白点病にはインドの唐辛子

2018.10.17 (Wed)
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ゴールデン・ダイヤモンド・エンゼル





今年の残暑は長く暑かった。
10月に真夏日でそのうえ急に寒くなったものだから風邪をひいてしまいました。
人間でもこんな調子ですから、同居人の熱帯魚たちも先日の急な低温でなんと白点病にかかってしまいました。
節電のため夏の間はヒーターを切っていたもので、ちょっとした飼い主の油断からかわいい子たちを病気にしてしまいました。









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前日まで全然何ともなかったのに一晩であっという間に広がっていました。あまり魚を病気にしたことがなかったので…さてどうするか。







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白いカビみたいなものが確認できますでしょうか。
見事に全員、6匹とも罹患しました。
原生動物の一種、ウオノカイセンチュウが寄生して起きる病気です。





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見るからに痒そうです。
似たような病気がいくつかあるので白点病とは断言できませんが、とにかく急な低水温がきっかけで起きたことには間違いありません。白点病は水温が低いと感染すると聞きます。ただ、今回の本当の原因は急な低水温による魚へのダメージと水質の悪化で魚の免疫力が低下していたのが主だったのでしょう。ひとえに私の管理不足ということです。
さて、ただただ悲観しているわけにもいきません。何とか最善の治療の方法を見つけなければ。そこで、まずは水温を30度近く上げてゆきます。先ほどもふれたように白点病と断定したわけではありませんが低水温が原因というのはわかっています。温度を上げれば改善する可能性は高いでしょうからサーモスタットの設定を28度まで上げてやります。ウオノカイセンチュウは低温を好み30度以上の水温だと繁殖が抑えられます。ただ、30度まで上げてしまうと魚自身にもかなりのストレスになりますから、まずは28度の設定にして様子を見ることにします。これで病状が抑えられれば9分9厘白点病ということになります。
体にとりついた白点虫は2~3日で魚の体を離れ再び低床に潜り胞子になって生き残ります。その胞子から遊走子という段階を経て再び魚に寄生する、そのサイクルは5~6日です。ちなみに、寄生できなかった遊走子は24時間で死んでしまいますので、厄介なこの寄生虫を殺すには魚から離れ胞子になる前の時期と遊走子の時期がチャンスということになります。ニューグリーンFなどの薬を使って直すのが確実で手っ取り早いのですがそこは無農薬の少彦名、今回はこちらを使ってみました。









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『スクナヒコナ農園、おいしいインドの青唐辛子!』

鷹の爪?そんなもの効くはずないからー、という声もちらほら聞こえてきますが、先ずは手近にある、それも絶賛栽培中のこのおいしい唐辛子を使わない手はありません。
一本丸ごとと行きたいところですが、この唐辛子、日本のものと比べたらはるかに辛い、祈りを込めて、新鮮な唐辛子を半分にちぎって、ダメもとで水槽に入れてみました・・・・・。


入れたとたんにみんな唐辛子の反対側に逃げ出して震えています。笑っちゃいけないけど可笑しかった。
「辛い!」っていう声が聞こえて来るようです。





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結果
効果は二日で出始めました。劇的に白点の数は減りその大きさも小さくなりました。
一週間もするとすっかり白点は消滅しました。この時点で水換え、なぜこの時期にしたかというと唐辛子の効果を確認したかったことと、発病している最中に低床からごみを巻き上げるのが怖かったからです。巻き上がった新たなハクセンチュウに寄生されるとも限りません。七日後の症状が治まったこの時期に改めて水替え、新鮮な水に交換します。その際、低床のクリーニングも併せて行います。白点病の原因になる鞭毛虫は普段低床のごみの中に潜んでいますから一気に外に出してしまいましょう。いいタイミングにちょうど数日前に買い替えたプロホースが届いていたのでとても助かりました。






スクナヒコナのテレフォンショッピング!


プロホースエクストラ
先代プロホースの改良版。弁の部分が壊れにくく扱いやすくなりました。

画像をクリックすると商品の解説が見れますよ。









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二週間後に水温を28度から飼育水温に設定。白点病の治療は完治、終了致しました。

今回は『白点病にインドの唐辛子が効くかもしれない』というお話。
本当のところは高温療法で病気を抑えたというところなのでしょうが、少なくとも唐辛子の投入は魚に害はないということだけはわかりました。とにもかくにも、みんな元気になったのが何よりです。

めでたしめでたし。






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コメント
昔、ハイキング途中で赤唐辛子を買いました。
途中で立派なクモの巣を張ってるクモを見つけたので、持ってた赤唐辛子を
クモの巣に投げつけました。
クモはエサだと思って飛びつきました。
が、あまりの刺激にけいれんを起こしてしまいました。
今となっては、なんでそんなことしたのか分からない。
クモさん、ほんとにごめんなさい<(_ _)>
人間でも唐辛子触った後で目の周りを触ったら偉い事になるし・・
あ、思い出した!!コナコナさんから頂いた激辛唐辛子触ってから風呂に入って酷い事になったのを(;・∀・)
魚さんも辛かったに違いないっす。
でも病気完治してよかったね。
カレーリーフ・久美子 | 2018.10.18 14:07 | 編集
久しぶりの熱帯魚記事でしょうか?
トウガラシがこんな風に使われる事もあるのですね~
それにしても、かなり気を遣ってあげないと熱帯魚を飼うのは難しいものなんですねぇ。
Hide | 2018.10.18 15:44 | 編集
このコメントは管理人のみ閲覧できます
| 2018.10.19 07:20 | 編集
お見事です
イグノーベル賞並ですね

この夏の7月19日に「メダカも暑いぞ」で
2リットルのペットボトルに氷水を
入れて水温38度の水槽に入れたらすぐさまメダカがボトルのそばに沢山集まった
メダカも暑いのが嫌いでした
くんざん | 2018.10.19 17:42 | 編集
このコメントは管理人のみ閲覧できます
| 2018.10.20 18:31 | 編集
カレーリーフ・久美子さん

蜘蛛の巣にとうがらし!解剖台上のミシンと傘の偶然ですか?ある意味シュール、その突拍子もない行動は芸術家の素養があるかもw唐辛子で失神した雲はこの歴史上その一匹のみでしょうがそんな普子yな雲さんにも負けないカレーリーフさんの悲劇はお風呂の中でいったいどこの辺りがひりひりしてしまったのか・・・・

収穫後にトイレでヒリヒリを考えると魚も大変だったのかも
sukunahikona | 2018.10.25 12:16 | 編集
Hide さん

昔みたいに大変ではないですよ。いろいろ器具もそろってきたし買い方も確立してるし。知ってる人に聞いてその通りにやれば結構簡単です。
sukunahikona | 2018.10.25 12:29 | 編集
鍵コメさん

いろいろお手数かけました。メール確認おろそかにしたり、ブログほったらかしですみません。
sukunahikona | 2018.10.25 12:33 | 編集
くんざん さん

動物はしゃべらないですからね。そこ行くと人間はなんて楽してるんでしょう。自然を切り取った水槽、しっかりやらないと神様に叱られます。
sukunahikona | 2018.10.25 12:34 | 編集
鍵コメさん
なんのこれしき
気になさらずに
sukunahikona | 2018.10.25 12:35 | 編集
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