音・風・水 | こなこな水族館

梅花藻 / 日本の水草 (自然破壊の現状)

2019.12.29 (Sun)
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バイカモ
キンポウゲ科キンポウゲ属の多年草。糸のように細かい葉を房のようにつける。低水温の比較的綺麗な川、水路などで見られる。流水でしか育たず止水域では見られない。夏に梅のような白い小さな花をたくさんつけるので梅花藻、
梅鉢藻の名前がある。水流のない水槽での育成は困難で高水温にもとても弱い。山菜として食べることもできる。各地で絶滅危惧種に指定、東京、千葉ではすでに絶滅している。見つけたのは街中に普通に見られる小さな用水路、2メートル近く水の流れに伸びあがっていた。







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60㎝、背丈のないロータイプの水槽。窓辺においてあるのでこの季節は直射日光がさんさんと照り付ける、日差しに揺らめく水面も水草もとても美しい。お日様のおかげでコケが多少出るが6年間維持し続けているお気に入りの水草水槽。







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紅く染まったタイニムファとルドビジア。どちらも育てやすい、なおかつ赤くきれいに染まる使い勝手のいい水草。水草初心者の方には絶対おすすめの品種。




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リネロリカリア・ランケオラータ
コケが生えるこの水槽では餌に困らない。形が珍しいので弱い魚かなと思いきや丈夫で飼いやすい種。繁殖も可能なようです。芝生のように地を這っているのは
ニューラージパールグラス







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ハラ ジャーデニー
3センチくらいにしかならない小さな魚。こちらも飛行機のような恰好をしていて面白い。ナマズの仲間ですが性格はおとなしく同じ大きさの魚、エビでしたら問題なく同居できます。餌もなんでも食べるので特に専用に与えなくても他の魚が食べきれなかった残り物で十分。臆病な性格で三匹いるはずなのですが三匹そろって見かけることはほとんどなし。こちらも水槽内での繁殖は可。









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スノーホワイトシュリンプ
チェリーレッドシュリンプやミナミヌマエビからの改良種だそうです。体が真っ白なので弱いイメージがありますが、レッチェリとさほど変わらず丈夫な種。この水槽でも繁殖してます。抱卵しているお母さん。








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こちらもメスですかね。
尻尾に卵を抱えるためのスカートをはいています。涼しげな姿を眺めているとホッとします。







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皆様老衰でお亡くなりになった中一匹だけ残ったカージナルテトラ。こちらを終の棲家として余生を送られています。
今後、何かしら相性のいい魚でもくわえようと思っているので今しばらく一人で我慢していてください。







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ゴルフ場による河川の汚染 /
普段水草を採取しているのは街中の水路。本来であればその上流、水源に近いここ、上野川の清流でバイカモなども採取できなければいけないはずなのですが、実は上野川には一本も水草が生えていません。それは何故か。この村の上流にかつてあったゴルフ場がその原因です。ゴルフ場ができる前、以前の上野川はヤマメやアユなどの魚がたくさん泳ぐ美しい川だったそうです。それがゴルフ場の建設で一変、無制限に垂れ流されるゴルフ場の除草剤のせいで、今では水草一本も生えない死の川になってしまいました。昔はほたるもたくさん飛び、水草の繁茂する美しい川だったと村の人達は話します。
かつて生えていた水草について聞いたところ、皆はその草を金魚藻と呼んでいたそうですが、房のような細かい葉をつける流れに長く伸びた水草で夏に白い花をたくさん咲かせていたということですから、梅花藻の群生地がかつてここにはあったのだろうと推測できます。

私はゴルフが嫌いです。山野の美しい日本にはゴルフ場は必要ありません。あのスポーツは砂漠や自然破壊の進んだ荒廃地でのみ、人間の住むことのできない土地でやる競技です。ゴルフが一般的なスポーツとして流行したのは産業革命期のイギリス。工場が乱立し、燃料や原材料の為に国内の木材を片っ端から伐採し、森林を焼き払った挙句、自国を草木一本生えない荒れ果てた土地にしてしまったイギリス紳士の手で流行した競技だというのはゴルフといったものの正体が一体どういったものなのかということを如実に表しています。
要するに、ここ上野川では一つのゴルフ場がバイカモの一大群生地を絶滅に追い込んでいたということです。ゴルフなど醜い老害、腹の出た利己主義な金持達の、要は趣味とか洒脱とか、高級な嗜好を理解できない馬鹿者が暇つぶし程度に競う低俗な道楽。農薬まみれの芝生を歩きながらゴルフを自然に触れるスポーツだなどとうそぶいているクソおやじ、糞ばばあどもは私にとっては大鎌を振りかざした死神にしか見えません。









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4年前、そんなゴルフ場もバブル崩壊後からの経営不振でついに倒産。晴れて撤退ということになりました。しかし、二年や三年で死神に取りつかれた川がよみがえることもありません。それでも今後の楽しみとしてこうやって水面を眺めているのは気持ちがいいものです。





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ゴルフ場跡地にできた太陽光発電所。完成当時はアジア最大規模の発電所でした。
そんな再生エネルギー施設も、私から見ればただの自然破壊。山道をドライブしていると山肌を切り崩してソーラパネル貼り付けてるのをよく見かけます。馬鹿じゃなかろうか。あれ、雨で崩れたりしたらどうするんだろう。そうなったら自然破壊どころではありません。ここはもともとゴルフ場だったのでそれよりはよっぽどましかとは思っていますが、政治家や役人などのお偉いさんは学校でなに勉強してきたのでしょう。受験勉強しかしないで世の中に役立つ知識は全く持ち合わせていないバカばかりなのでしょう。
ザリガニ移入したりブラックバス川に放したり、全部これ国が率先してやった事。諏訪湖でも三種類の魚がバカ役人の無計画な放流のせいで絶滅しています。









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農業用の溜池の出水口にバイカモを植えてみました。
何年かかるかわかりませんが、除草剤のなくなった美しい川が再び蘇ることを願って。










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Sex Pistols - Anarchy In The UK






セックス・ピストルズ
今日はどストレートで。解説なんかは巷にあふれてるのでそちらで読んでくれ。
ジョン・ライドンのFacebookフォローしてるけど毎日のように自分の若かったころの写真とかばんばん張りまくったりしてて、ジョニー、あんたはどこまで自分大好きなんだよ、などと微笑んでしまいます。今となっては癒されるロックンロールな一曲。








Sex Pistols - God Save The Queen













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柳藻 / 日本の水草

2019.12.02 (Mon)
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あんなに心配していたヤナギモの成長。
2週間で切り戻ししなければいけないほどの成長を見せています。






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『ヘアーグラスを採る』
からの続き。
水槽の現在の様子です。当初の心配は見事に外れてジャングル化しています。
ヤナギモは左端の長いのと右中央で水面まで生い茂っている柳の葉のように細い水草、その手前には草姿のよく似たポタモゲドン・ガイー、南米産の水草ですが信州の冬も無加温で平気で越冬するところを見るとチリやアルゼンチンの南部や高冷地で自生している種かもしれません。
真ん中で浮き葉を伸ばしているのはオモダカ、両脇の傘のような葉っぱは新しく導入したラヌンクルス・パプレントゥス、かなりの強健種のようで導入一週間でランナーを横にどんどんと伸ばしています。オモダカの浮き葉と共に長く伸びあがっている茎は鑑賞の邪魔になるのでもうそろそろ切らないといけません。中央のカボンバは光量不足からか徒長して節間が長くなってます。一時期葉っぱが白く色抜けしましたが、低床肥料の施肥でその後の白化は回復することができました。



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今回照明として採用したのが中国製の植物育成ライト。トミーPaPaさんのブログで紹介されているのを見て購入しました。赤青のLEDなのでこれのみでは鑑賞不可。あくまで水草育成用、ニッソーの白色LEDの補助として使っています。点灯時間は一日5時間程度。一か月間の水草維持状況を見ても満足いく結果でした。設置方法さえ工夫すれば十分使えるものだと思います。









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水槽には基本気難しい水草は導入しないようにしています。二酸化炭素無添加、低床は近くの川砂、できれば無加温でも越冬できるものがいいですね。田んぼで採ってきたヘアグラスもしっかり根付いて生えそろっています。








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パイロットフィッシュとして先行してこの水槽に入ってもらったアカヒレ。あんまり綺麗で可愛いので移すに移せません。
この辺の川や沼で見かける水草にはヤナギモのほかに、エビモやセンニンモなどのヒロムシロ、フサモ、マツモ、食虫植物のタヌキモ、クロモ、コウホネ、田んぼに行けばヘアーグラス、ロタラ・インディカ、オモダカなどわざわざペットショップで買う必要が全くありません。




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前回の記事で田んぼの畔から採ってきた雑草。水上葉がとけて水中葉に変わりましたがその後消えてしまいました。





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タデも枯れて残ったのはこの草。上の写真が導入直後。左の奥のやつですね。そして昨日撮った姿がこれ。下の写真の手前のヘロヘロした奴。オモダカと並んで前景の真ん中に陣取ってます。

ところで、ヤナギモなどの日本の水草は東京にいた時はとても難しいイメージがあったのですがこちらに来てこうやって育ててみると手間もかからず簡単に歳を越えて歴代育成できるようになりました。そこから考えると水草にとっての大敵は光量や水質、二酸化炭素不足よりも、夏の『高温』が育成に大きく影響するのではないかと思ってます。その証拠に、二階の比較的温度の高くなる水槽より、一階の日の当たらない大型水槽のほうが明らかに成長がいい。この水槽、ほぼ放置状態で低床の掃除はおろか水替えもゼロ、6年間蒸発した分の足し水のみで維持しています。ヒーターなしの無加温、水草も魚も、エビも、それこそ低床に住んでいる蜆も何年も元気で生活しています。





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臨戦態勢のオケラータス君
大きくひれを広げて近寄ってくる相手を威嚇しています。
彼的には本気なのでしょうが、まんまるおめめと半開きの口が可愛いです。





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ネオランプロローグス・オケラータス・ゴールド
ご飯を食べてる意外は大概喧嘩してます。でも、アフリカンシクリッドの中ではいたって温和な種、殺し合いにまでにはなりません。繁殖までこぎつけたいのですがこれだけ喧嘩をするところを見ると皆さん男性なのかもしれません。







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嵐の中の決闘。
出水口にディフューザーをつけているので細かい泡が雪のように舞っています。
鑑賞用にも魚たちの為にもとってもグット。













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ラヌンクルス・パプレントゥスの傘の下で遊ぶレッドファイアーシュリンプ。レッドチェリーシュリンプの選別種。極火エビなんて呼ばれ方もしますね。真っ赤な体が緑の草原にひときわ目立ちます。









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お米販売。
完全無農薬、完全有機栽培
20キロ 8000円 / 10キロ 4500円 残り三名様。
おまけの真菰だけはなくなってしまいましたがその代わりに上野大根をお付けします。
とっても辛い幻の大根。ほっかほかのご飯をアジの開きと飛び切り辛い大根おろしで召し上がれ。

ご注文はこちら
suwakohimedaikon@gmail.com








Youssou N'dour - Li ma weesu






この間、眼鏡を買いに松本まで行った。1時間かけて出かけないと眼鏡一つ買うことができない。諏訪の街にも2件ほど眼鏡屋はあるのだが何分気の利いたデザインのものがない。といっても欲しいのは黒縁のスクエアーな普通のメガネ。でも、こういった一見普通でありきたりなデザインのもののほうが見つけるのが難しい。田舎の眼鏡屋さんに置いてあるのはかえって奇をてらったいかにも高級品な気取ったものばかり。結局松本で買ったのも妥協を重ねての選択だった。
ユッスー・ンドゥール、ユッスン・ドウールではない。ンドゥールさんなのである。言わずと知れたセネガルの国民的歌手。久しぶりに都会に出かけてギターを見たり中古CD屋に入ったり。そこで見つけたかれのCD二枚とオリジナルパンク最後の英雄、ポップグループのセカンドを買った。今回紹介したのは以前持っていたユッスー・ンドゥールの一枚。2002リリース、彼の作品の中では一番聞きやすくそれでいてアフリカの泥臭さを残したバランスの取れた名盤。紙製のジャケットに子供がサッカーで遊ぶ姿が妙に中身にマッチしてその映像と共に記憶にいつまでも残る。以前持っていたというのは実はこのCD、愛用のギターと一緒に盗まれちゃった。世の中には泥棒というのが本当に存在する。それも間違いなくね。
そんな悪党とはなるべく付き合うことなくみんな普通に生活できたらそれだけで幸せ。アフリカのミュージシャンを聞くたびに何となくそんなことを思ったりします。いっしょに買ったパンクのCDは途中立ち話した靴屋の女の子にあげてしまった。ドクターマーチンのブーツの靴底があの頃のように再びぽっくりみたいな厚底になっていた。あまり良い送りものじゃないけどこの一枚で彼女の視野がほんの少しでも広がるといいな。














ヘアーグラスを採る / 日本の水草

2019.11.03 (Sun)
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しばらくブログをお休みしていたのはひとえに忙しかったから。
そりゃそうだよね、映画の仕事で畑を一か月も留守にしていれば帰って来た時どうなっているかは容易に想像がつきます。
くわえて撮影中、愛用のカメラが壊れてしまって買い替えたのがつい最近。
そんなこんなで書きたいこと、書かなきゃいけないことがたまりにたまって身動きができない状態だったから、でも何か書かないと前に進めないのでとりあえず手近で一番書きたいとこから再スタートです。



ということで今日はヘアーグラス・ショートを取りに行ったときの話。



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ヘアーグラスが欲しいのなら、まずは稲刈りの終わった田んぼに行ってみましょう。ヘアーグラスなんてしゃれた名前がついてますが要は田んぼの雑草。マツバイというカヤツリグサの仲間です。写真のように田んぼ一面どこにでも普通に生えてます。それが熱帯魚屋ではほんのひとつまみ500円という高値で売られています。






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持って帰って土を洗い落として、植え付けたのがこちらの水槽。
左側の小さいやつ、30センチの小型水槽です。
隣は深さ40センチ、30㎝キューブ水槽。2センチ程の小さな宝石のような魚、ピグミーサンフィッシュの夫婦が水草の森で静かに暮らしています。




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こちらが採ってきたマツバイを植え付けた様子。
周りでツマツマしているのはミステリークレイフィッシュの赤ちゃん。30匹以上いますかね、ヘアーグラスの林を押し合いへし合いしています。
この見慣れないザリガニ、実はとても不思議な生き物でメスだけでどんどん増えていきます。1995年にドイツで発見された新種で不思議なことに雄は存在しません。メスのみの単為生殖、出所不明、正体不明のまさにミステリアスなザリガニ、遺伝子実験の研究所から逃げ出して野生化した禁断の生物なのではと、まことしやかに噂される小型のザリガニです。本名をマーブルクレイフィッシュというこの可愛らしい愛玩動物はある筋の情報では近日中に特定外来種に指定され一般の販売の一切が禁止されるということです。





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水槽概要
W900×D300×H360mm
外部フィルター、底面フィルター接続
近所の川砂、近所の川の石
ネオランプロローグス・オケラータス×3 アフリカンランプアイ×10 アカヒレ×2 ミナミヌマエビ カワニナ



自分の田んぼなので一抱え採ってきたヘアーグラス。無農薬ですから生体にも影響なし、余った分を遠慮なく立ち上げたばかりの大型水槽に絨毯のように敷き詰めていきます。
上でカラフルに光っているのは中国製の植物育成ライト。赤と青の混合LEDで全く日の光が入らない部屋での水草育成試験中。
観賞用にはニッソーの白色LEDを併用しています。





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植栽状況はこんな感じ。
途端に野趣あふれる大自然な風景になりました。
寝起きのぼさぼさ頭なのは植えたばかりのご愛敬、草原を泳いでいるのは水合わせのパイロットフィッシュとして別の水槽から移入したコッピ―ことアカヒレ。とても安い魚で小さなボトルなんかに入れて売られてる可愛そうな魚ですがしっかり大事に育ててやるととっても美しく見事な姿になる立派な観賞魚。ヒータなしでも平気で冬を越してくれる丈夫な魚ですから初めて熱帯魚を始める方にも安心して進められるお気に入りの魚です。我が家では60㎝のアカヒレ水槽で水草が繁茂する中どんどん繁殖しています。

しかし原産地中国では河川の汚染の為すでに絶滅しているということです。こんなに丈夫な魚が死滅してしまうなんて中国ではいったい何が起きているのでしょうか。



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マツバイと一緒に田んぼから採ってきた雑草も投入。
真ん中にそびえているのはタデの仲間。アクアリウムではポリゴヌムと呼ばれる仲間です。葉っぱに斑点があるものは水中化しにくいと聞いてますが、さてどうなりますか。石の奥にも採ってきた謎草。ほのかに赤く色づいているのはルドビジア。こちらも東京にいた時に埼玉のどこかの公園で自生していたものを継代飼育してきたもの。ルドビジアには日本原産のミズユキノシタがありますがこちらは茎に葉っぱが一枚ずつ互生するのに対してこの水槽のルドビジアは二枚ずつ対生しています。どこからかの水槽から外に漏れて野生化したもだったのでしょう。わかりづらいですが真ん中に生えてる丸い葉っぱはリシマキア、こちらも近くの側溝で野生化していたのを採取したもの。丈夫でかわいい草です。




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カボンバと奥にはミリオフィラム。
どちらも似たような草体で、金魚藻と呼ばれ売られたりしてます。ミリオフィラムの和名はフサモ、我が家で繁茂してるものは無加温でも平気で越冬しています。繁殖力も旺盛であっという間に密林のようになってしまうところを見るともしかしたらこちらも日本原産のホシザキフサモかもしれません。カボンバは日本に帰化した外来植物。安く売られてる割には気難しく、強い光が必要なようである日突然溶けてなくなったりします。こちらも無加温で全然平気。同じく越冬組のポタモゲトン・ガイー、右側でたなびいてるこの水草は一階の90㎝無加温水槽でジャングル化しています。ちなみに、三つ上の全体写真でテープのように揺れてる大きな草はジャイアントバリスネリア。こちらも繁殖力旺盛で諏訪の寒い冬も平気で乗り越えます。真ん中はヘアーグラスと一緒に採ってきた畔の雑草。多分水中下出来ずに消えてゆく運命です。



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そして、こちらがこの水槽の主。ネオランプロローグス・オケラータス ゴールド。アフリカはタンガニィカ湖からやってきた小型のシクリッドです。
小さいですが縄張り意識が強く、他の魚を絶えず追っかけまわしてます。植栽の為手を突っ込んでいるときも、この子たちは逃げることなく手の甲に突進して突っついてきます。びっくりするし結構痛いです。
いっしょに写っているのは田んぼの雑草、憎っくきオモダカです。多分ヘラオモダカでしょう。このまま水中化してくれるでしょうか。



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間違い探し。上の写真とどこが違うでしょうか?
一週間後の写真。また懲りずに今度は近くの川から採ってきました。
右奥のジャイアント・バリスネリアと一緒にひらひらとたなびいている草、ヤナギモです。
かなり強い光が必要なようで長期維持が難しい水草のひとつです。こいつが繁茂するようなら中華製植物育成ランプも見事合格というところです。
写真では見えないけど電気消すとアフリカのメダカ、ランプアイの目が青白く光ってとってもきれいです。



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お米販売します
完全無農薬、有機米。
20㎏ 8000円 (送料込み・離島などは要相談)

玄米でもお届けできます。
ご注文いただいた方、先着順にマコモダケも商品がある限り同梱、おまけさせていただきます。
マコモダケ収穫終了時期が近づいていますのでお早めにご注文ください。

ご注文はこちらまで
suwakohimedaikon@gmail.com






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蛙の行列

2019.04.25 (Thu)
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雨の降る夜中に山の中の湧き水を取りに行った。
雨に濡れる森の山道を大小さまざまな蛙が行列を作っている。
ヘッドライトに照らされて小さく跳ねる彼らを恐る恐るよけながらゆっくりと車は山の奥へ奥へと分け入ってゆく。




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ということで、この際この辺の山にはどんな蛙が生活しているのか、とっ捕まえて研究です。




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ナガレヒキガエル
体色が緑色なのとこの辺には溜池や水田がなく流れのある渓流で繁殖していると思われるのでナガレヒキガエルとしました。
どうでしょう?インスタ映えしているでしょうか?






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アマガエル
冬眠していた割にはでっぷりと太った大きな個体。
おなかにたくさん子供を抱えてるんですね。ということでお母さん。




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モリアオガエルに恋をしたヤマアカガエル。
どちらも山の中にしかいない珍しい種類の貴重なツーショット。
モリアオガエルは目の虹彩の色がだいだい色でシュレーケルアオガエルは虹彩の色が明るい黄色。この個体は斑紋のない青緑一色の綺麗な個体でした。ヤマアカガエル君、一生懸命抱き着いているけど大きさからするとこの子は男の子だと思うのですが。





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ヤマアカガエルの雌。
顎から腹の斑紋でヤマアカガエルと判断しました。ただ、水槽に放したときに体の皮膚がぶよぶよにふやけたようになる個体もいたのでもしかすると前出のカエルも含めてタゴガエルやナガレタゴガエルの可能性もあります。
これを機会に少し勉強したいと思います。




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あまり跳んだりしないところも赤ガエルらしくない気もしますがただ単におなかに卵を抱えているからかもしれません。ナガレタゴガエルは渓流に卵を産む森の中に住む蛙です。





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ニホンアカガエルとヤマアカガエルの見分け方は背中の二本の筋がまっすぐか曲がっているところ。
写真のようにヤマアカガエルは目の後ろの部分が外に三角に曲がっています。おなかの部分が黄緑色に発色した個体でした。





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蛙が苦手な人にはショッキングな映像が続きましたが、好き嫌いを克服するにはまず相手をよく知ること。苦手な相手がもしいたなら、相手のことをよく見てよく観察すること。よくよく観察すれば今まで見つけられなかったいいところも発見できるかもしれません。
相手のことが理解できれば、目は真ん丸で口が大きくて、噛みつくこともないんだからきっとそんなに怖がることもなくなります。







Rupert and the Frog Song
/ Featuring Paul McCartney's 'We All Stand Together






ポール・マッカートニーと奥さんのリンダ・マッカートニー、1984年プロデュースの短編アニメーション。ルパートベア / RUPERT、Bill、 Boy Frog の三役でポール・マッカートニー自身も出演しています。










エーハイムフィルター 500

2019.03.12 (Tue)
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コトブキ・パワーボックス90がついに引退することになりました。ある方から水槽ごと譲り受けたのが今から7年前、そこでも10年近く活躍していたと聞きますからフィルターとしてはかなりの長寿です。エアがみがひどく永らくお蔵入りしていたものを蘇らせるためにメンテナンスしようとバラしたところヘッドと濾過槽の間を埋めるパッキンが切れてしまいました。




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退役された老兵。しかし今回、彼を急遽再招集したのには訳がありました。同じコトブキ製の『SV4500』が使用して数年で水漏れを起こしてしまったからです。





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水漏れを起こした日本製品。モノづくり立国であるメイドインジャパンのはずですが、とかくアクア部門ではその実情は惨憺たるものと断言してもいいかもしれません。三年前にテトラ製の『26℃セットヒーター』が一斉に次々に壊れてしまって飼っていた熱帯魚が全滅するという被害を受けました。このときは購入履歴もしっかり把握できていたので被害相応の保証をしていただきはしましたが、大事にしていた『ハナビ』が自家繁殖する水槽もやられてしまって正直、魚を飼うのはやめてしまおうとさえ考えました。タンガニィカ湖産の『アフリカン・シクリッド』水槽がやられたのも痛かった。営業の話によるとテトラ製の長い方のオートヒーターは一時期問題があったようで、実際作っているのは中国の工場になるのですが、勝手に仕様を変えられてしまったり規格と違う安い部品を承認なしで組み込んだりといろいろとトラブルがあったようです。現在は改善されているという話ですが前回のことがひどすぎたので今ではサーモスタット仕様のものに切り替えています。ちなみに同じテトラ製のオートヒータ、『26℃ミニヒーター』も並行して二十台以上使用してきましたがこちらの製品は安定しているようで事故は一度も起きていません。

今回水漏れしたフィルター類に関しても様々なメーカーの製品を使ってきましたが、同じ製品であっても当たりハズレ、性能にばらつきがみられるようです。同じころに購入したコトブキの『パワーボックス5500』はなんの問題も異音もなく現在も駆動中ですし、小型水槽に好んで使っている外掛け式も各メーカー、同じ製品でありながら音が大きいものやすぐ壊れるものなど、使用状況もあるのでしょうがそういった違いがちらほら見受けられます。ニッソーの外部フィルター『 パワーキャニスター30』が発売当初お気に入りで濾過槽も大きく好んで使っていたのですが、その後ニッソーがジェックスに買収されてしまい、パワーキャニスターは敢無く廃版(仕様に欠陥があったともいわれてますが)、現在ではインペラーの入手もできなくなり今では納屋のゴミとなってます。そして今名前の挙がった悪名高きジェックスに至っては全くここはいい加減な会社で、金輪際絶対購入しないメーカーと決めていたのですが、ニッソーを買収後に発売した『GEXメガパワー』という外部フィルター、外側に水中ポンプを設置してバケツみたいな濾過槽にただ水を送り込むという誰でも作れそうな単純なものでしたから、これならいくらあのいい加減な『ジェックス』でもおかしなことにはならないだろうと清水の舞台から飛び降りる覚悟でいざ購入したわけですが、これが箱開けてみたらなんてことない。部材の仕様がやたらちゃっちくって一か月もしないうちにポンプとホースのジョイント部が速攻で割れました。GEXはだめ、本当にあの会社だけはだめです。製品もすべて他社のパクリだし(唯一使える外掛けフィルターはニッソーの丸パクリ)命を扱う上での愛というものを全く感じない。ジェックスだけは今後も絶対買いません。





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前段が愚痴で長くなりましたが、そういった事情でついに購入を決めました。『エーハイムフィルター500』
初めてのエーハイム、初の海外製品です。
エーハイムの評判は当然のようによく耳にしていましたが何故か今まで手が出なかった。あまりの評判のよさに天邪鬼な江戸っ子気質とでも申しましょうか。噂に流されて素直に購入するのがちょっと癪だったというのが正直なところです。








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乱雑ですが箱の中の部品を広げてみました。シンプルです。部品も少ない。ろ材はもともと含まれていませんが今まで使用してきた物が山ほどありますから問題なし。
しかしこのわくわく感はたまりませんね。オーディオ製品なんかと一緒でこういったわくわく感はアクアライフでは絶対必要です。




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ヘッドとのジョイント部分
え、こんなので大丈夫なの?脱着は簡単ですが一抹も二抹も不安を起こさせるあまりにシンプルなつくり。

全体的に簡単な設計なので30分ほどでスタンバイ完了です。




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いざ、電源オン。
静かですね。水漏れの兆候も全くありません。シャワーパイプからの水流が美しいです。
写真は噂の『ダブルタップ』 きっちりとはまるこの感触はあの「カッチ」と音のなる使用感と共に少しの不安も感じさせません。






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今回エーハイムを設置した水槽は90センチの大型水槽。『エーハイムフィルター500』だと水槽の水量からして仕様上は能力不足ということになりますが、あまりに早い水流は飼育している生体のことを考えると抑え気味にしたかったのでこの選択になりました。エーハイムの商品の中でも『フィルター500』は一番安価で最古参の部類に入る製品ですが、逆を言えばそれだけ信頼性があるということ。他人に勧めるなら上位機種よりも迷わずこちらをお勧めします。水槽内の水の流れも力不足を全く感じない穏やかなものでした。



50Hz エーハイムフィルター 500  東日本用 ウールパッド6枚おまけ付き 水槽用外部フィルター メーカー保証期間2年 関東当日便



60Hz エーハイムフィルター 500 60Hz 西日本用 ウールパッド6枚おまけ付き メーカー保証期間2年 関東当日便






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弱点といえばこの部分ですか。フィルターの吸水口、メーカーの説明書にも絞めすぎると割れます、と書いてあります。
同じ価格帯で『エーハイム クラシックフィルター』がありますが、違いといえば『フィルター500』のほうは50/60Hzの切り替えができないこと。ろ材コンテナもありません。しかし引っ越しの予定がないようならばちょっと安価な『フィルター500』一択。欠点としてメンテナンスが大変ということも若干聞きますが、その辺はまだ未経験なので今後おいおいです。



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それらの事情でフィルターを停めて一年近くなる90センチ・メダカ水槽。きれいなグリーンウォーターになっています。悠々と泳いでいるのは『kotobuki』さんにいただいた『幹之メダカ 鉄仮面
選別無しの歴代飼育ですのでもはや鉄仮面ではないのでしょうがそれでも緑の薄靄の中をきらきらと泳いでいるさまは美しい。
そして今回、このメダカ水槽にエーハイムを導入した理由は、やはり、shrimp cafeのkotobukiさんの一押しがあったから。熱帯魚から日本淡水魚への変換『イトヨ』の導入があったからです。寒冷地の魚で水質には敏感だと聞いていましたから休んでいるフィルターを復活させようと引っ張り出してきたのはいいけれど新旧どちらも動かない。さんざん悩んだ挙句、生体の少ない、水量の多いこの水槽がやはりベストだろうと緊急避難的にそのままドボンしていました。諸事情あってエーハイム導入までそれから一か月。フィルター無しの水槽でもイトヨは元気に泳いでくれていました。





(淡水魚)イトヨ(1匹)







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冷たい水底に佇むミナミヌマエビ。
イトヨは非常に憶病な魚らしく、飼い主の私も未だ二三度みかけただけ。ぬきあしさしあしで近づいて僅かに生存確認をするのみです。そのうえ、エーハイム導入後も晴れると思っていたこの緑色は抜けることもなく、未だ水槽の全貌すらわからない状況です。しかしカワニナやミナミヌマエビも健在ですから水質的には問題なく安定しているのでしょう。






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同居人のガムシ。水槽の底で冬眠中です。





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ゲンゴロウにそっくりですがゲンゴロウが獰猛な肉食昆虫なのに対して『ガムシ』は草食性。水槽の大敵であるアオミドロやほかの魚の糞やえさの残りを食べてくれる優れたスカベンジャーです。死んだ魚なども食べるようですがエビやメダカを追いかけているところはみたことがありません。大体ゲンゴロウのようにあまり泳ぎも得意じゃないみたいです。毎年秋になると大根を抜いた畑に大小沢山の水生昆虫が飛んできてマルチの下の温かいところに潜り込んだりしています。桜が咲いて暖かくなったら田んぼに放してやろうと思ってます。






(昆虫)ガムシ(1匹) 北海道航空便要保温






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イトヨとメダカとカワニナと、ガムシとヌマエビと彼らのえさになるヨコエビのいる冬の水槽。一見死んだように静かですがしっかりと命をつないでいます。
メダカやミナミヌマエビにとっては諏訪の寒さは堪えるようで夏に増えた彼らも冬になるとその数をぐっと減らします。自然界でも諏訪湖ではミナミヌマエビを見かけませんがその代わりにミゾレヌマエビが採れます。春になったら捕まえに行ってこようと思います。






The Beatles - Ticket To Ride




面白い動画見つけました。最初に写るのはなに?日本公演の時のものかな。ジョンのやる気のなさが可愛いです。






ボウフラを育てる

2019.02.14 (Thu)
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去年の夏からボウフラを飼っています。
冬の光熱費節約のために水槽を整理している中で水草だけになってフィルターを停めた流れのない水槽で自然発生したものです。



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これがかわいい我が子。
私の血を吸ってすくすく育っています。なので去年からは血を吸っている蚊をはたき殺すのを我慢しています。

さて、なぜ私がこんな気色の悪いことをしているかというと。







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『グラスゴビー』学名、Gobiopterus chuno。インドを中心にミャンマー、メコン、チャオプラヤ盆地、マレー半島、インドネシアのスマトラ、 バングラデシュ。シンガポールなんかにもいるようです。2㎝くらいの小さい魚。河口周辺の汽水、淡水、沼地などの流れの少ない場所に住んでいます。体はほぼ透明で元気がいいとあめ色に色づきます。光の加減で青やオレンジと、意外と見ていて飽きない美しさを持った魚。小さくて弱弱しいですが汽水のまじりあう、環境が激しく変化する河口域が生息場所なので案外丈夫なのかもしれません。給餌さえ気をかければ飼いやすい魚という印象です。人工飼料に餌付きづらいとのことでしたが慣れてくればメダカの稚魚用のえさなんかも食べてくれるようです。





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しかし、生餌にはやはり敵いません。
小さい癖にかなりの大食漢です。自分と同じくらいの大きさのボウフラを一飲みしてしまいます。ハゼの仲間ですから顔もそれなりに獰猛です。





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蚊は人の血を吸って子供を産み落としましますから、言ってみれば彼らは私のお乳で大きく育った、いわば私の乳飲み子。
そう思うと愛情もひとしおです。





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水槽全景。
30×30×45、背高のキューブ水槽。外掛けフィルター、ニッソウ、『マスターパル』にテトラのスポンジフィルター、『ツインブリラントフィルター』を無理やり引っ付けています。モスも生い茂って調子は相当いいようです。エビも同居していますが水替えは全く行っていません。足し水のみ。それでもビーシュリンプが爆殖しています。









マスターパル改造
強引ですが何とかくっつきます。その際はツインブリラントフィルターのエアー吸入口は何かでふさいでおいてください。







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同居人の『ビーシュリンプ』昼間はなかなか表に出てきてくれません。






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こちらも同居人の『ランシーロン』レッドチェリーシュリンプの改良品種。藍絲竜とかブルーチェリーシュリンプとかブルーベルベットシュリンプとかいろいろ勝手に名前が付けられてます。中にはディープブルーなんて等級までつけて商売しようとしている業者も。私の見た限りでは卵を抱えた成熟した雌ほど暗い深い青色に染まります。子供の中には全く色素のない透明な個体も出てきます。こちらもビーシュリと同じくどんどん増えています。でも、中には運悪くグラスゴビーに食べられているかもしれません。自然界ではきっと底辺にいる彼らもこの水槽の中では食物連鎖のトップに君臨する水景の王者です。






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水槽は14ケースあるうちの10ケースを現在駆動しています。そのうち熱帯魚はこれを含めて三つだけ。あとは金魚とか採ってきた川魚とか。イトヨなんかもいます。全部ヒーターで温める熱帯魚にしてしまうと今の季節、電気代が5万を超えてしまいますので節約のために切り替えていった結果です。落ち着いたらまた大掛かりなメンテナンスで動いていない水槽も復活させようと思ってます。もちろんボウフラ水槽二つは今後も維持の方向で。





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ちんまい魚が大好きで、このほかにもボウフラを食べさせて育てているのに『エバーグラディ・ピグミーサンフィッシュ』と『フレッシュウォーター・バンブルビーフィッシュ』がいます。こちらもとっても小さいですが餌さえ気を遣えば飼いやすいタイプ。グラスゴビーと一緒で冷凍アカムシなんかもよく食べます。そちらのご紹介はいづれまた。






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何時間でも座ってぼっけっとみていられます。





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Francisco Tárrega - Capricho árabe





『アルハンブラの思い出』で有名な哀愁のギタリスト。たまにはこういうのもいいですよね。アルハンブラ宮殿といえばここの敷地内の水は絶対飲んではいけません。あまりにのどが渇いたので口を漱ぐ程度ならと水道の蛇口でほんの少し口にしたところ、その夜からすさまじい下痢に襲われました。連れの女の子は発熱までしてほぼ重病人。おかげでグラナダでは二週間の長逗留となってしまいました。すっごい冷たい美味しい水なのですがくれぐれも口にはしないように。正露丸でも全く役に立ちませんから。











とんぼの卵を採取する方法

2018.10.22 (Mon)
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日に日に赤とんぼの数も少なくなって、日中の日差しも山の斜面に斜めに差し込んで暖かい中にも乾いた空気が秋の深まりを感じさせます。





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それでも、玉ねぎを植える私の頭上にはまだまだたくさんの蜻蛉たちがくるくると円を描きながら、時には耳元にまで飛んで来てぶんぶんとつぶやいては去っていきます。
と、ここで唐突ですが、この赤とんぼの群れの中に交じって『馬鹿とんぼ』という一群がいるのを皆さんご存知でしょうか。











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見かけは全く普通の赤とんぼとなんら変わりありません。
では、どこが違うのか。
普通の赤とんぼは田んぼや池に、水のある所に卵を産みますよね。でも、今僕の頭の上を群れを成して飛んでいるトンボたちは川や池の水の中にではなく私の敷いた畑の中の農業マルチの上に卵を産み付けているのです。







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これがその農業用ビニールマルチ。田舎に行けばよく見かけると思います。で、何のために敷くかというと保水や保温、保肥、雑草の防除のため。これを敷かないと後々草取りで大変なことになります。
そんな長く敷きこんだマルチの上に、彼ら『馬鹿とんぼ』達は一心不乱に卵を産み落としています。私が「そこは池じゃないんだよ」と何度いっても一向に聞く様子はありません。農作業をしている傍らで、夢中になって産卵をする蜻蛉たち。ビニールの太陽にきらきら光る様子が水面のそれにそっくりに見えるのでしょう。哀れです。いじましいです。あんまりかわいそうなので私はこんなものを用意しました。











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『馬鹿とんぼ専用産卵シート』
とんぼのカップルが池と間違えてこちらにも産卵するように。わざわざ網を振り回してトンボを捕まえてこなくてもいいわけです。農作業が終わったときにはビニールの上に卵がいっぱい産み落とされているという寸法です。







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馬鹿といえばちょっと前に『バカマツタケ』の人口栽培が話題になりましたね。いつかは自分の足で採取して味わってみたいと思っていたキノコ。松茸なんかよりもいっそう好奇心の沸く自分にとっては幻のキノコです。ですから人工栽培と聞いたときはそれこそ小躍りして喜びました。人類始まって以来の快挙だと。でも、これってよくよく考えてみるといったい誰が得するのでしょう。私の村の、山を挟んで隣村、後山集落はマツタケの名産地、広大な山を管理し、整備された赤松の林でマツタケの採集を続けています。松茸の生える山はそれはそれは手の行き届いたきれいな山、もし、バカマツタケが一般に出回ることがあれば彼らマツタケ業者にとっては大打撃、これで生活している生産者には死活問題です。一方、私たち消費者にとってはどうでしょう。安くなるからいいんじゃない?って、私はそんなに単純な話でもないような気がします。高嶺の花だった松茸がパック売りで簡単に手に入る。そりゃ、最初は皆さん飛びつきますものね。当然松茸の値段も下がってくる。もしかするとバカマツタケを松茸と偽って販売する業者も出てくるかもしれません。結局松茸自体の価値が下がってゆき、もはやありがたいものではなくなってしまう。ただ単に松茸の値崩れを引き起こすだけじゃないのかなと。そもそもマツタケは高価で珍しいから話題になるのであって、これがシイタケと何ら変わりなくスーパーに並んでいたら・・・・私ならためらわずシイタケを買います。だって、いうほど松茸っておいしいキノコじゃない。季節のもので特別のものだから食べてみたくなる、『松茸』はいわゆる日本の風物詩、松茸の山が荒れてゆくのを私はみたくありません。松茸が安くなったら誰も見向きもしない駄菌になってしまうのではないか、松茸を食する楽しみを日本人から奪ってしまうのではないのか。素晴らしいこの技術、一部の企業や研究者だけが金儲けをするような限定的なものではなく、より多くの人が幸せになるような技術として普及することを願うばかりです。








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百姓は馬鹿じゃできないといいます。同時に利口でもできないといいます。あんまり頭がいいとこんな効率の悪い、金にもならない重労働はそれこそばかばかしくなりますから。
そういう意味では、私は立派な馬鹿、とんぼのことを笑うわけにもいきません。持ち帰ったとんぼの卵は水槽の中へ。乾燥して死んでいなければ、来年、水の温む頃にはヤゴとして泳ぎ回っていることでしょう。







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サエキけんぞう&ぶどう÷グレープ「母子受精」





産み落とすといえばこの曲、ハルメンズの『母子受精』、日本語の曲で一番二番に好きかも。

「産み落とせ街の落とし子、母の街をかけろ」

6年前、一度お会いしたことがあったけど覚えてないだろうな。
いまは、街を離れ奥深い山の中だけどたまにはそんな気持ちで緑の野山を駆け巡る。




戸川純とヤプーズ 『母子受精』 カバー 
(歌詞が聞き取りやすいと思って)







ハルメンズの20世紀 +8 [ ハルメンズ ]



白点病にはインドの唐辛子

2018.10.17 (Wed)
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ゴールデン・ダイヤモンド・エンゼル





今年の残暑は長く暑かった。
10月に真夏日でそのうえ急に寒くなったものだから風邪をひいてしまいました。
人間でもこんな調子ですから、同居人の熱帯魚たちも先日の急な低温でなんと白点病にかかってしまいました。
節電のため夏の間はヒーターを切っていたもので、ちょっとした飼い主の油断からかわいい子たちを病気にしてしまいました。









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前日まで全然何ともなかったのに一晩であっという間に広がっていました。あまり魚を病気にしたことがなかったので…さてどうするか。







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白いカビみたいなものが確認できますでしょうか。
見事に全員、6匹とも罹患しました。
原生動物の一種、ウオノカイセンチュウが寄生して起きる病気です。





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見るからに痒そうです。
似たような病気がいくつかあるので白点病とは断言できませんが、とにかく急な低水温がきっかけで起きたことには間違いありません。白点病は水温が低いと感染すると聞きます。ただ、今回の本当の原因は急な低水温による魚へのダメージと水質の悪化で魚の免疫力が低下していたのが主だったのでしょう。ひとえに私の管理不足ということです。
さて、ただただ悲観しているわけにもいきません。何とか最善の治療の方法を見つけなければ。そこで、まずは水温を30度近く上げてゆきます。先ほどもふれたように白点病と断定したわけではありませんが低水温が原因というのはわかっています。温度を上げれば改善する可能性は高いでしょうからサーモスタットの設定を28度まで上げてやります。ウオノカイセンチュウは低温を好み30度以上の水温だと繁殖が抑えられます。ただ、30度まで上げてしまうと魚自身にもかなりのストレスになりますから、まずは28度の設定にして様子を見ることにします。これで病状が抑えられれば9分9厘白点病ということになります。
体にとりついた白点虫は2~3日で魚の体を離れ再び低床に潜り胞子になって生き残ります。その胞子から遊走子という段階を経て再び魚に寄生する、そのサイクルは5~6日です。ちなみに、寄生できなかった遊走子は24時間で死んでしまいますので、厄介なこの寄生虫を殺すには魚から離れ胞子になる前の時期と遊走子の時期がチャンスということになります。ニューグリーンFなどの薬を使って直すのが確実で手っ取り早いのですがそこは無農薬の少彦名、今回はこちらを使ってみました。









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『スクナヒコナ農園、おいしいインドの青唐辛子!』

鷹の爪?そんなもの効くはずないからー、という声もちらほら聞こえてきますが、先ずは手近にある、それも絶賛栽培中のこのおいしい唐辛子を使わない手はありません。
一本丸ごとと行きたいところですが、この唐辛子、日本のものと比べたらはるかに辛い、祈りを込めて、新鮮な唐辛子を半分にちぎって、ダメもとで水槽に入れてみました・・・・・。


入れたとたんにみんな唐辛子の反対側に逃げ出して震えています。笑っちゃいけないけど可笑しかった。
「辛い!」っていう声が聞こえて来るようです。





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結果
効果は二日で出始めました。劇的に白点の数は減りその大きさも小さくなりました。
一週間もするとすっかり白点は消滅しました。この時点で水換え、なぜこの時期にしたかというと唐辛子の効果を確認したかったことと、発病している最中に低床からごみを巻き上げるのが怖かったからです。巻き上がった新たなハクセンチュウに寄生されるとも限りません。七日後の症状が治まったこの時期に改めて水替え、新鮮な水に交換します。その際、低床のクリーニングも併せて行います。白点病の原因になる鞭毛虫は普段低床のごみの中に潜んでいますから一気に外に出してしまいましょう。いいタイミングにちょうど数日前に買い替えたプロホースが届いていたのでとても助かりました。






スクナヒコナのテレフォンショッピング!


プロホースエクストラ
先代プロホースの改良版。弁の部分が壊れにくく扱いやすくなりました。

画像をクリックすると商品の解説が見れますよ。









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二週間後に水温を28度から飼育水温に設定。白点病の治療は完治、終了致しました。

今回は『白点病にインドの唐辛子が効くかもしれない』というお話。
本当のところは高温療法で病気を抑えたというところなのでしょうが、少なくとも唐辛子の投入は魚に害はないということだけはわかりました。とにもかくにも、みんな元気になったのが何よりです。

めでたしめでたし。






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水景 おんばしらの森

2016.03.15 (Tue)
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今年は御柱に始まり御柱に終わる一年、通して御柱に明け暮れる
そういえばうちにも小さなおんばしらがたっていたなと思いだして写真に残しておきます





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水槽 60×45×45cm
底床 ソイル
水草 ウォータースプライト ソードリーフハイグロ ミクロソリウム クリプトコリネ・バランサエ アルテルナンテラ・ レインキー アンブリア アポノゲトン・クリスプス クリプトコリネ アメリカンヲータスプライト バコパ・コンパクタ クリスマス・モス 鳳凰ゴケ
生体 セルフィンテトラ他カラシン各種






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御柱を意識して作ったレイアウトではないですが、ちょっと変わった水景をと思って流木を4本ばかりぶっきらぼうに突っ立てました。そのうち水草が繁茂して今ではすっかり森の中に埋没した遺跡のようです




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おんばしらを覆い尽くすコケ類
知らぬ間に鳳凰ゴケがてっぺんで生い茂ってます





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水草はなるべく手のかからない奴で
二酸化炭素の添加なんて手の込んだことはめんどくさくてしないのです






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コケだって生やし放題ですが一向に気にしない少彦名
みんな仲良く元気にしていてくれれば私は満足。たまに酔っぱらいながら覗き込めば、みんな一斉に森の中に逃げてゆきます





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残った雪で今夜は少し寒いです
珍しくウイスキーなど傾けながらセーターで丸々とした背中を屈めて水槽のガラスに鼻をこすりつけています




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窓のガラスを漆黒の闇が覗き込む
CDを二枚も聞けばあっという間にもう寝る時間です












Robert Wyatt - Amber And The Amberines



  「一人で戦うものは決して勝利することはない」
                - ロバート・ワイアット -





アクアテラリウム

2015.10.08 (Thu)
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60センチ水槽をひとつ廃棄して新たにアクアテラに初挑戦。
でも、テラリウムといっても植栽はなしです。だってこの家冬は凍りつくほど寒いんですから




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さて、今回用意したのはごらんの商品

60×30×40 オールガラス水槽
コトブキ水中ポンプ (使わなくなった上部フィルターのポンプを流用)
コトブキボトムインフィルター (同じメーカーならうまくくっつくかしら)
ニッソ-分水器 (後々遊べるように)
100金たわしまっと
湖の白い砂
湖の流木
川の大きな石


基本、私の水槽は安上がりです

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うまくくっつきましたね。フィルターの透明パイプはのこぎりでゴキゴキ、手を加えたのはそれだけです

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そのまま砂を敷いてもよかったんですけど買い置きしておいた100金たわしがあったのでフィルター代わりに。
一時期、濾材にはこだわったりしたのですが結果、一番いいのは脱脂綿ということに気がつきました。ただ、綿だと劣化して目詰まりしちゃうので今は100金の食器用スポンジなんかを使ってます。ざくざく切って便利なんですよね


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途中すっ飛ばして
ハイ出来上がり!



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水の中はこんな感じ

流木のアクと照明が電球色なのでオレンジ色になってます。おまけにガラスの映り込みが激しい位置においてしまったのでうまく写真が撮れません。今度LEDにでも変えたら改めて紹介しようかな
ガラスに引っ付いているのは諏訪の側溝で採ってきたカワニナ
左側の水草はバコパ・コンパクタ、モンニエリより小粒ですっとした感じかな。入れないほうがすっきりしてたんだけどどうせあまってたし住人も喜ぶと思って


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さて、水槽の住人を探しに行きましょう
この池は引っ越してきて一番最初に見つけた場所。そのときに放した諏訪湖のめだかが三年経って池いっぱいに増えました。今日頂いたのはそのうちの5匹。三年前この池に放した数とおんなじです。


池の三年前の記事です

Sketch For Summer

めだかをもらった代わりにカワニナを放してきました。
何年かしてほたるの名所にでもなったらいいな





その他の住人

大きな水槽でかにを飼うのが小さいころからの夢



レッドデビル・クラブ
三センチくらいの小さくて真っ赤なかわいいやつ。アルカリ水質飼育ということですが流木ブラックウォーターでもしっかり元気で維持できてます。後は冬の寒さに耐えられるかどうか。もちろんヒータは入れますけど水からあがったときに湯冷めしないかどうかが心配です。

反射の関係でうまく撮影できませんでした。いつも隠れてるし。ということでチャームさんの商品ホームページから。今回はこれで勘弁して。


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ちびザリガニ。
来年、大きくなったら元のところに返してあげよう

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諏訪湖産ヨシノボリ、どんな種類なのか正式名称はわかりません。小さいけど物怖じしないで見るからにふてぶてしい面構え。眺めていて飽きない愉快な魚ですね

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小さな水の中にこんな洞窟がいくつもあります。ぼーと眺めていると一緒に泳ぎたくなってきます







Vashti Bunyan - Here Before


ヴァシュティ・バニヤン
イギリスのシンガーソングライター。1969年に傑作『Just Another Diamond Day』一枚を残し忽然と姿を消した伝説の歌姫。その後、2005年に35年ぶりのセカンドアルバム『Lookaftering』で音楽界に復帰。ファーストアルバム同様、すばらしいできばえでファンを驚かせました。最近では今年の6月に再来日、その美しい歌声は現在も健在で日本のファンを魅了したばかり。
名盤、名曲と呼ばれるものはこの世の中に数多くあるけれど、彼女の作品はぜひとも手元においておきたいと感じる、不思議で特別な魅力に満ち溢れています。一人で静かに過ごしたいとき、ライブラリの隅からこっそりと引っ張り出してその歌声にゆったりと身をゆだねる。湖に出たあのときも雨が静かに降っていました。彼女のポツリポツリとささやきかける歌声と雨音のようなギターの音色があなたの心を優しく洗い流してくれます


Vashti Bunyan - Here Before





Vashti Bunyan - Just Another Diamond Day











砂採り
少彦名のきのこ図鑑1 花びら茸



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