『続・フィリピン・南国の光』 歓迎会

2019.12.06 (Fri)
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今回もいつものように歓迎会を開いてもらいました。








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といっても、主役は御連れのお二人、
私は付録のような物。
しかも一番楽しんでいるのは地元の人だったりします。









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地元の温かいもてなしと地元の美味しい食材と。
旅行先で現地の料理と出会うとき、それは日本国内でも同じなのですが、その土地のことを全く知らなかったとしても味覚というものは『言語』と同じだから、今まで学校や受験勉強で蓄積してきたその国の歴史とか風俗とか文化とか、机の上での様々な知識が一瞬にしてその料理の一皿に凝縮し今までバラバラだった事柄が一直線上に一気に集約してくるように感じられます。








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と、かっこつけてみたところであっという間においしい料理とおいしいお酒でただただ幸福になっていきます。
特別な酒があるぞと持ってきたのがココナッツで作った自家製醸造酒。

「うん、マズイ」








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パーティの恒例の催し物が始まる前にほろ酔い気分でちょっとお散歩。
うちの裏庭で見つけた生まれたばっかりの子犬三匹。捨て犬かと思ったらお母さんはパーティー会場に出張中。
今日は彼らもごちそうにありつけるからね。








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ご馳走にありつけたのは犬ばかりではございません。
いつもは一人寂しくお食事の少彦名、大勢で食べるだけで料理の塩味が増していきます。











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ということでビールの追加。
タダ飲みでは申し訳ないのでお兄さんを捕まえて、家族が沢山なのでどのお兄さんかは定かではありません、自腹を切ってビール3ケースお買い上げ。






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昨年に引き続き子供たちの出し物は熱気にあふれたセクシーダンス。


熱狂的な音楽に合わせ、躍動する少女たち。










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躍動するおばさんたち。










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男たちはただただマッタリと飲んだくれておりました。









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Emma Louise - 17 Hours







エマ・ルイーズ
グレート・バリアリーフで有名な観光地、オーストラリアのケアンズで活躍するシンガーソングライター。2013年発表のファーストアルバム『vs Head vs Heart』、頭vs.心、邦題にするなら“理性と感性” “心と体”ってところでしょうか。聴くものを静かな水面にやさしく抱き留めてくれる心優しい秀作、派手ではないですが一服のコーヒーのように心を落ち着かせてくれる美しい一枚です。これがデビューアルバムのようなのですがこの作品以前に、自主製作なのか、『Autumn Tongues』という4曲入りEP版シングルをリリースしているようですが残念ながら聞くことはできませんでした。
オーストラリアのミュージシャンにはイギリスでもない、アメリカでもない中間的な魅力があります。悪く言えばどっちつかずな、よく言えばいい塩梅にバランスの取れた秀作を数多く見出すことができます。時には『AC/DC』のように傑出した突然変異な快作があったりして探す方もわくわくします。本作は全編にわたってエコーのきいた透明感のある、どこか懐かしいノスタルジックなサウンド。今夜のように過ぎ去った楽しい思い出に浸るにはぴったりかもしれません。
2018年11月14日に3枚目の最新アルバム『Lilac Everything: A Project By Emma Louise 』を発表しています。こちらはジャズテイストな、なかなかソウルフルな作品。何曲かはこれ誰?ってくらいかなりの低い声で録音されています。地声かなとも思いましたがもしかするとボイスチェンジャーなどの音響機器で男性の声に変えて似せた収録なのかもしれません。何分資料が少なすぎて詳細は不明。興味のある方は自力で調べてみてください。

追記
今夜紹介したエマ・ルイーズのアルバム、『vs Head vs Heart』には発売時期、リリースされた国によって曲順や収録曲の違う様々なバージョンがあるようです。私の持っているものは全11曲、オリジナル版と思われるものには載せられていない「Jungle」などの秀作が通常のボーナストラックではなく、8曲目、作品の途中に挿入されています。11曲目はわざとクリックノイズが長時間録音されていてアナログ盤の雰囲気を再現しながらちょっとしたいたずらが仕込まれていました。アフィリエイトに掲載したのは韓国版、全14曲で曲数も一番多く曲順も他国のものと大幅に違います。







Emma Louise - Boy












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クランクアップ

2019.11.26 (Tue)
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アジェイから電話だ。
ここ何か月か忙しく、会ってもいない。
電話で話すのも久しぶりだ。









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「名前、英語でなんて書くの?」

挨拶もそこそこに、だしぬけに変なことを聞いてくる。
「アナタノナマエ、英語で、どうやって書くの?」
「えーと、R・・Y・・・
    ・・・・ん?・・・またなに企んでるんだ?」

いいやつなのだがなかなか抜け目がない。うっかり口車に乗ると痛い目に合う。






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「そう、エンドロールで使うの」

映画がクランクアップしたようだ。






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今回は在ろうことか出演もしている。
ちょい役かエキストラ程度かと思っていた。ただ歩くだけか、立っているだけか。
そしたら台詞がついた。演技を指導された。いつの間にか物語のキーマンになっていた。

ストーリーも撮影のたびに変わってゆく。そんなことだからもちろん台本もない。








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全く未経験のずぶの素人。大体段取りの合間に演技なんて。
いったい私は制作なのか、お手伝いなのか、それとも役者なのか?
そんなことを考える余裕もない。







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そんな風な撮影だったのでてっきりカットされると思っていた。役者経験のない私に、どんなに逆立ちしてもいい演技ができるわけがない。そのうえ、雑事でてんてこ舞いしている合間の仕事。もし最初から俳優としてオファーを受けていたら、それで演技がうまくなるはずはないのだが、まだ心の持ちようもあっただろうに。
後悔というのとも違う、何やらうじゃうじゃした気持ち悪さがずっと残っている。







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「じゃあ、それなら出なくていいの?」
アジェイがいたずらっぽく聞いてくる。
「いやー、そういうわけでもないんだけど・・・」

我ながら全く意気地のない男だ。






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Garolou / DIS-MOI CHARLES







パンクやノイズミュージックに飽きていたころ、何か面白いものないかしらと中古屋で何気なく買った一枚。フランスのバンドだということしかわかりません。ちょうど、フランスから帰ってきたころだったのかな。重いバックを抱えながら一昼夜歩き続けてやっとたどり着いた深夜の移動遊園地を思い出します。
まさかと思いましたがYouTubeに一曲アップされてました。解説見たらフランスじゃなくカナダのバンド。バンド名もルガロゥだと思っていたら「ガロルゥ」でした。というか、この当時は『Lougarou』だったのですが同名のLes Loups-garousというダンスグループに訴えられて名前を『Garolou』に変えたそうです。LOUGAROU は頭の綴りが本来はRだけど狼男の事みたい。紹介した一枚はCD化もされていないようで現在入手不可能。こういった名盤が人目に触れず消えていってしまうのは心底残念です。1975年結成のフォークロックバンド。フランス系カナダ人を中心に人気を博した国民的バンド。1993年に再結成され、ライブ盤を含め6枚のアルバムをリリースしています。現在も活動中。





映画のお仕事

2019.05.06 (Mon)
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映画の撮影が決まった。
今回の仕事で6本目か、7本目か。





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ビザの申請に問題がなければ今月の25日にクランクイン。
長くて20日間の日本ロケになる。




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18日にはスケジュールの打ち合わせ。遅くとも20日にはインドの撮影隊と顔合わせ、段取りに取り掛からないといけない。前回の撮影の時はレフ板忘れたとか言って急遽調達するのに大変だったな。



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それよりなにより、あと10日ばかりで畑も田んぼも一通り終わらせなけりゃならない。
百姓にとってはこの季節が一年で一番大切な時。そして一番楽しい時。
大事なようだとは言え長い間山を離れることを考えると心が痛む。映画も大事な仕事だが、私の本業はあくまで農家だから。





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やらなきゃいけないことの半分もまだできていないけど、今やらなければ、この時期にコケたりするとそれこそ今年一年棒に振ってしまう。





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もう少し早く日程が決まっていれば誰かしら雇ってやっつけることもできたけれど、一人というのはこういうときには本当につらい。
後、10日間。一年の間のほんの一瞬、頑張って頑張って、全くすっきりした気分で撮影に臨みたい。








Kozhu Kozhunnu Porandhvale / Theeya Velai Seiyyanum Kumaru






無農薬への挑戦 1

2019.04.29 (Mon)
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有賀峠に遅い春がやってきました。
村の桜は今が満開です。




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ただでさえソワソワするこの季節は百姓にとってそれ以上に落ち着かないあわただしい季節の始まりです。




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さて、今年も完全有機、完全無農薬米に挑戦。







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内城菌
この村で稲作、野菜全般に使っている土壌改良剤です。菌の塊なのですごい臭いです。田んぼでは一反歩につき20kgを10袋、200kg以上を肥料と共に敷設します。効果としては内城菌を撒くことで作物が病気になりにくくなります。結果、農薬の使用が抑えられます。米は香り豊かに風味が増し、野菜は見違えるように甘くなります。連作障害も防ぐことができ、実際に村のトマト農家さんは内城菌を使い始めて以来、以前は壊滅的な被害に毎年のように悩まされ続けお手上げ状態だったハウス栽培の連作障害が使用した途端に嘘のようにぱったりとやみました。従来の化学肥料を使った農薬をばらまく農法だと土が年を追うごとにやせていって地力が無くなってしまいます。しかし、こういった自然の力を利用した新しい農法は耕せば耕すほど土の力が増してゆき土地が肥えて若返っていくのが手に取るようにわかります。長く内城菌を使っている田んぼの米は同じ作り方をしても使用を始めた若い田んぼとまったく味が違ってきます。年々作物がおいしくなる楽しみが内城菌農法にはあるのです。
ただ、それなりに値段も高いです。内城菌は肥料ではないのでこのほかに有機肥料もまかなければいけませんから普通の農家の3倍以上はコストがかかります。この村では内城菌を使わないと出荷できない品目を自主的に定めています。





私たちの村では大元の研究施設で製造した内城A菌を直接購入しています。
こちらの商品はネットで見つけた内城菌B菌を使用した他社の商品。
他にも何社か販売しているようなので興味のある方は探してみてください。

☆内城菌使用上の注意
種まき、植え付けの二週間前までに内城菌を投入し日を開けずに耕作しておきましょう。内城菌を投入した直後は藁や草などの畑の有機物が急激に発酵し硫化水素ガスが発生します。内城菌投入直後に植え付けや種まきをしても発生した有毒ガスのために作物は育つことなく枯れてしまいます。必ず余裕をもって畑の準備をしておきましょう。


有機肥料 健やかファーム 30kg(15kg×2袋)


健やかファーム 400g × 1袋



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じつは、その昔、この村の米はまずいことで有名だったそうです。寒いし標高は高いし、苗づくりの技術も未熟だったので作付けできる品種にも限りがありました。実際、言われてみればおばちゃんに毎年送ってもらっていたお米が子供心にあまりおいしくなかったのを覚えています。それがおいしくなったのはいつのころからだったか、藁をもつかむ思いで導入したこの内城菌。現在では学校給食に採用されるほどの美味しい安全なお米になりました。
カラスに食い破られた内城菌。シートで覆っておいてもカラスが突っつきに来ます。内城菌は動物たちにとっても腸の調子を整える健康食品のようです。水を浄化する作用もあります。水槽に入れると水もきれいになって魚たちが喜んで食べてくれます。
この村は自家用にコメを作っている農家さんがほとんどですから、すべての農家が稲作に内城菌を使っているわけではありません。その中でも除草剤すら使わない完全無農薬を実践しているのは私だけ。当然収量もかなり減りますし反対に労力は普通の倍以上かかります。では、なんでそこまで苦労して無農薬米にこだわるのか?新参者の意地というのもありますし、おいしくできた時の達成感もありますが、なんといっても待っている人がいるのが大きいです。その友人は重い化学部質過敏症で普通に生活するのもままなりません。




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諏訪市豊田の西山公園。
ひょんなことから隣町の花見会にお邪魔させてもらいました。
あいにく今年は桜の開花が少し早くって葉桜になってしまいましたが西山公園の桜はそれは見事なもので山の山腹がすべてピンク色に染まります。植樹してから50年を過ぎ、老木の更新時期が近付いていると聞きます。ここの桜を見れるのももしかするとあと数年、東京の母親が今まで見た桜の中で一番だったといいますから皆さんも機会があれば花見に来てください。

では、次回はお田植のころにまたお会いしましょう。










Music Machine / Talk Talk






今日は以前『なずな ねんぼろ 蕗の薹』で紹介したガレージロックの第二弾。ガレージパンクと呼ばれた60年代のアメリカのミュージシャンたちを彼らの代表作を中心に一緒に見ていくことにいたしましょう。




The Music Machine / Masculine Intuition




ガレージロック・ムーブメントの中にあって、ミュージック・マシン、彼らはやはり別格です。素晴らしい楽曲と攻撃的なサウンドはすこぶるいかしてます。現在でも十分通用するスタンダードなカッコよさ。






The Seeds / Pushin' Too Hard !





ザ・シーズ
このバンドも大好き。カルフォルニアのサイケデリックバンド。独特の雰囲気を持ったバンドです。突如裕福な中流家庭に現れた怪物たちは当時のアメリカ社会を象徴してるようで面白いです。







The Trashmen / Surfin Bird





ザ・トラッシュメン
1962年にミネアポリスで結成されたサーフィンバンド。ガレージロックというのも一見正体不明なムーブメントですが、サーフィンミュージックという流行も俯瞰で見るとこれがよくわからない。特に現在のサーフィンミュージックと呼ばれる音楽たちはよっぽどスタイルはバラバラで、ただ単にサーフィン好きの音楽家が演奏したというだけのくくりみたいです。
キューブリックの映画『フルメタル・ジャケット』の挿入歌として使われました。ベトナム戦争当時のことはよくわかりませんが時代の雰囲気を端的に感じさせるキューブリックのセンスの良さが光ります。




The Byrds / Eight Miles High




ザ・バーズはフォークロックに分類されるバンドですがこの曲はガレージロックの名作といってもいいですね。
麻薬をにおわせる歌詞だとして放送禁止になってます。







Blue Cheer / Summertime Blues






究極のスリーピース、ヘビーメタルの創始者、本家ヘビメタサウンド総本舗です。2009年ディッキー・ピーターソンが肝臓がんで亡くなるまで現役を貫き通した正真正銘のロックンロールバンド。






Dick Dale & The Del Tones / Misirlou




映画『パルプ・フィクション』で一躍有名になった曲。やはりサーフィンミュージックとして分類されるミュージシャンです。右利きギターを左利きでそのまま弾いているので太い弦が一番下とすべてが全部さかさまになってます。






The Monkees / Steppin' Stone




モンキーズもガレージパンクじゃ全くないけれどこの曲はラインナップに挙げてもいいんじゃないかな。シンプルなスリーコードのイカシタ曲。ライブでやるとめっちゃかっこいいので若い人も学祭に向けて今から頑張って練習してみよう。







MC5 / Kick Out The Jams





1964年デトロイトで結成、R&B色の濃いヘビーサウンドを聞かせるガレージ・パンクバンド。イギー・ポップ率いるThe Stooges と双璧を成すパンクムーブメントの第一人者。現在もDTK/MC5として活動しています。




MC5 / Tonight

















スリランカ同時多発テロ

2019.04.21 (Sun)
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スリランカで爆弾テロが発生しました。
スリランカはインドのタミルナードとは深い因縁のある国。タミルの友人が多い私にとっては決して他人事ではない事件です。
取り急ぎざっと、簡単に書いてみます。




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スリランカは10年前までタミル人とシンハラ人の民族紛争による内戦が続いていた国。一説によると犠牲者の数は10万人とも20万人ともいわれています。

今回のテロで私が一番危惧するところ。
再び民族紛争に発展すること。タミル人の何らかの団体が今回の事件に関与していないことを祈っています。

そこで、私なりに今回の事件の実行犯を推理してみます。





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タミル・タイガー。
可能性は低いと思われます。
タミル・イーラム解放のトラ。スリランカ内戦時、スリランカ政府と敵対したテロリスト集団。私見ですが、タミル・タイガーはスリランカ政府のタミル人に対する民族浄化、弾圧に対抗するためのタミル人自警団と私個人は考えています。日本、欧米諸国がタミル・イーラム解放のトラをテロ集団と認定しタミル人に対する虐殺、弾圧の事実を無視して報道し続けていたのはスリランカ政府との親密な関係から。(民族紛争の直接の原因を作ったのも今は紳士面をしているイギリス、現代に残る紛争の全てはこの国が作り上げたものです)スリランカ政府の悪行が明るみに出たことでやっと動いた国際社会の仲裁により26年ぶりに停戦協定が結ばれました。
結論としては彼らが事件を起こす可能性は非常に低いと思われます。理由としてキリスト教会を攻撃する理由がないこと。結果として国際世論を味方につけることはできないこと。タミル人のキリスト教徒が多数いること。

タミル人イスラム団体。
こちらも可能性は低いと思われます。
今までイスラム教徒によるテロがスリランカでは行われたことがないこと。
おなじタミル人がいるであろう教会を爆破することになること。
タミル人の故郷、インドのタミルナード州ではヒンドゥ教徒、イスラム教徒、キリスト教徒はともに助け合いながら仲良く共存しています。洪水などの大きな天災が多い中、彼らは宗教の区別なくともに助け合って生活しています。なお、パキスタン系テロリストが起こしてきたテロは主にムンバイやデリーなどの北インドです。

結論
外国のイスラム過激派による犯行。国内情勢を不安定にして活動拠点の拡大を図る。
シンハラ人の謀略。タミルの分裂を図りタミル人社会を弱体化する。
今回高級ホテルも標的にされたということですが対外的に衝撃を与えるという意味では国際テロ集団の可能性が高いと思われます。




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しかし、どうしても釈然としなのでお見舞いもかねてスリランカの友人に電話で聞いてみました。ちなみに彼はイスラム教徒です。

回答
スリランカでは近々に大きな国政選挙を控えている。投票日を前に政府転覆を狙う野党のブラックキャンペーンの可能性がある。
10年前の停戦以来、スリランカでは長い安定した政権運営が行われている。安定した世の中にあって与党政府を攻撃する口実が野党には皆無である。
インドやスリランカでは選挙前にこういった過激な事件を起こして国内を混乱させる手法は珍しいことではない。
国内情勢を不安定にし政権与党に今回の事件の責任をとらせる。
タミルタイガーにキリスト教徒を攻撃する理由が見当たらない。タミル解放のトラのメンバーには多数のキリスト教徒が存在する。
タミル系イスラム教徒による過激なグループはスリランカには存在しない。スリランカ国内では未だかつてムスリムテロが発生したことがない。

結論
あくまで彼個人の見解としてですが、この事件は選挙を控えて野党グループが仕掛けた世論操作のためのテロの可能性が高いとのこと。もし、このまま犯行声明なり犯人逮捕が無いようであれば政治的な偽装テロの可能性が高いでしょう。
政治グループ、政党の構成メンバーはシンハラ人、タミル人が混在しています。人種的な差は政治勢力の中には存在しないとのことです。





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もしこれが事実だとすれば、ただの権力抗争で100人以上の人命を奪うなどとは日本では全く想像できない暴挙です。にわかに信じられることではないですが、テロ直後のスリランカ国内では国民の多くがこのことを噂しているとのことです。
もし今後、外国人テロ組織の関与が浮上したとしても彼らを国内に手引きした黒幕が国内の政治の世界にいないとも限らない。そんなことまで疑ってしまうような彼の発言でした。
世界有数の観光地、スリランカでこのような事件が起きてしまったのは本当に残念なことです。スリランカの少数派であり私の大事な友人であるタミルの名前がテロリストの中から見いだされないことを切に願います。やっと手に入れた平和をこんな事件で手放すことのないよう、今こそ国内が一致団結し、人種や宗教の垣根を越えて平和で強固な社会を作り上げてゆくことを切に願います。





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『続・フィリピン・南国の光』 名古屋の夜

2019.04.19 (Fri)
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ついこの間、やっとフィリピン旅行の記事を書き終えたと思ったら再び再渡航です。
今回は名古屋で一泊、前日まで東京で祖母を見送って、そのまま長野の自宅へは戻らずに高速バスで名古屋入り。
名古屋の街はナナちゃんのメイド姿でお出迎え。田舎暮らしの長い私は久しぶりの華やいだ夜の街に、葬式帰りというのも忘れてのお上りさん気分丸出しです。






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大きなバックを抱えて街を歩き倒し、一通り名古屋の街を散策した後、東京の母親に電話をした。

「戒名変えることにしたから」

100歳のばあちゃんが死んだ。ばあちゃんが死んで葬式の準備という時に母親が電話をかけてきた。「おばあちゃん、西だっけ東だっけ?」と唐突に素っ頓狂な電話をかけてきた。
西か東か?西本願寺か東本願寺かってことらしい。しかし、そんな相談は今まで受けたこともないし、当然ながら今までそんなことは考えたこともない。身内の葬式は爺さん以来、もう何十年ぶりのことだ。

「いろいろ周りに聞いてみる」

そのまま電話を切ったものの、こちらの親戚に聞いても、そりゃ、長野にはつれあいの爺さんの縁故はいないからわかるはずもなし。それでも心当たりを方々あったてみたが、また母親から「大丈夫だから」と電話がかかってきた。

急ぎ帰郷して、当日葬式始まったら、うちは親せきが少なくって家族葬ということにはしたものの集まったのは東京にいる10人と長野の私だけ。そんな少人数ということもあって葬式の段取りなど相談できる人も少ない。みんな顔をそろえたところでお通夜が始まってみると、あれ?なんだかいつもと様子がちょっと違う。おや?聞いたことないお経だな?坊さんの説教もなんだか変な感じ。大体お経が平明な口語体で聞いててあらかた意味が解るような。

で、どういうことかというと、そもそもの宗派、浄土宗と浄土真宗を間違ってたわけ。

「西だっけ東だっけ?」

いやいや、浄土宗?真宗?て聞かれてたら、「そりゃ、浄土宗だろ」って答えてたのだろうけど。いきなり電話口で東西を問われたら、それはどっちだっけ?ってなってしまいました。

爺さんも、ばあちゃんの親類もみんなみんな浄土宗なのに、違う宗派の戒名つけられて、違う船に載せられて、せっかく100歳まで生きたのに、今じゃ、みんなと違うところに独りで送られてきっとばあちゃん、今頃此処は何処?って迷ってるよ。








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「お経あげなおしてもらって戒名も浄土宗に変えてもらったから。」

何ともあっけらかんとしたものだ。うちの家族はいつもこんな感じ。そそっかしいし、一番肝心なところが抜けている。

ばあちゃんは痴ほう症を患って10年近く施設に入っていた。入所した当初は体も弱っていて一年持たないんじゃないかと思っていたが、都会のマンションで一人で暮らしているより施設の生活のほうがあっていたのか、あれよあれよと見る見る元気になってとうとう100歳の天寿を全うした。そもそもうちの母方の家系は長生きが多いようで、中にはお通夜の晩に生き返った人もいる。お経を読んでいる最中に棺桶からむっくり起きだして「腹減った。なんか食わせろ」と言ったそうだ。葬式用に並んでいたおにぎりを三つ、ぺろりと平らげて、そのばあさまはまた三日後に棺桶に逆戻りした。






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もう、フィリピンへの飛行機の予約はしてあったし、父親も旧友たちと沖縄旅行を予定しており、二人の姪っ子、ばあちゃんにとってはひ孫の二人はともに受験で追い込みの日程は超過密だし、母親は実の母の宗派も間違えるで、そんな家族が右往左往する中でとうのボケてしまっていたはずのばあさんが一番しっかりしていたようで、みんなが一人も欠けずに集まれるように家族の多忙な日程を縫ってピンポイントにその日と選で100歳の長い人生に幕を下ろした。


二日前にばあさんの葬式を済ませた私は、長距離バスに揺られて西も東も分からない名古屋の街についたばかり。まばゆいばかりの大都会のネオンを眺めながら夢なのかうつつなのか、なんだかふわふわしたようで、そのうえ、明日には飛行機でフィリピンへ。久しぶりの都会で羽を伸ばそうと夜の街の客引きの声に耳を傾けてはみたものの、なんと、名古屋のキャバクラの相場がそれはそれは高いこと。東京なんかよりも二割は高い。

「今夜はおとなしく、やめておくか。」

母親の電話を切った後、冷たいベンチに腰を下ろしながらコンビニで買いこんだ飲みかけの缶ビールを片手に街のネオンを眺めていた。
暮れの賑わいに雑踏の行きかう夜の街。ばあちゃんのお見舞いに行ったとき、老人ホームの近くの公園で、車いすを押しながらばあちゃんと一緒に大声で歌った『木曽節』を今夜は独りで口ずさむ。

「心置きなく楽しんでおいで。」

そう、ばあちゃんが言ってくれているような気がした。






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Vashti Bunyan - Just Another Diamond Day






覚書;18日に稲の苗起こし、今日はインド野菜の畑準備、マルチ敷設。明日はモロッコインゲンの畑の石灰処理。ジャガイモ準備。
以前『アクアテラリウム』で紹介した『ヴァシュティ・バニヤン』の名作。
いろいろ考えるのがめんどくさい時、畑仕事で疲れた時はいつもこの曲。












ノートルダム炎上

2019.04.16 (Tue)
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パリ ノートルダム寺院  黙示録 ノートルダム寺院  黙示録 ノートルダム寺院  黙示録 ノートルダム寺院  黙示録 ノートルダム寺院  黙示録 ノートルダム寺院  黙示録 ノートルダム寺院  黙示録 ノートルダム寺院  黙示録 ノートルダム寺院  黙示録 ノートルダム寺院  黙示録 ノートルダム寺院  黙示録 ノートルダム寺院  黙示録 ノートルダム寺院  黙示録 ノートルダム寺院  黙示録 ノートルダム寺院  黙示録 ノートルダム寺院  黙示録 ノートルダム寺院  黙示録 ノートルダム寺院  黙示録 パリ ノートルダム寺院  黙示録 パリ ノートルダム寺院  黙示録 パリ ノートルダム寺院  黙示録 パリ ノートルダム寺院  黙示録 パリ ノートルダム寺院  黙示録 パリ ノートルダム寺院  黙示録
悪夢
深夜2時、眠れないのでテレビをつけた。

イギリスのEU離脱。
富裕層の横暴。
押し寄せるグローバリズム。
近代西洋の硬直。
イエローベストの反乱。
ヨーロッパの終焉。







夜中、眠れずに起きだしてテレビをつけたらCNNの第一報。あまりの衝撃にそのまま眠ることができなかった。
次の朝、相当な騒ぎになるだろうと思っていたが日本のニュースはいたって淡白なものだった。
ヨーロッパ・キリスト教世界の中心が燃えおちてしまった。今後の西欧社会に及ぼす影響は計り知れない。ただ単に文化財の一つが火事になった程度の認識と、まさしく対岸の火事的な鈍感さに、この事件の与えた衝撃と同時に鳥肌の立つような不吉な感覚を覚えずにはいられない。
(ナチスのドイツ国会議事堂放火事件と重ねてしまうのは飛躍しすぎでしょうか。この事件が悪いことが起きる暗示ではなく世界がより良い方向に向かう象徴になってくれればと願います。)




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Sopor Aeternus & the Ensemble of Shadows
"In der Palästra"





- Sombre Dimanche -

『Sopor Aeternus & the Ensemble of Shadows』 を知りたい方はこちらへ。


南インド料理 シリバラジ 11周年

2019.04.12 (Fri)
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中目黒の南インド料理レストラン、シリバラジで11周年を記念したアニバーサリー・ビュッフェを、4月14日、日曜日に開催いたします。メニューは御覧の通りの豪華なラインナップ。ドリンクもついて食べ放題でご提供させていただきます。都内でも珍しい南インド料理。北インドよりもあっさりしていて油はすくなめ。タミルのカレーはちょっと辛いけど旅行慣れしてる人の言うには南のほうが断然おいしいというのが定説です。
さて、メニューの中には馴染みのない料理もちらほらあるのでここで皆さんと一緒におさらいしてみましょう。






Green Salad
これはわかる。サラダのことですね。


Tossed Salad トス・サラダ
トスサラダ?野菜とドレッシングをあらかじめ和えたサラダをトスサラダて呼ぶんだって。これは知らなかったなぁ。




Papad パパド パパード
南アジアのクラッカー、インドの定食には必ず出てきます。そのまま食べたり、カレーをつけたり、砕いて料理に振りかけたりしていただきます。


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Kadalai Parupu Thalipu
ひよこ豆を焼いたり炒めたりした料理って意味らしいんだけど。


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Dahi Vada ダフィ・ワダ
ダヒはヨーグルト、ワダはドーナツみたいな揚げ物。

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Spicy Chicken Kebab
鶏肉のケバブ。もうおなじみですね。スパイシーでエスニックなインドの焼き鳥

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Kanchipuram idli  
イドリ―は私の大好物。米粉を発酵させたインドの蒸しパン、南インドの朝食です。カンチ―プラム風となっているので普通のイドゥリとちょっと違うのかな。カンチ―プラムは南インド、タミルナードの古い都。大きな寺院がたくさんあってとてもいいところです。

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Chicken Veppudu / vepudu
ヴェプード、肉をスパイスで炒めたもの。汁のないカレーっていえば想像つくかな。


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Hyderabadi Lamb Keema
羊のキーマカレー、ハイデラバード風。普段のキーマとは一味違う。

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Dalcha Veg
野菜のダルチャ。ダルチャは同じくハイデラバードのカレーだそうです。

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Garlic naan・Roti ナンとロティ
北インドのナン、南インドのロティ。個人的にはナンよりロティのほうが好き、インドで食べられるパンです。シリバラジではどちらもしっかり窯で焼きあげてます。

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chicken dum biryani ビリヤニ
インドの炊き込みご飯。炒めてないからチャーハンじゃないよ。ちなみに焼き飯はPulaoと呼びます。一般家庭では残ったカレーやビリヤニを炒めて次の朝プラーオとして食べたりします。プラーオが東に行くとチャーハン、西に行くとピラフ。どちらもインド起源です。(アジェイに聞いたら現在プラオは一般的に辛くない炊き込みご飯のことを指すんだって。焼き飯は今ではフライドライスと呼んで区別しています。)

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Raita ライタ
ヨーグルトのサラダ。辛いスパイスで腸内をきれいにしてヨーグルトで優しくコーティング。インドの食事はよくできてます。
ビリヤニにかけたり、カレーに混ぜたり。これがないとカレーを食べた気がしません。

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ladu &Gulab Jamun
自家製ラドゥと自家製グラブ・ジェムン。どちらもインドの代表的なスイーツ。特にグラブ・ジェムンはこれでもかというほどの甘さ。本格インドを体験するにはもってこいの締めくくりアイテムです。


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ラッシー、ワイン、生ビールもサービス。
場所は中目黒駅の正面口を出て右。山手通りをひたすら歩いて通りに面した左側、目黒警察署のすぐ隣です。当日は通常メニューも食べられるということです。芸能人もお忍びて来店するようで運が良ければ会えるかも。皆さまこぞってお出かけください。
(水道橋店も併せてよろしくお願いします。)


追記 
三歳以下の幼児は無料。幼稚園の子は500円。小学生は1000円だそうです。家族そろって食べに来てください。
なお、当日混雑も予想されますので特に遠方の方は念のためお電話で確認してくださいとのことでした。





シリバラジ 中目黒店
〒153-0061
東京都目黒区中目黒2-7-14
TEL 03-5724-8995
東急東横線・東京メトロ日比谷線中目黒駅から徒歩10分
JR・恵比寿駅から徒歩15分
JR・目黒駅から徒歩15分
営業時間
11:00〜15:00(LO14:30)
17:00〜23:00(LO22:30)
定休日 無休


Screenshot_2019-04-12 シリバラジ - Google 検索




10年前のアジェイ氏。なかなかいい男だよな。
まだ若くて腹も出てないし。






インド映画ロケハン 中山道

2019.03.27 (Wed)
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今年も恒例のインド映画撮影です。
急遽呼び出されてとりあえずの鉄板、中山道へ。





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岐阜県 馬籠宿
奈良井宿とはまた違った風情の、坂の多い宿場町です。
中山道沿いにはこうした宿場町が点在しているので時間があればはしごで見比べるのも面白いです。





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時間がないのでほとんど駆け足で。
仕事なのでゆっくり観光というわけにはいきません。





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途中寝覚めの床をチラ見





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以前もロケ地で撮影させてもらった奈良井宿。
前日の雪の、見事な雪景色にインド人も大喜び。





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何度来てもいいですね。
雨でも雪でも曇り空でも本当に絵になります。
もしこれで道路が舗装されていなかったらどんなに凄みのある風景になっているかと住民の方の便利性は全く無視して想像してみます。端っこに見切れている自転車はご愛敬。







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侍の村でインド人は何を思う。
何故か今回の撮影は俳優より監督よりプロデューサーより、カメラマンが何よりえらい。
有名な映画を何本も撮影しているという今回の主任カメラマン。







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『Saagasam』の撮影の時に大変お世話になった『長泉寺』さん。
先代のご住職の案内で本堂の中を拝見。

有難くも家宝である400年前のお茶ツボまで見せていただき再び歓待していただきました。3代将軍徳川家光、御茶壷道中当時のものですね。『茶壷に追われて戸をピッシャン』の、あの茶壷です。それこそ落として割れたらと思うとひやひやでした。





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お蕎麦屋で遅い昼食。いつものことですがインド人の始動が遅いものでもう夕方になってしまいました。





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蕎麦屋 『こころ音』
今回で二度目の来店。日本風にてんぷらせいろで舌鼓。
日本食が食べられないスタッフのために持ち込みのインドカレーも店内で広げさせていただいた、こころ音さんの広い『こころ』には大感謝です。
『こころ音』さん、本当にありがとうございました。





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『中村邸』
もう日も暮れて時間外だったのですが特別に中を見せていただきました。
奥様は昔インドに行かれたことがあるそうでコルカタのマザー・テレサの施設でボランティアをされたとか。
なつかしいお話も含め、中村様にも重ね重ねありがとうございました。







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今夜の宿泊は飯山の木島平。
我々の熱烈なサポーター『Hotel Radiant』で。






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こちらも特別に時間外にもかかわらず開放していただいたホテルの大浴場。完全貸し切り状態です。
何から何まで至れり尽くせりで、協力していただいた皆様、本当にありがとうございました。






Saahasam - Official Trailer





もう四年前になるのですか。月日の流れるのは早いものです。
当初、タイトルは『Saahasam』となっていましたがウィキペディアなどで調べてみると『Saagasam』とクレジットが変更になっています。どういういきさつか今度聞いてみよっと。アマンダさん含めみんな元気にしてるかな。





『フィリピン・南国の光』 共同墓地

2019.02.28 (Thu)
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タガイタイから帰って身を持て余した私はビール片手に再び夜の街にふらりと。





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街の空気銃屋さん。鳥でも撃つのでしょうか?





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ネットカフェ。近所に二三軒ありました。子供たちのたまり場になっています。




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レストランの食事より、こういった暮らしに根差した食べ物のほうがいい。軟骨やレバーを甘辛く油で揚げた焼き鳥。なんですかと聞いたら『ペップ』と言っていた。食事というより子供のおやつといったところ。かばんを背負った子供たちが群がるように買っては頬張っていた。2,5ペソ、一本5円。





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家からすぐ近くの小さな大衆食堂。
友達の奥さんから、『おなか壊すから、ダメ!』と強く言われ続けていた街での買い食いですが、ジョリビーやデパートのレストランじゃフィリピンに来た気が全くしないので、禁を破ってお忍び夜食。

イワシでしょうか、魚の酸っぱいスープ。昼に食べたタガイタイのレストランより数倍おいしいです。




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食堂のお姉さん。
禁を破って良かったというか、もっと早くに来ていればよかったというか。





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おなか一杯になったし、疲れたから帰ろうと思ったっら滞在先の親戚のおじさんに捕まってしまいました。彼にはこの旅の間にもう三回も街を歩いてるときに捕縛されています。
二日前にたった一人の兄弟、お兄さんが無くなられて、その後、彼とは初めて会いました。そのまま家に招かれて何を話すでもなく二人でビールを酌み交わします。





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次の朝、何故か私を迎えに来たおじさん。別に用事もないので彼の車で一緒に出掛けることに。
Immaculate Conception Parish Church of Dasmariñas (なんて訳していいかわからないダスマリニャスの教会)のお祭りのシンボルは確かチョウチョだとか。




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市内の共同墓地。
私は車の中で留守番です。





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その後、ダスマリニャスの警察署へ。
正面から見た様子。シティーホールですから日本でいえば『合同庁舎』といったところでしょうか。裏側は警察署、正面は市役所になってるようです。




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クリスマス直前なので署内はプレゼントの山でごった返しています。




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死亡届の提出か?埋葬許可証か?おじさんは何か所も部屋を渡り、淡々と手続きを済ませています。なぜ私を連れてきたかはわかりませんが、一人だと心細かったのでしょうか。一人廊下に取り残された私はクリスマスの飾りつけを眺めたり、窓の外の街の様子を眺めてみたり。





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Michael Rother - Silberstreif




ミヒャエル・ローテルの4枚目のアルバム『熱地帯/ Fernwärme 』から、冒頭の一曲目。この曲は一時期就寝時に毎晩のように聞いていました。ミヒャエル・ローテルはドイツのギタリスト。ノイ! / NEU、ハルモニア / Harmonia の二つのバンドを結成、ドイツ音楽史の中心的存在として現在もソロ活動を続けるドイツ音楽界の重鎮です。随分前に『いよいよ野良が始まる』でも紹介しました。でも、今日の主役は彼ではありません。彼のソロアルバムでは必ずバックを固めていた伝説のドラマー、私の大好きなミュージシャン、ヤキ・リーベツァイト /JAKI LIEBEZEIT です。実は、昨日まで彼がこの世を去っていたことを全く知りませんでした。この記事を書くのとは全く別個に、中学生の時からミヒャエル・ローテルの大ファンでしたから彼のFacebookってあるのかしらとフォローしたり、そうだ、大好きだったヤキ・リーベツァイトもフォローしてみようと探していたら、2017年、1月の22日に亡くなっているじゃないですか。死因は肺炎、正直ショックです。78歳といいますから、何かあってもおかしくないのでしょうが、そもそも年齢すらも知りませんでしたから。自分のあこがれのスーパースターはいつまでたっても年老いづに若いままなわけで、それよりも亡くなっていたことに今まで全く気が付かなかったのが何ともさみしいです。CANやその後のシューカイの作品、ミヒャエル・ローテルやその他、先鋭的なミュージシャンとの数々のセッションはどれもこれも素晴らしい輝きを放っていて、まるでマシーンのようにジャストで刻み続ける彼の正確無比なリズムは決して機械のように無味無臭では決してなく、彼が正確にリズムを刻めば刻むほど彼のパーカッションは雄弁に音楽の何たるかを我々に語り掛けてくれる。彼の参加したすべての楽曲は決して彼以外の人間には再現できない豊かな表情を私たちに見せてくれます。
そして、今日重ねてショックなのが、ヤキの盟友、ホルガー・シューカイも彼の後を追うようにその年の9月5日、彼の遺体が彼のアパートでかつてヤキとレコーディングしたであろうスタジオ内で発見されたと、死因は不明、これもたった今、この記事を書いていて初めて知りました。不覚といおうか、本当に無念です。ヤキの代わりを務めることのできるドラマーは彼にとってはほかにはいなかったのでしょう。
では聞いてみましょう。彼らの作品をあと一曲でも二曲でも、一つでも多く聞いてみたかった。



Holger Czukay / Cool In The Pool




Phew / Closed




Phew / P - Adic





Can / Vitamin C





JAH WOBBLE / JAKI LIEBEZEIT / HOLGER CZUKAY
How Much Are They?




Friedman & Liebezeit "182-11" LIve



Holger Czukay / Persian Love






















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