アイヤッパへの道 vol.14

2017.09.26 (Tue)
ポンディシェリにて 映画監督

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その日はべンガル湾を望む瀟洒なホテルに宿をとると、助監督のヘムラージと運転手さん、三人で海岸に臨むトップルーフのレストランでビールを傾けながら海風に吹かれて今日の長旅の疲れを洗い流す。インドに到着した当日からののどの痛みと下がらない熱に浮かされて海岸に打ち付ける波の色は夕日に照らされてにじんで見える。


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海のない信州に越して以来、こうして波の音をゆっくりと眺めているのは本当に久しぶりだ。よく、山の空気に心が洗われる、と言うが、海の風ならばどうだろう?
何故かわからないが、海の風は私たちの心を幸せで満たしてくれる。心の、ぽっかり空いた隙間にじんわりしみ込んでくる。



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近くのテーブルで日本人らしき老人が3人の、それは美しい、男に対して美しいという表現はちょっとおかしいのだが、3人の若者を従えて食事をしている。酔ったせいもあるが、席を立ったついでに声をかけてみた。「日本の方ですか?」
日系アメリカ人、今はパリに住んでいるそうだ。今は引退してらっしゃるということでもともとはブロードウエーの舞台監督、演出家だったそうだ。大変な人に声をかけてしまったらしい。ネットで調べれば名前ぐらい出てくるよと言っていた。それにしても付き従えている三人の若者、フランスの白人と黒人の二人、イスラエスの美少年、妖しくどこか男色の香りを漂わせたこの三人は駆け出しのダンサーだそうだ。領収書の切れ端に書いてもらった氏名とパリの住所は映画畑のヘムラージに渡してしまった。

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男色といえば少年のころよく痴漢にあった。男が痴漢とはこれまたおかしなものだが、「なんだお前?」ということがちょくちょくあった。
パリ近郊のブローニュの森とはご存じだろうか?名前の響きは軽やかでさぞ美しいところだと思うだろう。しかし、いざ行ってみると草むらの小道には使用済みのコンドームが点々と捨ててあり、森の茂みに足を踏み入れれば背丈ほどの草むらから抱き合った裸の男同士がぎょっとこちらを振り返り汗で光った肌を手で覆い隠す。
ここでもナンパされた私は ― その時はそうとは気づかなかったが ― その、人の好さそうな小太りの中年男のアパートで自家製のきっと今まで飲んだ中では最高な黄金色のシードルと彼がジャーナリストだった頃の思い出話と、以前同居していた日本の青年の話と、ベットルームには小さな白黒のテレビ、ソニーのトランジスタラジオだけがぽつんと置いてある質素な部屋で夏の真っ白な日差しが注ぎ込む大きな窓を背にパリの孤独な中年おやじの幸せそうな笑顔を眺めていた。どうして、それは幸せなはずだ。二人でバスを降りるときに、近所の知り合いだろうか。黒人のおばちゃんがその小太りのおじさんと連れられた私を交互に見ながらニヤリ、右のこぶしで力ずよく親指を立てたのを思い出す。
外国人に最初に唇を奪われたのは女性でなはなく男性だった。私はつたないフランス語でなんとかその場を言いつくろい、明日必ず来るからと嘘をついてその場を逃げだすことができた。地下鉄を乗り継ぎ逃げ帰った私は、それでもその男の寂しそうな笑顔と一人孤独にパリの家具もないがらんとしたアパートで暮らす男の姿がどこか不憫で、なぜだか後ろ髪を引かれる思いだった。その日のうちに、当時お世話になっていた大学の助教授に頼んで電話をしてもらった。そちらには二度と行かないこと、嘘をついたことを謝ってもらった。
彼が私に声をかけたブローニュの小さな池は人肉事件で佐川一政が女性の死体を捨てたその現場だった。





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帰る途中、映画の撮影現場に行き会った。
ヘムラージの友人もたくさんいたのでしばらく見学させてもらった。


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運転手さんはドライバー用の仮眠室へ。
咳が止まらない、その日は眠れなかった。半病人の隣でヘムラージには申し訳なかった。




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翌朝、だるい体を引きずって再び海岸へ出る。せっかくの旅行なので一瞬たりとも時間を無駄にしたくはない。
朝のラジオ体操だろうか?
みんなでヨガをしている。



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マハトマ・ガンジー、塩の行進の姿だろうか。
友人の息子が教えてくれたのだがインドで一番人気のあった大統領はアブドゥル・カラーム(Avul Pakir Jainulabdeen)、タミルのムスリム教徒、ミサイルの開発者、インドの核弾道ミサイルの生みの親なんだそうだ。ガンジーの無抵抗主義とは全く逆、インドは、非公認の核保有国、領土紛争の敵対国、中国の核に対抗しての開発だ。隣国のパキスタンもインドに対抗して核の保有に成功している。ミサイルが飛びかう日本上空、国民一人一人がガンジーのように殴られても打たれても無抵抗を貫く聖人のような人であるならばこのままの平和国家でもかまわないかもしれない。
ムンバイに住む友人の知り合いの映画監督がガンジーの本当の姿を題材にした作品を撮ったそうだ。結果上映延期、ガンジーは半ば神格化された存在、世間で物議をかもしているという。来年の三月のインド旅行でこの映画監督と会わせてくれるらしい。



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再び映画の撮影。
やはりヘムラージの知り合い、観光地のポンディシェリでは映画の撮影は頻繁にあるようだ。



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「考えてる映画の脚本があるんだけど聞いてくれる?」

日本を舞台にした恋愛ドラマだった。悪くない、いつまでも助監督でうじうじしている自分がじれったいだろう。
映画を撮るためには莫大なお金が必要だ。


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「それじゃ、僕も映画のアイデアを持ってるから、一つ話そうか」
そんなものもってやしない。行き当たりばったりで話を作ってみる。
「題名は“アタック・オブ。ザ・ココナッツ” 」・・・どこかで聞いた名前だがインド人の彼にはわからないだろう

「ある日突然、インド各地でココナッツが降り注いで人を殺し始めるんだ。 これは後々解明されるんだが、原因は環境問題、増え続けるインドのごみについに堪忍袋の緒が切れたヤシの木が人々を襲い始めるんだ。犠牲者が続出し、国の機能は麻痺し、ついには国家存亡の危機にまで追いつめられる。しかし、科学者の懸命な調査で、ある地域のほんの狭いエリアではヤシの木は人々を襲うことはなかった。そこの村にはゴミ一つ見ることはなく、ある男のおかげで村は常に清潔に保たれていたのさ。かくしてインドの命運はその一人の貧しいゴミ清掃員の手に託されることとなった!荒れ狂うヤシの木の大群にたった一人立ち向かうわれらがヒーロー、孤独なギャベッジマンの運命やいかに!!」


なにそれ?ヘムラージはけげんな表情。






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塩田







「ところで、僕の脚本はどう?日本で撮影できるかな」


ヘムラージが帰りの後部座席に揺られながら言った。


「そうだなー。いいとは思うんだけど、どうも何かもの足りない気がするんだ・・・・
ココナッツアタック、そうだ、劇中にココナッツの雨を降らせれば君の映画はきっと完璧だよ!」

二人して顔を見合わせて笑った







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EP-4 / COCO




ココナッツってことでこの曲。キッド・クレオール&ザ・ココナッツでもよかったけどなんか柄でもないから。
かなり前に紹介した記憶があるんだけど当時、他所で並行してブログを書いていたことがあるからそちらだったかな。佐藤薫率いる都市型ファンクバンド


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昭和崩御ってすごいね。こりゃ今なら大問題になるよ。
で、実際当時も問題になって発売延期、結局「昭和大赦」って書き換えて、写真も金属バット殺人事件の現場住宅、それもどうかと思うけど、リニューアルして何とか日の目を見る。このアルバム発売直前、一か月前ぐらいから地下鉄や電柱や、街のいたるところに「EP-4 5・21」って書いたスッテッカーが張られまくって薄気味悪いと巷では話題になったっけ。
EP-4をウィキで調べてみたんだけど、この昭和崩御のアナログ盤、発禁10年後に元のジャケットで再販したって書いてあるんだけどどう考えても発禁直後に、いたいけな少年はなけなしのお小遣いをはたいて買った記憶があるんだ。レコ倫で引っかかったジャケットデザインだけど書籍として出せば言論の自由ってことでお咎めなし。御茶ノ水の三省堂の隣にあった和泉書店だったか、不屈の本屋って言われて結構危ないものも取り扱ってたんだけど、そこでこのお蔵入りになった昭和崩御のアナログ盤に新たにブックレートつけて( ブックレートが商品、レコードはおまけ )販売したって記憶がある。とすればこれって、その書店でしか手にはいらなかったかなりのレアものってことなのかな?こんなもの買うなんて俺ってずいぶんませてたんだな。改めてみたらレコード盤に非売品て書いてあるしw










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アイヤッパへの道 vol.6

2017.07.19 (Wed)
第6話 盲目の音楽家

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今年の正月はインドで、尚且つインドのインフルエンザで一月一日から寝込んでいました。
ホテル内は来賓のお客で大賑わいしている中、独り青い顔で寝込んでいる日本人、
今年は元旦から何もかもが普通とは違います



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2017年、病み上がり最初の食事
日本人はお蕎麦でしょってことでお勧めで出てきたけど、麺にはうるさい日本人だから・・・
申し訳ないけどやっぱり正月は雑煮ですね



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そのうち部屋が満室ということで移動することに
一部屋を一人で独占することはできないのでみんなと相部屋に
彼らインド人はそれこそ雑魚寝には慣れていて逆に一人で寝ることのほうが少ないくらい
病人なのでベットは何とか確保できましたが寝ているそばから連日のパーティーで酔っ払って帰ってきたのが床で寝るわ鼾はかくわ、頼むからクーラーだけはかけないでねとあれだけ言ったのに凍えるくらいにクーラーかけ始めてインドでも東南アジアでも馬鹿みたいに冷房をかけておかげで旅行のたんびに体調を崩すという経験は旅慣れた人なら一度や二度は経験しているはず。このままでは本当に殺されてしまうと、今夜はもうベットで寝るのはあきらめよう。毛布片手に部屋を抜け出して廊下のソファーにシーツにてくるまって熱い体を休めていたら、いったいなんでそんなとこに寝ているととがめられ、これこれしかじか、やんごとなき理由を話しまして、それだったらこっちの部屋でおやすみなさい、先客がいるけど彼は冷房かけないから。

寝ている先客を起こさないように真っ暗な中忍び足で指定された部屋のベットに。荷物は明日取りに行けばいいし、とりあえずこのまま寝てしまいましょう。暗闇の中電気も点けづにこっそりと、でもよくよく考えてみたら同室になったのは目の見えないお目くらさんのミュージシャン。電気つけようがつけまいが一向に関係なかったんです。





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おかげさまで次の朝は昨日よりもだいぶ調子が戻って、のどは相変わらず痛いけれども気持ちよく目覚めることができました。隣のベットでは先客が何も知らずにすやすや眠っています。テレビをつけるわけにもいかず、シャワーを浴びることもできず、ただぼけっと外を眺めていますとのど元がむずむずと、ついに我慢しきれず、喉の底の胸の奥から大きな咳を続けざまにこんこんと。突然の咳の音で起きてしまった同居人、もぞもぞとシーツの中で寝返りを打ち半身を引き起こして「誰ですか?」と虚空を見上げて問いかける。

「私はジャパニ、おはようございます!」

その時の彼のあわてっぷりったらなかったです。「あ、いや、日本人、これは、その、とんだことで、こりゃ大変、大変な失礼を・・・・」
今まで寝ていたベットから飛び起きて、まるで宙を泳ぐように手足をバタバタさせて、最終的にはベットの上で正座してしまいました。その様子を腹を抱えて笑う私は、咳と笑いでむせ返りながら自分の名前とあいさつと、そんなに慌てなくていいですよと彼をなだめるのとをいっぺんにしなければいけませんでした。



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同室のよしみ、これからしばらく、どうぞよろしくお願いします

彼は音楽の教師で、でも正規雇用ではないので暮らしはなかなか厳しいそうです。子供が一人いて奥さんも優しい人。
どこの国でもそうですが特にインドだとハンディキャップのある人にはとても親切な印象があります。目が見えないのも、足が不自由なのも神様のお考え、神様が与えた何かのしるしのように神聖視することもあります。
お目くらさんといえば私の好きな作家、内田百閒の作品にちょくちょく顔を出す宮城道雄を思い出します。いわずと知れたお琴の大家で百閒とは親友の中、幼少のころに失明し百閒は彼のことを『お目くらさん』と親しみを込めて呼んでいます。百閒が彼の家に行くといつも部屋は真っ暗で右も左もわからない、その様子を宮城検校は、健常者というものは誠に不便ですね、と揶揄します。



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事あるごとに彼の世話をし、彼も安心して私に何かを頼んでくる
風呂場の歯磨き粉を取ってあげたり、笛がニ十本も入っている重いバックを持ってきてあげたり。こんなことを言うととても僭越ですが人の役に立てるのは至極気持ちのいいこと、正月から思わず心安らかな平和な日々を新しい友と過ごすことになりました。



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夜は初詣、なのかな?
インドに初もうではあるのか知らないけど、だいたい事あるごとにお寺に行きますから初も最後もないのかもしれませんけど、私としては心新たに迎える新年ですから何かいいことがあるようにと強くお願い申し上げます



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この旅は観光地というものにまず縁がない旅行なのでインド紀行としては物足りないかもしれませんがしばしお付き合いを
それでは今夜はお話の最後に彼の演奏を聞いてください。
路傍の花売りも、海岸の魚屋も、盲人の笛吹きも、今は遠く離れた友人たちに思いをはせて
















最後は音楽の先生によるかわいい授業













タミルナード洪水

2015.12.09 (Wed)
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Chennai Flood Relief Fund

Please help Chennai, cuddalore and flood affected Tamilnadu

Cyclone & Torrential rain in Chennai and other coastal areas of Tamilnadu, India has resulted in terrible city-wide flooding and the heavy downpours that crippled the state of Tamilnadu and people. Millions of families and people have already been displaced and more than 1000 people have died. This people are in urgent need of support and help. This fund will provide relief to victims by helping purchase emergency supplies like food, water, and medicine in addition to longer term recovery assistance. All donations to this fund will exclusively support local relief and recovery efforts from this flood.

All donations to Flood relief fund will support recovery and relief efforts in Chennai other coastal areas of Tamilnadu. Initially, the fund will help the survivors' immediate needs for food, cloths, clean water, hygiene products, and shelter. Once initial relief work is complete, this fund will transfer to support longer-term recovery efforts run by local NGOs and other Social service organizations.

So please help us to raise the fund

OUR SOCIAL SERVICE PARTNERS IN JAPAN
1. Sribalaji Group of South Indian Restaurants
Nakameguro & Suidobashi
2. Govind`s Pure Vegetarian Restaurant – Funabori
3. Japan Tamil Sangam
4. Japan Telugu Samakhya.



.WHAT WE DO WITH FLOOD RELIFE FUND

Medical camps
Relief camps
Provisions

Food
Towels
Beds
Bed sheets
Cloths
Personal Hygiene products
Study materials for students

Overall we help people to recover and re-build their life.



今回の洪水は予想していた以上に深刻なようです
レストラン・シリバラジでも明日以降募金を開始いたします
他団体も支援に乗り出しています。街で見かけましたらご協力のほどよろしくお願いいたします。


Sri Balaji (Nakameguro)
PHONE 03-5724-8995
ADDRESS 2-7-14 Nakameguro, Meguro-ku, Tokyo
Sri Balaji (Suidoubasi)
PHONE 03-6265-6969
ADDRESS 2-1-11 Nisikanda, Chiyoda-ku, Tokyo







SAAHASAM in 松本 2015.6.25

2015.07.10 (Fri)
夜半からものすごい雨になった。遠くで雷も鳴っている。
明日はロケ初日、天気は持つだろうか。
出だしから貸し切りバスが故障で富士五湖でのロケがキャンセルになった。
明日のロケは松本城から、ダンサーの手配は?エキストラは来てくれるだろうか?あ、しまった!レフ板を借り受けるのを忘れていた・・・・

心配し出したら限がない
いっそ逃げ出したい気分だ





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今朝は打って変わって梅雨だという事を忘れさせるほどの良い天気
ペンションの食堂でメイクアップ中のヒロイン

胸が高鳴るのは撮影初日ということだけでもなさそうです


思っていたよりもロケ隊のフットワークも軽くシャワーやトイレなどの朝の身支度にも特に支障はない。朝、シャワーを浴びたりチャイを飲んだりと彼らにとっては必ずしなければいけない『儀式』が数多くある。当初、移動前の限られた時間に人数が集中する為、可哉の混乱を予想していたのだが、それはそれ、彼らもわかったもので随分早起きしてからゆっくりと準備をしているらしい。
日本人とは全く逆のやり方で(日本人は効率を重視する共同体)彼らは彼らなりに団体行動の達人のようだ

朝食はシリバラジから派遣された生え抜きのシェフ5名、イドゥリの優しい味が朝の胃袋に染み渡る





渋滞にも巻き込まれずに予定の時間より早く現地に到着、松本フィルムコミッションの清水様と打ち合わせ、というか何から何までおんぶに抱っこ、バスの駐車場から着替え室の手配から(松本市立博物館の一室をお借りしました)、ロケ場所の関係者かたがたのご挨拶からすべてがすべてきめ細やかなご配慮と皆様のご好意、平静を装ってはいますが全く余裕のない少彦名
きっとそっけないやつと思っているんだろうな、改めて皆様には心から感謝しています。


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この映画の主人公、プラシャーント(Prashanth)とダンスマスター
プラシャーントファンには申し訳ないが見返してみると彼の写真がほとんどあまりありません
雑事に追われて全く写真を撮っている心の余裕がなかったというのが本当のところ、現場ではっているとき、宿舎で次のロケーションの段取りに追われているときはブログのことなんか頭の片隅のこっれっぱかりもなかったのです。

しかしながらヒロインの写真がいっぱいあるのはどうしてでしょう?






プラシャーント(Prashanth/பிரசாந்த்)
チェンナイ生まれ、1990年代から活躍するタミルナードの俳優。
アイシュワリヤー·ラーイ(Aishwarya Rai Bachchan)と共演したジーンズ/世界は2人のために /(Jeans)はあまりにも有名





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そしてこちらが今回のヒロイン



アマンダ(Amanda)
今回が初のヒロインデビュー
お父さんがイギリス人、お母さんがインド生まれのハーフの美人。
ロンドン出身ですが現在はオーストラリア国籍、従兄弟が日本女性と結婚している生粋の親日家。『カ・ワ・イ・イ・イ!』が口癖の屈託のないナチュラル美人です

ちなみにインド料理は大の苦手




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ダンサーの方々も勢ぞろい、さー!本番スタート!!






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そんな中、鯉にえさをあげる余裕の監督さん
ファンキーな帽子がとってもキュートです



ティアガラジャン/Thiagarajan
タミルナードの監督、プロデューサー。当該映画のヒーロー、プラシャーント(Prashanth)の父親
彼自身、俳優出身の映画畑古参の一人





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メイクアップ中のアマンダ
みんな、アンデルセンの人魚姫って子供のときに必ず読んだよな。幼心に胸を焦がした悲恋の物語

男性諸君の心を鷲掴みにする渾身のワンショットです





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キンチョウの夏、日本の夏・・・・




今回駆けつけていただいたエキストラのお二人
暑い中、着物で同行いただき本当にありがとうございます
藤棚の影でしばし休憩、艶やかなインドの色彩もいいですが日本人の私には涼しげな彼女たちのた佇まいは思わず目を奪われるほっとする瞬間













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終日天候に恵まれて、この梅雨の季節、本当に奇跡です




撮影の合間も詰め掛けたテレビ局、新聞社、ラジオ局の取材を受ける少彦名
いったいこの日だけで何社来たんだろう?とっても生意気なことしゃべってたんだろうな。テレビに出るのに緊張?そんな余裕もないですよ。とにかくこの撮影を成功させなくては







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マレーシア・ロケから休むまもなくの来日、きっととても疲れているんだろうな
それでも屈託のないこの満面の笑顔

けなげですね






アジェイ曰く「ボリウッドではそんな美人ではないよ」
へ、そーなの?
僕は好きだな。もしそうだとしても私たち日本人にはそこがとってもいいんじゃないでしょうか?
彼女のなんともいえない柔らかな物腰は私たち日本人にはとても親しみやすい



どなたか、日本の映画関係者、テレビ、メディア関係の方々、これはいけるとピンと来たら是非私にご一報を









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どうだい?今日は満足できたかい?
僕は満足だ








細かい事を言えば色々と大変なことは多々ありましたが無事皆様のおかげで初日を収めることが出来ました
よく考えればなんと恐ろしい事を引き受けてしまったことか。でも、知らないということは一番の力になることも私はよく知っています
とにかく、明日も事故だけはないように
なんてったってロケハンなしのぶっつけ本番なんですから







Jeans(1998)


1998年上映のタミルナード映画
主演は今回来日したプラシャーント(Prashanth)とアイシュワリヤー・ラーイ(Aishwarya Rai Bachchan/ऐश्वर्या राय/ஐஸ்வர்யா ராய்)
こんな大作が彼らの頭にイメージされている事を考えると私の仕事はそれはもう恐れ入る限りです




さー!明日もガンバロ!!











SAAHASAM / インド映画

2015.06.08 (Mon)
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映画『SAAHASAM』

昨日インドから日本での撮影が決定したと連絡があった
撮影は二週間後

少なくても一ヶ月前には決定してくれと再三の要望も彼らには届かない

撮影許可、ホテルの手配、食事の確保
すべてにおいて時間がなさ過ぎる

三人で役所、ホテル、ロケ地を走り回って今は暗澹たる気分
今、タンジェリン・ドリームを聞きながら役所に提出する企画書を殴り書きしている
一階でカレーが出来たよというアジェイさんの声
彼のカレーは絶品だ

まー、なんとかなるか
いつでもいい加減なお前たちよ

俺たち三人もそれなりにいい加減にやらせてもらうよ





Tangerine Dream - Little Blonde in a Park of Attractions








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【メール便送料無料】タンジェリン・ドリームTangerine Dream / Tyranny Of Beauty (輸入盤CD)(...続きを読む
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