京マチ子

2019.05.14 (Tue)
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京マチ子さんが亡くなりました。ばあちゃんより若かったんだな。95歳。そう考えると雲の上の人が少し身近になったみたい。
インドの親友、大学卒業したてのまだ若い青年が映画『雨月物語』を、これは素晴らしい作品だ、と来日した当時にひどく感動していたのにはとても驚いた。





羅生門 予告篇



雨月物語 - Ugetsu monogatari





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蟋蟀さんからのお届け物

2019.05.10 (Fri)
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ごんぎつね殿、こおろぎと名乗っていた時期もあったかな。常世の国の名軍師、私をネットの世界にいざなった張本人。お化けの猫さんから誕生日のプレゼントが届いた。ごんぎつね殿と私は何を隠そう生まれた日が同じ、4月15日の牡羊座。
私はそんなことなどすっかり忘れていて、自分の誕生日すらここ数年思い出す暇もなし。当然、お化けの猫さんにはプレゼントなど送っていない。不義理というのはまったっくこのことを指して言うのです。

届いた包みを開けてさらにびっくりした。桐の箱に収められた日本酒。ラベルはある書道家に依頼して揮毫された『常世神少彦名命』の文字。うれしさのあまりため息が出ます。
今夜、村の友人、といっても大先輩ですが、夕食に御呼ばれして、一人で飲むにはもったいないと大事に抱えていたこの一本を彼と一緒に飲もうと持っていきました。
美味しかった。頂いたものですからケチをつけることもできませんのでいろいろと美辞成句を並べないとと考えていたのですが、この一本は文句なしにおいしかった。おいしかったと過去形は間違いでまだ半分も飲んでいませんので、そのうえ、お土産として持ち込んだのですから本来ならば訪問先に置いていかなければいけませんが、こればっかりは他人に渡すわけにはいきませんでしっかり持ち帰ってきました。角張ったところが全くない、アルコールのチクリすらない、丸くって、ふくよかな香りのする、お米の味がほんのりとして、若々しいがそれでいてとても豊かな可愛らしい本当に美味しいお酒でした。
去年の暮は全く忙しく大根を漬けることもできない、何一つ心のある贈り物ができない。本当にありがとうございます。
今すぐ電話して感謝を伝えたいのですが、ここ一か月携帯の調子がおかしいと思ったらついに壊れてしまって、新しくはしたもののデータの移設ができなくてすべての連絡先を失ってしまいました。だから今は誰にもメールも電話もできません。



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越路吹雪 純米大吟醸 越淡麗35 720ml[桐箱入り]高野酒造 日本酒 純米大吟醸 やや甘口




収められていた桐の箱には『越路吹雪』と刻まれています。往年のシャンソン歌手と同じ銘です。彼女の名前を見て思い出す歌があります。
『約束』
雪村いずみさんの歌。越路吹雪さんと雪村いずみさんが頭の中でごっちゃになっています。先輩方だってビートルズとローリングストーンズ、ピストルズとクラッシュ、前田敦子と指原莉乃の区別はつかないでしょう?
この『約束』という曲。とんでもなく暗い曲です。物心ついたころ、本当の一番古い記憶、母親から、父親から、ばあ様から。私がこの曲を聴いて泣きわめくのを面白がって何度も聞かされました。その後、東京の下町の泥の河に飲み込まれる悪夢を何度もみました。真っ暗な四畳半を覗き込むと、ひきづりこまれた先は鬼の住む地獄の釜の底でした。夢の中で火事になったアパートの焼け跡の前で死んでゆく母親の車いすの周りに近所の人々が集まって記念撮影したみんなは満面の笑顔でした。私の趣味趣向、感受性、精神基盤の根幹を決定づけた曲です。もしこの曲を聴いた親御さんがいたならば絶対に子供には聞かせないでください。私のような闇を抱えた、自殺願望の、破壊的で破滅的な大人に必ずなることを『約束』します。そして、私はこの曲が大好きです。

お化けの猫さんとの思い出は『僕が少彦名を名乗るわけ』で書きました。とても感傷的な駄文になりますが興味のある方は読んでください。
お化けの猫さん。ありがとう。そして、この曲を思い出させたあなたは私の本当の友達です。




『雪村いずみ 約束』
 

ライブの音源です。スタジオ録音の市販されている原版はより一層鬼気迫る作品になっています。



















ノートルダム炎上

2019.04.16 (Tue)
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パリ ノートルダム寺院  黙示録 ノートルダム寺院  黙示録 ノートルダム寺院  黙示録 ノートルダム寺院  黙示録 ノートルダム寺院  黙示録 ノートルダム寺院  黙示録 ノートルダム寺院  黙示録 ノートルダム寺院  黙示録 ノートルダム寺院  黙示録 ノートルダム寺院  黙示録 ノートルダム寺院  黙示録 ノートルダム寺院  黙示録 ノートルダム寺院  黙示録 ノートルダム寺院  黙示録 ノートルダム寺院  黙示録 ノートルダム寺院  黙示録 ノートルダム寺院  黙示録 ノートルダム寺院  黙示録 パリ ノートルダム寺院  黙示録 パリ ノートルダム寺院  黙示録 パリ ノートルダム寺院  黙示録 パリ ノートルダム寺院  黙示録 パリ ノートルダム寺院  黙示録 パリ ノートルダム寺院  黙示録
悪夢
深夜2時、眠れないのでテレビをつけた。

イギリスのEU離脱。
富裕層の横暴。
押し寄せるグローバリズム。
近代西洋の硬直。
イエローベストの反乱。
ヨーロッパの終焉。







夜中、眠れずに起きだしてテレビをつけたらCNNの第一報。あまりの衝撃にそのまま眠ることができなかった。
次の朝、相当な騒ぎになるだろうと思っていたが日本のニュースはいたって淡白なものだった。
ヨーロッパ・キリスト教世界の中心が燃えおちてしまった。今後の西欧社会に及ぼす影響は計り知れない。ただ単に文化財の一つが火事になった程度の認識と、まさしく対岸の火事的な鈍感さに、この事件の与えた衝撃と同時に鳥肌の立つような不吉な感覚を覚えずにはいられない。
(ナチスのドイツ国会議事堂放火事件と重ねてしまうのは飛躍しすぎでしょうか。この事件が悪いことが起きる暗示ではなく世界がより良い方向に向かう象徴になってくれればと願います。)




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Sopor Aeternus & the Ensemble of Shadows
"In der Palästra"





- Sombre Dimanche -

『Sopor Aeternus & the Ensemble of Shadows』 を知りたい方はこちらへ。


ブログ開設6年

2019.04.01 (Mon)
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4月1日、エイプリルフール。
どうせ長続きしないだろうと思って、6年前のエイプリルフールに始めたこのブログ。今日でまる6年が経過しました。
早かったようで長かったようで、振り返ってみるといろんなことがありました。







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三日坊主で始めたブログですが長続きしそうな予感はありました。
『音・風・水』この表題を思いついた時に、あ、これは続けられそうだと感じてました。
題名を考えるときに気を付けたのは先ずシンプルなこと。わかりやすい日本語で、覚えやすいこと。あと、テーマを絞り過ぎないこと。






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ブログを書くにあたって一つ決めたルールは「ルール―を作らない」こと。テーマやスタイルを決めてしまうとどこかで行き詰ってしまうかと思って制約はなるべく排除しようと、そう決めて書いていたら結果、現在のスタイルになりました。ただ、漠然と書き続けるというのもなかなかむづかしいので、音=音楽、風=収穫、水=熱帯魚と、柱を三本立てて、そのうえで時々インド人と、逃げ道を作っておいたというところです。主題をかなり絞り込んで長年にわたって書き続けている強者ブロガーの方もたくさんいらっしゃいますが私には一点にかける情熱を長年維持する自信がない。議論でも部下の指導でもそうなんですが、必ず逃げ道を作っておかないと最後は追い込んでしまってどうにもならなくなります。







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能書きついでに、アドバイスじゃないですが参考になれば。ブログのデザインにはかなり気を使いました。といっても使っているテンプレートは借りものなんですが。レイアウトはシンプルで見やすいもの。写真を中心に紙芝居のように書いていけたらと思っていたので写真の大きさをしっかりとれるものを選びました。あと、これ、意外と重要なんですが、背景になるシートの色。私は写真が映えるようにと暗色系を選んだわけですが、ここでひとつ気をつけなければいけないのがバックに『黒』を選ばないということ。真っ黒の背景は個人的には避けた方がいいと思います。現在お借りしているテンプレートも、真っ黒に見えますが実は暗い灰色。比べてみるとわかるのですが真っ黒の背景だと読んでいて非常に目が疲れるのです。写真を見る時も同じで真っ黒な画面に白い色がハレーションを起こして非常に見づらくなります。なので、バックは多少明度を上げた暗色系、できれば文字は真っ白ではなくごくごく淡い白色を選択したほうが格段に読みやすくなります。これはバックが真っ白の場合もおなじ、文字の黒に色身をほんの少し与えると柔らかな雰囲気になるようです。





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こちらも参考になればですがブログに掲載する写真の圧縮古いソフト、Microsoft Office 2010の Picture Managerを使っています。現行のソフトだと画像のサイズをそろえて圧縮するのが面倒なのですがOffice Picture Managerだとウエブ用、メール用と何段階かにサイズが指定できるので非常に楽です。
Picture Managerはすでにサポートは終了してデフォルトでは搭載されていませんが現在でもダウンロードできる方法はいくつかあるようです。





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さて、時代も『令和』になり今日は晴れてのブログ開設6周年ということで、本日は作者のわがまま、過去に書いてきた記事の中から、ぜひ読んでもらいたい作品をピックアップさせていただきました。ブログに掲載されなかった没写真と共に、どうぞ。






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とら  猫にまつわる不思議な話
https://pygmysunfish.blog.fc2.com/blog-entry-74.html





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謎の守屋神社-インドと古代日本との関わりについての一考察

https://pygmysunfish.blog.fc2.com/blog-entry-104.html








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おうまがどき
https://pygmysunfish.blog.fc2.com/blog-entry-168.html





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4匹目の小犬 / 犬にまつわる不思議な話

https://pygmysunfish.blog.fc2.com/blog-entry-108.html





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歌詞和訳  Lost on You / LP

https://pygmysunfish.blog.fc2.com/blog-entry-277.html






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Yegna  明日への切符
https://pygmysunfish.blog.fc2.com/blog-entry-249.html






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アイヤッパへの道 vol.11
https://pygmysunfish.blog.fc2.com/blog-entry-214.html

アイヤッパへの道 vol.12
https://pygmysunfish.blog.fc2.com/blog-entry-215.html





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たこ八郎
https://pygmysunfish.blog.fc2.com/blog-entry-285.html




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モード
https://pygmysunfish.blog.fc2.com/blog-entry-53.html







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ブログを書くにあたってルールはないと先に書きましたが、唯一決めているルールがあるとすれば多くの人に読んでもらうために、どんどん露出すること。どんな手段を使っても多くの人の目に触れることを最優先にするのは書き続けていくうえでまずやらなければいけないことかなと思ってまいます。閲覧の足跡のおかげで今までにいろいろな人に出会うことができました。最初は閲覧数を稼ぐだけのあざとい行動でも結果的には人と人をつなぐ輪が広がってゆきます。たとえが適切かわかりませんが音楽の世界でも自分の周りにいた有名になったやつは、彼らはいいセールスマンでした。才能よりも何よりもマネージメントが優れていました。彼らは効果的に露出をして計画的に行動しました。決して待っていることはしなかった。人目につかなければ彼らの才能も埋もれていってしまいます。
今後ブログを書こうとする方には『FC2ブログ』一択とあえて申し上げておきます。いろいろ悪口を言う方もたくさんいるようですが交流のしやすさとデザイン性の豊富さなども考えるとここか一番いいです。




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最近はツイッターやフェイスブックに押されてブログ人口もめっきり少なくなっているようですが、ブログにはブログの良さがあります。ただ単につぶやくのとは違ってブログを書くというのはそれなりの責任が伴います。たとへ人の目にも触れず埋もれていってしまう文章だとしても、文章というものは公の場にいつまでも消えずに残ってゆくものですから、そこはひとかどの物書きとして、責任感だけは持って書いていかなければいけません。多くの人に読んでもらうことを前提に書いているのですから楽しんでもらうことを第一に書いていこうと決めています。素人のつたない文章家ではありますが六周年を迎えて、それだけは守って書いていこうと思っています。





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月を見てたら









ショーケン

2019.03.29 (Fri)
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萩原健一が亡くなった。
グループサウンズは両親世代のアイドルですが、父所有のドーナツ盤が何枚かあったからなのか、知らず知らずに耳にしていたショーケンの歌声が、物心ついた時からショーケンは大好きなミュージシャンでした。あの細い体でしなやかに歌う姿は、正真正銘、日本で最初のオリジナル・パンクスはショーケンだったと今でも信じています。

いろいろと噂の絶えない人で、だれだったかな?大学当時の友人で映画監督を目指している人間がアシスタントか何かの時に一緒に仕事をして最悪な経験をしたといってた覚えがある。『お化けの猫』さんもだったかな?撮影の現場で一緒になったとかで非常に難しい人だったっていってた。

4月1日でブログ開設6周年です。その時の選曲どうしようかな、私の知っているラブソングの中で最強だと思っている『Love at First Sight』にしようかな、などとつらつら考えている最中でした。『Love at First Sight』はザ・ジストというイギリスのバンドの曲。萩原さんの死因も『GIST』という、このバンドと同名の珍しい病気。なんで彼らはバンド名をジストなんて病気の名前にしたんだろう。

夜勤明けで、家に帰って、さっきまでインド映画のロケハンの二日目を書きあげようとしていたら、書き上げる直前、前触れなく突然パソコンが落ちてしまって、一時間かけて書いてた、もう書き終わりかけてた記事がすべて消えてしまって、「あーあー、今日はだめ、今朝はこりゃだめだ。」と半ばあきらめてやけくそでテレビつけたら、朝のニュースでショーケンが死んだ、なんて。
このまま起きていて早く寝ないとなんだかやけくそで深酒しそうで、今夜の夜勤は二日酔いでお休み、なんてならないように。
ショーケンの歌は、グループサウンズとして活躍していた当時は全く知らないけれど、今朝、彼が亡くなったのを初めて聞いて、日本の歌手でこれほどショックを受ける人って、なぜなのか?こんなに胸が痛くなるのはショーケン以外にはいないような気がする。




ザ・テンプターズThe Tempters
/エメラルドの伝説The Legend Of Emerald







フィリピンパブで女の子に歌ってあげるとすっごい受けるんだよな。
ライブ映像でものすごくかっこいいPVを見たことがあるんだけど見つからない。誰かアップしてください。








覚書 2019.02.12

2019.02.13 (Wed)
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朝起きて、突然目が回りだしたときはいったい何が起きたかと不安でいっぱいになった。トイレに行くにも休み休み、途中しゃがみこんだり、階段は手すりにしがみつき恐る恐る降りた。下を向くと不意につんのめった。立っていられなくておしりを突いたらそのまんま仰向けにひっくり返った。せっかく見つけたアルバイトも一週間でやめてしまった。
やっと眩暈も治って今日から夜勤の工場の仕事。夜中、食事をしながらテレビを見ていたら競泳の池江璃花子さんが白血病に冒されているとニュースで流れた。せっかく買って行った弁当は半分残した。彼女とは縁もゆかりもないけれど胸のつぶれる思いがした。
今帰ってきた。遠方なので通勤に車で一時間かかる。まだ外は真っ暗、あたらしい職場での最初の日は無事に終わった。しかし仕事終わりの半分はあのニュースのことで頭がいっぱいだった。あんなに無邪気ないい子なのに。あぁ、なんてひどい仕打ちなのだろう。
神様、どうかあの子を助けてあげてください。



The Velvet Underground-Sunday Morning








旧湖南小学校後山分校

2019.02.02 (Sat)
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昨日から眩暈がしてふらふらする。
下を向くとぐるぐるまわる。






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夕方近くに起きだして、ふと後山のあの廃校はどうなったかなと雪道の中行ってみた。





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途中雪道で滑って回転したり、道端で日向ぼっこのアトリの、車の前が見えないほどの群れに突っ込んだり。






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どこの誰が降りるのか、山の中の停留所。
森へと続く子狐の小さな足跡。






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学校は取り壊されていました。






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美しかった在りし日の姿。
諏訪市立湖南小学校後山分校





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雪の中、近所の老人が軽トラックについた融雪の塩をホースの水で洗い流していた。








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取り壊しは去年の11月。
「學校が無くなってさみしくなったなぁ」
両方の穴から鼻水を垂らしながら老人はつぶやいた。






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通りすがりの僕。
この土地の生まれではないけれど、『一期一会』ふとした機会に知り合った今まさに去っていこうとする全てのものに。私は悔いのない愛情をあなたに注げたのだろうか。




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ps
廃校などの廃屋を文化財として存続してゆく意義、方法はあるのか。
皆さんのご意見をコメントに書き込んでください。









Tony Allen vs Troublemakers / Allen Fresh





TONY ALLEN 『EXCLUSIVE TONY』
何時、何処で購入したのか、判然としない一枚。
DJ/クリエイター井上薫が選曲したトニー・アレンのファンク色強めな曲を集めた必殺のコンピレート盤。紹介した曲は彼の参加したクラブ仕様のユニット『THE ALLENKO BROTHERHOOD ENSEMBLE』のフランス限定版12インチマキシシングルからの音源。この曲のクレジットには『Tony Allen vs Troublemakers』と書かれているので調べてみたら、『Troublemakers』とはフランスのクラブバンドらしい。
トニー・アレン 
ナイジェリア出身のジャズドラマー、作曲家。アフロビートの創始者、ジャズの一形態のようですが私にはわかりかねます。クラブミュージックと枠付けダンスホールでおしゃれに流通するこのアルバムに代表された彼のファンクな志向はあくまで彼の一側面ですが、クラブミュージックがステレオシステム音響設備によって電位的に増幅され、スピーカーやヘッドフォンを通して我々の耳に提供されるスタイリッシュな音楽のイメージを、本来はそれこそ小さなクラブの、ベース音で揺れる酒杯が並ぶ客席の手が届くほどの小さなステージでこそ生で聞いてみたい。
セッションミュージシャンとして精力的に活動するトニー・アレン。ジャズ、ファンク、ロック、音楽のジャンルを超えたこの老練なパーカショニストが、歌心の神髄を心得た偉大な太鼓たたきの一人だということは疑う余地もありません。いろいろと書き連ねてみたところで自然と腰は動いてしまう、グルービーな素晴らしい一枚です。







歌合戦 2018

2018.12.31 (Mon)
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冒頭追記
昨年はお世話になりました。
記事の頭にわざわざ追記というのも音風水は音楽ブログのつもりなのですが曲のレビューにコメントがあまりにも少ないことに悩んでおります。どうか皆さま、年賀状の仕分けで忙しい私を元気づける意味でも何かしら書いていただけると幸いです。とくに、当方、普段はあまり音楽聞かないよという人に向けて書いておりますので詳しくない方もお気軽にどうぞ!!




今年もあっという間の大晦日。やりたいことの半分もできなかった今年一年、今年紹介した名曲とともに悲喜こもごもの一年間を振り返る『音・風・水』年末歌合戦。振り返れば悔いが残る年ではあったけれどそこそこ立派にやり切ったんじゃないかな。悔いが残る年末というのもこうして区切りをつけたとき、また来年頑張ろうという新年への原動力に。さて泣いても笑っても今年も残すところ一日、来年こそ幸多かれと願いを込めて『音・風・水』年末歌合戦、開催です。








Yegna Ft Aster Aweke - TAITU






今年紹介した曲では文句なしの第一位。エチオピアのアイドルグループ、ヤンニャと大御所アスター・アウェケ共演の少年少女たちに送る未来への賛歌。彼女たちを中心に展開するアフリカ女性を支援する運動、ガールズハブは現在も健在で、ラジオやSNSを通じて世界へと発信を続けています。この曲で歌われている『Taitu』とは19世紀のエチオピアの女王『タイトゥ・ベトゥル / Taytu Betul』のこと。ビデオの中でアスター・アウェケ演じるのがその女王様。主人公の少女が通う学校の教室にもその肖像画が飾られているのを見ることができます。国内での奴隷販売を禁止し、アドワの戦いでは夫、メネリク二世とともに自ら軍団の先頭に立ちイタリア軍を撃退、帝国の独立を守り抜いたエチオピアの伝説的ヒロイン。そんな彼女のように『私たちだってできるのよ』と5人の少女がアフリカの若人たちにエールを送る可能性への応援歌。フェイスブック『Yegna』で活動の様子が見られますので興味のある方は私の過去の稚拙な文章と共に是非とも目を通してほしい。聞けば必ず元気になる、いい曲です。



『Yegna  明日への切符』





私が所有しているアスター・アウェケのCD












Girma Beyene / Ene Negn Bay Manesh






プレゼント企画でクイズのシンキングタイム用に使った楽曲。引き続きエチオピアからの一曲です。
60年代当時、首都のアジスアベバはアフリカでも有数の大都市で夜の町は活気に満ちていました。『スウィンギング・アジス』と呼ばれたムーブメントのさなか、音楽界のドンとして頭角を現したのがこのギルマ・ベイェネ。アディスアベバ生まれ、生年月日は不詳、ちなみにエチオピアがアディスアベバに首都を遷都したのは先のタイトゥ女王の時代です。

アメリカツアー中に祖国エチオピアで軍事クーデターが勃発しそのまま亡命、しばらく音楽界からは姿を消していましたが帰国後、再び活動を再開、そんな生きている伝説の現在の姿もあわせて、どうぞ。



Enkèn yèlélèbesh by Girma Bèyènè & Akalé Wubé







『ブログ開設5周年記念プレゼント企画』














TACO / な・い・し・ょのエンペラーマジック






毎年一曲は変な曲が混じります。その中でもこの人達は極めて危険。レコードにうんこのおまけ付けたりライブで自分の体にナイフを突き刺してそのまま精神病院に入れられたり。ツイッター見たら山崎晴美さん、まだまだ現役でございました。




『水虫にはキッチンハイター』
















Emilie Simon - Dame De Lotus





いいなぁ、この曲。今年一番聞いた曲かも。結構前から持っていた一枚だけど何故か今になって引っ張り出してはよく聞いている。この曲みたいに単純なメロディーや無機質なリズムの断片が幾つも重なり合って一つの建造物を作り上げていくように。シンプルな旋律が何重にも重なり、絡み合って有機的な塊を作り出してゆくように。そんな作品が私はとっても好きです。ただかわいいだけじゃない、ぜひお会いしたい女性の一人。





『ミンミンゼミ』



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Devendra Banhart - Little Yellow Spider






記念すべきブログ第一回目に紹介したデヴェンドラ・バンハート、Devendra Obi Banhart ミドルネームのオビはスターウォーズのオビ・ワン・ケノービから、インド人の名前だねってインドの友達が言ってたから調べてみたら彼の両親が師事していたインドの導師が名付け親なんだって。道理でインドをちゃかしたような曲があったり見てくれもインド人みたいだったり。ベネズエラ生まれのアメリカ育ち。なんてことない曲ばっかりなんだけどいつの間にか聞き入ってしまう、不思議な歌声の持ち主です。





Devendra Banhart - Carmensita








『音・風・水 ブログ開設5周年』
















On The Road / Emi Meyer





文句なしにいい曲ですね、なので解説は無し。プリウスのCMソング。調べてみたら日本人だったのでうれしかったな。




『フィリピン・南国の光』 台風













The Damned - Shadow Of Love





意外と反響があったのがこの曲。おかげで、7曲選曲の今日の予定が8曲になってしまった。音楽ブログのつもりだけど選曲に難ありなのか私のブログは曲に対するコメントがほとんどありません。




『台風』











Lost on You - LP





〆はこの曲。この曲もシンプルでよくありがちなバラードなんだけど、ではその辺の平凡な曲とどこが違うかっていうと、この曲には不思議な魔法がかかってるってこと。その魔法をしっかり言葉で解説できたならいい作品がいくつでもかけるようになるんですけど。Google検索『Lost on You 和訳』で毎日20件以上の閲覧数があるこちらのページ、翻訳、頑張った甲斐がありました。





『歌詞和訳  Lost on You / LP』













どうです、一曲でも気に入った曲がありましたでしょうか?徹夜のバイト帰り、勢いで一気に書いてみました。
それでは、私は明日の仕事が控えているので寝ることにします。きっと夢の中では数限りない名曲が。そんな私にかまわず終わろうとしているこの一年、いったい来年はどんな年になりますでしょうか。来年こそはと思うところは、皆さんも山ほどあることでしょう。何の変りもない毎年の年の瀬、しかし不思議なことに年が明けるのがいつになく楽しみなのは、いったいなぜなのか。一人一人の心に秘めた思いとともに、来年もよい年でありますように。








平成最後に思うこと

2018.12.28 (Fri)


辺野古埋め立て






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辺野古埋め立て始まったね。沖縄の美しい海が埋め立てられるね。あの海に行ったことあります?普通の人はあそこのビーチでは泳げないんだよね、米軍の管理下だから。兵隊さんと家族のプライベートビーチ。昔、知り合いに米軍基地で働いてるアメリカ人がいてね。いわゆる軍属って人。彼らと一緒に辺野古のプライベートビーチで泳いだことがあるんだ。すっごくきれいだったよ、自分たち以外誰も泳いでいないんだ。あそこにはキャンプ・シュワブと呼ばれる海兵隊の基地があって一般の人は立ち入り禁止、在日米軍が駐留して以来全く人の手の入っていない美しい砂浜なんだ。私は在日米軍の沖縄駐留には反対しない立場だけど、日本の財産である沖縄の海を無残に埋め立てられるのを見るのはあまりにも忍びない。ローラさん、よく声を上げてくれたよ。普通の人の感覚だったら、あの海を知っていたら、政治のことなんか全然関係なしで、日本の財産が一つ失われるんだ、常識ある人間として普通に誰でも反対するよ。彼女の行動を知ったかぶりで非難している馬鹿な大人が大勢いるけど、彼らのほうがよっぽど思慮に欠ける間抜けな人間だね。ホリエモン、お前一発殴らせろよ。
で、代替え案だろ。俺が総理だったら尖閣諸島に堂々と基地建設するね。







水道民営化


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なんだこの法律?ろくに審議もしないで。だまし討ちだろ、国民を馬鹿にしてるのか?これって国民の生命を守ることを政府は放棄しますって宣言だろ。効率化だとか水道事業の構造改革だとかメリットをどれだけ並べても政府が国民の命を顧みないことへの言い訳には絶対にならない。諏訪の水道局の課長と話したけど諏訪市では水道事業を取り巻く現状を考えると民営化にはメリットが少なく現在のところ民営化は考えていない、と断言はしていた。が、いったん決まってしまった法律、動き出した悪法に対して我々国民はどう対処していけばいいんだい?人間の命を国家の義務から民間の良心にゆだねてしまう。これ、原発問題よりよっぽど深刻だよ。









Idiot


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 親愛なるトランプ大統領へ
あなたは歴史上まれに見る素晴らしい大統領です。過去の偉大な二人の大統領、リンカーン、ケネディと肩を並べるほどの偉大な人です。私はあなたが後世の歴史に名を遺すであろう人物の一人だと確信しております。過去の偉大な二人に続いてきっと最後は人々の記憶に残る偉業を達成すると確信しています。ですから、リンカーンやケネディが突然の不幸に見舞われてしまったことに鑑みて、外遊中、演説中はどうか最新の注意を払って行動してください。しかし、万が一にも自由主義者の凶弾によってその命が危機に瀕することがあったときは、その日があなたが本当の意味で過去の偉人たちと共に教科書で肩を並べる栄光の時なのです。そしてその時日本の全国民があなたに対して多くの賛辞を贈ることでしょう。「馬鹿は死ななきゃ治らない」と。





さて、一年の毒を吐き切ったところで毎年恒例の年末アルバイト、年賀状の仕分けに行ってこようっと。




The Work - I Hate America





1982年、ザ・ワークのEP版シングルから。日本でもフールズメイトという音楽雑誌の付録で『ソノシート』がついてきてそちらで聞くことができた。今の若い人は知らないだろうな、ソノシート。ぺらっぺらなプラスチックのレコード盤、大概赤くて半透明だった。
元ヘンリーカウのティム・ホジキンソン / Tim Hodgkinsonとギターのビル・ギロニス / Bill Gilonis、ベース、マイク・ホッブス / Mick Hobbs、ドラム、リック・ウィルソン / Rick Wilson の四人組。イギリスのアバンギャルド、インダストリアル、ポスト・パンク・バンド。
ソノシートとこのEP版とはバージョンが違う(多分思い過ごし、ソノシートの音質のせいかも)。こうやってあらためて聴いてみるとソノシートのほうが荒っぽくて生々しかったな。このころは何かに怒ってる人がたくさんいました。



彼らと関係す人たちを記録した過去の記事

アートベアーズ
スラップハッピー




馬鹿 トランプ大統領 idot  暗殺 Stupid idiot · Trump president assassination

サンタのプレゼント

2018.12.22 (Sat)
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フィリピンからの帰り、東京でもらってきた風邪が普段深山で人と接しない生活をしている無菌状態の私には耐えうる力がなかったのか養生で家に引きこもっていたこの一週間、体もよくなってたまった用事を済ますため久々に外出しようと思ったら玄関がたくさんのプレゼントでいっぱいになっていました。

普段玄関のカギは閉めないし部屋とトイレの往復であればほかの部屋に入ることもないし、宅配便のお兄ちゃんの声も二階の私のところまでは届かないし、それはまさに煙突からこっそり入ってきたサンタさんからの贈り物。






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古くからの盟友、『お化けの猫』さん。
普段、諏訪には美味しいラーメン屋さんがないと嘆いていたらこんなものを送ってくれた。あなたのうまいに挑戦!!ときたからには具材にも気を使って腕を振るわねばなるまい。ひとり者にはとかくうれしい贈答品。







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これも、私の古くからのネットの友達。『ぽっけ』さんからのクリスマスプレゼント。かわいい絵葉書も付けてくれて。彼女からは定期的に手紙をもらうんだけど、今は体調を崩していてネットでの連絡もままならない状態。早く元気になって以前のような厳しい突っ込みで私を楽しませてもらいたい。








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こちらは、いつもお世話になりっぱなしの『カレーリーフ・久美子』さん、本ブログでおなじみ『ベジタリアンインド料理教室』の主催者です。
世界のお菓子の詰め合わせ、今年も大きな「シュトレン」と手作りギ―もいただきました。彼女の作るギーはレストラン、シリバラジのシェフたちもお墨付き。






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そして何よりうれしかったのは『ぽっけ』さんの作ってくれた上野大根の甘酢漬け、梅干し入り。まだ浅漬けなので漬かった頃に食べてと添え書きしてはありましたが、何をおっしゃる、半分も食べてしまう勢いでつまみ食いしてしまいました。彼女の腕もさることながら上野大根諏訪湖姫の食材としての地力を実感できるすばらしい一品。

いま、我が家の玄関先は色とりどりのプレゼントでいっぱい、本当に一年間どうもありがとう!










Everything But The Girl - On My Mind







エブリシング・バット・ザ・ガール
自分のお小遣いで始めって買ったアルバムかなぁ。それ以前のビートルズとかはオネダリして買ってもらってた。クリスマスの時期に買ったのか、クリスマスソングというとなぜかこの曲を思い出す。
トレイシー・ソーン / Tracey Thorn と、ベン・ワット / Ben Watt の二人組、ネオアコースティックと呼ばれる一連のムーブメントの走り、日本の『ゆす』とかの遠い遠いご先祖様。このころすでに自閉症の引きこもりだった私は擦り切れるほどこのアルバムを聞き倒した。片やノイズとかパンクとかアバンギャルドとか、過激なのも同時に聞いてたから私の部屋は家族の間でもアンタッチャブルな空間だったんだろうな。
紹介した曲、『オン・マイ・マインド』は前述したエブリシング・バット・ザ・ガールの作品として初リリースした三曲入りのシングル盤で発表された曲、私の購入したアルバム『A Distant Shore』はバンド結成前のトレーシーがソロアルバムとしてリリースした一枚なのだが当然本家のイギリス版のほうにはこの曲『On My Mind』は収録されておらず、日本盤の『遠い渚~ディスタント・ショア 』にボーナストラックとしてこの曲と同じく上記のシングル盤に収録されていた『Night and Day』の併せて二曲がベン・ワットとのデュオという形で挿入されていた。一聴、デモテープのような簡素な端々い小品だが彼女の曲の中で一番好きな曲がこの曲なのでこうして出会うことができたのは私にとっては幸運でした。
トレーシーとベンはバンド活動中に双子の女の子を授かり、トレーシーの「子供との時間を大切にしたい」とバンドを解散、その後正式に結婚して現在はマイペースでそれぞれの音楽活動を展開している幸せな二人。






現在はこんな感じ
2018年3月2日、今年久々にリリースされたトレーシーのアルバム『Record』から


Tracey Thorn - Sister









Tracey Thorn - Dreamy












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