『続・フィリピン・南国の光』 マラゴンドン

2019.05.21 (Tue)
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友人の奥さんの生まれ故郷、Maragondon にやってきました。
何にもないところだけど、フィリピンといえば私にとってはここ、ここがフィリピンそのものなんです。









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何にもないんですけどね。
でも、そこがいいんです。
そもそも、私は田舎にあこがれて移住したのですが、いざ、生活の場を自然の中に移してみると、これが、なかなかどうして。自然を手なずけるのは相当根気がいる。というのも、わたし、百姓ですから。いわば、大自然が私の職場。萌え出づる春などと風雅なことは言ってられないんで、草が伸びれば草刈り機でぐいーんと刈り取らなきゃいけないわけです。








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そこ行くと、生活から離れて、それも普段目にすることのない南国の草花に囲まれていると、本当に解放された心の底からリラックスできる時間を見つけられる。
だからって、今の田舎生活がストレスだといってるわけじゃないですよ。ぐいーんと草刈機を回してる時でも十分リラックスしてますから。








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途中で出くわした田植えの風景。
なんだい。タバコなぞくわえて、不真面目にもほどがある、と思ってはみたものの、日本の田植えは今じゃ機械でハンドル握ってればあっという間に終わっちゃう。
こうやって、見ず知らずの外国人に笑顔で対応してくれる南国の人々。もし俺が野良仕事で忙しくしてる最中に白人がカメラ向けてきたらにっこり笑っていられる、そんな心の余裕が俺にはあるだろうか?






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村のメインストリート。ちょっと華やかになったのかな。こんな街灯一年前にあったかしら。







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遠目から外国人観光客の動向をうかがう小さなギャング。
旅行をしているとこういう瞬間が一番わくわくします。








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やおら、歓声を上げて駆け出す子供たち。








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南国の道の両脇には食べ物が普通にある。







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逃げたかと思うと、また近寄って。
不思議な日本人の後を、歓声を上げながら追ってくる。
お互いに一言も言葉を交わすこともないが、孤独な旅人にとっては、最高のコミュニケーション。









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いつの間にか集まっていた村の悪ガキども。
そっか、タイヤを転がしてた子はまだ自転車を買ってもらえないのかな。







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ススキが生えて、竹林が連なって、ヤシの木が生い茂る風景はちょっと不思議。








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部落に戻れば恒例のパーティーの準備で大忙し。







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子供たちも出し物の稽古に余念がありません。









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Fra Lippo Lippi - Some Things Never Change









Fra Lippo Lippi
1978年結成、現在でも活動中のノルウェーのバンド。83年発表の彼らのファーストアルバムからの一曲。私の記憶の中からはすっかり忘れ去られていた、このアルバムを入手した動機すら判然としない忘却の一枚。今回も記事に掲載するための選曲にあたってたまたま自分のライブラリーの中から偶然手に取ったもの。バンド名だけはどこかで聞き覚えのあるものだったがジャケットすら記憶にないところを見ると入手したのち、ほとんど聞いたこともなかったのだろう。改めて聞き返してみると過去に記憶のないメロディーだったうえに予想通りのなかなかの駄作っぷり。いわゆるニューウエーブな作品群の中にあって箸にも棒にもかからないちんけなシンセチックポップスな一枚。もし救いがあるとすればこのファーストアルバムがそれほどコマーシャリズムに走らず、アンダーグラウンドの域を出ない可愛らしい小品に収まっているところ。聴きようによっては感傷的な自主出版の個人詩集のように聞こえなくもない。その後、彼らはポップ路線に特化してメジャー進出を果たし日本のドラマなんかでも主題歌として使われていたそうです。
で、なんであらためて彼らを取り上げたかというと、これも、今回調べて分かったことなのだが、なぜか彼らの音楽はフィリピンでとっても人気があるようなのだ。現在でもフィリピンを拠点に活動を続けているのだそうで、たまたま手に取ったジャケットが最終的にフィリピンにつながっていくなんて、そんな展開、思ってもみない奇跡的なオチということになる。もし、今回偶然に目に触れることがなかったなら、所有していたことさえ一生気付かずに通り過ぎて行ってしまったことだろう。
そこで、改めて何故このアルバムを持っているのかと推理してみるに、彼らがメジャーからデビューする前の所属レーベル、ドイツの『Ata Tak』に理由がありそうだ。当時 Ata Tak にはホルガ―・ヒラー、DAF、ディア・プランなど、時代の最先端を行く私の好きなミュージシャンが多数所属していた。そんな中、
フラ・リッポ・リッピ『Small Mercies』は期待を込めて購入した一枚であったようなのだが、見事にその期待は裏切られたということらしい。今回彼らを選曲したのが奇跡的な偶然だったことは間違いないが、そう考えてみると先に駄作とかたずけてしまったこの曲の稚拙なメロディーも何やら愛おしく、そして可愛らしく心に響いてくるではないか。いろんな意味で甘酸っぱい一枚ではある。






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コメント
今日 一週間のフィリピン旅行から帰ってきました
小さいギャング wwww ほんとその通りですね ^^ 
すごく共感できます。 それに 畑仕事の途中でも 笑顔で答えてくれる人たちにも ^^ 僕がい行ったところでも みんな笑顔で 子供たちは 元気いっぱい走り回り ^^

今回 悲しい事、 未来に夢膨らむこと 両方ありましたが、 やっぱりフィリピンは楽しかったです。

本文に関係ない内容が多くてすいません 
丁度帰って来たときにこの記事を見て コメントさせていただきました 

  駐在おやじ
駐在おやじ | 2019.05.26 11:03 | 編集
昔、
ヘンリー・D・ソローの森の生活という書物を読んだことがあります。
そのころから、自然に生きることの大切さと厳しさをなんとなく意識するようになりました。

私のように都会の生活に慣れきってしまうと、自然の過酷さに立ち向かう勇気は有りませんが、憧れはあるんです。

見ている側からは、素敵だなあぁ~って、無責任に思っています。
風花(かざはな) | 2019.05.26 12:20 | 編集
駐在おやじさん

本文に関係ないコメントでもこういったこういった書き込みをいただくのが一番うれしいです。ブログやっていて良かったなって思います。
悲しいことってどんなことかな。記事楽しみにしてます。
私がインドとかフィリピンとか行って一番悲しいなって思うのは日本に小さなギャングがいなくなったことかな。
Sukunahikona Parthasarathy | 2019.05.27 21:33 | 編集
風花さん

こんにちは。
私も東京生まれのもやっしっこですよ。自然にあこがれていたのは風花さんと全く同じです。
移住して5年。百姓やって4年。やっと、自然の言葉が少しわかるようになりました。自分も自然の一部なんだなと当たり前のことをわかってきたような気がしてます。
Sukunahikona Parthasarathy | 2019.05.27 21:37 | 編集
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