Wedding in Himachal Pradesh 4

2014.06.20 (Fri)
4月28日 ガリ村の朝



昨夜、到着した頃にはとっぷりと日が暮れていた。
 
暗闇の中、薄暗い林の小道を抜けると急に視界が開けて、その小高い台地の上、目の前には薄桃色のかわいらしい家が、透き通った満天の星空と、ただよい明滅する蛍の蒼白い瞬きに包まれてすっと浮かび上がった。

待ち構えていた家族からはいちおうに歓待され、さっそっくキッチンに通される。男たちは暖かい食事を振舞われ、それぞれがビールとウイスキーで乾杯した。
この国では小難しい挨拶などいらない。腹が減っているものには食事を、のどが渇いていればつめたい水を、疲れていればひと時の休息を。はじめてあった私などでも和んでしまうのには早々時間はかからない。みんなの笑い声を聞きながらお腹がいっぱいになった私は、人前もはばからず、ひとつふたつ大きなあくびをした。







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朝、遠足で興奮している子供のように一番に目が覚めると、早速、屋上に上り出てあたりを偵察。
日は、まだ、周りの山にさえぎられ空気はひんやりとしている。軽やかに歌いながら飛ぶさまざまな色の鳥たち、動物たちの声。朝ごはんをまっている牛小屋の牛が、しきりにもーもーと鳴いている。
標高で言えば1,000メートルを越える高地、ちょうど私が住んでいる信州とどこか似ているような気がする。ちがいといえば田んぼの緑がこちらでは黄金色の麦畑だということだ。収穫を待つ麦の群れが朝日に金色に輝いている様はそれはそれは見事なものだ。



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庭の掃除はアンジェリの仕事。
僕は、片隅に腰をかけてそれをぼんやりと眺めている。



静かで幸せな日々が今日から始まる。







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ラムさんの娘、サプナが、もう一人の家族を紹介してくれた。

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あ、どーも・・・


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牛の糞を干して乾かしたもの。これを燃料にして食事を作る。他にも畑の肥料になったり家の壁の漆喰になったり、インドのチャイが美味しいのも彼女たちのおかげだ。まさに牛はインドの神様なのである。


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家の裏の牛小屋

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いまは、牛小屋になっているこの建物も以前は人が住んでいた。
そして、ラムさんはこの家で生まれ育った。


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今は一財産を築いたラムさんの、ここが原点だ


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そして、この一家の主、ラムさんのお母さん。
彼女の言うことには誰一人逆らうことは出来ないのです。
まさに『GodMother』



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今日の朝ごはんはなんだろな?
キッチンに立つサプナ、私の大切なインドの妹。東京じゃまだまだ子供だと思っていたがふるさとに帰ればみんなのお姉さん。君の大人びた振る舞いにはすっかり見直したよ。


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三々五々、みんなの食事が済んだ頃には日はすっかり高く昇っていた。
洗濯に精を出すお母さん。
働き者で、しっかりしていて、音楽にも精通するスーパーウーマン。どうも、見る限りラムさんは奥さんには頭が上がらないようだ。



そして、もう一人の登場人物
サプナの従姉妹、アンジェリ


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18歳の大学生。三人姉妹の一番上、甘えっこカンチャくんのお姉さん。にぎやかでよく笑うこの家族のムードメーカーだ。
初対面ということもあってまだまだぎこちなく、それでも古いほうの母屋の二階を案内してくれた。




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さて、朝食も済んだことだし、早速、町に出てお寺にでもおまいりしましょうか





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・・・とその前に


運転手さんのお宅へ 
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彼も親戚筋になるんだけど、ゴメン、名前忘れちゃった。すごい長い名前だったのだけは覚えているよ。
僕の前で、腕立て伏せして見せたり、自慢話を大声で話し始めたりやけに男を出して張り合う奴だったけどすっごっく明るくていい奴だったよ。普段は長距離トラックの運転手。今日は非番ということでここぞとばかり朝からウイスキーをあおってたけど、事故するなよ。運転は気をつけてな。また必ずあいましょう!



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町はここから車で10分、谷を見渡す小さな町。





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バージナートテンプル/Baijnath temple 
1204年建立、由緒正しきシバ神のお寺。この辺のお寺はいちおうに小さくこじんまりとしたかわいらしいものが多いようです。床にははだしでも熱くないようにじゅうたんが敷いてあります。昔はこんなことなかったな。でもこれがすっごい助かるんですよ。



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余談ですが、この辺からカメラの調子がおかしくなってきました。望遠でズームアップするとブラックアウトする。頼むよ、旅は始まったばかり、何とかこれからの二十日間、持ちこたえておくれ。しかしなんだな、保証書の期限がちょうど今日の今日。うまく出来ているものだ。何かとこのカメラには因縁めいたものを感じる、そんなインドの昼下がりです。


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ナンディの耳元でなにやらささやいている若者たち。
何をやっているのか聞いてみると、お願い事を聞いてもらっているのだとか。当然おらも囁いて見たよ。私にとってそれはそれは切実なお願いごとを・・・・




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何とか、そこのところを、ひとつ・・・・・




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エスコートしてくれたディン君。彼も従兄弟になるのかな。もうそろそろみんなの名前が覚えられなくなってきた。
カメラをいじくってる僕を見て早く行こうよと目で催促







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さてと、今日はこのへんで。
午後の続きはまた今度・・・・


写真はツバメみたいに見えるけど違うみたい。ふわりふわりと飛ぶ不思議な鳥でした






今夜は、サプナさんのリクエストで
映画「ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT」からトーキョードリフト。
日本に来てはじめて好きになった曲なんだって





TOKYO DRIFT teriyakiboyz




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コメント
sukunakikonaさん、はじめまして
いつも私の拙いブログを見てくださって
ありがとうございます。
インドを旅行されたのですね。
異国の生活が垣間見れて、楽しそう。

裏山の小道にバラ、いいですね。
モミジとバラの道、すてきだと思います。
信州にお住いなのですね。
白雪を頂いたアルプスの山々を望みながら・・・
私の憧れの場所です。
keiko1203 | 2014.06.22 08:56 | 編集
これはこれは、バラの園の姫君ですね。ご機嫌麗しゅう。
信州に移ってやっと一年、土いじりも板についてきたところです。
庭も人生もまったく無計画に手当たり次第やっつけているようながさつものですが、なにとぞよろしくお願いします。
sukunahikona | 2014.06.22 23:40 | 編集
初コメントです。
度々お邪魔はさせていただいておりました。

インド記事面白いです。
異国の文化を垣間見れて。

アクセスしやすい様に私のブログにリンクさせていただきました。
今後ともよろしくお願いいたします。
いぼ仙人 | 2014.06.23 00:25 | 編集
読んで頂いてありがとうございます。
リンクのほうもありがとうございます。私のほうも登録しますね。初リンクです。チョッとドキドキします。

LED自作がんばってください。いいものが出来たら・・・・まねしますw
sukunahikona | 2014.06.23 05:55 | 編集
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