スポンサーサイト

--.--.-- (--)
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

中秋の名月

2017.10.06 (Fri)
P1013048s_201710052206282d8.jpg



もうそろそろアイヤッパへの道、執筆再開と思っていましたら今日の月が本当に美しくって、街に用事で出かけていても車の窓からヘッドライトの列とやまの陰から顔を出した大きなまん丸いお月様を見比べて、一年に一度しかない特別な月をいろんな思い出に青く照らして眺めていました。
ちなみに中秋の名月は昨日のお月さま。なんだかややこしい事情があってか、本当の満月が何故か明日の六日のお月さま。
真ん中とって、今夜書いてみようかなと。




P1013026.jpg


無事、稲刈りも終わって、午後からレストランに送るためのジャガイモ掘ってたら寝不足からか頭がふらふらして仰向けに畑で大の字になっていたらかすむ視界の先にはきれいな列のイワシ雲。市場なんかに出してたら結局買いたたかれるから小さくやってる農家さんは生きていくのがやっとのことで、この村でもジャガイモを出荷してるのは私だけ。袋に詰めた芋を積んだ車は日が落ちると同時に湖へ降りて、宅急便はアマゾンのせいで軒並み値上がり、利便性の陰でとばっちりを食うのはいつも正直な生活者、私が政治家になったら必ずアマゾンを潰します。寒くなってきたので温泉によろうかと思ってましたら行きつけのお蕎麦屋さんに無性に行きたくなって、温泉出たらもう閉まっちゃうし、私だけの特別メニュー、特盛を頼んだら今夜のおかずだって味のしみたおでんを出してくれて、それはそれは心から温まるごちそう。体も心もあったまって、温泉なんてどうでもよくなっちゃいました

P1013042.jpg


帰ってきてすぐカメラ片手にいそいで裏山に上って、冷たい秋風にかすれた虫たちの小さな声を聴きながら月を渡る雲を眺めていたら、幼いとき夜空に流れる雲を発見した時の文字道理天地のひっくり返る瞬間のあの時を思い出した。
小さいとき、本当に物心つく頃に、私は世界というのが私の住んでいる木造のぼろ長屋と赤や白の鯉の泳ぐ四角い池と真っ赤な鳥居のお稲荷さんと日々行きかい挨拶をする二、三の大人たちだけしかいない、紙芝居か操り人形の劇のように囲われた舞台と赤い垂れ幕の下がった限られた空間に住んでいる顔見知りの人たちだけの閉じた世界だと思っていました。太陽は神様がスイッチを入れた大きな街灯で、消灯後には裸電球のお月さまと砂糖のようなこまかな星が空に瞬いている。黒く塗られた小さな箱の天井を毎日眺めて暮らしているものだと思っていました。
そんなある夜、向かいの飼い犬が具合が悪いとかで、夏の夜中に、小さな子供には珍しいことだったのでしょうか、木造アパートの玄関先に出て、集まった近所のみんなが心配して眺めているときに、隣に立っていたおじさんが空を指さして明日は雨降りかななどといったのだろうか、指さす先を見上げた私の目に飛び込んできたのは月の明かりに浮かび上がっては激しく頭上を流れてゆく夏の夜空の綿を伸ばしたようなあの白い雲の列。


『夜なのにお空に雲があるよ!!!』


思わず大きな声で叫んだのを覚えている。
宇宙が連続してつながっている広大な広がりだということを発見した瞬間だった。









P1013060_201710052247178d8.jpg
20120521_2429950.jpg


書いていて思い出したあの大きな犬。
僕のことを初めて噛みついたあの大きな犬。
あの後しばらくして、真っ赤な血を吐いて死んでしまったあの大きな犬。

今夜の月はルドンの目を思い出すなぁ。










P1013050zza.jpg


















The Honeymoon Killers - Flat






今回は選曲悩んだな。記事のイメージで真っ暗な曲っていうのも黒いインクで黒い雲書くようで選んだ音楽家にも失礼だし。
ハネムーン・キラーズ、ニューウエーブの大御所、と思っているのはたぶん私だけ。ベルギーのバンドです。ベルギーはフランスとイギリスをミキサーでごちゃまぜにした国、ちっちゃなユーロ共和国。世界一いろんなビールを作ってる国。ビールのおつまみにムール貝オーダーするとボール山盛りの酒蒸しが出てくる国。ハネムーン・キラーズは私には終わりの始まりのバンド。いつまでも新しいバンド。こんなに上手にやられてこれ以上何をすればいいの?




The Honeymoon Killers - Tueurs de la Lune de Miel



The Honeymoon Killers - Decollage



Honeymoon Killers - Histoire à Suivre








スポンサーサイト

『 リセット 』  自作の曲

2017.10.02 (Mon)
『記事の途中ですが拍手機能、おかしくない?』
ps;運営に問い合わせしたら早速対応してもらいました。ただ、昨日拍手いただいた分は残念ながらノーカウントになってしまいました。
なので、皆さん、今夜も盛大に拍手クリックお願いいたします!!

P7090489.jpg



やっと、上野大根の疎抜きが終わって、一週間、畑の上を転げまわって延々と続く大根の青い列に絶望的にも見える戦いを挑んだ少彦名。結果、みんなより二週間も遅れて一体ちゃんとものになるのでしょうか?


小池都知事が彼女たちに似てるように見えるのは気のせいだとは思うのですが、小泉の郵政選挙の時も町のおばさま方が『もちろん小泉支持よ、だってっかっこいいじゃない♪』なんてテレビでの賜るのを思い出し背筋がぞっとします。あの時も周りはみんな小泉頑張れで、私は絶対支持しませんよと、お友達みんなからは変人扱いでした。
結局、郵政民営化で金持ちが自由にできる金が市場に流れて自由化の名のもとに派遣社員という人身売買制度が確立しました。

(イラク戦争もこいつのときっだったね。大国が寄ってたかっての戦争犯罪、白人どもにめちゃくちゃにされ蹂躙された廃墟から生まれたのが今のISIS。悪魔が悪魔を生んだってわけだ)





sasikala jaya pti
アイヤッパへの道 Vol.11



民主党が躍進したときに、実は私、民主党の選挙協力にかなりどっぷりつかってまして、選挙活動の最前線に居りました。民主支持ではないですが、政権交代で古い腐った血が絞り出されて新しい人たちの時代になればいいなと、年寄りたちには引退願って若い人が政治に立てば少しは風通しがよくなるのでは、そう思っての行動でした。
選挙中、私がついていた若手候補と話していたのが、民主党が今回勝てば、真っ先に民主党自体の分裂が起きるのではないか。酒を酌み交わしながらまことしやかにそんな話をしていました。第一党になって真っ先に分裂予測を立てるなんて突拍子もないおかしな話ですが、傍目で見ていてもそれくらい民主党という政党は節操のない支離滅裂な集団でした。
結局、尻つぼみに衰退して行った挙句、外からの力で崩れ去っていったわけですがまことに遅きに逸した感があり、まだ元気なうちに分かれていればそれなりに存在価値のある政党になれたんじゃないかしら。
彼らの政権下で思い出すのは辺野古と中国漁船の体当たりと原発事故かな。融和と言いながら近隣との溝が目に見えて深まった時代。


今度の選挙は自民党一択だな。
いろいろ問題はあるけれど

『首が飛ぶつうのに髭の心配してどうするだ!』

・・・・七人の侍の長老の言葉。










reset  外山恒一政見放送 /  曲 少彦名







小池都知事がリセットとか聞こえがいいこと言ってるね。
選挙の時に小沢にも会ったけど、二、三人殺してるんじゃないかってくらい迫力あったよ。


内政だけであれば小池さんに入れてます。台所奉行はお手のものだと。
この時期に選挙?などと世間では言ってますが、この時期に安倍さんが選挙を選択したということはトランプからの何かしらの取り決め、情報があったのかも。
朝鮮有事が現実のものになろうとしています。





雨なので質問!

2017.09.28 (Thu)
P5109860.jpg


FC2ブログのSSL化が完了ってお知らせがあったけどほっとけば勝手に変えてもらえるんだなと思ってたら、ブログの管理画面の『環境設定』から『ブログの設定』→『SSL設定』というのを見つけた。おやおやと思いながら『SSL設定 SSL』が無効になってたので『有効』にして『更新する』を押したらブログのURLが「http://」から「https://」に変わりました。

一言
「これやってみてね♡」
ぐらい書いてくれたらいいのに・・・・


で、こんなことも知らなかった少彦名から皆さんに質問です。

拍手ボタンの隣にツイッターとフェイスブックのボタンを載せてみました。機械買ってもほとんど説明書を読まない私は昨日までそういうことができることも知らなかったのですが、これってなんかいいことがあるのでしょうか?
つけることで読者が増えるのならどういう使い方をすれば一番効果が出るのでしょう?
インターネットに詳しい方、どうか教えてください!

 きっと親切な方が書き込みしてくれると信じてます。
私同様わからない人がコメント欄を通じて知識の交換ができたらいいな。





The Beatles - Your Mother Should Know
(お母さんならきっと知ってるよ)







ps;SSL変更後、ブログサークルの記事表記が二重になってた。ブログランキングもちっとおかしかったので登録をhttpからhttpsに変えて一応問い合わせしました。今日すっごい寒いです。

ps;SSL変更後、ブログランキングなどの外部リンクの登録を変えるのが面倒ですね。まだ気づかないところも多々ありそうです。気長に対応してみます。『おきてがみ』は全く対応できてないみたいで、再登録もできませんでした。おきてがみを残したい人は変えないほうがいいかもです。なので『おきてがみ』撤去します。いいアイテムなんですけどね。

ps;おきてがみ、運営自体が消滅しているみたいです。新規登録はできません。

で、そもそもSSL化って必要なんでしょうか?


アイヤッパへの道 vol.14

2017.09.26 (Tue)
ポンディシェリにて 映画監督

P1019151.jpg


その日はべンガル湾を望む瀟洒なホテルに宿をとると、助監督のヘムラージと運転手さん、三人で海岸に臨むトップルーフのレストランでビールを傾けながら海風に吹かれて今日の長旅の疲れを洗い流す。インドに到着した当日からののどの痛みと下がらない熱に浮かされて海岸に打ち付ける波の色は夕日に照らされてにじんで見える。


P1019180.jpg


海のない信州に越して以来、こうして波の音をゆっくりと眺めているのは本当に久しぶりだ。よく、山の空気に心が洗われる、と言うが、海の風ならばどうだろう?
何故かわからないが、海の風は私たちの心を幸せで満たしてくれる。心の、ぽっかり空いた隙間にじんわりしみ込んでくる。



P1019184.jpg



近くのテーブルで日本人らしき老人が3人の、それは美しい、男に対して美しいという表現はちょっとおかしいのだが、3人の若者を従えて食事をしている。酔ったせいもあるが、席を立ったついでに声をかけてみた。「日本の方ですか?」
日系アメリカ人、今はパリに住んでいるそうだ。今は引退してらっしゃるということでもともとはブロードウエーの舞台監督、演出家だったそうだ。大変な人に声をかけてしまったらしい。ネットで調べれば名前ぐらい出てくるよと言っていた。それにしても付き従えている三人の若者、フランスの白人と黒人の二人、イスラエスの美少年、妖しくどこか男色の香りを漂わせたこの三人は駆け出しのダンサーだそうだ。領収書の切れ端に書いてもらった氏名とパリの住所は映画畑のヘムラージに渡してしまった。

P1019170_201709252152216ef.jpg


男色といえば少年のころよく痴漢にあった。男が痴漢とはこれまたおかしなものだが、「なんだお前?」ということがちょくちょくあった。
パリ近郊のブローニュの森とはご存じだろうか?名前の響きは軽やかでさぞ美しいところだと思うだろう。しかし、いざ行ってみると草むらの小道には使用済みのコンドームが点々と捨ててあり、森の茂みに足を踏み入れれば背丈ほどの草むらから抱き合った裸の男同士がぎょっとこちらを振り返り汗で光った肌を手で覆い隠す。
ここでもナンパされた私は ― その時はそうとは気づかなかったが ― その、人の好さそうな小太りの中年男のアパートで自家製のきっと今まで飲んだ中では最高な黄金色のシードルと彼がジャーナリストだった頃の思い出話と、以前同居していた日本の青年の話と、ベットルームには小さな白黒のテレビ、ソニーのトランジスタラジオだけがぽつんと置いてある質素な部屋で夏の真っ白な日差しが注ぎ込む大きな窓を背にパリの孤独な中年おやじの幸せそうな笑顔を眺めていた。どうして、それは幸せなはずだ。二人でバスを降りるときに、近所の知り合いだろうか。黒人のおばちゃんがその小太りのおじさんと連れられた私を交互に見ながらニヤリ、右のこぶしで力ずよく親指を立てたのを思い出す。
外国人に最初に唇を奪われたのは女性でなはなく男性だった。私はつたないフランス語でなんとかその場を言いつくろい、明日必ず来るからと嘘をついてその場を逃げだすことができた。地下鉄を乗り継ぎ逃げ帰った私は、それでもその男の寂しそうな笑顔と一人孤独にパリの家具もないがらんとしたアパートで暮らす男の姿がどこか不憫で、なぜだか後ろ髪を引かれる思いだった。その日のうちに、当時お世話になっていた大学の助教授に頼んで電話をしてもらった。そちらには二度と行かないこと、嘘をついたことを謝ってもらった。
彼が私に声をかけたブローニュの小さな池は人肉事件で佐川一政が女性の死体を捨てたその現場だった。





P1019188.jpg


帰る途中、映画の撮影現場に行き会った。
ヘムラージの友人もたくさんいたのでしばらく見学させてもらった。


P1019301.jpg



運転手さんはドライバー用の仮眠室へ。
咳が止まらない、その日は眠れなかった。半病人の隣でヘムラージには申し訳なかった。




P1019204.jpg


翌朝、だるい体を引きずって再び海岸へ出る。せっかくの旅行なので一瞬たりとも時間を無駄にしたくはない。
朝のラジオ体操だろうか?
みんなでヨガをしている。



P1019225.jpg



マハトマ・ガンジー、塩の行進の姿だろうか。
友人の息子が教えてくれたのだがインドで一番人気のあった大統領はアブドゥル・カラーム(Avul Pakir Jainulabdeen)、タミルのムスリム教徒、ミサイルの開発者、インドの核弾道ミサイルの生みの親なんだそうだ。ガンジーの無抵抗主義とは全く逆、インドは、非公認の核保有国、領土紛争の敵対国、中国の核に対抗しての開発だ。隣国のパキスタンもインドに対抗して核の保有に成功している。ミサイルが飛びかう日本上空、国民一人一人がガンジーのように殴られても打たれても無抵抗を貫く聖人のような人であるならばこのままの平和国家でもかまわないかもしれない。
ムンバイに住む友人の知り合いの映画監督がガンジーの本当の姿を題材にした作品を撮ったそうだ。結果上映延期、ガンジーは半ば神格化された存在、世間で物議をかもしているという。来年の三月のインド旅行でこの映画監督と会わせてくれるらしい。



P1019148.jpg



再び映画の撮影。
やはりヘムラージの知り合い、観光地のポンディシェリでは映画の撮影は頻繁にあるようだ。



P1019296.jpg



「考えてる映画の脚本があるんだけど聞いてくれる?」

日本を舞台にした恋愛ドラマだった。悪くない、いつまでも助監督でうじうじしている自分がじれったいだろう。
映画を撮るためには莫大なお金が必要だ。


P1019233.jpg



「それじゃ、僕も映画のアイデアを持ってるから、一つ話そうか」
そんなものもってやしない。行き当たりばったりで話を作ってみる。
「題名は“アタック・オブ。ザ・ココナッツ” 」・・・どこかで聞いた名前だがインド人の彼にはわからないだろう

「ある日突然、インド各地でココナッツが降り注いで人を殺し始めるんだ。 これは後々解明されるんだが、原因は環境問題、増え続けるインドのごみについに堪忍袋の緒が切れたヤシの木が人々を襲い始めるんだ。犠牲者が続出し、国の機能は麻痺し、ついには国家存亡の危機にまで追いつめられる。しかし、科学者の懸命な調査で、ある地域のほんの狭いエリアではヤシの木は人々を襲うことはなかった。そこの村にはゴミ一つ見ることはなく、ある男のおかげで村は常に清潔に保たれていたのさ。かくしてインドの命運はその一人の貧しいゴミ清掃員の手に託されることとなった!荒れ狂うヤシの木の大群にたった一人立ち向かうわれらがヒーロー、孤独なギャベッジマンの運命やいかに!!」


なにそれ?ヘムラージはけげんな表情。






P1019304.jpg
塩田







「ところで、僕の脚本はどう?日本で撮影できるかな」


ヘムラージが帰りの後部座席に揺られながら言った。


「そうだなー。いいとは思うんだけど、どうも何かもの足りない気がするんだ・・・・
ココナッツアタック、そうだ、劇中にココナッツの雨を降らせれば君の映画はきっと完璧だよ!」

二人して顔を見合わせて笑った







P1019199.jpg













EP-4 / COCO




ココナッツってことでこの曲。キッド・クレオール&ザ・ココナッツでもよかったけどなんか柄でもないから。
かなり前に紹介した記憶があるんだけど当時、他所で並行してブログを書いていたことがあるからそちらだったかな。佐藤薫率いる都市型ファンクバンド


P1013006.jpg


昭和崩御ってすごいね。こりゃ今なら大問題になるよ。
で、実際当時も問題になって発売延期、結局「昭和大赦」って書き換えて、写真も金属バット殺人事件の現場住宅、それもどうかと思うけど、リニューアルして何とか日の目を見る。このアルバム発売直前、一か月前ぐらいから地下鉄や電柱や、街のいたるところに「EP-4 5・21」って書いたスッテッカーが張られまくって薄気味悪いと巷では話題になったっけ。
EP-4をウィキで調べてみたんだけど、この昭和崩御のアナログ盤、発禁10年後に元のジャケットで再販したって書いてあるんだけどどう考えても発禁直後に、いたいけな少年はなけなしのお小遣いをはたいて買った記憶があるんだ。レコ倫で引っかかったジャケットデザインだけど書籍として出せば言論の自由ってことでお咎めなし。御茶ノ水の三省堂の隣にあった和泉書店だったか、不屈の本屋って言われて結構危ないものも取り扱ってたんだけど、そこでこのお蔵入りになった昭和崩御のアナログ盤に新たにブックレートつけて( ブックレートが商品、レコードはおまけ )販売したって記憶がある。とすればこれって、その書店でしか手にはいらなかったかなりのレアものってことなのかな?こんなもの買うなんて俺ってずいぶんませてたんだな。改めてみたらレコード盤に非売品て書いてあるしw










アイヤッパへの道 vol.13

2017.09.23 (Sat)
ポンディシェリにて 理想郷

P1019127.jpg



『僕の夢』   少彦名




僕の夢は大金持ちになることです。





P1019267.jpg



大金持ちになるために毎日神様にお祈りしています。






P1019138.jpg



大金持ちになって何をするのかというと
大金持ちになったら大きな会社を作ろうと思います。






P1019144.jpg



どういう会社かというとゴミを拾って町をきれいにする会社です。
大きな会社を作って『雇用』を生み出そうと思います。
会社に雇って働く人はみんなインドの貧しい人にやってもらおうと思ってます。







P1019145.jpg



会社を作ってまず何をするかというと、
会社を作ったら、一番最初に政治家に賄賂を渡します。
そして、税金やいろんな国のお金を会社の仕事に使ってもらうように優遇処置をしてもらいます。

「もし国内からごみを無くすことができればインドの観光地としての価値は格段に上がります。税金の投入は未来を見据えたわずかな投資とお考え下さい。数年後には観光事業の高まりとともに税収もアップし、インドをゴミのない美しい国に変えた清潔の父として先生の名前は歴史に刻まれることでしょう!」

とかお話しして国の援助を受けようと思います。







P1019122.jpg



今日はポンディシェリのオーロヴィル(Auroville)という町に来ています。
ここは、インドの哲学者、オーロビンド・ゴーシュ( Sri Aurobindo Ghose)とフランス人の奥さん、ミラ・アルファサ(Mirra Alfassa)が1968年に作った共同体、現代の理想郷です。町の中央には金のゴルフボールと呼ばれる丸い寺院のようなものがあります。マトリマンディール(Matrimandir)は巨大な瞑想を目的としたホール、旅行者でもオーロヴィルに滞在すれば中に入ることができます。
この日もたくさんの人が並んで待っていました。日本人もいました。理想郷ということでみんな白い服を着てちょっと変わった人が多かったです。





P1019147.jpg


この街には一つもゴミが落ちていません。
インドはどこに行ってもゴミだらけなのにたばこの吸い殻一つさえも見つかりません。
実はポンディシェリはインドではありません。フランス領、ここはフランスなのです。ですからここには大声で話すインド人も風に舞うプラスチックのごみもクラクションのうるさい自動車も、そういったインドらしいものは一切ありません。
代わりに、おしゃれなカフェだったり、代官山にあるようなブティックだったり、作家の作ったコーヒーカップを売るお店だったり、西洋人でいっぱいのゲストハウスだったり、気持ちよく一週間ばかりはいれそうな静かなところです。
この小さな女の子もきっとフランス国籍
La Fille Du Soleil です。






P1019276.jpg


お金持ちになってゴミをインドからなくしたいです。
そしてお金儲けをして町を一つ買いたいです。
町にサイババみたいな預言者を呼んでもっともっとお金儲けをしたいです。
そのお金で病院を作って学校を作ってみんなただで勉強ができてみんながこの村の人のようにごみを捨てるのをやめればインドはとってもきれいな国になります。インドからごみが無くなればそれはそれはこの村のような理想郷になります。
でも、まだ、お金持ちじゃない僕には今は何もできません。だからオーロヴィルがづっと幸せな場所であるように祈ることしかできません。

現代の理想郷、オーロヴィルよ、永遠に。









P1019169.jpg





僕の夢は大金持ちになることです。
でも、貧乏なお百姓になってしまうような気がしてなりません。










Mikado / La Fille Du Soleil / 太陽の女の子





ずいぶん前にも紹介したフランスの曲
でも、あの女の子の写真見てたらまた聞きたくなりました。









台風一過

2017.09.18 (Mon)
P1012984.jpg


昨夜は久しぶりにすごかった
台風が来てもこの辺は山の中だからでしょうか、そうそう、恐ろしいことにはならないのですが昨日の嵐は家がゆさゆさ揺れるほど、このまま屋根でも持ってかれてしまうんじゃないかと思うほど激しかった



P1012993.jpg



それでも、もともと災害の少ない地域らしく、被害といえばビニールハウスが二、三件破れていたり、背の高い作物が所々で倒れてたり。私のところも上野大根のマルチが少し剥げた程度だったので安心しました。
倒れて農道をふさいでいた杉の木は、朝見回りに行った時にはすでに切られてましたし。



P1012997.jpg


台風に何とか持ちこたえた村のゴミ捨て場
手が空いたら直さないといけませんね



P1012964_201709182134438c2.jpg



稲も倒れることなくあとは刈り入れを待つのみ
去年は秋の長雨のせいで例年にない出来の悪さ、田んぼもしばらく休んでいた初めての場所だったので端からどんどん倒れてしまってそれはひどいものでした
刈入れ目前にして大水にやられた映像をニュースで見る度、どんなに切ない思いをしているだろうかと、去年の倒れた私の稲を眺めただけで嫌になってたのを思えば想像もつかないほどの気持ちだろうな




P1012947.jpg




今年はお米にとってはいい年だったと思います
今から自分のお米を食べるのが楽しみです
百姓を初めて4年、実はこんな気持ちになったのは鞄を鍬に持ちかえてから初めて
もともと食には頓着ないほうで何食べても「おいしい~」で済ませちゃうのですが、こんな気持ちになってる自分が、少しは百姓らしくなれたのかなと内心ひそかに喜んでいる



P1012956.jpg



田植えの時期、悩みに悩んで、今年は除草剤を使わずにお米を作ることにしました
草が生えたら生えたでいいや、夏が来て草だらけになっていつもの通り泥だらけで田んぼを転がることになったとしても、ああ、バカなことした自分が悪いと後悔先に立たず、愚かな自分を恨めばいいや
半ばやけっぱちで完全無農薬に臨んでみたのですが、これが不思議や不思議、たとえ薬撒いたとしても必ず毎年稗で目が回るほどの思いをさせられるのに今年は一本たりとも伸びてきません。お隣の田んぼは稗育ててるのか米育ててるのかわからないほど盛大に草が伸び放題だというのに、結局、梅雨前に一回草取りしたっきりであとは何にもしないで済んでしまいました

そうそう、写真の伸びあがった巨大な草は雑草じゃないんですよ
マコモダケ、田んぼの空いたところに試しに十株ばかり植えてみました
来年、これを親株にして少し大きくやってみようと思ってます。



P1013000.jpg



なんで稗が生えなかったのか?
これさえわかれば百姓は本当に楽になるんですけど

通りすぎた台風、裏山の納屋も無事でした
いつ壊れてもおかしくないほどひしゃげたあばら家
でも赴きあるでしょ?東京にいた時はこんな小屋が自分のものになるなんて思ってもみなかった






Mungo Jerry - In The Summertime 






1970年、イギリスのバンド、マンゴ・ジェリーの世界的ヒット曲
夏の日差しに誘われて街に繰り出す田舎の浮かれたあんちゃんこ


さあ、夏はもう終わりです。







アイヤッパへの道 vol.11

2017.09.14 (Thu)
政府転覆 第一節

P1018757.jpg



泊めてもらった友人のアパートはチェンナイの超高級住宅街。
隣にはインドで知らぬ人がいない映画俳優のお宅が。すぐ裏にはタミルナードの首相 の豪邸が控えています。




P1019117.jpg





政治家や映画俳優、軍関係者や企業の社長など、国の要人や著名人が居住する一等地。区画の入り口にはバリケードが設置され警察官が常時、警戒に当たっています。



P1019116a.jpg



特にここ一か月は警備も百人単位で増員され、町中が警官だらけ。見るも物々しい超厳戒態勢です。

というのも、2016年12月4日、時のタミル・ナードゥ州総理大臣、友人宅の裏手に居を構える Chief Minister 『 J・ジャヤラリタ /J. Jayalalithaa 』が首相在任中に病気で死去してしまったからです。
その日から彼女の邸宅のあるこの街には何百人という警官たちがあふれ、日々報道陣がカメラをもって首相宅の門前に押しかけてきました。



tamil-nadu-chief-minister-jayalalithaa_650x400_51464182464.jpg


J・ジャヤラリタ女史
元タミルの映画女優、国民からアンマ・お母さんと慕われ、14年にわたって首相の座に君臨した大物女性政治家です。
政治に興味がなくともインドに行った方なら一度はその顔を見かけたことがあるかと思います。チェンナイを訪れれば街のあちこちに彼女の肖像画を見かけることができます。彼女は元女優、タミル・ナードゥの伝説的ヒロイン。彼女に限らずインドの政治家は映画出身者が非常に多く、彼女が所属した『 全インド・アンナー・ドラーヴィダ進歩党 』の創設者、MGラマチャンドラン / M. G. Ramachandran も往年の映画俳優、銀幕の大スターでした。




aaa.jpg



AIADMK歴代党首、若かりしときのお二人

インド人は映画が大好き。それも私たちが理解できないほど熱狂的に。スクリーンを見つめる観衆達は物語の主人公とともに悪党をバッタバッタとやっつけて、弱きを助け、絶世の美女と恋をする。初めてインドを旅した時に感じたのは彼らインド人はもしかしたら映画やテレビに映る架空の物語とニュース報道やパキスタンとの戦争の映像をごっちゃにして見ているのじゃないのかと、家族みんなでテレビの前に集まり瞬きもせず食い入るように見つめるそのまなざしには一種の恐怖すら覚えたものです。そんな彼らには画面に映し出された俳優たちを、主人公さながらに神格化してしまうのはお茶の子さいさい、映画スターのブロマイドがシバやビシュヌ、ブッタやキリストなどの神様達に交じって一緒くたに売られている。一度走り出したらもう手が付けられない、群衆の力の一端がその瞳の奥に垣間見えるようです。




sasikala jaya pti



さて、彼女の死後、そのどさくさに紛れて党首の座に就いたのがこの人。ジャヤラリタの付き人で古くからのお友達、『V. K. Sasikala / サシカラ・ナタラジャン』です。過去、全く実績のない一介の秘書、元チーフ・ミニスターの身の周りのお世話をする単なる付き人だった彼女が、亡くなった女性首相のお友達だったというだけで突然州のトップに躍り出たのだから当の世間は大騒ぎ。国家の式典や記念行事、ことあるごとにテレビ画面に登場し、亡くなった前首相の弔いにさめざめと泣いて見せるその様子は部外者の私が見ても痛く滑稽で至極胡散臭く見えてしまう。この期に乗じて民衆たちは各支持政党に結集し、統一された真黒な衣装に身を包み、各地でデモ行進を繰り広げ気勢を上げる。たちまちタミルナードの政治は混乱の極みに達し、テレビの報道は日本さながらワイドショーの様相を呈してゆく。赤と黒を基調にした各党の党旗が町中を埋め尽くして、一触即発の事態のようです。

党旗のもと集まり来た群衆の周りを縫って走る白い車列、政治家が乗る車には赤や青のパトライトが付いていて、政治家御用車は緊急車両と同じ扱い。パトライトを点滅させれば信号無視もスピード違反も天下御免、警察や政治家、軍隊などの国家権力はそれはそれは絶対で民衆にとっては守ってくれる存在というよりは恐れおののく強大な暴力のようにみえます。



P1019212.jpg



インドの政治はしばしば暴力事件に発展します。インドの政治家はマフィアより怖いと友達は言います。
そういえば、何年前だったか、その友人が突然帰国することがあって、何かあったのかと聞くと彼の友人の政治家が殺されたから。今回のこの騒動でも、私が帰国した後のことですが、IADMKの議員がついに狂暴の犠牲になってしまったそうです。殺人の映像がネットにアップされているとかいないとか。ショッキングなものに耐性のある方は自己責任で探してみてください。

書いてるうちに私も暴走してしまったようです。今回のこの記事は独断、私見もかなり混じっているので、皆さま、すべてをうのみにすることなく、客観性を若干欠く部分もあるかとは思いますが何分実際に見てきた事柄をそのままの体温でお伝えしたいとその辺を重視しての筆の誤り、ご承知の上ご容赦のほどを。
さて、政府転覆第一節、初めての二部構成でございますが今夜はこの辺でお暇を。続く第二話も相変わらずのダークなトーンでの書き出しになりますがちょっと長いトンネルだと思って皆様しばしのお付き合いを。






The Au Pairs - it´s obvious








The Au Pairs - it´s obvious

あんたらは平等、でも違ってる
あんたらは平等、でも違ってる
あんたらは平等、でも違ってる
あんたらは平等、でも違ってる
あんたらは平等、でも違ってる
あんたらは平等、でも違ってる
あんたらは平等、でも違ってる
あんたらは平等、でも違ってる

そんなの見え見え
そんなのバレバレ
そんなの見え見え
そんなのバレバレ


           訳 少彦名






アイヤッパへの道 VOL12 へ続く









アイヤッパへの道 vol.10

2017.08.03 (Thu)
第10話 インド人の日常

P1019352.jpg


連日のパーティは乾いた朝の光の中に溶けてゆき、遠方からやってきた親類、友人たちはまたの再開を誓い三々五々ホテルを去ってゆく。

写真は笑うブッタ / Laughing Buddha 日本でいう七福神の布袋さんです。流行しているのか、いろいろなところで目にします。
私たちも誰もいなくなったホテルを後に、チェンナイ市街の友人の家に移動します。




P1019115.jpg






リビングで就寝中の友人
アイヤッパ巡礼が終わるまではベットの上で寝てはいけません。
でも、巡礼云々に限らずインドを旅行していると普通に雑魚寝している姿を目にします。というか、ちゃんとベットで寝ているほうが珍しい気がします。

ということで、今夜はインドでよく見るインド人の日常、少彦名が見たインドのあるあるをご紹介いたしましょう。






P1019317.jpg





“朝起きると知らない人がたくさんいる”

家族なのか親戚なのか、はたまた友人なのか。入れ代わり立ち代わりたくさんの人が何食わぬ顔で普通に出入りしてます。そのうえ見ての通りに我が家のごとくにリラックス。どこからどこまでが家族でどの人が友人で、あ、この人はドライバーさん?主人も奥さんも特に気に留めるでもなく一緒に食事をして一緒にテレビを見てくつろいでおります。
赤いギターは私の旅の道ずれ、私が旅してきた国々を一緒にめぐって見分してきた気心の知れた相棒です。








P1019398.jpg



お手伝いさんの娘さん。
特に遠慮する様子もなく、家族のように接していました。
朝、一緒に朝食をとってこれから学校です。










P1010456.jpg



“テレビのチャンネルが500以上ある”

インドは 29 の州と、7つの連邦直轄領に分かれています。当然テレビ局もそれぞれがそれなりに放送していますから、全部まとめたらととんでもない数になるわけです。子供たちが楽しみにしているアニメはほとんどが日本製、ハットリくんもボタン一つで、タミル語からマラティ、ヒンディー語とバイリンガルで放送されています。
でも、どの地方の放送でもやっぱり決め台詞は『ニンニン』でした。

家で退屈しているときは大概 NHK を見てました。日本で見る番組よりも外国人向けにより日本色を前面に出した番組ばかりで、私も知らない日本があったりしてなかなか楽しめました。それにえらくおしゃれな構成で、美しい映像ばかり。おかたい日本の番組とは大違いです。日本食のクッキング番組には早見優さんがレギュラーで活躍してました。
番組と番組の間にちょっとしたコンサートのコーナーがあるのですが、それがまた出色のプログラム。海外のヒット曲を日本の楽器で演奏するのですがそれがまた誇らしいやら美しいやら、涙が出るほど素晴らしいのでちょっと一つだけご紹介しましょう。





Stairway to Heaven-Led Zeppelin
Japanese Cover-Nijugen-Koto



天国への階段  レッド・ツェッペリン 


それでは
お琴の美しい音色を楽しみながらお話の続きを










P1019111_20170803235051573.jpg
 



“インド人は日本が大好き”

『一般参賀で集まった国民に手を振る天皇陛下御夫妻』
他国の元首のニュースが普通に新聞の記事になっています。取り立てて何があったわけでもないのに天皇陛下の写真が頻繁に新聞に掲載されます。もしかしたら日本の新聞より登場頻度が高いかもしれません。ちなみに、「私は日本から来ました」と答えると間髪入れずに「スーパーカントリー!!」と笑顔で叫びます。





P1010494.jpg




“笑顔が素敵”

もう、これは皆さんもよくご存知ですね。





P1010010.jpg




“南インドのほうが食事がおいしい”

これ、バックパッカーの常識。日本で普段目にするインド料理というといわゆるドロッとした北インドスタイルがほとんど。油が多めのこってりしたものを想像すると思いますが南インドのカレーは油控えめ。さらっとさっぱりした味付けが特徴。ハーブ系のフレッシュスパイスも多用して疲れた胃袋にも優しいさわやかでヘルシーな料理です。
南インドで定食を頼むと基本食べ放題です。お皿が空になるとつかつかっと小僧がやってきて無言で無造作にカレーをお皿に放り込んできます。もういりませんといわない限りこの無間地獄は続きますのでインド旅行の際はどうかご注意を。
スパイスは北に比べると辛い傾向にあって中には私でも食べられないのがあったりします。もし辛いの苦手という方はイドゥリやドーサなどを頼んでみてください。全くスパイスを使っていない食事もたくさんあるのでインドにつかれたときは南インドで胃袋を休めます。



広告です♡
南インド料理シリバラジ 中目黒
南インド料理シリバラジ 水道橋

売り上げに貢献しないとね





P1019932.jpg


“インドのお菓子は甘い!”

甘すぎます!!砂糖の塊を食べているようです。手も口もすべてのものがベタベタになります。でも、慣れてくると無性にそれがたまらなくなります。乾燥した気候のせいでしょうか、熱風に吹かれて当てもなくさまよう体には即効果のあるカンフル剤です。





P1019664.jpg




“太ってます”

特に南インドの人は。お金持ちになればなるほどおなかが出てきます。そして太ってる人は、もてます。映画でもタミルの女優さんはふっくらしてます。ヒロインとしてはたぶん日本だとアウトのレベルです。でも、私は好きです。ふっくらしてる女性のほうが落ち着きます。
先ほど南インドの料理は油控えめでヘルシーとお話しさせていただきました。でも、あれだけ食べたら太るのは当たり前です。そのうえ夕食は就寝する直前に食べることが多いです。深夜、おなか一杯のまま布団に入ります。




P1019402.jpg




“非常に信仰深い”

誰もが知ってるインドのイメージですね。写真は友人のマンションにあるガネーシャの祠、インド人の生活はすべて宗教を中心に動いています。インドという国は地方で言葉も文化も人種も違う様々な国の寄せ集め、でもそれを一つにまとめているのが宗教。生活習慣からものの考え方から倫理観まで、すべては宗教を基本にしています。ヒンドゥ教=インドといってもいいかもしれません。インド人ならばイスラム教徒でもキリスト教徒でも、根底に流れるのはヒンドゥの教理のようです。
だからと言って日本人の私たちが彼らに引け目を感じることなどありませんよ。インドに行くたびに彼らと接触するたびに、私は日本人の持つ宗教性を深く感じることができます。私たちが普段意識することのない日本の日常にいきわたった良き日本の神々、「日本人は無宗教だから」などと脅しを使って近寄ってくるカルト信者にはくれぐれもご注意を。





P5099721.jpg
カーリーが憑依した人、みんなからお賽銭貰ってました。



“幽霊を異常に怖がる”

これは日本とインドの環境の違いからじゃないかと考えてます。
だって、インドで闇夜に山の中歩いてたらトラに食われるか蛇にかまれるか象に踏んづけられるかして死んでしまいますから。






P1019066.jpg





“カメラを向けるとポーズをとる”

別にあなたをとってるわけじゃないんだけど・・・








P1010426.jpg




“カラスが小さい”

というか日本のカラスがでかい。








P1019119.jpg





“ポトスがでかい”

おなじみの観葉植物、人の顔ぐらいあります。でも、これはまだ小さいほう。雨期になるともっとでかくなって子供一人乗れそうです。



ほかにも、シャワーは朝浴びるとか、朝起きたら忙しくてもチャイは必ず飲むとか、う〇こは左手で拭くとか、お金は右手で渡すとか。
インドのことがなんとなくわかったところで、最後に、インドの食事風景をご覧ください。お皿はバナナの葉っぱ、右手でひたすらにぎにぎしています。食べ終わった後はまるで舐めたかのようにお皿の上はピッカピカ。よくも指だけであんなにきれいに食べられるものかといつも感心します。
インド人の食べる様子を見ていると日本でよく話題に上る『カレーとご飯は混ぜるべきか』という議論がいかに不毛なものかよく理解できる事でしょう。そう、カレーの食べ方にはルールはないのです。けっこう、左手も使ってるし。





カレーを食べる人








松本城ビールフェスティバル中止

2017.07.31 (Mon)
緊急報道

P1010405a.jpg


松本市教育委員会は今春改正した松本城公園の使用許可の運用を定める内規に基づき今年九月に開催される予定だった「ビアフェス信州クラフトビールフェスティバルin松本」の自粛を要請、中止に追い込んだ。
イベントの中止を決定したのは教育委員会の構成員
たった5名のロートル



『飲酒を伴うイベントは、史跡の品格にふさわしくないと判断した』



品格あるお前ら、一生酒飲むんじゃねーぞ!





教育部 教育政策課
〒390-0874 長野県松本市大手3丁目8番13号(大手事務所4階)
電話:0263-33-3980 FAX:0263-33-3934

追記
松本市教育委員会に電話で問い合わせたところ中止の理由をお堀周りの通路の拡張工事とイベントに伴うテントの造営等で一般の観光客の写真撮影等に支障をきたす恐れがあるため中止要請をかけたと説明を受けた。『品格』という報道はあくまで誤解で本意ではないとの言い分だった。
ビールフェスティバル開催予定日の一か月後、『信州・松本そば祭り』は予定通り開催される。あの説明は嘘のようだ。ある特定の文化を標的に圧力をかける行為はファシズムの何物でもない。






Throbbing Gristle / Hot on The Heels of Love



長野県は『教育県』 進学率が全国で29位。下から数えるほうが早い






アイヤッパへの道 vol.9

2017.07.28 (Fri)
第9話 Kabali

P1019051.jpg




マハーバリプラムの町は相変わらず鄙びていてそれでもバーだとかヨーロピアン好みのお店が増えました。
本当の一人旅なら一週間くらいはここで沈没してるでしょう。




P1019084.jpg



あてもなくバスに揺られているのは気持ちのいいものでインドのバスの座席はとてもリラックスできるしろものでもないですが、やっぱり帰りも学生さんたちが群がってきてゆっくり寝かせてはくれません。
退屈しないあっという間の二時間のバスの旅。






P1019089.jpg


初めて来たときはホームレスの子供がわんさかいたのですが今回はそう言った風景をほとんど目にしませんでした。
たぶんそんな場所にあまり行かなかったせいもありますが生活水準は目に見えてよくなっているようには思えます。





P1019085.jpg









夜はいつものようにいろいろな人が来て飲んだり食べたり歌ったり




P1019330.jpg



時には高級ホテルで映画界のセレブ達と優雅なお食事
同席したのは誰もが知ってる芸能人、そしてテーブルに並んだ高級料理は・・・やっぱりカレーなんですけども






P1019338.jpg



タミルナードのビール
なぜか金魚が「強いでっせ!」とプロデュース。インドのお酒に共通するのですが、発酵が中途半端なのか穀物の甘みというか雑味というかのど越しがあまりよくないんです。インドのビールはアルコール度数が高めでどれも鼻に重い香りが残ります。『British empire beer』 ラガービールで度数は6度。







P1019101.jpg


映画関係の人が多かったですね。
それもかなりの有名人、俳優さんだったり女優さんだったり、作曲家だったり監督だったり





P1019106.jpg
Ramya NSK タミルナードの有名歌手


ここでちょっとタミルの映画事情などを一つ
この方はインドでもとんでもなく有名な人のご家族。インドのチャップリンとまで言われたインド映画創世記のコメディアン、クリシュナン / N S Krishnan のお孫さん ラマヤ NSK です。
祖父の N S Krishnan は1950年代に活躍した俳優、歌手で初期のタミルナード映画界において重要な役割を担った人です。The Nadigar Sangam / South Indian Artistes' Association、南インド芸術家組合の初期会長も務め、その活動は芸術分野にとどまらず政治活動にも深く及んでいます。実際、何度か殺人を含む事件に巻き込まれ彼自身も刺されるなど相当危ない思いもしているようです。タミルタイガーという名前で思い出される方もいらっしゃるでしょう、彼が深くかかわったスリランカの内戦問題。当時のニュースだとタミルタイガーはタミル人の民族主義的テロリストと報じられることが多かったようですがタミルの人から聞く限りでは残虐の限りを尽くしていたのは当時のスリランカ政府、ジェノサイド『民族大虐殺』と非難されてもおかしくない状況だったようです。テロリストが乗っていると称して女、子供でいっぱいの難民船を襲撃、皆殺しにしたりタミル人の集落を襲っては焼き払うなど極悪非道の行いは日常茶飯事、一年間に5千人以上のタミル人が虐殺されたという記録も残っています。彼らタミル人の言を総合すると私たちが新聞やニュースの報道で見てきたものは偏向報道の度をはるかに越えている感があります。というのもインドの中央政府はデリーにある北インド中心、彼らにとってはスリランカ、および、スリランカをバックで支援するアメリカ、イギリスなどの欧米諸国と事を構えるよりもパキスタンのイスラム国家との紛争のほうが重大事案であり南インドで起きていることを国際問題として大きく取り上げることはあえてしなかったようなのです。要は日本に伝わる情報はすべてスリランカからの発信で、殺されてゆくタミルの民衆の声は世界には届かなかった。ともあれ、インドの映画界は政治とは非常に深いかかわりがあり、特にタミルナードは昔から政治的な関心が強い場所、もともとインドに古くから住んでいたドラビダ人の国、インドの古い伝統を担う誇りと中央政府との軋轢が特殊な政治観をこの地域に生み出しています。実際、私がインドにいた時も国を揺るがす大きな政治的問題がいくつも同時に起こっていて、先の俳優クリシュナンさんが会長を務めていた South Indian Artistes' Association に赴いて政治的支援に参加する羽目になったことはタミルナードという土地がインド国内でどういった位置にあるのかを改めて認識させられる出来事だったと感じています。
ちなみに、インドは29の州に別れ、タミルだけでも一億を超す日本よりも大きな国。インドとはそれぞれに言語文化の違う独立国家の集合した共和国と考えたほうがしっくりくる場合が多いです。

N-S-Krishnan1.jpg

タミルナードを知ってもらうためにちょっとばかり話が脱線しましたが、宴会はとても和やかに。彼女もプロの歌手で映画などで活躍する芸術家、おじいさんの歌った歌をみんなで合唱しました。








ENGHKEY THEYDUVEYN / N S Krishnan




アイヤッパ寺院への巡礼の旅、マイクロバスの長い長い道中の間、何本もタミルの映画を見せられました。言葉もわからず長いし退屈極まりなかったのですが何本かは見ていて、なるほどなという作品がありました。印象としては昔のようにただ歌って踊って恋をしてというファンタジー的なものよりもよりリアルで時には残酷でやるせない気持ちにさせる物語が多くなってきているようです。『太陽がいっぱい』を下敷きにしたのでしょうか、優しかった父親の死後、浮気を続ける母親と浮気相手が密会している自宅に火をつけて焼き殺してしまう子供、更生施設で十分な教育を受け出所した直後、ひょんなことで他人の名をかたりなりすまして大学に通うことになる。ルームメイトの大金持ちとは親友の中、しかし彼に自分の素性がばれそうになった時、もみ合って倒れた友人はテーブルに頭を打ち付けてそのまま死んでしまった・・・・思いがけぬ事件が重なり追い詰められてゆく孤独な一人の青年の一生を描いた悲しい物語。あいにく旅の都合で最後まで見ることができなかったのですが、この映画だけはもう一度見ておかないとと思ってます。題名は・・・・忘れました。


最後までしっかり見れた映画といえば日本でも『踊るマハラジャ』でおなじみのラジニカーント、セリフがわからないながら一気に退屈することなく見れた2016年、去年大ヒットした映画『カバリ/Kabali』です。スーパーヒーローの今回の役柄は、なんとダーティーな暗黒街のボス、冷酷非道なマフィアの親分です。『ロボット/Enthiran』などの以前の映画では、おとぎ話の主人公、完全無欠のヒーローを演じていた彼ですが、今回のこの作品では年齢も彼の実際の年齢そのままで、リアルちょい悪親父、等身大のラジニカーントを堪能できると大いに話題になりました。インド版リアル任侠やくざ映画です。死んだはずの人が生きていたり思いもよらない人が自分の子だったりとストーリー的に「ン?」てところも多少ありましたが、北野武のアウトレイジでも見ましたか?というほど殺し方がなかなかえげつない本格バイオレンス。次回作撮る気満々のエンディングもなかなかスタイリッシュでインド映画に全く興味のない映画ファンでも十分楽しめる力作に仕上がっています。巷の若者の間では「カバリラ!」が合言葉のようになっていました。





さて、今夜はちょっと、観光から離れて映画の評論の真似事などを。内容もいつになくハードな、初めての映画レビューでした。
それでは等身大で復活したスーパースター
「ラジニカーント」の活躍をお楽しみください。





Kabali / Rajinikanth / Neruppu Da






インドの友人はラジニさんとちょっとした知り合い
一度お会いしたいです




back-to-top
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。