樹氷 北八ヶ岳

2019.02.10 (Sun)
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樹氷というものを見たことがないので‥…いや、もしかしたら村の裏山で毎日見ているものがその樹氷なのかもしれませんが‥‥・樹氷の本場、八ヶ岳に行きました。『横谷渓谷氷瀑群 』の続きです。






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冬の間はやっていないのはわかっていたのですが万が一と思って温泉『石遊の湯』を訪ねてみました。が、雪のせいで道に迷ってしまってたどり着いたのがこの牧場。後で調べたら『蓼科乗馬ファーム』という乗馬施設のようです。
馬を近くで見る機会はほとんどないですから眺めたり撫でてみたり、間近で見ていると何とも優しい目をしていて頼もしいやら可愛らしいやら。犬や猫とは違った不思議な魅力のある動物ですね。

『石遊の湯』はこの辺りでは一押しの露天のある温泉です。春になったらレポートいたしましょう。








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御射鹿池
すっかり全国区になりました。東山魁夷の絵が中学校の教科書に載ってましたっけ。
何の足跡だろう。歩幅が大きいので鹿かもしれない。でも引きずって歩いているところを見ると足の短いイノシシか何か。



御射鹿池
氷瀑群 横谷渓谷 



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日差しが時折差し込む中の粉雪の冬の湖はなかなか幻想的です。





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池とは「おおむね、水深5メートル未満の水たまり」なのだそうです。長野を代表するみずうみ、諏訪湖の水深はとても浅く、深いところで7メートル。平均で4メートルですからその基準でいえば『ほぼ、巨大な池』ということになりそうです。







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御射鹿池は稲作のために作られた灌漑用溜池。酸性の温泉が流れ込んでいるためこの池では魚は生きていけません。






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他には誰もいません。
寒さで手がしびれてきました。もっとゆっくり見ていたいのですけれど。







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目的地の北八ヶ岳。
そしてこれが目的の『樹氷』
スキー客に交じって満員のロープウェイで登ってまいりました。







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標高2,237M、気温マイナス14℃。往復1900円払えば気軽に上ってこられますが侮ってはいけません。身を切るような風と膝まで沈む雪とで一歩間違えば遭難です。
ちなみに途中のセブンイレブンでロープウェイの割引券をゲット。200円引きでした。






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カラフルないでたちでさっそうと滑り降りてゆくスキー客をしり目に、何が悲しいのか、私たちは極寒の峰巒に分け入ってゆくのでした。






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後で写真を見ながら「もっといいカメラが欲しいなぁ。雪とか、真っ白のもの撮ると質感がなかなか出てこないなぁ」などとのんきに考えたりもしていますが、このときは写真を撮るのも必死で凍り付いた真っ赤な指がカメラのシャッターにくっついてしまうようで、写真を撮るたび絶叫しながらの撮影となりました。寒さにはなれた私ですが、途中カメラが変なことになるくらい、それくらいの風と寒さです。





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山頂駅から坪庭を巡るハイキングコースは約30分。何度も言いますがたかが30分と侮ってはいけません。もしも先人の歩いた足跡がなければ道標の杭も手すりも雪に埋もれてしまって、ただただ真っ白な雪原で迷って遭難してしまうかもしれません。はいてきた靴は普通の足首まであるハイカットの革靴。容赦なく靴の中に新雪がなだれ込んできます。行きかう人もまばらで、そのうえみんなストックを突いた完全防備の登山家たち。吹雪に凍える私たちのなんと惨めで場違いなこと。こんな雪山では絶対歌ってはいけないと心掛けていた八甲田山『雪の進軍』もこの非常事態では思わづ口を突いて出てしまいます。






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この30分の長いこと。帰れるとわかっていても不安になるこの寒さと荒涼とした風景。エベレスト登頂とか、よくあんな山に登ったりするものだと身をもって体験できた30分でした。






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何とか山頂駅のレストランにたどり着き、赤々と燃えたストーブでぬれた足を乾かしながらキンキンに冷えた冷たいビールを一気に飲み干す。最高の贅沢ですね。この後温泉へ直行しました。共同浴場『蓼科温泉』 このお風呂は地味ですけれどなかなかレトロで好きな温泉です。その詳細はまた別の機会に。

計らずも生きていることへの感謝の気持ちを再認識した極寒の一日でした。








LSD - Thunderclouds






エル・エス・ディー
誰もが知ってるオーストラリアの歌姫、シーアが参加するユニット。イギリスのラッパー、ラビリンス / Labrinth (Timothy Lee McKenzie)、オーストラリアの女性ミュージシャン、シーア / Sia Kate Isobelle Furler、アメリカの音楽プロデューサー、ディプロ / Diplo (Thomas Wesley Pentz Jr.)の三人によるスーパーグループ。彼らの作品の中から昨年2018年8月にリリースされた一曲『雷雲』を紹介。
ちょっとバンド名がアレですが決して薬物に関連するものではありません。バンド名は彼ら三人の頭文字、L・S・D からとったもの。しかし、PVの雰囲気やジャケットのサイケ感からして完全に『ハイな気分』を連想してしまいます。もしかしたら結成のきっかけは「おれら、三人集まったらLSDじゃん!」なんて言葉遊びのイタズラ心から始まった?そんな豪華でゆかいな極上ユニットです。
メンバーの一人、ディプロはビヨンセ、ジャスティン・ビーバー、 マドンナなど数々の一流ミュージシャンの作品を手掛けた凄腕プロデューサー。 ラビリンスとシーアも以前から度々一緒に活動することもあり、結成当初は一曲だけの即席ユニットかと思っていましたがあれよあれよと一年間で4曲の楽曲とビデオクリップをリリースしました。そして、そのビデオの中でシーアの代役を務めているのはこれもおなじみのマディー・ジーグラー / Maddie Ziegler 。現在16歳の踊る妖精です。シーアのことはジャズボーカル時代から知っていたのですが(一時期アシッドジャズだのクラブっぽいものにはまっていました。)どん底から再起した彼女のPVを初めて見たときはマディーのダンスともども天地がひっくり返るほどの衝撃でした。
今回のこのユニットでも彼女の才能はいかんなく発揮されていて、三人の個性が決してぶつかることなくうまい具合にブレンドされた、映像込みでの不思議な感覚にさせられる、これはまさに『LSD』な一曲。2019年、今年も彼らから目が離せない注目の三人組です。






シーアの名曲『シャンデリア』でのマディー・ジーグラー圧巻のパフォーマンス。ワンカメラで彼女を追う迫力には心底恐れ入りました。



Sia - Chandelier








現在『LSD』の楽曲はデータでのダウンロードのみ、アルバム等CD化はされていません。何枚かのコンピレーション・ベスト盤に収録が見られます。


【輸入盤】NOW 101 (2CD) [ NOW(コンピレーション) ]








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氷瀑群 横谷渓谷 

2016.02.06 (Sat)
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雪の山に入るのは危ないこと
東京生まれの私にはそんな考えがずっと心の奥に沈んでいて自然と冬になると外出する機会が減ってくる
ボーイスカウトがシニアに上がるときに雪中キャンプというイニシエーションみたいなイベントがあって、先輩の話を聞けば少年の恐怖心は募るばかり
結局シニアスカウトにはあがらないでやめちゃったけど、あの時の恐怖心がいまだに心に残っていることに改めて気が付いた




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夜のうちから準備をして横谷渓谷に出かける
今朝の気温は零下10度、3年も住めば体が慣れてマイナス15℃ぐらいにならないと寒いなーって感じなくなった
カメラを持って、お弁当を買って、飲み物はなににしよう、ガソリンが100円切ったのはとってもありがたい

軽トラを走らせビーナスラインを行く。
信州の片田舎にビーナスとか?ビーナスライン、メルヘン街道、お偉いがたの爺様の頭の中はどうなってるんだろうと思う。時代のはやりに乗ったつもりでやっちゃった勘違いはあとあととても恥ずかしい結果を招く。1968年公募でつけられた通称ということだが、昭和48年、調べてみればグループサウンズ全盛期の年。びーなす、めるへん、なるほど。意味のない似たような名前を付けてそのうえこの土地には全く関係のない横文字。
いったいこの道はどこに通じているの?わかりにくくてしょうがない。


ほら、言った端から、また間違えちゃった



蓼科に行くのはメルヘン街道、ビーナスラインじゃありません。
少彦名は記憶力が悪いの。蓼科道とか霧ヶ峰街道とかどこを走っているのかもっとわかりやすい、風情のある名前に変えてもらえないだろうか
ま、急ぐ道でもないから迷ってもそれはそれで旅のだいご味なんですけど






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足元が滑らないように履きなれた長靴。
おっかなびっくり転ばないように。
整備された遊歩道とはいえ一度足を滑らせればどこまで落ちていくかわかりません






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雪山用の靴を買おうかな
ワークマンで安く売ってたけどあんなのでもいいのだろうか?
それとも靴底に金物の歯が付いた本格的なものじゃないとだめなのかな?





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横谷渓谷遊歩道
気合を入れてきた割にはよく整備された歩きやすい散歩道
これで安心、本日の遭難はなくなりました

でも、そこは雪山、来るときはしっかりした服装で来てくださいね
夏に歩いた時も女性が道に迷って捜索隊が出てましたから

そうそう、やって来て気が付いたのですが、この道去年の夏に歩いたことあるんです





過去記事 御射鹿池






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今日は暖かで全面結氷というほどでもないようですがそれでも素晴らしい景色です
子供の頃はつらら一本でも見つければとてもはしゃいでいたけれど、ここに下がるのは何千本の巨大な氷柱
ダイヤモンドはそれ自体の塊を見ているのか?それとも反射の放つまばゆい光を見ているのか?
連なり並び立つ氷柱の光景は視線を拒むほどの見事さです





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下町のアパートが火事で焼けて、その年の冬は大雪が降った
共同トイレ、共同台所、昔でいえば長屋ですね。
一階がろうそく工場、向かいの風呂桶屋が燃えてろうそくの倉庫に引火、それはそれは見事に燃えること
当時珍しい木造三階建の屋敷が巨大な炎に包まれて、お稲荷さんの小道が火のトンネルになる。その間を腰を抜かした母親の手を引っ張って必死に逃げた。母親に抱かれた弟はその日何時間も一言も発しなかった



あの冬のつららはとってもきれいだった






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何千本の氷の針が岩肌に下がり、切り立つ巌を真っ白な雪がやさしく包む。柔らかな雪の間を割って墨を流したような滝の水がとうとうと流れてゆく。





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雪の上に座ってじっとしている
動けない。動きたくない。






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コンビニで買ったハンバーグ弁当を御射鹿池のほとりで食べた
ご飯が凍ったように冷たい
もう少し、冬と仲良くなりたいなと思った











アルバム『Porcupine』
Echo And The Bunnymen - The Cutter





イアン・マッカロク / Ian Stephen McCullochを中心に結成された80年代イギリスのバンド。パンク・ムーブメントから派生したこの時代の一連の動きをパンク・ロックが破壊してきた音楽を再構築するという意味で「ポスト・パンク」と呼ぶ。バンド名のエコーは結成当時使用していたリズムマシーンのメーカー名。
結成は1978年、当時はU2の兄貴分的存在でしたがイアンの毒舌とマスコミに対する辛らつな発言からか一般受けはいまいち、U2のほうがはるかにメジャーになりました。
1987年、イアンの脱退によりバンドは一時解散、1997年に再結成、現在も活動を続けているようです
今日の紹介は三作目のアルバム『ポーキュパイン (やまあらし)』(1983)のジャケット写真からの連想。当時、毎日のように聞いたヘビーローテーションな一枚です。ちなみにイアン・マッカロックはU2のボノが大嫌いみたい。音楽性も似てるし時代も一緒で何かと比べられるしね。
少彦名はエコバニのほうが断然好き。U2は『New Year's Day』の一曲だけかな






Echo and the Bunnymen - The Back of love






アルバム『Heaven Up Here』
Echo and the Bunnymen - Heaven Up Here





Echo & The Bunnymen - Show Of Strength



















御射鹿池

2015.06.01 (Mon)
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五月最後の日、今日は前から行って見たいと思っていた御射鹿池にきています
南インドから来日する映画撮影隊のロケ地選考もかねて実地検分、ブログのねたにもなりますかなと思いつつやってきました下心満々の少彦名
そんなあざとい考えも一気に吹き飛ぶ美しさでございました



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初夏の風に漣が立ち、水面は空を映す鏡のように静まり返っています
まことにフォトジェニックな森の中の水溜り




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羽化したばかりのイトトンボ
池にいたのはルリイトトンボぐらい
御射鹿池は強酸性のため池、酸度が強いので魚などの生物は生きていけないのです


水辺の周りにはコケがびっしりと生えています
食虫植物のモウセンゴケも沢山生えていました。写真を撮りにこられるカメラマンはフレームばかりに気を取られることなく足元にも慈愛を感じてお越しくださいますよう




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あとで写真を見返してみて我ながら可笑しかったのが真っ先にコケの写真を撮ってること
普通、最初に撮るのは湖面の写真でしょww


写真撮ったりお弁当食べたり、仲良しアベックを眺めてみたり、これでは何時間でもここに座って一日が終わってしまいそうなので名残惜しいが次の目的地に


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御射鹿池のすぐ上流に滝があるということでトラックを降り歩いてみることに、すると、山の中から人を呼ぶ大きな声、何事かと思いこちらも大声でこたえて様子を見ていると沢の対岸の森の中から何人かの男性達が現れました。
話を聞いてみるとグループのお一人、50代のご婦人が山の中で行方不明、
朝、6時30分に出かけてかれこれ5時間、みんなで手分けして探しているのですが見つからないとの事。
山に慣れている私でもここの遊歩道は危ないなと思った森の小道、ちょっとというか、かなり心配な状況です

しかしながら、みな顔を見合わせてなすすべもなく、あとはしかるべき方々にお願いをして幸運を待つほかありません







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明治温泉
泉温 23.7度、この辺では珍しいpH 3.8の酸性の冷泉です
加温、ろ過した透明な内風呂と鉄分を含んで赤茶色に濁った低温源泉のふたつの湯船があります。入浴料800円、シャンプー等有り、ちょっと料金高めですけどお勧めです

http://www.meijionsen.jp/index.html


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さて、色々ありますが、とりあえず次の目的地に向かいましょう








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無藝荘



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小津安二郎の別荘、小津監督の映画はもちろん好きですが今回の目的は囲炉裏
我が家でも冬の寒さに備えて囲炉裏を作ってみようかなどと妄想的計画を抱いているのですがいったい囲炉裏ってどんなのだっけかと思い、ならば実際に見てみようと



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五右衛門風呂、トトロですね



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お目当ての囲炉裏です
寒いわけではないけど火がとってもありがたい。
こんなのが我が家にあったらそれはうれしいのだけれど






このあと蓼科共同浴場で、再び入浴。こちらも先ほどと同じく酸性の温泉
料金は500円、石鹸完備でした


それから、先ほどの行方不明の件ですが茅野警察に電話したところ、無事に保護されたとのことです。
本当によかったです。






では、今夜は、御射鹿池の写真でお別れです。
私のつたない撮影ですがご堪能いただければ幸いです。




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Cocteau Twins - aikea guinea








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