御柱 里曳き

2016.05.18 (Wed)

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五月三日
御柱山出しから一か月
諏訪の町中を大木が列をなして上社本宮、前宮を目指す里曳きが始まりました







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心なしか木遣りの鳴き声も明るく軽やか

山出しは大木を山から切り出す神様のためのお祭り
里曳きは危険に身をさらして苦労して山から大木を運び出した氏子たちへの神様の贈り物

氏子たちのための華やかなお祭りです






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奉納騎馬の行列が御柱祭りに華を添えます







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かわいいちっちゃなお殿様
その昔、諏訪の殿様もこうして家臣を従えて山を下りる御柱に参詣したのでしょうか








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本宮から大社の神様がお舟に乗って柱を迎えにいらっしゃいました
これが見れるのは上社の本宮一之御柱だけです
実に我々豊田四賀の氏子たちにとっては百年ぶりのことになります







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お舟が出るとは聞いていましたが本当に船に乗って神様が降りてくるとは思っていませんでした





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ここで、ちょっとした神道雑学をば

上の写真で見えるお舟の山づくり衆、白装束の氏子が担いでいるのは榊かな、と思いきや、なんだかちょっと違う。光沢もないし葉っぱは薄くて何とも春らしいさわやかな若木、目を凝らしてもとげとげしていない。いったい何の木の枝だろうと思って神主さんに聞いてみました。
すると、諏訪の地は標高が高くてとても寒いところ、榊のような温帯系の常緑樹は枯れて育たないそうです。その代用としてそよご(諏訪の地ではそよぎ)というモチノキ科の植物を使うとのこと。そよごの他にも、東北やここのような高冷地ではイチイなどもしばしばサカキの代用として神事に使われるそうです。しかし代用とはいっても、そもそも、「榊」という文字は神事でよく使われる木、ということで生まれた当て字、中国から渡ってきた漢字とは成り立ちが違うようです。玉ぐしに使う「榊」は必ずしもいわゆるサカキである必要はないようです。
(仮説妄想:神事に北の寒い地方では育たないサカキを使うということは、「神道」の起源が日本西部、もしくは南方起源の宗教だということの裏付けになるのではないでしょうか)







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御柱祭りで一番の美人さん
この小さい体で天高らかに木遣りをうたい大木を動かす木遣り唄の名手、このチャーミングな笑顔のどこにそんなパワーが隠されているのでしょう
手に持っているのは木遣りの必須アイテム、おんべ、木遣りを鳴くときに空高く振りかざして天まで届けとばかりに声を張り上げうたいあげます。
こうして女の子の写真がたくさん撮れるってことは私少彦名が初めての山出しの緊張感から解放されたってこと。

あ、そうだ、彼女の名前聞くの忘れた。
こういうところが私、すくなひこなの詰めの甘さです。









御柱始まって以来の巨大な大木が諏訪の街を優雅にゆっくりと進んでゆきます



  






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御柱が通るのを今か今かと待ち構える町衆のためにお囃子や太鼓が祭りを盛り上げます。踊りが出て舞が出て、沿道には多くの屋台が立ち並ぶ、諏訪全体のにぎわいがこの日、この場所に一時に集まったようです







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以前、インド映画の撮影に和装で参加いただいた御嬢さん
カメラを向けられたら恥ずかしそうに下を向きました

SAAHASAM in 松本 2015.6.25





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本日の行程は無事終了
木遣り唄と乗り手の掛け声と群衆の合いの手と、大地が盛り上がるような興奮です
長い長い御柱の道のりももうすぐ終わり
いよいよ明日、上社本宮境内にむかって御柱を神様のもとへお届けします






御柱 木遣り








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コメント
諏訪の男前のコナコナ殿、
詰めの甘さが命取りで、あとあと苦い経験にならぬ事を祈っておりまするぞ。
それにしても諏訪のお姉ちゃん、美人揃いだね~
でも、私の若い頃には負けましてよ。おほほほほ・・・
カレーリーフ・久美子 | 2016.05.18 06:42 | 編集
カレーリーフ・久美子 殿

普段はどこに隠れているのでしょう。お祭りとなれば信州の別嬪さんでいっぱいになりました。
いやいや、今だってなかなかのお方とご推察しております。あとあと、苦い経験、危険な火遊びは畑の真ん中ではしたいと思ってもできるものではございません。それこそ泥だらけになってほんとのじゃがいもと山の真ん中でにらめっこでございます

sukunahikona | 2016.05.18 13:34 | 編集
こんばんは。

メール、届いていませんでしょうか。
メダカを送りたいのですが、送り先が分かりません。(笑)
僕のブログのカギコメにでも良いので、
ご住所などを教えて下さい。
宜しくです。


kotobuki | 2016.05.18 21:38 | 編集
遅くなりました
今送りました
楽しみにしてます
sukunahikona | 2016.05.18 22:44 | 編集
華やかで、みなさん晴々と良い顔をなさっていますね。
氏子の方々の装束の色分けも印象的です。
citystranger | 2016.05.19 00:57 | 編集
里曳きも盛大そうですね。
木遣りはあの独特な歌いまわしが印象に残っています。
子供木遣りもいい感じがしました。

こちらはあれからヘルニアが再度悪化して、もう座る事も出来なくなって、3日間寝た切りになってしまっています。
一時良くなったと思って、知らぬうちに無理をしてしまっていたのかもしれません。

sower | 2016.05.19 12:41 | 編集
僕の地域でもそうですが、この地域でも、祭りの後の8、9か月後に生まれた子どもが多いとかありそうです(笑)
ハッピは男を漢にみせますから(笑)
いぼ仙人 | 2016.05.19 21:21 | 編集
お疲れ様でした。

今頃はほ~っとして、今宵はゆっくり一杯・・って感じでしょうか?

里曳きには可愛いお嬢さんの姿も見えて、皆さんの表情もなごみ、明るい雰囲気が伝わってきました。

お囃子や太鼓、踊りや屋台・・
誰にとっても懐かしい思い出と重なりますね。

みゆ | 2016.05.19 23:03 | 編集
citystranger さん

楽しかったですね。初参加ですから何見ても面白かった。予備知識なしですからcitystranger さんと同じ感覚でそこにいたような感じです。
色分けはほんとそれぞれ地域、それこそ個人個人単位で好きな物作って来てる人もいました。ほかの柱は統一してる場所もあったりして、だからテレビにはそっちの柱のほうがよく映ります。豊田四賀も次回はそうなるかもです
sukunahikona | 2016.05.21 06:55 | 編集
sowerさん
普段は引っ込み思案の信州人が我先にと木遣りをうたいだすのはちょっと面白かったですね
それより腰のほうが心配です。この季節、山に登れないのはつらいですね
sukunahikona | 2016.05.21 06:57 | 編集
いぼ仙人 さん

まったく何事もなく普段道理山で鍬をふるってますよw
今は街もいつものように閑散としています。
sukunahikona | 2016.05.21 06:59 | 編集
みゆ さん

ほっと一息、ならいいんですけど遅れた分、毎日泥まみれで季節を必死に追いかけてます
暇になるのはいつなんだろう。でも楽しいですよ
sukunahikona | 2016.05.21 07:01 | 編集
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