対する虐殺、弾圧の事実を無視して報道し続けていたのはスリランカ政府との親密な関係から。(民族紛争の直接の原因を作ったのも今は紳士面をしているイギリス、現代に残る紛争の全てはこの国が作り上げたものです)スリランカ政府の悪行が明るみに出たことでやっと動いた国際社会の仲裁により26年ぶりに停戦協定が結ばれました。
結論としては彼らが事件を起こす可能性は非常に低いと思われます。理由としてキリスト教会を攻撃する理由がないこと。結果として国際世論を味方につけることはできないこと。タミル人のキリスト教徒が多数いること。

タミル人イスラム団体。
こちらも可能性は低いと思われます。
今までイスラム教徒によるテロがスリランカでは行われたことがないこと。
おなじタミル人がいるであろう教会を爆破することになること。
タミル人の故郷、インドのタミルナード州ではヒンドゥ教徒、イスラム教徒、キリスト教徒はともに助け合いながら仲良く共存しています。洪水などの大きな天災が多い中、彼らは宗教の区別なくともに助け合って生活しています。なお、パキスタン系テロリストが起こしてきたテロは主にムンバイやデリーなどの北インドです。

結論
外国のイスラム過激派による犯行。国内情勢を不安定にして活動拠点の拡大を図る。
シンハラ人の謀略。タミルの分裂を図りタミル人社会を弱体化する。
今回高級ホテルも標的にされたということですが対外的に衝撃を与えるという意味では国際テロ集団の可能性が高いと思われます。




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しかし、どうしても釈然としなのでお見舞いもかねてスリランカの友人に電話で聞いてみました。ちなみに彼はイスラム教徒です。

回答
スリランカでは近々に大きな国政選挙を控えている。投票日を前に政府転覆を狙う野党のブラックキャンペーンの可能性がある。
10年前の停戦以来、スリランカでは長い安定した政権運営が行われている。安定した世の中にあって与党政府を攻撃する口実が野党には皆無である。
インドやスリランカでは選挙前にこういった過激な事件を起こして国内を混乱させる手法は珍しいことではない。
国内情勢を不安定にし政権与党に今回の事件の責任をとらせる。
タミルタイガーにキリスト教徒を攻撃する理由が見当たらない。タミル解放のトラのメンバーには多数のキリスト教徒が存在する。
タミル系イスラム教徒による過激なグループはスリランカには存在しない。スリランカ国内では未だかつてムスリムテロが発生したことがない。

結論
あくまで彼個人の見解としてですが、この事件は選挙を控えて野党グループが仕掛けた世論操作のためのテロの可能性が高いとのこと。もし、このまま犯行声明なり犯人逮捕が無いようであれば政治的な偽装テロの可能性が高いでしょう。
政治グループ、政党の構成メンバーはシンハラ人、タミル人が混在しています。人種的な差は政治勢力の中には存在しないとのことです。





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もしこれが事実だとすれば、ただの権力抗争で100人以上の人命を奪うなどとは日本では全く想像できない暴挙です。にわかに信じられることではないですが、テロ直後のスリランカ国内では国民の多くがこのことを噂しているとのことです。
もし今後、外国人テロ組織の関与が浮上したとしても彼らを国内に手引きした黒幕が国内の政治の世界にいないとも限らない。そんなことまで疑ってしまうような彼の発言でした。
世界有数の観光地、スリランカでこのような事件が起きてしまったのは本当に残念なことです。スリランカの少数派であり私の大事な友人であるタミルの名前がテロリストの中から見いだされないことを切に願います。やっと手に入れた平和をこんな事件で手放すことのないよう、今こそ国内が一致団結し、人種や宗教の垣根を越えて平和で強固な社会を作り上げてゆくことを切に願います。





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歌合戦 2018

2018.12.31 (Mon)
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冒頭追記
昨年はお世話になりました。
記事の頭にわざわざ追記というのも音風水は音楽ブログのつもりなのですが曲のレビューにコメントがあまりにも少ないことに悩んでおります。どうか皆さま、年賀状の仕分けで忙しい私を元気づける意味でも何かしら書いていただけると幸いです。とくに、当方、普段はあまり音楽聞かないよという人に向けて書いておりますので詳しくない方もお気軽にどうぞ!!




今年もあっという間の大晦日。やりたいことの半分もできなかった今年一年、今年紹介した名曲とともに悲喜こもごもの一年間を振り返る『音・風・水』年末歌合戦。振り返れば悔いが残る年ではあったけれどそこそこ立派にやり切ったんじゃないかな。悔いが残る年末というのもこうして区切りをつけたとき、また来年頑張ろうという新年への原動力に。さて泣いても笑っても今年も残すところ一日、来年こそ幸多かれと願いを込めて『音・風・水』年末歌合戦、開催です。








Yegna Ft Aster Aweke - TAITU






今年紹介した曲では文句なしの第一位。エチオピアのアイドルグループ、ヤンニャと大御所アスター・アウェケ共演の少年少女たちに送る未来への賛歌。彼女たちを中心に展開するアフリカ女性を支援する運動、ガールズハブは現在も健在で、ラジオやSNSを通じて世界へと発信を続けています。この曲で歌われている『Taitu』とは19世紀のエチオピアの女王『タイトゥ・ベトゥル / Taytu Betul』のこと。ビデオの中でアスター・アウェケ演じるのがその女王様。主人公の少女が通う学校の教室にもその肖像画が飾られているのを見ることができます。国内での奴隷販売を禁止し、アドワの戦いでは夫、メネリク二世とともに自ら軍団の先頭に立ちイタリア軍を撃退、帝国の独立を守り抜いたエチオピアの伝説的ヒロイン。そんな彼女のように『私たちだってできるのよ』と5人の少女がアフリカの若人たちにエールを送る可能性への応援歌。フェイスブック『Yegna』で活動の様子が見られますので興味のある方は私の過去の稚拙な文章と共に是非とも目を通してほしい。聞けば必ず元気になる、いい曲です。



『Yegna  明日への切符』





私が所有しているアスター・アウェケのCD












Girma Beyene / Ene Negn Bay Manesh






プレゼント企画でクイズのシンキングタイム用に使った楽曲。引き続きエチオピアからの一曲です。
60年代当時、首都のアジスアベバはアフリカでも有数の大都市で夜の町は活気に満ちていました。『スウィンギング・アジス』と呼ばれたムーブメントのさなか、音楽界のドンとして頭角を現したのがこのギルマ・ベイェネ。アディスアベバ生まれ、生年月日は不詳、ちなみにエチオピアがアディスアベバに首都を遷都したのは先のタイトゥ女王の時代です。

アメリカツアー中に祖国エチオピアで軍事クーデターが勃発しそのまま亡命、しばらく音楽界からは姿を消していましたが帰国後、再び活動を再開、そんな生きている伝説の現在の姿もあわせて、どうぞ。



Enkèn yèlélèbesh by Girma Bèyènè & Akalé Wubé







『ブログ開設5周年記念プレゼント企画』














TACO / な・い・し・ょのエンペラーマジック






毎年一曲は変な曲が混じります。その中でもこの人達は極めて危険。レコードにうんこのおまけ付けたりライブで自分の体にナイフを突き刺してそのまま精神病院に入れられたり。ツイッター見たら山崎晴美さん、まだまだ現役でございました。




『水虫にはキッチンハイター』
















Emilie Simon - Dame De Lotus





いいなぁ、この曲。今年一番聞いた曲かも。結構前から持っていた一枚だけど何故か今になって引っ張り出してはよく聞いている。この曲みたいに単純なメロディーや無機質なリズムの断片が幾つも重なり合って一つの建造物を作り上げていくように。シンプルな旋律が何重にも重なり、絡み合って有機的な塊を作り出してゆくように。そんな作品が私はとっても好きです。ただかわいいだけじゃない、ぜひお会いしたい女性の一人。





『ミンミンゼミ』



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Devendra Banhart - Little Yellow Spider






記念すべきブログ第一回目に紹介したデヴェンドラ・バンハート、Devendra Obi Banhart ミドルネームのオビはスターウォーズのオビ・ワン・ケノービから、インド人の名前だねってインドの友達が言ってたから調べてみたら彼の両親が師事していたインドの導師が名付け親なんだって。道理でインドをちゃかしたような曲があったり見てくれもインド人みたいだったり。ベネズエラ生まれのアメリカ育ち。なんてことない曲ばっかりなんだけどいつの間にか聞き入ってしまう、不思議な歌声の持ち主です。





Devendra Banhart - Carmensita








『音・風・水 ブログ開設5周年』
















On The Road / Emi Meyer





文句なしにいい曲ですね、なので解説は無し。プリウスのCMソング。調べてみたら日本人だったのでうれしかったな。




『フィリピン・南国の光』 台風













The Damned - Shadow Of Love





意外と反響があったのがこの曲。おかげで、7曲選曲の今日の予定が8曲になってしまった。音楽ブログのつもりだけど選曲に難ありなのか私のブログは曲に対するコメントがほとんどありません。




『台風』











Lost on You - LP





〆はこの曲。この曲もシンプルでよくありがちなバラードなんだけど、ではその辺の平凡な曲とどこが違うかっていうと、この曲には不思議な魔法がかかってるってこと。その魔法をしっかり言葉で解説できたならいい作品がいくつでもかけるようになるんですけど。Google検索『Lost on You 和訳』で毎日20件以上の閲覧数があるこちらのページ、翻訳、頑張った甲斐がありました。





『歌詞和訳  Lost on You / LP』













どうです、一曲でも気に入った曲がありましたでしょうか?徹夜のバイト帰り、勢いで一気に書いてみました。
それでは、私は明日の仕事が控えているので寝ることにします。きっと夢の中では数限りない名曲が。そんな私にかまわず終わろうとしているこの一年、いったい来年はどんな年になりますでしょうか。来年こそはと思うところは、皆さんも山ほどあることでしょう。何の変りもない毎年の年の瀬、しかし不思議なことに年が明けるのがいつになく楽しみなのは、いったいなぜなのか。一人一人の心に秘めた思いとともに、来年もよい年でありますように。








アイヤッパへの道 vol.17

2018.11.24 (Sat)
インドのキリスト教

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インド洋に浮かぶ小島、北センチネル島で一人のキリスト教徒が殺された。
この島に住むセンチネル族は外界との接触を一切拒絶し、インド政府も文化保護と渡航者への安全のため半径5キロ範囲は立ち入り禁止としている。そんな島にこのアメリカ人宣教師は布教活動と称して違法に上陸し殺された。

事あるごとに露呈する西洋人たち、キリスト教徒のこういった傲慢さ、独善的な発想にはほとほとあきれるばかりだ。









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チェンナイを出てアイヤッパの聖地へ向かう途中、最近建てられた、または建築中の真新しい教会を少なからず目にすることがあった。訪れた町という町であのとんがった塔の上の十字架を目にした。キリスト教会の建設ラッシュ、こういった動きはここ数年のことのようだ。以前訪れたときには見られなかった光景である。




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テレビのチャンネルでもキリスト教専門のチャンネルがあった。信者たちに向かって絶叫する女性宣教師の顔がアップで写っていた。彼女のポスターがどこの街に行っても張られていた。言葉がわからない私には彼女のまなざしに狂気しか感じることはできなかった。




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奇しくも印度から帰国した当時、『沈黙 -サイレンス-』という映画が話題になっていた。遠藤周作原作、マーティン・スコセッシが監督した江戸時代に起きたキリスト教徒弾圧の物語である。いろいろと細かいことは長くなるので書かないでおくが、私はこの時代に起きたキリスト教徒の殉教、弾圧による多くの犠牲の本当の責任はインド洋で起きた宣教師の殺人事件と同じ、西洋人の思い上がり、キリスト教の無軌道な布教活動の結果だと考えている。踏み絵、隠れキリシタン、島原の乱、どの教科書を見てもキリスト教徒が迫害された事実ばかりで私たち日本人にとってはネガティブな歴史しか描かれていない。が、そこに至った理由と日本政府がバテレン禁止令に踏み切らざるを得なかった原因は当然としてあるはずだ。事実、キリスト教徒に焼き討ちされた寺社仏閣が日本各地に多数存在した。略奪され、女は強姦され、虐殺され、ついには全滅してしまった島や村々があったこと、イエズス会の真の目的が布教に名を借りた日本の占領、植民地化であったこと。そういった歴史上の事実はどういった政治的配慮があるのかわからないが一切教科書に出てくることはない。ちから姫様も指摘してくださったように日本人を奴隷として海外に売買していたのは神に仕えるはずの宣教師たちであった。ただ幸いなことに、当時の日本は戦国時代を終えたばかりの世界有数の軍事大国。鎖国政策をとることで西洋列強の力を排除することができた。方や同時代の他のアジア諸国に目を移せばその姿は惨憺たるものがある。その最たる国は今はキリスト教国家となったフィリピンだろう。この国は文化も宗教も国家も、民族の歴史すらも彼らキリスト教徒の手で破壊し尽くされてしまった。
『フィリピン・南国の光』 オリジン













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この記事を苦々しく思い読んでいる方もきっと少なくないだろう。
私のインドの友人で一番古くから付き合ている親友は何を隠そうキリスト教徒である。私の前妻は白人女性、当然キリスト教徒、同じ一神教のイスラム教徒の友人もたくさんいる。インドで一緒に船旅を楽しんだ美しい女性もムスリムだ。そして彼らは私が一神教に対しては懐疑的だということをよく知っている。少しピントがずれるかもしれないが教祖が未だに生きているカルト集団、オームや幸福の科学や学会など、それもまた一神教の派生形として私はとらえている。さて、考えてみると一神教とは宗教の世界では特異な存在だ。一神教こそが宗教のスタンダードだ、みたいな印象を持っている人は多数いるのかもしれないが、実際は世界に存在する一神教は、ユダヤ教とキリスト教、そしてイスラム教の三つだけ、あとの大多数はすべて多神教なのである。
繰り返すが、神が一人しか存在しない宗教には致命的な大きな欠陥がある。経典にどんなにすばらしいことが書かれていようと、信者さんがどんなに清らかな心を持っていようと、神が一人しかいない排他的な構造を持った宗教は人類が乗り越えなければならない最後の大きな障壁だと私は考えている。

『信じる者は救われる』と彼らの神は言う。それは同時に『信じないものは救われない』ということである。そんなケツの穴が小さいやつが神であろうはずがない。この罰当たりがとお怒りになる方もいるかもしれない。しかしよく考えてもらいたい。今から30年前、『悪魔の詩』を翻訳した筑波大学の教授が殺害されるという事件があった。宗教批判に加担したことで命を奪われてしまったのだ。しかし、もし、「ブッタは狂人だ!」と叫んだとしても彼を殺そうと思う人はそうそういないであろう。ある特定の宗教を批判したときにそれを不謹慎だと強く感じるかどうかはその宗教宗派の持っている特性を知るうえで一つの指針になり得るようだ。






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南インドでは金に物を言わせて次々と新たなキリスト教教会が建設されている。インドの社会の歪を利用してどんどんと信者を増やしている。その国の宗教を否定して、文化を無視して、人を救うことが果たして本当にできるのだろうか。それは人々の新たな対立を生むだけではないのだろうか。そして何より一番恐ろしいのは布教して歩く末端の信者たちがそれを善行だと信じて疑わないことだ。社会の貧困に付け込んで人々を勧誘するその行為は悪魔が人の弱みに付け込んで巧みに誘惑する、そういう姿にしか私の目には映らない。




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建設中の教会を見ながらインドの友人に「なんで多くの人々がヒンドゥからキリスト教に改宗するんだい?」と聞いてみた。
彼は苦々しい顔をしながらすかさず右手を突き出して指で輪っかを作って見せた。

「ようは金だ。それだけさ」

古くからのインド人キリスト教徒と近年のキリスト教への改宗者とはかなり性格が違うということだけは事実のようである。








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Alisha Chinai - Made In India










白点病にはインドの唐辛子

2018.10.17 (Wed)
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ゴールデン・ダイヤモンド・エンゼル





今年の残暑は長く暑かった。
10月に真夏日でそのうえ急に寒くなったものだから風邪をひいてしまいました。
人間でもこんな調子ですから、同居人の熱帯魚たちも先日の急な低温でなんと白点病にかかってしまいました。
節電のため夏の間はヒーターを切っていたもので、ちょっとした飼い主の油断からかわいい子たちを病気にしてしまいました。









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前日まで全然何ともなかったのに一晩であっという間に広がっていました。あまり魚を病気にしたことがなかったので…さてどうするか。







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白いカビみたいなものが確認できますでしょうか。
見事に全員、6匹とも罹患しました。
原生動物の一種、ウオノカイセンチュウが寄生して起きる病気です。





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見るからに痒そうです。
似たような病気がいくつかあるので白点病とは断言できませんが、とにかく急な低水温がきっかけで起きたことには間違いありません。白点病は水温が低いと感染すると聞きます。ただ、今回の本当の原因は急な低水温による魚へのダメージと水質の悪化で魚の免疫力が低下していたのが主だったのでしょう。ひとえに私の管理不足ということです。
さて、ただただ悲観しているわけにもいきません。何とか最善の治療の方法を見つけなければ。そこで、まずは水温を30度近く上げてゆきます。先ほどもふれたように白点病と断定したわけではありませんが低水温が原因というのはわかっています。温度を上げれば改善する可能性は高いでしょうからサーモスタットの設定を28度まで上げてやります。ウオノカイセンチュウは低温を好み30度以上の水温だと繁殖が抑えられます。ただ、30度まで上げてしまうと魚自身にもかなりのストレスになりますから、まずは28度の設定にして様子を見ることにします。これで病状が抑えられれば9分9厘白点病ということになります。
体にとりついた白点虫は2~3日で魚の体を離れ再び低床に潜り胞子になって生き残ります。その胞子から遊走子という段階を経て再び魚に寄生する、そのサイクルは5~6日です。ちなみに、寄生できなかった遊走子は24時間で死んでしまいますので、厄介なこの寄生虫を殺すには魚から離れ胞子になる前の時期と遊走子の時期がチャンスということになります。ニューグリーンFなどの薬を使って直すのが確実で手っ取り早いのですがそこは無農薬の少彦名、今回はこちらを使ってみました。









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『スクナヒコナ農園、おいしいインドの青唐辛子!』

鷹の爪?そんなもの効くはずないからー、という声もちらほら聞こえてきますが、先ずは手近にある、それも絶賛栽培中のこのおいしい唐辛子を使わない手はありません。
一本丸ごとと行きたいところですが、この唐辛子、日本のものと比べたらはるかに辛い、祈りを込めて、新鮮な唐辛子を半分にちぎって、ダメもとで水槽に入れてみました・・・・・。


入れたとたんにみんな唐辛子の反対側に逃げ出して震えています。笑っちゃいけないけど可笑しかった。
「辛い!」っていう声が聞こえて来るようです。





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結果
効果は二日で出始めました。劇的に白点の数は減りその大きさも小さくなりました。
一週間もするとすっかり白点は消滅しました。この時点で水換え、なぜこの時期にしたかというと唐辛子の効果を確認したかったことと、発病している最中に低床からごみを巻き上げるのが怖かったからです。巻き上がった新たなハクセンチュウに寄生されるとも限りません。七日後の症状が治まったこの時期に改めて水替え、新鮮な水に交換します。その際、低床のクリーニングも併せて行います。白点病の原因になる鞭毛虫は普段低床のごみの中に潜んでいますから一気に外に出してしまいましょう。いいタイミングにちょうど数日前に買い替えたプロホースが届いていたのでとても助かりました。






スクナヒコナのテレフォンショッピング!


プロホースエクストラ
先代プロホースの改良版。弁の部分が壊れにくく扱いやすくなりました。

画像をクリックすると商品の解説が見れますよ。









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二週間後に水温を28度から飼育水温に設定。白点病の治療は完治、終了致しました。

今回は『白点病にインドの唐辛子が効くかもしれない』というお話。
本当のところは高温療法で病気を抑えたというところなのでしょうが、少なくとも唐辛子の投入は魚に害はないということだけはわかりました。とにもかくにも、みんな元気になったのが何よりです。

めでたしめでたし。






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インドで民衆に向け警官が発砲

2018.07.15 (Sun)


インドの友人がフェイスブックにアップした動画
詳細確認中。







調査結果

結論から言うとこのビデオはフェイクです。実際はこのビデオがアップされたのは去年の11月、『Moke Dreal of Khunti Police』と題されてアップされた警察の訓練の様子です。




別角度からの映像






ただし、このビデオが関連づけられて報道されているマディヤ・プラデーシュ州、マンドサウル/ Mandsaur でのデモ隊への発砲事件は、警察による銃撃、暴行で6人の被害者を出しているようです。農作物の価格を見直してほしいと抗議に集まった非武装の農民に対して警察隊が無差別に発砲。一人は警察署内での暴行で亡くなったと考えられているようです。

今回、この映像に関しては誤報ということになりますが、本物の映像だと全く疑わずに動画をアップしてしまったムンバイ出身のインドの友人の行動にも十分理解できる節があるようです。というのも、今回この事件、映像の真偽を多数のインドの友人に問い合わせてみたところ、この手の『インドの警官』に関する犯罪はごくごく普通にインド各地で日常的に起きているからです。





今年の5月、マンドサウルの事件のほんの少し前、タミル・ナードゥで起きた抗議集会に警官が発砲したときの映像です。ショッキングな内容が含まれますのでご視聴は自己責任でお願いいたします。


トゥーットゥックディの大虐殺の動画
Thoothukudi massacre / トゥーットゥックディの大虐殺 Wikipedia


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2018年5月22日、Thoothukudi Tamil Nadu タミル・ナードゥ州トゥーットゥックディ。長年悩まされていた工場による環境破壊に抗議するため集まった地元群衆に無差別に発砲、13人の犠牲者を出しました。

事件は集会の最終日に起きました。集会も終わりに差し掛かり三々五々家路に帰ろうとしている人々に突如警官隊からの無差別な発砲がありました。その際、警官からの威嚇射撃などは一切なく、警告すらないままに突然銃撃が始まったとのことです。政府の言い分としては一部の群衆が暴徒化し放火、投石を始めたことへの警告だったと公表しています。実際、映像の中でも車や建物が燃えている様子が映し出されていますが、たぶんこれは警察自身が自ら放火した自作自演のものでしょう。マンドサウルでも同様ですが、警察による暴力的煽動によって現場の状況を悪化させ、それを理由に実力行使に出るのはインドの政府では常套手段です。過去、タミルの闘牛、私も大活躍したジャリカットの復活大集会でも、密かに警察官が車に放火している映像が多数アップされています。残念なことに先のこの事件でも無抵抗な市民が大勢虐殺されました。近日『アイヤッパへの道』で改めて報告させていただくつもりですので今しばらくお待ちください。



shree parthaSarathy
Parthasarathy



私の名前は『スクナヒコナ・パルタサルティ』
期せずしてインドの警察権力に対する抗議記事になってしまいました。
私の誤報から、かえって皆様に日々成長し発展してゆくインド社会の陰で増長してゆく負の力をお目にかけることになりました。
これからもインドのホットな生きた情報をお伝えして行きたいと思っています。









音・風・水 ブログ開設5周年

2018.04.02 (Mon)
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5年前のエイプリルフール。
何日続くかわからないいつもの通りの三日坊主が、
何とかかんとかあれから本日が5周年。

当初は水槽のブログにしようかなと、
それでも最後は好きな曲で〆るスタイルは今も変わらず。
題名の『音・風・水』が浮かんだ時点で長続きしそうだという予感はあったけれど、
それでも振り返ってみればいろいろなことがあったなと。
つたない構成からよくもここまで育ってきたなと。

さあ今日でおしまい。
さて、本日でこれっきり。
そう言い切ってかっこつけたい気持ちもあったけど、
駆け足になったり、とぼとぼ歩いてみたり、
時には立ち止まってみたり。
変に気取らないで自然体でこれからも書いていこうと思っています。

この5年間
言葉に残してきて本当によかった。





Devendra Banhart - Little Yellow Spider





一回目の選曲はデヴェンドラ・バンハートの『Carmensita』でした。
ビデオの中の女優、映画『ブラックスワン』のナタリー・ポートマンは彼と別れ二人目の子供を出産し、バンハートはキリストのような長い髪をバッサリと切り落としてこぎれいな書斎のソファーに身を沈めています。


横谷峡 氷瀑群  

2018.02.20 (Tue)
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前にも一度訪れました。冬の横谷渓谷にやって参りました。



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諏訪インターから車で30分。とっても気軽に来れる隠れた秘境です。
写真は乙女の滝、公共の駐車場に車を停めたら歩いて5分。こんなに手軽に見れる絶景もなかなかないと思います。



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さて、なんで再訪しているかといえば職場で仲良くなったインドの友人が車もなく休みの日は何もすることがないと嘆いていたのでそれではと軽トラの助手席に押し込んで連れてきた次第であります。




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ささ、皆様も私たち二人についてほんの少しだけ氷の世界を散策と参りましょう。



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友人のビノートクマール君。私もよく知っているチェンナイ市から来たタミル人のエンジニア。氷の滝、氷柱の大きさと比較してもらうために登場していただきましょう。



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この日はとっても暖かな日で時折差し込む光で氷の柱がまぶしく輝いたりします。インドの友人も驚くやら感激するやら、あれだけ喜ぶんだから本当に連れてきてよかったな。



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途中ホテルの敷地が道を遮る形になるのですがそこであきらめずに再び沢に降りて進んでゆくと予想もしない風景にぶち当たります。ここまで駐車場からほんの20分、足元さえしっかり整えてくれば誰でも歩けるなだらかな氷の道です。



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以前紹介したのはこちらの記事
氷瀑群 横谷渓谷
もう二年も前になるんだ。



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夏は新緑、秋は紅葉。
長野県茅野市蓼科温泉郷、帰りは日帰り温泉にでも浸かって、近くには御射鹿池なんてこれまた隠れた名所がありますからなかなか楽しめるエリアではあります。

御射鹿池


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この日はお弁当やらお菓子屋らたくさん買い込んで雪の上でちょっとしたパーティー。
女っ気がないのが玉に瑕です。


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そうそう、この記事の写真のどれかにかわいいキャラが隠れているからみんなで探してみてね。




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Little Girl - Hanne Hukkelberg



ハンネ・ヒュッケルバーグ
ノルウェーのシンガーソングライター、プロデューサー。
今夜紹介した彼女のデビューアルバム、「 Little Things」ではワイングラスをこすったり自転車の車輪を回したり、身の回りにあるもので音を出したりしています。彼女の曲を聴いていて何故か全然イメージは違うんだけどニューヨークのミュージシャン、ローリー・アンダーソンを思い出します。女性の実験的な音楽っていつも思うのですがどこかいたずらの延長線にあるようでとてもリラックスした気負っていない自然体な姿勢なものが多いです。これって男じゃ絶対できない、子宮で考えるんだろうなって感じます。そこ行くと男どもが作り出す実験ていつでも狂気に満ちていて・・・・ただ単に狂気を演じているというのが正しい・・・・・音楽でいうとキングクリムゾンとかピンクフロイドとか、あのての肉体から離れちゃった乱痴気騒ぎって離れてみてるといとも滑稽でなんだか大学の教授が黒板に向かって講義してるけどねてる学生には何にも届かないみたいな。聞けよ!って言ってもだれも聞かないんだよな。あんまりいうとプログレファンに怒られますがケイトブッシュが彼ら実験的ミュージシャンをバックバンドに引き連れて行った数々のパフォーマンスを見れば一目瞭然、彼女のボーカルのおかげでとたんに肉体のある音楽になりました。
とにかく、彼女たちの『実験』にこの身をゆだねるのは子宮のゆりかごに揺られているようにちょっと懐かしくちょっと不安で甘酸っぱい、ほんとの意味での不思議な気持ちになれるのです。






Hanne Hukkelberg - searching




Hanne Hukkelberg - A Cheater's Armoury





歌合戦 2017

2017.12.31 (Sun)
Beautiful Chinese woman


今年も今日でおしまい
年末はどこのテレビも演歌や歌謡曲で歌合戦のようで、こちらもまねごとで今年紹介した曲を3曲、いや5曲、結局7曲、この機会に改めて紹介いたしましょう。
思い返してみれば今年はインドやフィリピンの話ばかり。外の雪を眺めながら南国の太陽を懐かしんでみましょうか。






Yelle - Complètement fou




まずはフランスから
イエールさんはインターネット配信がきっかけで有名になったミュージシャン。フランス物は安定的に聴いてます。でもよく考えてみると女性歌手ばかり。
男性ものだとフランス語ってねっとりしててなんだか納豆に牛乳かけたみたいでゾゾッとしちゃうんですよね。


詳細は
かもしか














EP-4 / COCO




勢いに任せて紹介したけどあまりにマイナーだったっけ。
日本アングラ界を代表する伝説的バンド。



詳細は
アイヤッパへの道 vol.14









Stairway to Heaven-Led Zeppelin
Japanese Cover-Nijugen-Koto




天国への階段、カヴァーの中では最高の一曲です。



詳細は
アイヤッパへの道 vol.10






PARVATI KHAN - Jimmy Jimmy Aaja
“Disco Dancer”Movie song




インドからは能天気な一曲
大体インドの曲は能天気なんですけどね



詳細は
アイヤッパへの道 vol.1
アイヤッパへの道 vol.5








Suburban Lawns -- Janitor





能天気といえばこんな曲も
何もかもリセットしたいときにどうぞ



詳細は
やまびこ






Lady & Bird - La Ballade of Lady and Bird




一度観たら忘れられないPV
仲良し二人の音楽ユニット、彼らの歌はすべてにおいてトラウマ。オフィシャル制作のビデオでしょうか、ファンが作ったPVなのでしょうか。




詳細は
眠れぬ夜







Fazerdaze / Lucky Girl




今年の一押し!
どこにでもいそうな宅録少女。どこがいいかといえばなんてったってかわいいから!



詳細は
モロッコからの脱出







一曲でも気に入ってもらえたらうれしいな。
来年で開設5年目
見通しの立たないいつもの年の瀬ですが来年もやせ我慢で楽しくいきましょう。
では、来年もよろしく
皆さん、よいお年を!!