奈良井宿「アイスキャンドル祭り」
2019.02.05 (Tue)

奈良井宿にやってきました。
先日から続く眩暈はまだ少し残っていますが、柄にもなく「アイスキャンドル祭り」なんていう物を見てまいりました。

雪になったりみぞれが降ったり。
あいにくの天気でしたがその分我慢のできる寒さだったので楽しく散策できました。


『中村邸』
300円で見学できます。
中二階のようになっていて箱階段を上るとそこは茶室になっています。
やはり和室はいいですね。立って見学するよりも実際に正座するとその良さがわかります。
お客さんがいないのを見計らって畳でしばしのごろ寝。

『長泉寺』本堂の天井画。明治時代の作、飛騨の工匠、山口権之正。
境内で見学しているとわざわざ開きを開けて中を見学させていただきました。
「素晴らしい竜の絵ですね!」
私は初めて見たように声を上げて驚いてみせてましたが、この絵を見るのは実は初めてではありません。
映画『Saahasam』の撮影の時にこのお寺さんには大変お世話になりまして本堂の中で、長机まで並べていただいてスタッフみんなで食事させていただきました。ご住職の二度目の親切にこの日は本当のことが言い出せず申し訳ございませんでした。
また改めてご挨拶にお伺いさせていただきます。
『SAAHASAM in 木曾』

そのうちにずいぶんと降り始めて手足もかじかんでまいりましたのでお茶屋で甘酒と五平餅、それぞれ300円。暖かなストーブの暖を考えれば破格の値段です。味噌は山椒が効いててピリリと辛いです。

日が暮れてもなかなか灯がともらないので一時駐車場の車内に避難。

一時後、再び戻った町はこんな感じでした。


男の私でも『まぁロマンチック』などとつぶやいてしまいます。

街のいたるところで甘酒やホットレモン、振る舞い酒やトン汁の仕出しをしていて寒風吹きすさぶ冬の雨の中、訪れた人ももてなす村人も一応に笑顔です。

五平餅をいただいた『たなかや』さん。
このお店、気取ってなくてかえって好きだな。

8時に花火が上がるということでしたが用事があったのでこの辺で退散。

思っていた以上に幸せなひと時でした。
Diana Krall - Have yourself a merry little christmas
クリスマスでも何でもないけど雰囲気だったので、今夜の締めくくりはこの曲で。
ダイアナ・クラールはカナダ出身の女性ジャズ・ピアニスト、歌手。美しいとか妖艶とかいう表現とは違ったあの力強い歌声が、頼りがいのある姉御な風貌と相まってとっても好きなジャズボーカリストです。が、今日の今までエルビス・コステロの奥さんとは知らなかった。知識に暗いにもほどがありますが、よりによってコステロの奥さんとは。作曲家としてはいい曲書いているとは思いますがフロントマンとしてはあまり好きではないんですよね。なんか悔しい。
この曲、『Have yourself a merry little christmas』はジュリーガーランド主演の『Meet Me in St. Louis』というミュージカルで歌われている曲。その後、いろいろな人がカバーしてます。
Judy Garland - Have Yourself a Merry Little Christmas
あなたのためにささやかなメリークリスマス。
あなたの心を明るく照らして。
心配事なんて消してあげましょう。
だって、今夜はあなたのためのささやかなメリークリスマス。
『Christmas Songs』が無かったのでお勧めを何枚か



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コメント
こんにちは〜
奈良井宿素敵ですね〜。私も何度か訪れていますがキャンドルが灯されるなんて知らなかったです!
いつも写真が綺麗で楽しみにしているので色んな風景をいっぱい見せて下さいね!
素敵な記事をありがとうございます!
奈良井宿素敵ですね〜。私も何度か訪れていますがキャンドルが灯されるなんて知らなかったです!
いつも写真が綺麗で楽しみにしているので色んな風景をいっぱい見せて下さいね!
素敵な記事をありがとうございます!
奈良井宿、行きました。
アイスキャンドル祭り、初めて知りました。北国街道、遠州から続く塩の道、伊那の山奥の友人宅でいただいた五平餅も懐かしい。コタツに掛布団を掛けて寝ましたが、すっかり咽喉をやられて帰ってきました。あそこももう無人になったのかも。
ところで龍ですが、私、いつも思うんですよ。
「八方睨みの龍」なんていって凄みがあるといいますが、私には素っとん狂な顔に見えてしまって。なんかユーモラスな感じに見えませんか?
アイスキャンドル祭り、初めて知りました。北国街道、遠州から続く塩の道、伊那の山奥の友人宅でいただいた五平餅も懐かしい。コタツに掛布団を掛けて寝ましたが、すっかり咽喉をやられて帰ってきました。あそこももう無人になったのかも。
ところで龍ですが、私、いつも思うんですよ。
「八方睨みの龍」なんていって凄みがあるといいますが、私には素っとん狂な顔に見えてしまって。なんかユーモラスな感じに見えませんか?
雨宮清子(ちから姫) | 2019.02.07 08:19 | 編集
くるみ さん
ありがとうございます!とっても励みになります。
何往復もしてただ歩いているだけでもいいですよね。でも、住んでる人は随分気を使うんでしょうね。文化財に住むってどんな感じなんでしょうかね。
ありがとうございます!とっても励みになります。
何往復もしてただ歩いているだけでもいいですよね。でも、住んでる人は随分気を使うんでしょうね。文化財に住むってどんな感じなんでしょうかね。
sukunahikona | 2019.02.10 21:28 | 編集
ちから姫さん
伊那は私のご先祖様のルーツです。前に書いた大学のセミナーハウス、静岡の『塩の道』の街道にあったんですよね。あれが、奈良井宿まで続いてるんですよね。
竜の顔、私の名前には竜がつくんです。天竜川から撮ったとか。だから小さいころから竜の絵をよく書いてました。確かに目はまんまるで鼻はふんぞり返ってって全然怖くなかった。昔から竜の絵を見るのは大好きでしたね。
伊那は私のご先祖様のルーツです。前に書いた大学のセミナーハウス、静岡の『塩の道』の街道にあったんですよね。あれが、奈良井宿まで続いてるんですよね。
竜の顔、私の名前には竜がつくんです。天竜川から撮ったとか。だから小さいころから竜の絵をよく書いてました。確かに目はまんまるで鼻はふんぞり返ってって全然怖くなかった。昔から竜の絵を見るのは大好きでしたね。
sukunahikona | 2019.02.10 21:37 | 編集
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