旧湖南小学校後山分校

2019.02.02 (Sat)
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昨日から眩暈がしてふらふらする。
下を向くとぐるぐるまわる。






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夕方近くに起きだして、ふと後山のあの廃校はどうなったかなと雪道の中行ってみた。





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途中雪道で滑って回転したり、道端で日向ぼっこのアトリの、車の前が見えないほどの群れに突っ込んだり。






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どこの誰が降りるのか、山の中の停留所。
森へと続く子狐の小さな足跡。






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学校は取り壊されていました。






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美しかった在りし日の姿。
諏訪市立湖南小学校後山分校





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雪の中、近所の老人が軽トラックについた融雪の塩をホースの水で洗い流していた。








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取り壊しは去年の11月。
「學校が無くなってさみしくなったなぁ」
両方の穴から鼻水を垂らしながら老人はつぶやいた。






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通りすがりの僕。
この土地の生まれではないけれど、『一期一会』ふとした機会に知り合った今まさに去っていこうとする全てのものに。私は悔いのない愛情をあなたに注げたのだろうか。




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ps
廃校などの廃屋を文化財として存続してゆく意義、方法はあるのか。
皆さんのご意見をコメントに書き込んでください。









Tony Allen vs Troublemakers / Allen Fresh





TONY ALLEN 『EXCLUSIVE TONY』
何時、何処で購入したのか、判然としない一枚。
DJ/クリエイター井上薫が選曲したトニー・アレンのファンク色強めな曲を集めた必殺のコンピレート盤。紹介した曲は彼の参加したクラブ仕様のユニット『THE ALLENKO BROTHERHOOD ENSEMBLE』のフランス限定版12インチマキシシングルからの音源。この曲のクレジットには『Tony Allen vs Troublemakers』と書かれているので調べてみたら、『Troublemakers』とはフランスのクラブバンドらしい。
トニー・アレン 
ナイジェリア出身のジャズドラマー、作曲家。アフロビートの創始者、ジャズの一形態のようですが私にはわかりかねます。クラブミュージックと枠付けダンスホールでおしゃれに流通するこのアルバムに代表された彼のファンクな志向はあくまで彼の一側面ですが、クラブミュージックがステレオシステム音響設備によって電位的に増幅され、スピーカーやヘッドフォンを通して我々の耳に提供されるスタイリッシュな音楽のイメージを、本来はそれこそ小さなクラブの、ベース音で揺れる酒杯が並ぶ客席の手が届くほどの小さなステージでこそ生で聞いてみたい。
セッションミュージシャンとして精力的に活動するトニー・アレン。ジャズ、ファンク、ロック、音楽のジャンルを超えたこの老練なパーカショニストが、歌心の神髄を心得た偉大な太鼓たたきの一人だということは疑う余地もありません。いろいろと書き連ねてみたところで自然と腰は動いてしまう、グルービーな素晴らしい一枚です。







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歌合戦 2018

2018.12.31 (Mon)
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冒頭追記
昨年はお世話になりました。
記事の頭にわざわざ追記というのも音風水は音楽ブログのつもりなのですが曲のレビューにコメントがあまりにも少ないことに悩んでおります。どうか皆さま、年賀状の仕分けで忙しい私を元気づける意味でも何かしら書いていただけると幸いです。とくに、当方、普段はあまり音楽聞かないよという人に向けて書いておりますので詳しくない方もお気軽にどうぞ!!




今年もあっという間の大晦日。やりたいことの半分もできなかった今年一年、今年紹介した名曲とともに悲喜こもごもの一年間を振り返る『音・風・水』年末歌合戦。振り返れば悔いが残る年ではあったけれどそこそこ立派にやり切ったんじゃないかな。悔いが残る年末というのもこうして区切りをつけたとき、また来年頑張ろうという新年への原動力に。さて泣いても笑っても今年も残すところ一日、来年こそ幸多かれと願いを込めて『音・風・水』年末歌合戦、開催です。








Yegna Ft Aster Aweke - TAITU






今年紹介した曲では文句なしの第一位。エチオピアのアイドルグループ、ヤンニャと大御所アスター・アウェケ共演の少年少女たちに送る未来への賛歌。彼女たちを中心に展開するアフリカ女性を支援する運動、ガールズハブは現在も健在で、ラジオやSNSを通じて世界へと発信を続けています。この曲で歌われている『Taitu』とは19世紀のエチオピアの女王『タイトゥ・ベトゥル / Taytu Betul』のこと。ビデオの中でアスター・アウェケ演じるのがその女王様。主人公の少女が通う学校の教室にもその肖像画が飾られているのを見ることができます。国内での奴隷販売を禁止し、アドワの戦いでは夫、メネリク二世とともに自ら軍団の先頭に立ちイタリア軍を撃退、帝国の独立を守り抜いたエチオピアの伝説的ヒロイン。そんな彼女のように『私たちだってできるのよ』と5人の少女がアフリカの若人たちにエールを送る可能性への応援歌。フェイスブック『Yegna』で活動の様子が見られますので興味のある方は私の過去の稚拙な文章と共に是非とも目を通してほしい。聞けば必ず元気になる、いい曲です。



『Yegna  明日への切符』





私が所有しているアスター・アウェケのCD












Girma Beyene / Ene Negn Bay Manesh






プレゼント企画でクイズのシンキングタイム用に使った楽曲。引き続きエチオピアからの一曲です。
60年代当時、首都のアジスアベバはアフリカでも有数の大都市で夜の町は活気に満ちていました。『スウィンギング・アジス』と呼ばれたムーブメントのさなか、音楽界のドンとして頭角を現したのがこのギルマ・ベイェネ。アディスアベバ生まれ、生年月日は不詳、ちなみにエチオピアがアディスアベバに首都を遷都したのは先のタイトゥ女王の時代です。

アメリカツアー中に祖国エチオピアで軍事クーデターが勃発しそのまま亡命、しばらく音楽界からは姿を消していましたが帰国後、再び活動を再開、そんな生きている伝説の現在の姿もあわせて、どうぞ。



Enkèn yèlélèbesh by Girma Bèyènè & Akalé Wubé







『ブログ開設5周年記念プレゼント企画』














TACO / な・い・し・ょのエンペラーマジック






毎年一曲は変な曲が混じります。その中でもこの人達は極めて危険。レコードにうんこのおまけ付けたりライブで自分の体にナイフを突き刺してそのまま精神病院に入れられたり。ツイッター見たら山崎晴美さん、まだまだ現役でございました。




『水虫にはキッチンハイター』
















Emilie Simon - Dame De Lotus





いいなぁ、この曲。今年一番聞いた曲かも。結構前から持っていた一枚だけど何故か今になって引っ張り出してはよく聞いている。この曲みたいに単純なメロディーや無機質なリズムの断片が幾つも重なり合って一つの建造物を作り上げていくように。シンプルな旋律が何重にも重なり、絡み合って有機的な塊を作り出してゆくように。そんな作品が私はとっても好きです。ただかわいいだけじゃない、ぜひお会いしたい女性の一人。





『ミンミンゼミ』



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Devendra Banhart - Little Yellow Spider






記念すべきブログ第一回目に紹介したデヴェンドラ・バンハート、Devendra Obi Banhart ミドルネームのオビはスターウォーズのオビ・ワン・ケノービから、インド人の名前だねってインドの友達が言ってたから調べてみたら彼の両親が師事していたインドの導師が名付け親なんだって。道理でインドをちゃかしたような曲があったり見てくれもインド人みたいだったり。ベネズエラ生まれのアメリカ育ち。なんてことない曲ばっかりなんだけどいつの間にか聞き入ってしまう、不思議な歌声の持ち主です。





Devendra Banhart - Carmensita








『音・風・水 ブログ開設5周年』
















On The Road / Emi Meyer





文句なしにいい曲ですね、なので解説は無し。プリウスのCMソング。調べてみたら日本人だったのでうれしかったな。




『フィリピン・南国の光』 台風













The Damned - Shadow Of Love





意外と反響があったのがこの曲。おかげで、7曲選曲の今日の予定が8曲になってしまった。音楽ブログのつもりだけど選曲に難ありなのか私のブログは曲に対するコメントがほとんどありません。




『台風』











Lost on You - LP





〆はこの曲。この曲もシンプルでよくありがちなバラードなんだけど、ではその辺の平凡な曲とどこが違うかっていうと、この曲には不思議な魔法がかかってるってこと。その魔法をしっかり言葉で解説できたならいい作品がいくつでもかけるようになるんですけど。Google検索『Lost on You 和訳』で毎日20件以上の閲覧数があるこちらのページ、翻訳、頑張った甲斐がありました。





『歌詞和訳  Lost on You / LP』













どうです、一曲でも気に入った曲がありましたでしょうか?徹夜のバイト帰り、勢いで一気に書いてみました。
それでは、私は明日の仕事が控えているので寝ることにします。きっと夢の中では数限りない名曲が。そんな私にかまわず終わろうとしているこの一年、いったい来年はどんな年になりますでしょうか。来年こそはと思うところは、皆さんも山ほどあることでしょう。何の変りもない毎年の年の瀬、しかし不思議なことに年が明けるのがいつになく楽しみなのは、いったいなぜなのか。一人一人の心に秘めた思いとともに、来年もよい年でありますように。








雨乞い

2018.08.16 (Thu)
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ここ一か月、まともに雨が降っていない。
世間ではゲリラ豪雨と連日方々で騒々しいが、方や、この峠の村は雨雲に嫌われているかのように全く雨が降っていない。
数えてみてもこの一か月、雨が降ったのはたった二日だけ。それもほんの一時の通り雨と、お付き合い程度の霧の雨。
畑にトラクターで入れば二、三分で車も体も真っ赤赤のほこりまみれ。流砂に埋まるように、ついにトラクターは乾いた土に飲み込まれて動かなくなった。



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それでも夕方には雨が降り始めて。まとまった雨はこの夏初めての待望の雨。今まで行ったこともない山林の山道を雨乞いの雨の匂いに誘われて奥へ奥へと分け入って。




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開けた草原に大きな角を広げた雄鹿が悠然とこちらを眺めている。あまりの見事さにこちらも呆然とにらみあう。




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雨のない日が続いているのにこんこんと湧き続ける谷間の湧水。
手で受け取ってのどに流し込むその掌が凍えるほどに冷えて冷たい清流の泉。




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この一か月、一滴も雨を降らせなかったお天道さんはよりにもよって、花火大会の当日に久々の恵みの雨。






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しかし、百姓の私にとっては一年に一度の花火大会よりも大切な、大地に降り注ぐ今夜の雨。ゲリラ豪雨だろうと集中豪雨だろうととにかく気のすむまで雨を降らせてくれ。
そういえば諏訪の花火はいまだかつて見に行ったことがない。大会の日に行かなくとも夏の間、諏訪湖のほとりでは毎日15分間、観光客のために打ち上げ花火があがる。大体いつもは忙しく、花火大会の日程なんて毎年すっかり忘れてしまう。
ところで、夕立とゲリラ豪雨ってどこが違うんだ?テレビ局から流れる言葉は増々下品になってゆく。






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峠の上から眺める花火。
雨露に濡れた夏草にうずくまって一人眺める夏を見送る湖面の花火。














Alice Fredenham   'My Funny Valentine'









アリス・フレドナム
イギリスのジャズボーカリスト。Britain's Got Talent / ブリテンズ・ゴット・タレントで一躍注目を浴びプロデビューの道を開く。デビューアルバムはコアなファン達からの出資で製作開始、2015年には発表される予定でしたが、伸びに伸びて去年の2017年2月にあの懐かしのチェリーレッド・レーベルから発売の運びとなりました。
このアルバム、すべてジャズのスタンダード、カバー曲を集めた一枚になりますが、彼女の謳うマイ・ファニー・ヴァレンタインを聴く為だけでも手に入れる価値あり。子供の時に聞いたヘレン・メリルが歌う“My Funny Valentine”の衝撃は今でも鮮明に覚えていますが、星の数ほどいる女性ボーカリストの中で、これほど切なく、この名曲を歌い上げる鬼気迫る姿はなかなか見れないのではいかと思います。
彼女のどこか危なっかしいキャラクターを生かすだけのコンセプト、バックを固める優秀なミュージシャンやアレンジャー、技術屋、コンポーザーがそろえばさらにいい作品ができるのではないかな。二枚目に期待。


“My Funny Valentine” を初めて聞いたのはサラボーンでもなくチェット・ベイカーでもなく、ましてやオリジナルのフランク・シナトラでもありません。そのうえ、私の手に入れたヘレン・メリルのミニアルバムは市販されていたものではなく何かオーディオ雑誌の付録でついてきた24bit試験録音の視聴盤。オーディオファンのためにわざわざ来日して収録した貴重なものでした。それ以来、ジャズボーカルといえばヘレン・メリル。彼女のハスキーな歌声は今夜紹介したアリス・フレドナムと通じるものがありますね。ところで、一時期聴きまくっていたその視聴盤、今でも実家を探せばあるのかな。


Alice Fredenham - Hushabye Mountain











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